
映画『アズワン/AS ONE』丸山隆平さんインタビュー|「やはり映像芝居と違う」アフレコ初挑戦で感じた“恐怖” 「声優という仕事は本当に奥が深い」
「初めてとは思えない」同じく声優初挑戦・白岩瑠姫の演技を絶賛
──丸山さんと同じく、ヨウ役の白岩瑠姫さんも声優初挑戦となります。
丸山:初めてとは思えないですよね! ヨウのあどけなさやピュアさみたいなものを上手く表現されていました。初めてなのに主人公役ということで、セリフ量が多くて大変だったと思います。残念ながら一緒にアフレコできなかったのですが、どこかでお話しできたら嬉しいですね。アフレコの難しさについて共有したり(笑)。
──白岩さんは『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』にて作品の話題を出して、「アズワン会ができたら」と言っていました。
丸山:え!? 本当ですか!? 是非! 本当に「アズワン会」が実施されたら、そんな嬉しいことはないです。
──白岩さん演じるヨウの印象も聞かせてください。
丸山:自分の学生時代を思い出すようなキャラクターでした。親との確執って、思春期にはありがちですよね。一番の味方でいてほしい存在なのに、親としては子供を思って厳しくしてしまう。そして“ズレ”みたいなものが生まれてしまうという。そんなヨウが、ラコと出会うことで変化していきます。「人との出会いをきっかけに変わっていく」というのも現実世界とリンクしていて、物語の印象と重なりますが、フィクションだけど今の時代を生きる人たちも共感できるキャラクターだと感じました。
──ヨウはバンドを組んでいますが、ミュージシャン仲間とのやり取りで共感した部分などはありましたか?
丸山:羨ましく思った部分はありました。自ら集まってバンドを組んだり、一緒に音楽制作をしたり、時には「お前なら大丈夫!」と鼓舞したり……。そういうバンド的なやり取りを、僕たちはしてこなかったな~と(笑)。音楽番組などで学生時代からバンドを組んでいる方たちの話を聞くことがあるのですが、なんだか“すごく遠いもの”を見ているような感覚になることがあるんです。ヨウを見ているとそれと同じものを感じ、「青春だなぁ~」「いいな~」と思っちゃいました(笑)。
──ありがとうございます。最後に、公開を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
丸山:ありえない設定の中に、現代を生きる僕たちが共感できるものがあったり、また自分の日常を顧みるきっかけをくれる作品になっています。絶対に後悔はさせないので、ぜひ劇場に足を運んで観てほしいです。
[インタビュー/米田果織 写真/胃の上心臓]
作品情報
あらすじ
一方、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)。エネルギー源の「星血」をめぐる長い戦争状態にあったヴ・レード惺王国と轟ア・スレッガ国との休戦の調停式が行われてようとしているまさにその時、巨大軌道デブリが落下、プルガード隊のヴィーゴが必死に対処していた。
ヴィーゴを助けるべく、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、危機一髪の状況に陥っていた。一瞬の閃光ののち、破損激しいラコの機はデブリを海面まで移動させ事なきを得るが、ラコは意識を失ってしまう。
昏睡状態のラコは、意識の中でヨウと出会うー。ヨウとラコの出会いの意味とはそして、ふたりでひとつ、のヨウとラコに待ち受ける運命とは
キャスト
原作 星と翼のパラドクス (C) SQUARE ENIX/SUNRISE (C) ASONE 製作委員会






























