音楽
May'nがメインストリートに刻んだ軌跡。輝き続け、“その先”へ【インタビュー】

歌い続けてきた名曲が新たな光を放つ。活動20周年を迎えたMay'nのゴージャスなベストアルバム『TWENTY//NEXT』が誕生。輝き続けた“その先”へ見据えているものとは【インタビュー】

「the SEA has dreams」で描いたあおの世界

──そして青をテーマにした新曲「the SEA has dreams」がすごく爽やかで壮大なんですけども、なんか泣けてしまうんですよね。

May'n:ああ、分かります。明るいんだけどちょっと泣けるというか。加藤さんと一緒に作らせていただきましたが、本当に「加藤さんは天才だな」と思います(笑)。でも、泣かせるバラードにはしたくなかったんですよね。

──制作の経緯を詳しくうかがってもよろしいですか?

May'n:20周年を記念した曲を絶対に作りたいという気持ちがあって。全体的に今回、バラードが少ないんですけど、でも新曲をバラードにはしたくなかったんですよね。「ありがとう、これからもよろしく」といったバラードにしてしまうと、どうしても泣きの曲になってしまうだろうなって。それで自分で作っても良いなと思ったのですが、未来が開けるような曲にしたかったので、そこで「これは加藤さんにお願いしよう!」と決めました。

そんななかで、『アズールレーン』の8周年テーマソングの話をいただいたんですよね。『アズールレーン』のタイアップは「graphite/diamond」以来だったのですが、アニバーサリーだからこそ、「明るい曲をお願いします」と言われていて、それだったら私が作りたい20周年曲と同じテーマだし、『アズールレーン』側も「May'nさんの20周年の想いを込めていただいて良いです」といったことをおっしゃってくれていて。『アズールレーン』のキーワードを入れ込みつつ、自分の20周年に対する感謝や未来への気持ちを込めながらも、前向きで明るい楽曲になったと思います。

──MVもまさに明るい印象ですよね。考察しがいのある内容でもあり。

May'n:ありがとうございます! 青が綺麗で、そこに私らしいカラフルさも入れてもらいました。さらに、May'nマークの水色・ピンク・黄色を花びらに使っていただいたんですが、監督に「合わせてくれたんですよね?」と聞いたら「たまたまです」って(笑)。でも「うんMay'n(運命)」ってみんなで盛り上がりました。

──うんMay'n!(笑)「青」はMay'nさんにとって特別な色である、ってことをここ最近のライブでもお話されていて。

May'n:そうですね。「BLUE」という曲があって、当時は青が「つらい色」という印象があったのですが、「WE ARE」を作ったときに「もう青はつらくない、幸せの色だ」と思えるようになって。青にまつわるそのストーリーは完結していたのですが、今は「その青をもっと増やしていきたい」という気持ちになっています。青で歌詞を描くというのは『アズールレーン』的にも合うし、私のカラー的にも合うなって。

──しかも「青」と一言にいっても一緒くたにはせず、いろいろな表現が使われていて。

May'n:〈碧〉〈藍〉〈青〉……それぞれの“青”に持たせる意味や見え方を意識して、場面ごとに使い分けています。1番と2番では『アズールレーン』の中国語表記に使われる“あお”を(〈碧〉〈藍〉)、3番では笑顔を映した“あお”をイメージして、もっとシンプルな「青」を使いました。

──タイトルはどのようなイメージでつけられたのでしょうか?

May'n:『アズールレーン』は海がテーマなので、タイトルに「SEA」という言葉を使ったのですが、私自身の感覚としては、“海”というワードで括ってしまうことに少し迷いもあって。でも英語の音だけで聴くと「シー・ハズ・ドリームズ(she has dreams)」にも聞こえるので、「彼女は夢を持っている」っていう意味にも取れるなと思って。それなら自分の想いにもつながるし、このタイトルにしようと決めました。で、耳で聞いたとき、文法的にもおかしくないようにtheをつけてこの表記にしました。

──〈いつまでも終わらないよ/the SEA has dreams〉という言葉で結ばれる曲が最後にあるからこそ、「NEXT」を強く感じますね。

May'n:この曲で終わっているからこそ、ただのベストアルバムではなく、「これから」を感じる作品にできたと思います。20年間歌い続けられていることって本当にすごいなって思っていて。10周年のとき以上に……ここにたどり着けたことに誇りにも思っています。でも、それで終わりではなくて、「じゃあ、これからの10年、何をしよう?」と。

あれもあったしこれもあったしと過去を振り返るよりも、未来の白紙のページに何を書き込もうかという気持ちが強いです。だからこそ、「ありがとう」で終わるのではなく、「終わらないよ」という言葉で締めくくりたかったんですよね。

──今、May'nさんが見ている「次のページ」はどんな色なんでしょうか?

May'n:ああ……何色なんですかね。でも、最近すごく思うのは、「青」も無限にバリエーションがあるし、その時々の気持ちで見え方が変わるんですよね。だからひとつ色を決めるにしても、いろいろな曲が歌えるなって。

最初はR&Bでデビューして、その後シェリル・ノームとして「歌姫」としてのスタートを切って、その後ロックと出会い、ポップで笑顔を届ける曲とも出会って。でも昔から続けているブログでは10代のテンションで、部員のみんなはMay'nさんの素の部分を誰もが知ってるっていう(笑)。

10代の頃は「かっこいい自分になりたい!」と思っていたけれど、かっこいい自分がしっくりこない瞬間もあって、かと言ってMCも苦手だし……って状態で。とにかく「音楽が好き」から始まったので、当時は「何を伝えたいか」までは分かっていなかったし、言葉にするのも難しかったです。

昔は「これがしたい!」と思っていても、「前のインタビューではこう言ったのに」とブレることに不安を感じていたけど、今は「それでいい」と思えるようになりました。

──でも、そうやって人は変わるのが当たり前ですもんね。

May'n:そうなんです!「前のインタビューではこう言ってたけど、今は意見が変わっちゃった」なんてことも全然あり得るし、むしろ自然なことだと思います。大事なのは、そのとき「やりたい!」と思ったことを形にすることなのかなって。もちろん、周りの方と意見を交換しながら進めますが、「これがかっこいい!」とその時々に自分が感じた気持ちは大切にしながら活動をしたいなって思います。

だから、次にこれをやりたいです、って決めていることはないけれど、このアルバムを通じて、より自己プロデュースに自信が持ったんですよね。それは加藤さんのおかげではあるのですが、「これがいけてる!」と確信を持っている部分を先行で届けたところが、部員のみんなにもちゃんと伝わったんです。みんなの反応を受けて、さらに自信を持つことができました。だからこそ、これからも「かっこいい」と思えるものを大切に、楽しく活動していきたいです。そういう意味では、「カラフル」はずっと私のテーマかもしれません。

これからも「今、伝えたいことは何だろう?」と自分の心を深く掘りながら音楽を作っていきたいし、ステージに立ちたいです。

──今回のアルバムを聴いて10月12日に行われるシンフォニックコンサート「TWENTY Around for You」がさらに楽しみになりました。どんなコンサートになりそうですか?

May'n:なにげにシンフォニックコンサートは9年ぶりなんですよ。今だからこそできるシンフォニックがあると思っています。最近特に「余白を楽しめるようになったな」と感じていて、それは年齢や経験のおかげかなと思います。詰め込む良さもあるけど、「音が鳴っていない時間」や「空気が震える瞬間」にも美しさがあるなって。

あと最近は肩の力を抜けて音楽を作れるようになったんですよね。以前は「地声で出せます!」「裏声に逃げません!」みたいな、変なプライドがあったんですけど(笑)。今はどっちでも良くない?って。それよりも「この曲では何を伝えたいか」が大事で、楽しくみんなに聴いてもらえるのが大事だなって。

だから、コンサートではCDとは違うアレンジや表現がたくさん出てくると思います。しかもシンフォニックはしょっちゅうできるわけではないので。シンフォニックだからこそできる贅沢な表現を、一曲一曲、楽しみながら届けたいです。

May'nデビュー 20周年記念ベストアルバム『TWENTY//NEXT』

発売:2025年8月13日(水)
価格:CD+Blu-ray 5500円+税/CD Only 4400円+税

収録:
【DISC1】
M.1 キミシニタモウコトナカレ(Re-Recording)
M.2 Scarlet Ballet(Re-Recording)
M.3 ViViD(Re-Recording)
M.4 LIES GOES ON
M.5 シンジテミル(Re-Recording)
M.6 Belief(Re-Recording)
M.7 ストロボ・ファンタジー
M.8 オレンジ
M.9 Crazy Crazy Crazy
M.10 May'n☆Space(Re-Recording)

【DISC2】
M.1 You(Re-Recording)
M.2 graphite/diamond(Re-Recording)
M.3 今日に恋色(Re-Recording)
M.4 Brain Diver(Re-Recording)
M.5 Chase the world(Re-Recording)
M.6 アオゾラ(Re-Recording)
M.7 蒼の鼓動
M.8 Ready Go!(Re-Recording)
M.9 未来ノート
M.10 Phonic Nation(Re-Recording)
M.11 the SEA has dreams(スマホアプリゲーム『アズールレーン』8周年記念テーマソング)

 

 

『May'n 20th Anniversary Symphonic Concert 「TWENTY Around for You」』

日程:2025年10月12日(日)
開場/開演:[昼公演]13:30/14:30・[夜公演]17:30/18:30
会場:東京芸術劇場コンサートホール
チケット発売:
Board Walk:https://ticket.tickebo.jp/sn/Mayn-symphonicconcer_ip
キョードー東京チケット:http://tickets.kyodotokyo.com/mayn
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/mayn-20th-anniv/
イープラス:https://eplus.jp/mayn/
ローソンチケット:https://l-tike.com/mayn/(Lコード:74522)

May’n 20th Anniversary Special Website
https://twenty-next.jp/
May'n オフィシャルサイト
http://mayn.jp/
May'n X
https://twitter.com/mayn_tw
May'n STAFF X
https://twitter.com/MaynStaff
May'n 公式YouTube
https://www.youtube.com/user/MaynOfficial
May'n OPENRECチャンネル「今夜はフルコースで!」
https://www.openrec.tv/user/maynfullcourse

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