
「本当に心から、出会えてよかったです」──『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』緑谷出久役・山下大輝さん×死柄木弔役・内山昂輝さんインタビュー
オールマイト戦に詰まった愛の数々
──デクは死柄木に対しても「救けたい」という想いを胸に戦います。
山下:さすがデクですよね。あれだけ実害をもたらしている死柄木ですけれど、彼にすら救けの手を差し伸べてしまうなんて根っからのヒーローです。
これは「まともじゃない」とも言えますし、今までも「救ける」の権化と言えるくらい振り切れていることがありましたが、だからこそ死柄木にすら差し伸べた手が届いてしまうんじゃないかって期待してしまいます。それぐらい、ダメだろうと思ったことすらぶち壊していけるキャラクターですから。
──死柄木はオール・フォー・ワンの乗っ取りすら打ち破る強大な存在となっています。
内山:死柄木は内でオール・フォー・ワンと主導権争いをしているから、死柄木自身はどこにあるのか見えづらい状況になっています。目の前にいるデクを倒す気持ちはもちろんありますが、その気持ちはどうなっているのかは、よく考えた部分です。
でも、これといった答えを見つけようとは思いませんでした。『FINAL SEASON』は戦いが続いているところから始まるので、とにかくシンプルな気持ちでいようと。
──『FINAL SEASON』はオールマイトとオール・フォー・ワンの戦いから始まります。
山下:感動しました。“アーマード・オールマイト”のスーツを作ったのが劇場版にも出てきたメリッサ(CV:志田未来)なんですけれど、今回、そのスーツのAI エルクレスを志田さんが演じてくれているんです。これはすごくいい計らいだなと思いました。
あと、スーツには1年A組生徒たちの“個性”が搭載されていて、それを駆使して戦う姿も感動的です。生徒愛が溢れていますし、ヒーローに上も下もなく、みんながリスペクトする存在であるというマインドが体現されているようで、やっぱりオールマイトは素敵だなって思いました。
だから負けないでほしい。みんなの笑顔を絶やさないでほしい。私情が強くなってしまいますが、本当に見ているだけでハラハラする戦いになっているはずです。
内山:僕は神谷浩史さんが参戦したことに驚きました。以前、大塚明夫さんと若返ったオール・フォー・ワンを誰が演じるのかという話をしていましたが、神谷さんと聞いて、驚きとともに納得した気持ちもありました。
今、敵<ヴィラン>側は着々と戦力が減っているので、同じオール・フォー・ワンとはいえど、こちら側のキャストが増えたのはちょっと嬉しかったですね(笑)。
──(笑)。神谷さんとはなにかお話を?
内山:最後の最後で参加するのは大変なことですし、実際、セリフ量もすごく多いので、お話しできることはあまりありませんでした。それくらい大変な役だったんじゃないかなと思います。
──内山さん目線で収録の雰囲気に変化はありましたか?
内山:『ヒロアカ』という作品は、大輝くんをはじめとしたみんながルーティン化させていないんです。それは収録の一回一回が勝負だからこそで。だから新しく参加した人との熱量に差がなく、それは『FINAL SEASON』も同様だったので、変わらない良い雰囲気で収録できました。



















































