【今週の『ONE PIECE』の話題は?】エルバフ編は“東の海”の初期5人がエモい! ルフィ・ゾロ・サンジ合体技のセルフオマージュも熱かった...!「敵を作る才能があるw」「ビビ再会フラグ?」<1127話>
海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載27年目の原現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
9月23日(月・祝)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1127話“謎の国の冒険”では、ルフィ・ゾロ・ナミ・ウソップ・サンジの初期メンバーが新たな島を冒険する展開がエモいと話題に。本記事では、そんなSNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1127話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
ついにエルバフへ。東の海(イーストブルー)メンバーの揃い踏みにワクワク!
“謎の国の冒険”とサブタイトルがついていますが、前話で多くの読者が予想したとおり、やはりナミたちはエルバフに上陸していた模様です。
現時点でエルバフと思しき場所にいることが確定している麦わらの一味メンバーはルフィ・ゾロ・ナミ・ウソップ・サンジの5人。初期の『ONE PIECE』を想起させる“東の海(イーストブルー)”5人組によって新たな島の冒険が幕を開けたことが、SNSで大きな反響を呼んでいます。
主に「序盤からずっと語られてたエルバフに辿り着いて感慨深い」「5人揃ってグランドラインへ突入した時くらいのワクワク感……!」「懐かしい光景を見せてくれてありがとう」「ナミとウソップの初期っぽいギャグのノリがいい」など、偉大なる航路(グランドライン)突入前後の初々しい麦わらの一味の冒険と重なる描写にエモさを感じる読者の声が続々。
また、「ナミが助けを求めたのがアーロン編で助けてくれた4人なのがエモい」という旨のポストも多くの共感を集めていました。仲間集め・海賊団の結成・偉大なる航路(グランドライン)突入という冒険の序章を彩ってきた5人にはやはり特別な思い入れのある読者が多いよう。他の仲間たちとの合流も楽しみではありますが、かつてリトルガーデンで巨人族と出会ったこのメンバーでエルバフへ辿り着いたことに意味を感じずにはいられません。
“アブサン”の幻覚ではなかった!しかし状況は最悪?
前話では、ナミが見ている世界が宴で飲んだ危険な酒「アブサン」の幻覚によるものだという説も囁かれていましたが、ウソップが身をもって幻覚ではないことを証明してくれました。現実はルフィがこの土地で信仰されている“耳神”を焼いて食べたということでおおごとに発展している真っ最中。最強の味方となりうるドリー&ブロギー率いる巨兵海賊団は宴のあと忽然と姿を消したルフィたちを海で探しているところなので、エルバフで暴れるルフィたちに歯止めが効かず事態はより悪化しそうな予感……。
そんなトラブルを呼び寄せる体質のルフィたちに読者からは「周りを味方につける力もすごいけど敵をつくる力もすごいルフィw」「巨兵海賊団のおかげですんなり入国できたはずなのに……あっという間に敵対される要素だらけになってしまった」といった反応が。
“太陽神”というワードも登場したように、エルバフでは「太陽の神ニカ」が伝承され信仰の対象となっています。エルバフの人々にとって神の冒涜に等しい行為を犯しまくってしまったルフィがギア5の姿となったとき、どのようなリアクションが巻き起こるかも今後の注目ポイントとなりそうですね。
アラバスタの合体技セルフオマージュに古参ファン歓喜!「ビビと合流フラグ」の声も
今回、読者を湧かせた後半の見せ場がルフィ・ゾロ・サンジによる決め技。
ルフィの「ゴムゴムの鞭」、ゾロの「龍巻き」、サンジの「 肩肉(エポール)シュート」を同時に喰らわせる合体技「“ゴムゴムの”“龍”“肩肉” “巻き”“ムチ”“シュート”」をセルフオマージュした強力な一撃が巨大ライオンを仕留めました。
あの頃と構図まで同じながら、それぞれが繰り出した技は2年間の成長も感じられるラインナップで胸熱! 20年以上の時を経て突如描かれたオマージュに古参ファンも興奮冷めやらぬひとコマとなりました。
また、元となっている合体技がアラバスタ編で登場していることからSNSでは「そろそろビビとの再会が近いのでは?」という声もチラホラ。ビビはリトルガーデンに上陸した際すでに麦わらの一味とともに旅をしており、ドリー&ブロギーとも親交があるので、エルバフでの再会が待っているという可能性にも期待してみたいものですね。
[文/まりも]