
『追放者食堂へようこそ!』連載インタビュー第4回:バチェル役・松田颯水さん|「けれど、あなたは死なないほうがいい」──アトリエの言葉から感じる、バチェルを救った「温かい輪」
エビフライ定食を食べながら、アニメを楽しむ会をぜひ!
──「冒険者食堂」の料理で、実際に食べてみたいものはありますか?
松田:直球な答えになりますが、炒飯を食べてみたいですね。
私、炒飯を食べていると、「水分! 水分がほしい!」と思うことがあって。炒飯にはしばしば、スープが付いてくるじゃないですか。あのスープがないと成立しないことが多いといいますか……「危ない!溺れちゃいそうやった……」ってなるんです(笑)。
でも「レジェンダリー炒飯」の異名を持つデニスさんが作る究極の炒飯やったら、スープがなくても溺れないんじゃないかなと。炒飯だけで完成していて、かつスープもあって嬉しい。そんな理想の炒飯なのではないかと思っているんです。
──炒飯についてくるスープに、そんな重要な役割があったのですね……?
松田:あれー!? おかしいな……(同席のスタッフを見渡して)共感してくれる人がいない(笑)。でも、ごくごく少数の方に伝わればいいんです! 炒飯ってスープがないと危ないよね!っていう人たちに届け〜!と思って、言ったということにしておきます(笑)。
ともあれ、デニスの作る炒飯は、炒飯だけで完成していると思うので、期待が大きいです!
──ますます、デニスの炒飯を食べてみたくなりました(笑)。ちなみに、松田さんはレストランや食堂にまつわる思い出はありますか?
松田:大阪で、たこ焼きとお好み焼きともんじゃ焼きをやっているお店でアルバイトをしていた思い出があります。自分の担当がもんじゃ焼きだったので、たこ焼きとお好み焼きをそんなに焼いたことがなくて。そんな関西人なんです(笑)。
──もんじゃ焼きは、東京下町が発祥のイメージがあります。
松田:珍しく、関西でもんじゃ焼きをやっているお店だったんですよ。めっちゃ大阪人だけど、焼いていたのはもんじゃ焼きだったという(笑)。
あと、またバイトの話になるんですけど、姉に松田利冴という声優がいまして……彼女と同じお店でバイトをしていたことがあるんです。
飲食店って、お客さんから「取り皿くれる?」みたいな頼まれごとをされるじゃないですか。それをすっかり忘れて、別の作業をしていたとき、姉と同じシフトに入っていると、「あれ? さっき同じ顔の子いたよね。ごめん、もう1人の子に頼んじゃったんだけど取り皿くれる?」って言われたことがあって(笑)。
絶対に私が頼まれていた仕事だったのですが、「そうなんです! 双子なんですよ! 持ってきますね」って言って、ごまかしたことがあります(笑)。そのときは申し訳ないなぁと思いつつ、土壇場のメンタルは鍛えられた気がします。
──窮地を切り抜けるメンタルは大事ですからね!
松田:こんな思い出でええんかなぁ……(笑)。
──では次にバチェルのエピソードから。松田さんがお仕事で思い悩んだりしたときは、どうしていますか?
松田:まずは空腹だったらご飯を食べて、いったん満腹になります。そこで視野を広げて、姉や周りの人に相談しますね。
でも、漠然と話すと相手がどう聞いていいかわからなくなると思うので、一度、自分で言葉にしてしゃべってみるんです。何でこうなったのかを整理をして、そこでピックアップした悩みをスマホのメモに書いておいて、それを会ったときに引っ張り出してきて「こういうことで悩んでいるんだけど……」と話すんです。それが解決法ですね。
──自分でまとめている過程で、問題が明確化されそうな気もします。
松田:自分の経験が足りない状態で悩んでいるときは、自分の中に答えがないので、まとめるときに、これは自分で解決できること、これは誰かに聞かないと選択肢が少ないことというのがわかるんですよね。
聞いてもらうだけで解決しそうな悩みを話すときは、相手に申し訳ないので、自分の中で答えが決まっている場合は、最初に言うようにしています。「答えはこれしかないんやけど、もやもやするから話していい?」って(笑)。
──バチェルが持つ気遣いの心に重なる部分を感じました。では最後に、今後の放送を楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
松田:やっと理不尽から解放されたバチェルちゃんは、これからもっと明るくなっていきます。関西弁のような訛りを司っているキャラクターが担う良さが、どんどん出てきますので楽しみにしていてください。
今回、デニスさんやアトリエちゃん、ヘンリエッタさんやビビアさんたちに背中を押された力……バチェルちゃんの根の明るさだけではない、誰かに背中を押された経験が、この先ちゃんと生きてきます。ぜひご注目ください。
あと、私は甲殻類アレルギーなので、最後にバチェルちゃんが食べていたエビフライ定食は食べられないのですが、エビフライ定食を食べながら『追放者食堂へようこそ!』を楽しむ会みたいなものがあったらおもろいなと思っていますので、ぜひやってみてください!
【インタビュー・文:塚越淳一 編集:西澤駿太郎】
『追放者食堂へようこそ!』作品情報

放送情報
2025年7月3日(木)よりTOKYO MX 、CBC 、BS11、AT-X にてTVアニメ放送開始!!
TOKYO MX:7月3日から毎週木曜24:00~
CBC:7月3日から毎週木曜26:08~
BS11:7月3日から毎週木曜24:30~
AT-X:7月3日から毎週木曜22:00~
※AT-X リピート放送:毎週月曜10:00~/毎週水曜 16:00~
※放送日時は変更になる場合がございます
配信情報
アニメタイムズ、Lemino、dアニメストアにて見放題最速配信!
先行配信
7月3日(木)22:30~配信開始
・アニメタイムズ
・Lemino
・dアニメストア
見放題配信
7月6日(日)22:30~順次配信開始
・Hulu
・ニコニコチャンネル
・ニコニコ生放送
・U-NEXT
・アニメ放題
・DMM TV
・AnimeFesta
・ABEMA
・Prime Video
・バンダイチャンネル
・FOD
・J:COM STREAM
・TELASA
・milplus
レンタル配信
7月6日(日)22:30~順次配信開始
・Rakuten TV
・ニコニコチャンネル
・HAPPY!動画
・バンダイチャンネル
・J:COM STREAM
・TELASA
・milplus
最終話放送後~順次配信(予定)
・カンテレドーガ
・music.jp
・ビデオマーケット
・MOVIE FULL
※配信開始日時はサービスによって異なる場合がございます。詳しくは各配信サービスにてご確認ください。
※配信時間は変更になる可能性がございます。
イントロダクション
シリーズ累計100万部突破!!
心もお腹も満たされる“新異世界グルメ人情ファンタジー”!!
「小説家になろう」での連載開始から多くの読者を魅了し、書籍化・コミカライズ化と超スピードで展開を続けた「追放者食堂へようこそ!」がついに2025年7月TVアニメ化!!
アニメーション制作は、食欲を超絶刺激する作画で評判の「OLM Team Yoshioka」が担当する!
超一流冒険者パーティーを追放されたデニス。
だが、落ち込んでいる暇はない──むしろこれはチャンス!?
憧れだった“自分のお店を開く”という夢を叶え、看板娘のアトリエとともに、
思わず「ウマッ!!」が飛び出す“至高の料理”をお届け!
次々と巻き起こるトラブルは...まさかの“最強の料理スキル”で解決!?
世間から弾きだされた冒険者が不思議と集う、人情食堂がついに開店!!
人生ウマくいかなくても、飯はウマい!!
ストーリー
超一流冒険者パーティーを追放されたデニスは、元奴隷の美少女アトリエと出会い、
夢であった自分の食堂を開店することに。
しかし、その扉を叩くのはなぜか問題を抱えたクセ者ばかりだった!
お人好しのデニスは、“至高の料理”でお客の腹を満たし、
“最強の料理スキル”で彼らの抱える問題の解決に挑むのだが......。
肉切り包丁で悪党をなぎ倒し、中華鍋で仲間を守る !?
ここは、心もお腹も満たされる場所──『冒険者食堂』!!
スタッフ
原作:君川優樹(オーバーラップノベルス刊)
原作コミック:つむみ(「コミックガルド」連載)
監督:志村錠児
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:大和葵
プロップデザイン:大河しのぶ/東海林康和
美術監督:加藤賢司
色彩設計:佐藤直
撮影監督:佐藤敦(Studio Shamrock)
編集:渡辺直樹
音響監督:小沼則義
音楽:甲田雅人
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
制作:OLM Team Yoshioka
オープニングテーマ:Dannie May「ユニーク」
エンディングテーマ:超ときめき♡宣伝部「まごころ My Heart」
キャスト
デニス:武内駿輔
アトリエ:橘茉莉花
ヘンリエッタ:鈴代紗弓
ビビア:伊瀬茉莉也
バチェル:松田颯水
ヴィゴー:鈴木崚汰
ケイティ:安済知佳 ほか















































