
『超かぐや姫!』入野自由さんインタビュー|役者同士の繋がりが活かされた帝と彩葉のお芝居……そして、人の想いにフォーカスした物語の魅力とは
乃依(駒沢乃依)を演じる松岡禎丞さんに驚いた理由とは!?
──また、主役ふたりの内のひとり、酒寄彩葉の兄という要素も持っています。彩葉についての印象や掛け合った感想もお願いします。
入野:永瀬アンナちゃんは彼女が新人の頃に『ユーレイデコ』という作品で一緒にお仕事をしたことがあるので、また同じ作品に出演できたことが嬉しかったです。当時はまだ高校生で、学校終わりに収録に来ていました。お兄ちゃんや親の心境は僕にはわかりませんが、見守る対象というものでしょうか。そんな関係だったアンナちゃんが演じてくれたので、重なるところはあったと思います。
収録は別だったのですが、朝日と彩葉の距離感とある種似ている部分があったんです。僕はあんな風に煽ったりすることは無いけれど、お芝居や掛け合いの部分で先輩として手を差し伸べるようなイメージです。ツクヨミ内のアバター同士での戦いでは煽っているところがありましたが、「さあ来い!」と受け止めようとする感覚がありました。戦闘シーン自体がよかったのはもちろんのこと、実際の役者同士の繋がりも活かされたのかもしれません。
──彩葉というキャラクターにはどんな印象を持ちましたか?
入野:完璧主義で、自分はこうでなきゃいけないと考えていて、そんな風に生きていくのは大変だろうなと思いました。僕も完璧であれたら良いなとは思うけれど、影であんなにも努力していると思うと本当に大変そうです。かぐやと出会うことで、もっと楽に過ごしてよいのだと知って成長していく訳ですが、彩葉の成長がこの作品の見どころのひとつなのかなと思いました。
──そんな彩葉を変えることになるかぐやや、ヤチヨについてはどんな印象を持たれたのでしょうか?
入野:既に2回ほど作品を観させていただいたのですが、そのどちらも印象が変わって良いキャラクターだなと思ったのがかぐやでした。彩葉とのコンビもとても良いし、自由な心を持って、配信者として競い合っていく訳です。
現代においてYouTubeやTikTokなど全ての配信媒体に言えますが、売れるためにはどうしたらいいのか、再生されるにはどうしたらいいのかを考えている方がたくさんいる。そんな中でかぐやは心のままにやりたいことをしていて、その自由な心が良いなと思いました。
こうありたいという自分の心に正直に「やりたい」と言える、そんな想いの強さに感化されたのかなと感じます。最初は少し疎ましく思ってしまうことがあるかもしれませんが、物語が後半へ移っていくにつれて、なぜそうだったのかを理解できる要素があります。本当に良いキャラクターだなと思います。
──そして帝には同じ「ブラックオニキス」の仲間として雷(駒沢雷)と乃依(駒沢乃依)がいたかと思います。このふたりについてもお話していただければと。
入野:意外と掛け合いは少ないです。とはいえ松岡禎丞くんはインパクトのあるキャラをやるなと驚きました。キャリアを重ねて演じるキャラクターも変わってくる中で、今もこういったキャラクターを演じられるのは純粋に凄いと感じます。
──今作は楽曲が話題ですけれども、音楽面で気に入っているシーンもお聞かせください。
入野:ヤチヨが登場した時のアカペラで始まる楽曲「星降る海」のシーンです。演出も相まって鳥肌ものでした。アニメーションでしか表現できない世界観というものが、遺憾なく発揮されていたなと感じます。
──ありがとうございます。最後に本作を楽しみにしている方たちへのメッセージをお願いします。
入野:僕がこの作品で良いなと思ったのは、後半に描かれる作品の一番の鍵……かぐやと彩葉の関係性とその中で生まれる人の想いの部分でした。誰かのためにだとか、理想の自分のためだとか、そういった人の想いにフォーカスが当たるシーンは、音楽も含めてとてもグッときます。この物語の結末に辿り着いた時の感動はひとしおだと思いますので、一度だけでなくそこから立ち返ってまたもう一度、ご覧いただけると嬉しいです。
作品情報
あらすじ
少女たちの出会い、そして別れのためのステージが、幕を開ける――
今より少しだけ先の未来。
都内の進学校に通う 17 歳の女子高生・酒寄彩葉は、バイトと学業の両立に励む超絶多忙な日々を送っていた。
日々の癒やしは、インターネット上の仮想空間の管理人兼大人気ライバー(配信者)・月見ヤチヨの配信を見ること。
自分の分身を作り誰もが自由に創作活動を行うで、彩葉はヤチヨの推し活をしつつ、バトルゲームで細々とお小遣い稼ぎをしていた。
そんなある日の帰り道、彩葉は七色に光り輝くゲーミング電柱を見つける。
中から出てきたのは、なんとも可愛らしい赤ちゃん。
放っておけず連れ帰ると、赤ちゃんはみるみるうちに大きくなり、彩葉と同い年ぐらいの女の子に。
「あなた、もしやかぐや姫なの?」
大きくなったかぐや姫はわがまま放題。
かぐやのお願い(わがまま)で彩葉は、ツクヨミでのライバー活動を手伝うことに。
彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌うことで、二人は少しずつ打ち解けていく。
かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、すぐそこまで迫っているとも知らずに――
これは、まだ誰も見たことがない「かぐや姫」の物語。
キャスト
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ















































