
『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』黒沢ともよさん×石上静香さんが終盤へと突入した物語を振り返る|アーミヤやチェンはタルラとどう対峙する!?
ハイクオリティな作品を生み出す現場はスタッフ陣の努力から生まれていた!?
──タルラを演じられている坂本真綾さんのお芝居の印象はいかがでしたか?
石上:回想シーンは一緒に収録できなかったのでオンエアで初めて拝見したのですが、戦う時と全然違うというか。私たちのキャラクターはレユニオンのリーダーとして対立してくるタルラと相まみえることになりますが、その時は「ふたりがかりでも倒せるのか?」と感じるような圧がありました。
黒沢:これからの話にはなりますが、理想を掲げたひとりの少女が段々と摩耗していき、最後にプツッと糸が切れるまでをあんなにもシームレスに描かれていると、もし自分ならできるかなって演者としてドキッとするものがありました。それを易々とやってのけただろうなというのが目に浮かぶので、やっぱり先輩の背中は大きいなと思います。
──収録は一緒にできたのでしょうか?
石上:掛け合うところはほぼ一緒に収録させていただいてました。
黒沢:真綾さんは集中して役に入るタイプの方ではなく、ギリギリまで楽しく談笑していて始まったら急に役になる方なんです。だから今日は暑いとか寒いとか、収録の合間は雑談が多かったですね。
石上:本当にマイク前に立つとスッとタルラに切り替わるんですよね。
黒沢:しかも、タルラは複雑な設定のキャラクターなので、その時々の状況が分かりづらい。そんな時は渡邉監督が大活躍でした。
石上:そこで細かくキャラクターについてすり合わせをされていた印象があります。
黒沢:ですね。真綾さんがキャラクターについて質問すると渡邉監督がブースに入られて、一度詳しく説明するみたいな光景を見かけていました。
──他にも収録現場で印象に残っているエピソードはありますか。
黒沢:やっぱり、今回はフミヅキ役の日髙のり子さんやウェイ役の山寺宏一さん、後はパトリオット役の銀河万丈さんといったベテランの方と収録をご一緒できたことですね。TVアニメ『アークナイツ』はあまり広いスタジオでの収録ではないので、みなさんの声がついて、凄い空間が広がるみたいなマジックを目の前で拝見できたのが楽しかったですね。
──第17話のウェイに物凄い剣幕でお説教するフミヅキは、凄い迫力で個人的にも印象に残っています。
黒沢:あれも生で見させていただきました。龍門スラングと日本語とみたいな感じで結構色々なパターンを録っていて、採用されたのが日本語でした。現場では色々なパターンを聴けたので、ちょっと胸熱でした。
──石上さんはいかがですか?
石上:チェンは序盤で飛び出した後は後半まで結構出ていないので、お休み期間が長かったですね。出た後は幼少期を演じるシーンがあったのですが、あそこの正解が中々導き出せず苦労しました。
黒沢:大正解だと思う。もうめっちゃ可愛かったんですよ!
石上:そうやってチェンの過去が掘り下げられるところもあるので、ぜひご覧になっていただけたら嬉しいです。
──TVアニメ『アークナイツ』の現場ならではの収録での苦労やエピソードはありますか。
黒沢:この作品はボールドって呼ばれる台詞に与えられる尺がとても短いんです。
石上:どうしてもギュッと30分に詰めなきゃいけないので、ところどころオープニングとかが削られていたりしますし。特にアーミヤは、ちょっと喋るともう2~3ページ過ぎているみたいな感じだよね。
黒沢:だから、その速さに掛け合いの温度感を乗せるだけで何故か絵と合うっていう不思議な作品なんです。多分、渡邉監督の頭の中でうまいことなっているんだろうなって思います。チェンはアクションとかも多いですし、静香さんはどうですか?
石上:そうだね。やっぱりアクションに声を入れすぎると弱く見えちゃうと言われるので、あんまり入れはしなかったんです。後は、絵がまだ後半では完成していなかったので収録では自由にやらせてもらったのですが、その音声にあわせてアニメーションをつけてくださるので、そこで齟齬が生まれることがないんですよ。
相手との距離感やどれだけキャラクターの口が開いているかとかも、すべてYostar Picturesさんがあわせてくれていました。そんな作画の綺麗さも作品の魅力なのだろうなと思いつつ、役者としては凄く演じやすい作品だと感じています。
黒沢:絵の制作スタッフ陣も副監督の西川将貴さんがスケジュールをばっちり出してくれるので、目の前の作業に集中できる環境ができているそうなんです。だから自分のやることに集中できる。そういうところは、私たちも変わらないなって思います。
──だからこそ、あそこまでのクオリティが出せるところもありそうですね。
石上:現場の良い雰囲気も渡邉監督を中心に作られているので、みんなが渡邉監督を慕っているんですよ。
黒沢:みんなが渡邉監督のことを信頼していて、また共演したいと言っているくらいです!
石上:渡邉監督の作品にもっと出たいって思うんですよ。1回しか出ていないキャラクターの方でも、みんな帰り際にそうおっしゃってくれますし。
黒沢:また何かあったらぜひオーディションに呼んでくださいと先輩方がおっしゃっているのを見て、そんな作品は中々無いよなぁって思っています。
──ありがとうございます。そして、残すところ後数話かと思います。ネタバレにならない範囲で、終盤の見どころもお教えください。
黒沢:見どころっていったらねぇ!
石上:ダブル抜刀じゃないですか!? キービジュアルにもありますけれど、何故アーミヤが剣を持っているのか。この後描かれるそこの演出が本当にカッコいいんです。
黒沢:アーミヤのバックボーンというか、ロドスの過去について今回はちょっとずつ明らかになってきます。彼女の生い立ちが明かされたところから戦う姿勢みたいなところがまた変わっていくので、そこがアーミヤとしては見どころになると思います。
石上:チェンもこの後ようやく登場します。彼女の目的はタルラを止めることなので、どういう形で止めようとしているのか、そしてアーミヤやドクターと合流するのかどうかに注目してください。
黒沢:この第3期までアーミヤとドクターのふたりで橋っていますけれど、振り返ってみるとやっぱりチェンとタルラの物語でもあったんだなというのを強く感じています。クライマックスはふたりの会話が素晴らしかったので、ぜひ楽しんでいただきたいです!
──最後に今後の放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージをお願いします。
石上:終盤の怒涛の展開ですが、第1期から追いかけ続けてくれている方の期待に応えられる出来栄えになっています。ぜひ最後まで見届けていただければ嬉しいです!
黒沢:この作品は第3期までを通して、渡邉監督の物凄い愛情とアーミヤのような過激な正義感のもと突き進んできました。第3期ではアーミヤも壁にぶち当たるし、その中で人間は憎しみをどうしたらいいのか、見ないふりをするのか受け止めるのか、我慢した方がいいのかみたいな部分が見えてきます。
私たちが日常の中で躓いちゃうようなことを大々的に突きつけてくる展開が待っていますので、ファンタジーを見ているようでちょっと自分の人生にも関わるような物語を、最後まで楽しんでいただけたらなと思います。
作品情報
あらすじ
キャスト
(C)HYPERGRYPH (C)Yostar




















































