
【金曜ロードショーで今夜放送!】昨年公開の大ヒット作──劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』注目ポイント&登場キャラクター・声優情報まとめ|大和敢助、諸伏高明、上原由衣ら異彩を放つ長野県警についても解説
本日4月10日より劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』がついに劇場公開!
劇場版最新作の公開を記念して、「金曜ロードショー」では4週連続で劇場版『名探偵コナン』の過去作が放送されます。
3週目となる今夜は、劇場版28作目となる『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(2025年公開)。長野県を舞台に長野県警や江戸川コナン、毛利小五郎らが事件を追い、さらには公安警察も動く大ヒット作品です。
かつて雪山である男を追っていた長野県警の大和敢助。突如としてライフル弾が左眼をかすめ、雪崩に巻き込まれた彼の失われた記憶とは果たして──。
本稿では、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の注目ポイントや気になる長野県警について解説。併せて登場キャラクターや声優情報もまとめました。
目次
- 眠っていた記憶が物語のカギに
- キーパーソンとなる長野県警3人の関係性
- 長野県警のこれまでの経緯
- 警察官の誇りと使命感が心を震わせる
- 「フラッシュバック」から伝わるもの
- 注目のオリジナルキャラクター・長谷部陸夫
- 後日譚「秘密の残像」も必見!
- 登場キャラクター一覧&声優情報
- 劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』作品情報
- これまでの解説記事
- この記事をかいた人
眠っていた記憶が物語のカギに
長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。ある男を追っていた長野県警の大和敢助の視界に何者かの姿が。次の瞬間ライフル弾が敢助の左眼をかすめ、そのまま雪崩に巻き込まれてしまいます。
それから10ヵ月後。雪崩前後の記憶を失いながらも奇跡的に生還した敢助は、同僚の上原由衣とともに、国立天文台野辺山の施設研究員が襲われたという事件現場へ。そこで天文台の電波望遠鏡が動き出すと、負傷した敢助の左眼が突如激しく疼きだします。
一方、毛利小五郎のもとに刑事時代の同僚「ワニ」こと鮫谷浩二から連絡が。優秀な警察官で、以前は捜査一課に所属していた鮫谷ですが、現在は警視庁刑事総務課の改革準備室に所属する警部に。敢助が雪崩に巻き込まれた事件を調べていた鮫谷は、小五郎との待ち合わせ直前に銃で撃たれてしまいます。
小五郎は鮫谷の追っていた事件を捜査するため長野へ向かい、コナンと蘭も合流。本作では敢助の失われた記憶がカギとなり、司法取引制度に絡んだ国家を揺るがす陰謀が露呈していきます。
警視庁、長野県警、さらに裏では公安警察も動いており、今回は“眠らない”小五郎の探偵として、人間としてのカッコ良さも見どころ。射撃の名手である彼の技量の高さも光ります。
キーパーソンとなる長野県警3人の関係性
『名探偵コナン』の長野県警といえば、鋭い洞察力と切れ味抜群の推理、本格ミステリーと重厚なドラマ展開が特徴的。異彩を放つ長野県警の大和敢助、諸伏高明、上原由衣は、原作やTVアニメでは比較的登場シーンが少ないながらも、絶大な存在感を示してきました。
今作でキーパーソンとなる長野県警の3人には、“大人のロマンス”もあり“熱いバディ関係”もあり。それぞれ大切な人をなくした痛みを抱えており、大切に思いやる関係性ゆえ、無茶をしてしまう傾向があり心配な一面もあります。
今回は長野メンバーの派手なアクションシーンも見どころで、クライマックスの長野県警、コナン、小五郎らの連携も激アツ! 銃撃戦や高明の激しいドライビングテクニックも必見です。
長野県警3人のプロフィール
大和敢助(35歳):長野県警捜査一課警部
諸伏高明(35歳):長野県警捜査一課警部
上原由衣(29歳):長野県警捜査一課巡査部長
敢助と由衣は幼馴染。敢助と高明は小学校からの同級生で、高明は敢助の幼馴染である由衣とも昔から知る仲です。
敢助は乱暴な口調や外見から警戒されたり悪人扱いされることもありますが、実際は推理能力の高い敏腕警部。犯人を罠にかける大胆な手法を披露する一方で、わずかな違和感も見逃さない綿密な捜査を行います。
高明は、頭脳明晰で東都大学法学部をトップで卒業するもキャリア試験を受けず、ノンキャリアで県警本部入り。故事成語などを引用した比喩表現を好み、あだ名は名前を音読みした「コウメイ」(本名は「たかあき」)。いったん推理に入ると周りが見えなくなるほど没頭し、こうと決めたら危ない橋を渡ることも。今回も相当無茶をしています。殉職した警視庁公安部の諸伏景光は高明の実弟です。
由衣はずっと敢助に想いを寄せていますが、敢助が死んだと思い込み、ある事件を調べるために刑事を辞めて他の男性と結婚。しかし結婚相手が不審な死を遂げた事件で敢助と再会し、事件解決後に刑事に復帰しています。
気になる敢助と由衣のロマンス
仕事では上司と部下の関係にある敢助と由衣ですが、由衣は仕事でもつい「敢ちゃん」と呼んでしまいます。
敢助に想いを寄せる由衣と、恋愛に関しては鈍感な敢助。もどかしさも募るなか、今回の映画で由衣は一歩踏み込んで敢助に問いかけています。果たして敢助はどう応えるのか。彼の素直な想いが溢れ出す行動に、あなたもキュンとさせられるはずです。
好敵手である敢助と高明のバディ関係
武田信玄の軍師・山本勘助に似た名前の大和敢助と、諸葛亮孔明を想起させる諸伏高明。共に軍師を思わせる彼らは、卓越した推理力で事件の真相へと辿り着きます。
2人は「高明(コウメイ)」「敢助君」と呼び合う仲で、好敵手とも言える間柄。敢助は高明相手だとつい熱くなってしまい、冷静に見える高明もまた敢助相手だとムキになったり煽りがち。とはいえ、お互いに厚い信頼を寄せる大切な存在であり、熱いバディ関係も見せてくれます。
長野県警のこれまでの経緯
一度バラバラになった長野県警の3人が、再集結するまでの経緯を簡単におさらい。
10ヶ月前、逃走犯を追っていた敢助は山で雪崩に巻き込まれ、長らく行方不明になっていました。隻眼と杖は、その際に重傷を負ったためです。
彼が追っていたのは、8年前に長野県警の甲斐巡査が強盗事件で捕まえた犯人。敢助は6年前に起きた甲斐の謎の転落死と関係があると睨んでいましたが、結局その男は甲斐の事件と無関係でした。
甲斐に憧れて刑事になったという敢助と由衣。甲斐の死の真相を突き止めようと心に決めており、敢助が死んだと思い込んでいた当時の由衣は、真相を探るべく刑事を辞めて虎田家の跡取り息子・虎田義郎と結婚。敢助は部下だった由衣と被害者の妻として再会。一連の事件解決後、由衣は旧姓の「上原」で刑事に復帰しています。
一方、敢助が雪崩に遭って重傷を負い、行方不明になっていた頃。敢助と何日も連絡が取れなくなり、高明は上司の命令を無視して単独かつ強引な捜査で敢助が追っていた逃走犯を確保。雪崩があったことを知り、山梨県の病院で意識不明となっていた敢助をみつけます。
高明はその責任を負い、県警本部から所轄に異動させられていました。彼が初登場時に所轄にいたのはそのため。後に自力で県警本部に復帰を果たし、敢助、高明、由衣の3人が捜査一課に再集結したというわけです。
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』を視聴するにあたり、予習として一番オススメしたいのは、TVアニメシリーズ第516、517話「風林火山」。こちらは敢助と由衣の初登場回。そして、高明の初登場回である第558~561話「死亡の館、赤い壁」もオススメです。
長野県警の詳しい記事はこちら
警視庁捜査一課管理官・黒田兵衛
もう一人、長野県警に関わりの深い人物として、本作にも登場する警視庁捜査一課管理官の黒田兵衛をご紹介。彼は以前長野県警の捜査一課長であり、敢助、高明、由衣の上司でした。
黒田と言えば大柄で真っ白な髪と髭、顔には火傷の跡が残り右目は義眼。10年近く意識不明で入院していたといい、50歳にして警察庁から長野県警に出向していました。
警察官の誇りと使命感が心を震わせる
本作では、お馴染みの警視庁の面々も活躍。警視庁捜査一課の高木刑事と佐藤刑事は小五郎とともに長野県へと向かい、捜査本部が設置される警視庁では、黒田管理官、目暮警部、白鳥警部、千葉刑事らが事件を追っています。
裏では公安警察も動いており、コナンは公安の降谷 零や風見裕也と情報を共有。コナンと降谷のあいだで翻弄される風見の苦労も顕著です。
さらに注目したいのは「司法取引」といったキーワードや「隠れ公安」の存在。この映画では警察官の職務倫理にも切り込んでおり、警察官の“誇りと使命感”が我々視聴者の心を震わせてくれます。
警察組織の情報まとめ記事はこちら
公安警察の情報まとめ記事はこちら
公安の降谷 零&風見裕也
警察庁警備局警備企画課所属の警部・降谷 零は、日本の安全と秩序を守り抜くという確固たる意思を貫き、トリプルフェイスで活躍しています。
表の顔である「安室 透」は喫茶ポアロで働く探偵で、毛利小五郎に師事。その正体は公安警察・通称“ゼロ”に所属する「降谷 零」であり、身命を賭して危険な任務を遂行しています。現在「バーボン」のコードネームで黒ずくめの組織に潜入中。
警察学校時代の同期4人の仲間たちが命を落とし、ひとり残された降谷。時には非情の仮面を被り、いくつもの人格を纏いながら孤高に戦い続けています。本作で見せる彼の表情からも目が離せなくなります。
風見裕也は警視庁公安部所属の警部補。降谷の部下で、年齢は彼のひとつ上の30歳。降谷と直接連絡を取れる数少ない捜査官の一人です。表立って捜査活動できない降谷の手足となって危険な任務にもあたり、日々激務をこなしています。
警察官の職務倫理にも言及する本作で、“信頼できる公安”としての風見の姿にぜひご注目ください。
「フラッシュバック」から伝わるもの
この映画ではタイトルにある「フラッシュバック」が大きな意味を持ち、キャラクターたちの記憶や心の深い場所にも触れることができるはずです。
長野県警の3人は、家族、幼馴染、同級生、尊敬する人……それぞれ大切な人をなくしており、これまで原作やTVアニメではそんな彼らの大切な人たちにまつわるエピソードも登場。
高明は中学生の頃に両親が殺害され、さらに公安に配属された弟の景光も失っています。敢助が行方知れずとなっていたあの頃、彼を探していた高明の切実さは計り知れず。由衣もまた、敢助がいなくなってしまったときの傷が残っています。
また、公安の降谷も大きな喪失を抱えており、彼らはそれぞれ深い悲しみを背負い、誇りと使命感をもって任務に身を投じています。
注目のオリジナルキャラクター・長谷部陸夫
本作のオリジナルキャラクター・長谷部陸夫は、東京地検から派遣された鮫谷殺害事件の捜査本部付き検事。進展が望めない東京での捜査状況に苛立つ様子を見せ、自ら長野県へ赴きます。黒田管理官に対しても尊大な態度で接しており、どこか含みを持つ人物です。彼の目的は果たして……?
後日譚「秘密の残像」も必見!
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』を観た後は、TVアニメ1161話「秘密の残像」もぜひご覧ください。こちらは後日譚にあたるスピンオフ作品で、脚本は劇場版と同じく櫻井武晴さんが担当しています。



























