
夏アニメ『うちの弟どもがすみません』第3話放送後:増田俊樹(成田源役)インタビュー|「類を超えられる人はいないと思った」キャスト陣の印象と源の役作り
成田家において源が頼れる存在は洛
──第2〜3話を振り返っていきたいと思うのですが、印象に残っているシーンはありますか?
増田:2話くらいの段階だと、僕としてはまだプロローグみたいな感覚で、1〜2話かけて『うちの弟どもがすみません』が始まったという感じなんです。このあたりは源は源なりに、糸を家族として迎え入れようとして、家族としてやるべき気持ちのすり合わせみたいなことをしている。
たった数日ですけど、自分らにとって糸という存在が、思っていた以上に欠けたピースにハマっていたんだと思っています。ただ、糸がいなくなっても、今まで通りの日常になるだけで、いたらいたで面白い生活になるなぁくらいの段階だと、僕は読み解いていました。
あと、この時くらいだったかな。「少女漫画なんだから、もっと女の子が惚れるような演技プランじゃないのか」みたいな空気感が漂っていたような気がしたんですよ(笑)。ただ僕が原作を読んだとき、まったくそう思っていなかったんですよね。でも、確かにそういうのを作りたいよなぁと思いました。
──八代さんも途中まで、この作品が少女漫画だと気づかなかったと話していましたからね(笑)。
増田:この作品の良さって、そういうところだけでもないような気がしたし、僕も器用ではないので、そういう選択肢もあるのはわかるんだけど、第2〜3話くらいだと、自分がやれることをやるか〜…と考えている段階だったと思います。
──でも十分、キラキラしていて、かっこいい源になっていたと思います。
増田:だと嬉しいですね。
──ラブコメではあるけど、その前に“家族である”というのがある作品ですからね。
増田:源はそうだと思っているんですよ。スタート地点が家族なので。だから事あるごとに「源はドキドキしないんですね」みたいな会話を大空さんとしていたような気がします。僕がそのたびに「どこにドキドキするんですか?」と返すという(笑)。
──まさに源の感覚ですね(笑)。
増田:まぁ、ドキドキする気持ちがわからないというか、それに蓋をしていたのかもしれないですけどね。そもそも女の子を好きになるというプロセス自体、彼にはなかったというか。
──第3話は、類が赤ちゃん返りをするエピソードでした。源も「じゃあ今から俺らが“結婚”して“夫婦”な」と、糸を引き寄せたりするシーンもあるんですよね。ここは思わせぶりのことを言っているなぁと(笑)。
増田:うん……でも何も狙ってないんですよ。男と女と小っちゃい子がいたら親子に見えちゃうもんな、くらいの感覚です。
──それを素で言ってるのが罪深いんですよ!
増田:そうなんですね…。僕にはそれはちょっとわからないです(笑)。
──それと、赤ちゃんになっちゃう類がかわいくもあり、類の抱えているものが垣間見えるような部分もありました。
増田:視聴者、読者、そして糸からしてみたら、急に起きたイベントではあるんですけど、源にとっては、別にもうイベントではないんです。「あぁ、そのタイミングか」みたいな。だから類の扱い方もわかっているし、こうしたら悪いほうに行っちゃうなとか、これくらい甘えさせれば、明日には忘れているだろうっていうのが、何年も一緒に暮らしているからわかっているんですよね。だから、源にとっては、さほど大きな問題は起きていないんです。
だからここは、第三者から見たら、類の縦横無尽な子供の立ち位置とか、きょうだいひとりひとりの個性が見え始めてくるエピソードだったのかなと思いますね。
──源にとっては想定内だったというのは、すごく腑に落ちましたが、糸や視聴者はドキドキしちゃうシーンでしたね。
増田:それはどうぞ(笑)。僕は、ドキドキさせようと思って演じるタイプではないので。
──Bパートは、糸が追試をしている話でした。ここでも不器用ながら温かく見守っている長男という感じでしたね。
増田:そうですね。あとは洛のパートというところもありますね。洛に関しては、良くも悪くも自分の手の内で収まっていないんです。自分ができないことを洛がフォローしてくれていることもわかっているんです。
1個下だけど同い年くらいの感じなので、成田家において、洛は源にとって頼れる存在なんだな、というのがわかるところだったと思います。「この分野は俺にはできねえから、洛に頼るしかねえけど、ありがとな」みたいな。そう素直に思える相手だということがわかるシーンだったと僕は思いました。
[文&撮影・塚越淳一]
作品情報
〇放送情報
2026年7月3日(金)より毎週金曜24:00~TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11にて、
ABCテレビは7月8日(水)より 毎週金曜26:45~順次放送!
〇配信情報
7月3日(金)24:00よりdアニメストア・ABEMAにて地上波同時最速配信
7月7日(火)12:00よりその他配信プラットフォームにて順次配信予定
あらすじ
キャスト
(C)オザキアキラ/集英社・「うちの弟どもがすみません」製作委員会
































