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- 万木サエ
- 旅行、グルメ、テーマパーク系のライターを経て、アニメのジャンルへ出向。ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆

少年マガジン公式無料漫画アプリ「マガジンポケット」で絶賛連載中のにいさとる先生が描く『WIND BREAKER(ウィンブレ)』。2025年4月からTVアニメ2ndシーズンが放送され、人気沸騰中のヤンキー漫画です。
報酬のためならどんなことでも引き受けるGRAVELが、ある人から依頼を受けて、同じく砂把地区から逃げ出した成田しずかを攫おうとしたところ、ケイセイ街を守る六方一座と対峙することに。その場に居合わせた風鈴の椿野がGRAVELのリーダーとケンカで対話をすると、GRAVELメンバーの苦しみが見えてきて——。
本稿では、GRAVELのリーダー・硯と、ボウフウリン&六方一座との戦いについてまとめて紹介します。
※本稿には原作のネタバレが一部含まれます。
GRAVELは、砂把地区で、学校へも行かず仕事もせず、人数を売りにして他チームの傭兵や下請けとして生計を立てる寄せ集めのチーム。砂把地区は経済状況が悪く盗みなどの犯罪が多発する治安の悪い地域で、硯たちは子どもの頃からお腹がいっぱいになることはなく、クッキー1枚を仲間で等分にして食べていました。待っていても明るい世界にはならず現実は悪くなるばかり。自分たちで現実を変えるしかないと、硯はチームを作って人数を売りにして仕事を取ると提案。誰かが得た報酬・成果はなにがあっても全員で均等に分配するという唯一のルールだけ提示し、「オレたちは全員で一人になるんだ」と言います。みんなのお腹が膨れて仲良くいるために、悪いこととわかっていながらも、これでいい、これしかない、と言い聞かせながら暮らしていました。
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— 公式『WIND BREAKER(ウィンドブレイカー)』 (@winbre_sakura) May 22, 2025
𝗪𝗜𝗡𝗗 𝗕𝗥𝗘𝗔𝗞𝗘𝗥 𝗦𝗲𝗮𝘀𝗼𝗻 𝟮
CHARACTER
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キャラクター情報を
アップデートしました✨
▌CAST
硯 秀平(CV #花江夏樹 )
▼キャラページhttps://t.co/5L54MQg6tN
#ウィンブレ pic.twitter.com/2b3ozWgMHq
GRAVELのリーダー
年齢:17歳
誕生日:1月29日
身長:173cm
体重:61kg
血液型:A型
好きなもの:食べられるもの
嫌いなもの:食べられないもの
チームのみんなに慕われているリーダー。いつもお腹をすかせクッキー1枚すら取り合になるのが嫌で、みんなで笑って過ごしたいという思いからチームを結成。瞳に光は無く、発する言葉はどこか異質。一度見ただけで大抵のことは真似できてしまう天才。
懸賞金目当てで成田しずかを攫いに来たGRAVELの硯は、ケイセイ街に来てから好きなものに囲まれて生きてきたしずかのことをバカにします。そんな硯に「羨ましいのね」と言う椿。その言葉を聞いて硯は怒りを露にし、六方一座とGRAVELの攻防が始まります。
本気モードになった椿に一撃を食らわせる硯は大したもの。硯が椿を殴ったときに手に着いたファンデーションを見て、無駄でしょうもないと言うと、メイクをすると強くなれる、好きという気持ちは自分の心を強くする、その強さを見せてあげると言う椿。
好きなものを失う苦しみに比べたら、ケンカで与えられる一撃は毛ほども痛くない。そう唱える椿に、“失う痛み”はそもそも持っているヤツの言葉で綺麗事、自分は何も持っていないと言う硯。
硯なりになにか痛みを抱えていると感じた椿は、彼のことを知りたいと思い、それでも誰かの好きを奪うことは許さないと向かって行きます。硯も、チームのみんなのためにも負けられないと必死に食らいつきますが立ち上がれなくなり……。2人の戦いに決着がつきます。
硯との決着がつくと、椿は硯のもとにすぐに駆け寄り、何も知らないのにひどいことを言ったと謝り、力になりたいと伝えます。自分も苦しいときに助けてもらったことがあるから、自分にできることがあるならなんでもすると。
それを聞いていた六方一座の面々も、あのお店が人手が足らない、新店舗がオープンするらしいなど、硯たちを雇ってくれそうなお店の話しを持ち出します。GRAVELを許したわけではない、でも自分も間違えた時に手を差し伸べてもらったことがあるという六方一座のリーダー・幹路も、椿同様に硯たちの事情をくんで力になろうとします。
硯は仲間たちに自分が希望のない道に進ませたのにと謝りながら、椿と幹路の話に乗りたいと話すと、みんなは当たり前のように硯の提案に乗ります。でも自分たちに真っ当な仕事ができるのかと不安に思うGRAVELのメンバー。そんな謙虚さを見せる彼らに、幹路は「新人はミスしてなんぼ」と言って暖かく迎え入れるのでした。
GRAVELに今回の仕事を持ちかけた黒幕は、元風鈴の棪堂。成田しずかを攫うことに失敗したことよりも、風鈴との“カード”が手に入ったことを喜ぶ棪堂は、その場にいた桜に興味を持って帰っていきます。
その後、梅宮を倒すために風鈴に全面戦争を仕掛けてきます。風鈴に何かあったら、もしもの時は力を貸してほしいと六方一座や硯のところを訪ね、頭を下げていた桜。硯たちは今度は自分たちが力になる、と手を貸します。
椿がいる場所へ駆けつけ、以前に自分が椿から食らった蹴りを真似して相手に一撃を食らわる硯。大方、敵を倒した椿と硯、そして六方一座の幹路は、彼らの本当の狙いが梅宮だと気づき、梅宮がいる学校へ向かい棪堂たちを待ち受けます。棪堂のことは桜に任せると梅宮が言っていたため、桜が来るまでは自分たちが相手をし、梅宮の元へは行かせないと必死に棪堂を食い止めますが——。
椿との戦いで、自分は何も持っていないと言っていた硯ですが、何があっても硯についてきてくれる仲間たちがいることに椿は気づきます。
硯が自分を信じてくれと言えば、たとえ自分たちのしていることが正しい道ではないとわかっていてもついてきてくれる。手のひら返しのように椿や幹路の手を取り、真っ当に生きる方へ進むべく彼らの話に乗りたいと話せばすぐに賛同してくれる。そんな素敵な仲間を持っている硯なのでした。

アニメイトタイムズのお仕事のほか、旅行、グルメ、ウェディング、テーマパーク系のライターをしています。 旅行に行けなくなって、漫画やアニメにハマリ、今はもっといろんなジャンルを知るべく武者修行中! スポコンアニメを見て、一緒に泣いたり熱くなったりするのが最近のストレス発散方法。 ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆
