
『名探偵コナン』工藤新一の体を幼児化させた「APTX4869」(アポトキシン)の解説・現在わかっていることのまとめ|板倉 卓のシステムソフトとの関わりは?
板倉 卓が開発していたシステムソフト
黒ずくめの組織は、有能なコンピュータープログラマーのリストを入手しようと暗躍。謎のシステムソフトの取引を進めていましたが、その目的とは果たして……?
有能なコンピュータープログラマーのリスト
黒ずくめの組織の構成員・テキーラは、組織の指令により有能なコンピュータープログラマーを探していました。満天堂社員・中島英明とリストの取引を行っていましたが、受け渡しの際に手違いで爆弾入りのカバンを手にしてしまい、テキーラは爆発に巻き込まれて死亡します。
この事件で分かったのは、中島が会社からこっそり持ち出した全世界の有能なコンピュータープログラマーのリストを、黒ずくめの男たちが大金で購入しようとしていたこと。
コナンはジン、ウォッカに続いてテキーラというコードネーム持ちのメンバーに遭遇したものの、取引に使用していたという大黒ビルにあるバー「カクテル」は機密保持のためか爆破され、掴みかけた組織の手掛かりは消えてしまいます。
板倉 卓と組織の繋がり
有名なシステムエンジニア・板倉 卓は、3つのゲーム会社から仕事を請け負ったまま行方をくらまし、毛利探偵事務所にゲーム会社の社員3人から板倉を探してほしいという依頼が舞い込みます。
板倉はCGクリエイターでしたが、3年前に視力が低下して以降CGから手を引き、最近はシステムの開発に専念していたといいます。
依頼者の話から板倉とテキーラの繋がりを察知したコナンは、小五郎とともに板倉の残した最後の動画メールから居場所を突き止めるも、すでに彼は絶命。殺害現場には板倉の日記が入ったディスクが残されており、焦る気持ちを抑えながら事件を解決へと導いたコナンは、このディスクを入手することに成功します。
板倉 卓の日記
2年前、テキーラは板倉と接触。コナンは入手した板倉の日記から、組織へと繋がる重要な手掛かりに辿り着きます。テキーラは板倉が開発中のシステムソフトを購入しようとしていました。
日記に記載されたテキーラと板倉の接触
3月7日
関西弁の男が突然訪ねてきた。
どうやら開発中のシステムソフトが目当てだったらしいが、私が目を悪くして開発を断念したと知るとあっさり帰って行った…
上から下まで真っ黒な男…
二度と会いたくはない…
日記には、その後の交渉がテキーラから別の人物に代わったことも記載。ある時から何者かに事務所や自宅へと侵入されて追い詰められていた板倉は、相手の要求を飲むことにしたといいます。
指定された電話番号にかけると、「女王のようなしゃべり方をする高飛車な女」が電話に出て、例の開発中のシステムソフトを1年で完成させたら高額で買い取りたいと依頼。「何様のつもりだ」と板倉になじられた謎の女は、驚くべき言葉を返します。
We can be both of God and the devil. Since we're trying to raise the dead against the stream of time.(日本語訳:我々は神であり悪魔でもある。なぜなら時の流れに逆らって死者を蘇らせようとしているのだから。)(第309〜311話「黒の組織との接触」(コミック37、38巻))
後に、その女の正体=ベルモットであったことが明らかになりました。
板倉のソフトが組織の手にわたる
板倉がどのようなソフトを開発していたのかは不明ですが、やむを得ず組織からの依頼を請け負った彼は、やはり自分にはできないと苦悩していました。「あのソフトは我々人間のために断念したのだから」と。しかし、ソフトの受け渡しを目前に、板倉は組織とは無関係の人間に殺害されたのです。
コナンは組織が板倉と謎のソフトをめぐり取引をしていたこと、取引時間が間近であることを知り、阿笠博士とともに群馬にある板倉の別荘へ。
まだ板倉の死を知らないウォッカからの電話で板倉のフリをしたコナンは、取引の時間を上手く誘導することに成功。コナンは取引場所でウォッカに罠を仕掛けますが、ジンに見抜かれて作戦は失敗に終わります。この未完成のソフトは組織の手にわたりました。
板倉の日記には続きがあり、「そう言い終えると女の背後で次第に猫の鳴き声が大きくなり、女は少々焦って電話を切った」との内容が後に明かされています。
APTX4869とシステムソフトとの関わりは?
ベルモットはAPTX4869の幼児化効果を組織に隠している節があり、新一とシェリーが薬で幼児化しているのを隠す理由が何かあるのではないかとコナンは推察しています。
ベルツリー急行で、工藤有希子はベルモットの前で板倉の話題を持ち出していました。映画の特殊視覚効果に携わっていた有希子ら女優にとって、板倉はお馴染みのCGクリエイターだったといいます。世界的女優のシャロン・ヴィンヤード(=ベルモット)と犬猿の仲だったと耳にしていた有希子は、シャロンが板倉に何かのソフトを発注したことを新一から聞いて驚いたと発言。
板倉との電話は声を変えていたのだろうと考える有希子は、そうまでして発注したソフトと、幼児化を隠す理由には何か関係があるのではないかとベルモットに問いかけています。これに対してベルモットは答えずに銃口を向け、これ以上の詮索をしないよう親友である有希子に忠告しました。
ベルモットの不老の謎
ベルモットの表の顔は、世界的女優のシャロン・ヴィンヤードを母に持つ、二世女優の クリス・ヴィンヤード。さらに、シャロン・ヴィンヤードとクリス・ヴィンヤードが同一人物であったことも明かされました。実年齢は不明ですが、初登場時のクリスの年齢表記は29歳。
これまで親子を巧妙に演じ分けてきたベルモットは、1年前にシャロンの死を偽装し、以降はクリスとして活動。ただし、「映画監督 酒巻昭氏を偲ぶ会」に出席した後、女優業を休業しています。
20年前にFBI捜査官のジョディ・スターリングの父親を殺害した犯人とクリスの指紋が一致したことから、FBIは犯人とクリスが同一人物と断定。だとすると、彼女が20年前と同じ容姿なのは何故なのか謎が残ります。FBI捜査官の赤井秀一は、散弾で裂けたベルモットの顔を確認し、その若い容姿が彼女の変装なしの素顔だろうと判断しました。
「大女優シャロン・ヴィンヤードはただの老けメイクだったなんて…」という有希子に対し、ベルモットは「あら…結構辛いのよ? 顔だけじゃなく普段から老けたフリをするのって…」と返答。ベルモットの“不老”の秘密は、APTX4869と関係あるのでしょうか?
ベルモットがシェリーを追う理由は?
組織を抜けたシェリーを執拗に追うベルモットは、「江戸川コナン=工藤新一」の秘密を知るだけでなく、「灰原 哀=シェリー」の事実も突き止めています。シェリーを狙うためにコナンから引き離そうと計画を立てたベルモットでしたが、コナンの策に加えて、蘭と赤井にも阻まれて作戦は失敗。(第345話「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」(コミック42巻))
シェリーにはもう手を出さないと一度はコナンと約束するも、「彼女だけはこの世にいてはならないのよ…」と、ベルツリー急行で再びシェリーの命を狙います。しかし、複数の協力者を得たコナンの作戦によって、シェリー暗殺はまたしても失敗に終わりました。(第701~704話「漆黒の特急(ミステリートレイン)」(発車/隧道/交差/終点)(コミック78巻))
ベルモットはシェリーを殺害しようとした際に「恨むのならこんな愚かな研究を引き継いだ貴方の両親を…」と彼女の両親について言及。ベルモットはシェリーを裏切り者という理由だけで追っているのではないようです。
コナンの身長が1ミリも伸びていない
コナンは何回かあった身体測定で「1ミリも背が伸びていない」と明かしており、薬の影響なのかどうか灰原に尋ねています。灰原は「そんなワケないでしょ?」と返していますが、どこか意味深な表情をしていました。
謎の老人が2人登場、謎の赤ちゃん&ベビーカーを押す老婆は何者?
『名探偵コナン』には、謎の老人が複数回登場。APTX4869との関連は不明ですが、コナンやメアリーに強い関心を示しているらしい様子も見られ、その謎は深まっています。
呼吸器を装着する老人
1人目は呼吸器を装着する謎の老人。運転手付きの高級車に乗車しています。第1135~1136話「大岡紅葉の甘い罠」 (コミック102巻)で初登場した際には、警視庁捜査一課管理官・黒田兵衛や大岡家の令嬢である大岡紅葉に仕える執事・伊織無我らのそばを車で通り過ぎながら、「所詮警察なんぞ…愚鈍な輩が群れてるだけよ…」と発言。
その後、同一人物と思われる老人が、第1144~1145話「ホテル連続爆破事件」(コミック103巻)で登場。世良真純と彼女の母・メアリーを密かに監視していた例の車の運転手が火災報知器のベルを鳴らし、ホテル内にいた全員を屋外へ出すよう仕向けていました。運転手が「御覧になられましたか?」と尋ねると、後部座席の老人が「まるで夢を見ているようじゃわい…」と返答しています。
杖の老人
2人目は杖を持つ謎の老人。そばには鷹らしき鳥の姿も。第1150~1151話「怪盗キッドと王冠マジック」(コミック103巻)で初登場。怪盗キッドから王冠を死守したキッドキラーこと江戸川コナンの記事を見ていた謎の老人が、杖で端末の画面を叩き割る姿が映し出されました。
同一人物らしき老人が第1171~1172話「執事になった理由」(コミック104、105巻)でも登場。降谷 零が杖を持つ老人と接触し、「江戸川コナンを調べ上げろ…骨の髄までな…」と指令を受けています。
謎の赤ちゃん&ベビーカーを押す老婆は何者?
第1204~1205話「コナンと梓 誘拐したのは誰?」(コミック106巻)で登場した謎の赤ちゃん&ベビーカーを押す老婆も気になる存在。ベビーカーを押す老婆は喫茶ポアロや毛利探偵事務所の近くを歩いており、赤ちゃんの顔は黒塗り。また、老婆は“猫アレルギー”であることを明かしています。






























