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『クオリディア・コード』女性声優陣によるハイテンション座談会

『クオリディア・コード』石川由依さん、悠木碧さん、福原綾香さん、安済知佳さんら女性声優陣の気になる男性キャラとは

 2016年7月より放送がスタートした、橘公司先生、さがら総先生、渡航先生ら作家ユニット“Speakeasy”原作によるTVアニメ『クオリディア・コード』がいよいよクライマックスを迎えます。そんな本作に出演する女性声優陣による座談会を最終話の収録直後に実施! 興奮冷めやらぬ中で作品の魅力をたくさん語っていただきました。両端に座った悠木碧さんと安済知佳さんが、興奮気味に作品について語るのを優しく見守る福原綾香さんと石川由依さん、という感じが、キャラクターの立ち位置と似ていて微笑ましかったです。千葉組は、役の上での会話のテンションは低いけど、実は感情豊かだったのかもしれません。

★ページの最後には本インタビューのために描き下ろされたイラストを掲載!


■お兄ぃに唯一心を許している
 というか基本、お兄ぃとしかしゃべらない!(安済)


――あらためて自身のキャラクター紹介をお願いします。

天河舞姫 役・悠木 碧さん(以下、悠木):ヒメ(天河舞姫)は「明るく元気なリーダー」という感じでやらせていただいてます。『クオリディア・コード』の中では、神奈川の百合担当……(笑)、というかこの作品を最後まで見ていただければわかるんですけど、基本同性としかくっつかない!

一同: (笑)

悠木:われわれ神奈川組は、初っ端からくっついてて、そのまま愛を貫き通すという感じでございました(笑)。で、ヒメは基本、みんな大好き。誰も嫌いじゃないっていうのを主軸に演じさせていただいております……「誰より大きい声を出してこっ!」みたいな、そのくらいライトな気持ちで臨まさせていただきました。


凛堂ほたる 役・福原綾香さん(以下、福原): 凛堂ほたるはですね……作中一番のイケメンということで。

悠木: (間髪入れず)間違いないっ!

福原:今日、最終話の収録を終えても「一番カッコ良かったんじゃない?」って、我ながら思ってます(笑)。すごくクールでストイックな雰囲気で、技もカッコいい、持っている“世界”もカッコいい、姿もカッコいい……、でも百合……(笑)。ヒメのことが大好きで、能力もヒメを守るためのようなものなので、本当にずっと姫のそばにいたい、そのために頑張るんだっていう、ものすごく一途で真っ直ぐなエネルギーを持っている子だと思います。

宇多良カナリア役・石川由依さん(以下、石川):カナリアは「困ったときは笑顔だよ!」が口癖のポンコツかわいい女の子ですかね(笑)。すごく頑張り屋さんで、頑張る度合いを超えてしまって、自分が頑張れないところも頑張りでどうにかしようとしてしまうところがあるので、それがちょっと仇になって、皆様に御迷惑をお掛けすることもあるんですけど、みんなと仲良くなりたいとか、世界を救いたいとか、純粋な心で、一生懸命頑張る子だと思います。

千種明日葉 役・安済知佳さん(以下、安済): (千種)明日葉というか千葉陣はですね……コミュニケーションが常に省エネモードですね(笑)。

悠木: (間髪入れず)間違いない!

安済:ちゃんと感情はあるんですけど、それを大きく表現しないというか。「とにかくリアルに」というのを渡航先生から言われていて、少しでも感情を出すと、「抑えてください」とおっしゃってました(笑)。なので、感情はもちろん作るんですけど、省エネでいこうっていう感じでいつもやっていたので、気だるげで、今どきの女子高生っぽい感じだったんじゃないかなって思います。あとは誰に対してでもフラットな子で、お兄に唯一心を許しているような会話をしてますね。というか基本、お兄としかしゃべらないんですけど(笑)。おヒメちんが打ち上げ花火だとしたら線香花火みたいな? そんな繊細じゃないんですけど、この女子勢の中だとみんなとの対比が一番あった子なのかなぁ。

――演じていて面白かった部分はありますか?

悠木:戦闘時にほたるちゃんと息を合わせていくときの呼吸感はやっていて楽しいなと思いました。(福原さんとは)この作品で会ったというか、こんなにガッツリ絡んだのは初めてなのに、1話からすごく呼吸が合うなって勝手に思っていて……。

福原:嬉しい! 私もそれは感じてました!

悠木: (笑顔)、それがすごく気持ち良かったです。舞姫がスカッとするところにいけたら、皆さんもスカッとしてもらえるんじゃないかなーと思うので、そこを狙っていくのが楽しかったですね。


――ヒメとほたるは最初から仲がいいですけど、演じている感覚としては、徐々に親密になっていく感じでしたか?

悠木:いや、もともと100で好きなので、100が120になり、そのままゴールインする感じです!


――なるほど(笑)。そんなほたるはどうでしたか?

福原:そうですね。ほたるも、ヒメへの気持ち100でずっといっていましたし、私も、オーディションのシナリオを読んだときからヒメのことが大好きで、「この子はすごい、こんな小っちゃな体でいろんなものを背負っているな」って思ってました。

安済:ガチ恋だ(笑)。

福原:本当に大好きになってしまいました。あと、ほたるのヒメ愛の出し方があって。他のメンバーと会話するときは、テンションを合わせることもなく、あまり絡んでいる感じではないんですけど、ヒメにだけはちょっと心配するとか、ちょっとテンションを合わせるっていうことをしているので、そこの変化を付けるのがすごく楽しかったです。あとは男性陣を差し置いてなんですが、多分8話の段階では一番カッコいいシーンが多い!

悠木:マジ間違いなーいっ(熱く)!! オープニングとか、止め絵になっててめっちゃカッコ良かったぁ!

福原:あとはアオちゃんのお芝居が毎回良すぎて! 聞いて「うん! うん!」って咀嚼してからほたるとしてお芝居をできたので、それはすごく共鳴し合っている感じがして、すごく楽しかったです。

悠木:ねー。

福原:ねー。

石川:ラブラブだねぇ。

悠木:申し訳ない! ここにいるの4人なのに、半分は神奈川だから。


――続いてカナリアですけど、やっぱりちょっと変ですよね?

石川:カナリアはどうしましょう(笑)。

安済:一瞬いなかったですからね……。

石川:そう、ずっといなかったんですけど、のれんに腕押しじゃないですけど、何をされてもふわっとしちゃう感じで。

安済:新しい例えだね。

石川:だからしゃべるときに意志が強くならないように、基本的にはポンコツでいよう、あざとくいようっていうのを意識して演じていましたね。さがら先生から言われたのは、何かがあったときの、ふにゃ~とかはそのまま声にしてほしいと。「女子から嫌われるくらいのあざとさがあってもいいよ」っていうことは、常々言われていました。

――それを演じるのはお手のもの?

石川:いや! いやいやいやいや(笑)。でも、本当にどちらかと言うと今まで芯が強い子を演じることが多かったので、新しい役をやらせていただいたなって気持ちはすごくあって、楽しかったです。


――確かに、キャストで名前を見たときは意外でした。

石川:本当ですか? 私も受かるとは思っていなかったです(笑)!


――カナリアは、第1弾のオープニングの絵もかわいいですね。

石川:謎かわいいダンス! すごくかわいいんですよ~。

悠木:最初にキャラクター表を見たときに「舞姫がマスコットになるのかな」と勝手に思ってたら、最後まで見て全然カナリアがマスコットだった(笑)。カナリアはみんなの癒やしなんだぁって思った。

石川:途中いないけどね。

悠木:あそこ(4話)は絶望しかなかった(笑)!

安済:しかもその絶望が長い! 早く出てほしかったなぁー!

福原:あと、カナリアは歌が素晴らしい! すごい説得力だった。


安済:あれは力もらえるよ。


――歌はどのように録ったんですか?

石川:別で録りました。3曲くらい録ったんですけど、今のところ2曲使われるところが分かっているんですけど、あと1曲どこで使われるのか、いまだに分からないんです。

安済:最終回じゃない? 歌ってたよ、最終回。

石川:でも癒やしの曲なんだよね。

悠木:そうなんだ。じゃあ、あそこで全員が回復するのかな? あの頭痛を治してくれるのかなぁ。

――ではカナリアの歌も聴きどころですね。

石川:そうですね。ずっと歌で癒やす役をやりたいですって、何かで聞かれたときには答えていたので、そういった意味でも自分がやりたかった役だったので良かったです。

安済:今、やりたかった役と聞いて思ったんですけど、私も本当にこういう子をやりたかったんです! ボイスサンプルにそういう声を入れていまして。だからそういう役のオーディションがあるたびに率先して受けていたんですけど、落ちまくってて(笑)。でも曲げずにずっとやってたんです。


――こういう感じと言うのは?

安済:例えば「ウケる」って言うセリフを笑いながら言わない。ずっとフラットで、省エネモードみたいな、「本当に思ってないでしょ?」っていう感じの子をやってみたくて。マネージャーもそれを否定せずにずっと付き合ってくれてて、やっと役をいただけて、狂喜乱舞でした。「キター!!」って。渡航先生が「ウケるをウケないで言ったのは君だけだった」と言ってくださって、「あ、何か両思いで良かったな」って思いました(笑)。

そうですね、演じてて楽しかったこと……まず「リアリティ」は最初から先生に言われていて、2話くらいからは「千葉勢はト書きを信じるな、セリフを信じるな、絵を信じるな」と言われ、「じゃあ、何を信じればいいんだ!!」って状況でやらせてもらってました(笑)。

つまりは自分を信じろ、考えるな感じろみたいなスタイルでした。(内田)雄馬くんと「ここはこうっぽいけど、違ってこうだよね!」とか話しながら、とにかくマイペースを貫いてて。カナちゃん(カナリア)がいなくなったときも、千葉勢も悲しい気持ちは抱えているけど、見せないっていう。自分の中では思っているけど見せないぞっていうのは、常々心掛けてやってましたね。

悠木:溜めがあるよね千葉は。溜めて溜めて最後ちょっと出すくらい。だから視聴者が匂いだけ感じてくれる。それがたまんない。

安済:みんながエンターテインメント!みたいな盛り上げてる中、私たちがたまにスッと緩急つける感じで。本当に私たちのセリフって音量上げないと聞こえないから(笑)。


――それは内田さんも言っていました。

悠木:あはは(笑)。だって、1話を試写会の前にみんなでノートパソコンで見てたんだけど、霞の声だけ、マジで「何だって?」って(笑)。でも私は逆にうるさすぎて声が割れてたけど(笑)。

安済:本当にミキサーの方ありがとうございましたっていうくらい、実際の音量にも差がありました。


■ ほたるが来てくれて、
 「やっと来てくれたぁ……もう叫ばないでいい」
 って思いました(笑)。(悠木)

――それでは、今まで放送したところで、お気に入りのシーンを挙げていただければと思います。

安済:いっぱいあるなぁ。


――当たり前じゃない、変わったシーンでもいいですよ。

安済:じゃあ、求得さんのファッションセンス! 

一同: (笑)

安済:ちょいちょい出てくる。

悠木:謎のアロハね(笑)。

安済:そうそう。そして謎のブーメランパンツ!

福原:そしてシャンプーハットね!

安済:ムッキムキの身体でスッといて普通にしゃべっているのにみんなツッコまないっていう。それがすごくシュールで、どのシーンでもリハのときに笑っちゃう(笑)。

――(笑)。そんなシーンばかりでもあれなので、ベタに良いシーンでも構いません!

悠木:いっぱいあって、(掲載される)10話あたりだと神奈川が頑張りまくったあとなので。

安済:神奈川の陣営の絆が強くて泣ける!

悠木:神奈川が要と一応言われていたので、頑張ろうと思っていたんですけど。ほたるちゃんの一番好きなところは、やっぱり迎えに来てくれたところが、ちょーカッコいいです。

福原:7話だね!

悠木:それまでヒメがひとりで(アンノウンと戦って)頑張ってたんですけど、そこにほたるが助けに来てくれるところがあって。あそこはやっている側としても「やっと来てくれたぁ……もう叫ばないでいい」って思いました(笑)。

アンノウンってしゃべらないので、マイク前でずっとひとりでやってたんですよ。結構しんどいなぁ、ひとりで心細いなって思ってたんですけど、ほたるちゃんが来てくれて。「ヒメ! 今行く!」ってなったときは「わーい!」って思いました。ヒメで言うんだったら、銀呼が手を伸ばすところを無視するところが好きですね。我ながらカッコいいなって。

福原:まったく同じで、7話の迎えに行くところがお気に入りです。私もずっとアオちゃんが叫んでいて、「大丈夫? 大丈夫? 今いくよ!」って後ろで思ってました。その1話から7話まで、特に「うおぉぉぉ!」って展開はそんなになかったので、7話にしてすごく熱い展開があったので「こんなに熱いアニメだったんだ」って思いました(笑)。あと、8話での霞が、中二感があってすごく好き!

安済:そうなんだよ。あそこからお兄ぃの中ニ感と主人公感がガンガン増してくっていう(笑)。


――え~と、ここまでぜんぜん壱弥が出てきませんが……。

安済:壱弥の見どころはどこだったっけ?(笑)

悠木:私、壱弥の好きなシーンは5話で、瓦礫の下敷きになったのを見て、「お兄ぃ、東京の人、生き埋めになっちゃった」ってところがめっちゃ面白かった。 

安済:あそこも最初、テンションを上げて言ったら「そのテンションじゃないです」って(笑)。「そんなに焦らないです、明日葉は」みたいに言われて。

悠木:主人公を完全にギャグにしかかってたよね。最高に面白かった。

――誰も心配しないんだって思いながら見ていました。

悠木:逆に信頼してるんですけどね。


――あのくらいでは死なないと。では最後に石川さんは?

石川:どうでしょうね、カナリア。う~ん、インパクトとしては4話の最後が。せっかく「私もいっちゃんが、好……」まで言ったんですけど、何回も聞き直してもやっぱり「好……」が聞こえないなぁみたいな。何もなしに逝って、海面も何だか黒くなっていて、本当に怪しいなって演出だったんですよね。物語もここから何か変わっていく感じがしたので、まぁ、私はしばらくサヨナラしてしまうんですけど、そこが見どころですね。

安済:でもアンノウンとしては出ているんですよ、6話で。カナリアっぽい形のやつ。でも私、カナリアが帰って来たところも好き。

石川:「久しぶりのときは笑顔だよー」って。

安済:どうゆうこと?って思った(笑)。

石川:カナリアは本当に何があってもブレてなくて、最終回までポンコツですし、あまり役に立ってないっていう(笑)。

悠木:私カナリアは1話で、壱弥に「いっちゃんっていう呼び方が霞に漏れていたら、切腹自殺ものだぞ」って言われて「……え!?」って、気づくまでの間が長いところが好き(笑)。ゆっくり思考したんだなって思えて、すごく好き。


――本当に癒やしですよね。

一同:本当に癒やし!


■ カナリア一途過ぎた結果、ちょっとみんなに迷惑をかけた
 ところは相方としていただけないかなって(笑)。(石川)

――男性キャストに好きな女性キャラクターを聞いたんですが、女性陣にも好きな男性キャラクターをお聞きしたいのですが…。

悠木・安済: (朝凪)求得さんが好き!

安済:やっぱそうだよね!

悠木:結果、求得さん!

安済:最終回で「しかたねーなー」って言われたときは、「あーーーーーー!!!!」(歓喜)。もうやばいですね!

悠木:間違いなくほたるちゃんが一番ナンダ・ケ・ド、男じゃないから。

安済:いつもはひょうひょうと交わして会話の真意を見せないんだけど、深い! ダンディ! これがオトナの男か!っていう。

――他にはいないですか?

悠木:私的には、ほたるちゃんがカッコいいと思ってるけど、神奈川組はどちらかというとヒメのほうが男役なので……。

福原:女房なんです。

安済:そうなんだ! なるほど確かにね!

悠木:だからそこに挙げるのは違うかなって気がします。

安済: (石川さんに)一応お互いの相方褒めとく?

石川:えぇ? 私、霞くんのほうがいいな(笑)。

安済:今、問題発言が! 霞くんのほういいなって言われた。

石川:霞くん好きだよ。意外と妹思いだし、常識人だし、だって、いっちゃんを立ち直らせたのは霞だからね!

安済:確かにね。でも霞がカナリアの歌を歌ったときは、「ふっふぅ」って思ったけど(笑)。そこからのいっちゃんの反応が「それはお前が歌っていい歌じゃ……カ、カナリア……」っていう流れがすごく面白くて(笑)! 真面目なのが余計に……!

一同: (爆笑)

安済:真面目に見ても感動するんですけど、一歩引いて見たときの面白さっていうのがこの作品には常にあって、それが楽しい! 2度おいしいみたいな。

悠木:これさ、生コメンタリーやりたいよね。本編が全然聞こえない感じのコメンタリーをやりたい!

――でも、壱弥と霞は良いカップルですよね。

悠木:基本、同性としかくっつきませんから! だから最終話での明日葉には「ほ~~~ん」ってなりました(笑)。2期があったら楽しみですね! そして取り残されるカナリア(笑)。

石川:あれ!? 一番確実な人がいるのかと思ってたら、最終的には誰もいないんだって(笑)。悲しい。


――ちなみに男性陣の答えは気になりますか?

4人:気になる!


――斉藤壮馬さんは、明日葉と言っていました。

安済:意外!

石川:そう。壮馬くん、明日葉って言ってる。

悠木:夕浪さんかと思った。

――「他の人って面倒くさいじゃん」と言っていますね。

4人:あ~~(納得)。

安済:でも確かに一番楽かも。

悠木:明日葉とは、普通に一緒に暮らせそう。

石川:あんまり干渉しないしね。

安済:雄馬お兄ぃは誰ですか?


――内田雄馬さんは、ヒメですね。

悠木:おっ! 


――でもこれがまたひどい理由で、「手懐けるのが簡単そう」という。

悠木:あー。チョロいと思うじゃん?ですよ。


――「好きなものを与えていれば機嫌が良さそう」。

悠木:……、それは間違いない。

安済:明日葉の機嫌をとり続けるのは大変だもんね。


――「困ったときは、ヒメが何とかしてくれそう」とも言っています。

石川:確かに。

悠木:ゴキブリとかは倒せそうだけどね。

福原:家ごと壊れるけどね(笑)。

――こんな好き勝手言ってましたけど大丈夫ですか?

悠木:困りますねぇ。まぁでも我々もまず名前を挙げないっていう(笑)。

安済:最初から求得さん一択っていう。

悠木:でも私、女子キャラだと大國真昼さんも良かったんだよなぁ。

安済:真昼さんなぁ。殺しちゃたからなぁ、私(明日葉)。

悠木:「おい!(怒)」って思った。

安済:「チリも残さない。存在ごと消えて」って。

福原:大原さやかさんを、クランクアップさせるなって怒ってたね。

悠木:そう。私が今期唯一、大原さんに会える現場だったのに!!

――ちなみに男性陣は、最終的には能登さんが演じている夕浪さんが良かったようです。

安済:夕浪さんはホントに聖母なんで(納得)。

――でも、本当に壱弥は挙がらないんですね……。

安済:う~~ん。自分がカナリアだったら、選んでそうだよね。ちゃんと面倒見てくれそうだし。

石川:…………う、うん。


――石川さん、全然納得してない感じですけど(笑)。

石川:いや、意外といい子なんですけど、最後のほうのカナリア一途過ぎた結果、みんなに迷惑を掛けたところは相方としていただけないかなって。もっとカナリアのために頑張ってほしかったなって想いを込めて、挙げません(笑)!


――彼には霞がいるから大丈夫ですね。

石川:そうなんですよ。どうせカナリアじゃないんですよ!


――では最後に、最終回の見どころを!

安済:見どころはいっぱいあります! ネタバレになりそうで何も言えないっていうくらいのどんでん返しが待っているというか。特に11、12話っていうのは、今までの伏線をただ拾っていくのではなくて、かつ裏返していくみたいな感じで、本当にまた見返したくなるような真実とか、嘘だったりが一気に来るので、そこが見どころですね。あとは各陣営のやり方、それぞれの魅力や個性がここでさらに爆発しているので、やっていても楽しかったし、台本を読んでいても面白かったです。なので今までのことを踏まえて、楽しんでいただけたらなと思います。

悠木:ヒメほたとしては、もう一歩進むんで。最後、もう一歩進むんで(意味深)!! あと、個人的にはほたるちゃんの最終的な両手を使わない型がめっちゃカッコいいんで見てください。うちの嫁、ずっとカッコ良かったです! ただ、もう一歩進みます!

福原:私もアオちゃんの言っていた通り、蜜月のその先へっていう感じなので。100から先が見えるというか、むしろこれから先を見せてくれって感じなんです(笑)。あと、幼少期のヒメがたくさん出てきて、微妙に年齢が違うところをアオちゃんが巧みに演じ分けていて。

悠木:できてた!?

安済:あの2歳上げは絶妙! ちゃんと10歳になってる!って思った。

悠木:良かった! 

福原:ただでさえヒメはすごく幼い感じの子なのに、さらにそこから幼く演じていたので「すごい!」って思いながら見ていました。でもその回想シーンは、みんなの気持ちだったり、大事にしたいものが見えて、より切なくより熱く感じることができるんじゃないかなと思います。

――最後は石川さん。

石川:9話でやっと、カナリア帰ってきましたー!

悠木・福原・安済:おかえり~。

石川:ありがとうございます! 戻ってこられないんじゃないかなと思ったんですけど、無事に戻ってきました。9話10話あたりからのお話の内容としては、今まで謎になっていた部分が真実に近づいて、どんどん明らかになっていくんですけど、これで戦っている彼女、彼たちがどういった選択をしていくのか? そして10話あたりからは、新しい小説に出ていたキャラクターも出てきますし、最後、一気に盛り上がると思いますので、ぜひ一緒に、私たちと戦うつもりで最後まで見届けていただけたら嬉しいなって思います。ただ、カナリアはそんなに活躍しません!

悠木:そんなことないよ! 最後、最高に面白かったよ。みんなが「うおおお!」って言っているのに「ふえええ!」って言っているのが「めっちゃ可愛いかよー」って。


[取材&文・塚越淳一]


★EDカード担当・東山マキさん描き下ろしイラスト

 
★「クオリディア・コード×アニメイトタイムズ」コラボ企画実施中!
 2016年7月より放送中のTVアニメ『クオリディア・コード』とアニメイトタイムズがコラボしてWEB上にてイベントを開催! イベントは、アンノウンを倒してポイント獲得して陣営での勝利へ導く「3都市対抗ポイント争奪戦!」と、自分の考える最強の<世界>をTwitterで投稿する「僕の考えた最強の<世界>」の2種となっています。特設ページにて開催されますので奮ってご参加を!
>>特設ページ


■ 作品情報

【放送日時】
TOKYO MX:7月9日(土)24:00~(毎週土曜日24:00~)
とちぎテレビ:7月9日(土)24:00~(毎週土曜日24:00~)
群馬テレビ:7月9日(土)24:00~(毎週土曜日24:00~)
BS11:7月9日(土)24:00~(毎週土曜日24:00~)
チバテレ:7月9日(土)24:30~(毎週土曜日24:30~)
tvk:7月9日(土)24:30~(毎週土曜日24:30~)
ABC朝日放送:7月13日(水)26:59~(毎週水曜日26:44~)
AT-X:7月15日(金)24:30~ (毎週金曜日24:30~)
  [AT-X リピート放送]
  毎週日曜日18:00-18:30
  毎週月曜日16:30-17:00
  毎週木曜日8:30-9:00

[配信情報]
・アニメ放題 毎週日曜日正午更新
・U-NEXT 毎週日曜日正午更新
・dアニメストア 毎週日曜日正午更新
・ビデオパス 毎週月曜日0時更新
・J:comオンデマンド 毎週月曜日0時更新
・楽天ショウタイム 毎週火曜日0時更新
・PlayStation Video 毎週水曜日0時更新
・ニコニコチャンネル 毎週木曜日3時半更新
・ニコニコ生放送 毎週金曜日0時半更新
・ビデオマーケット 毎週木曜日3時半更新

※放送日・放送時間等は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

【スタッフ】
原作:Speakeasy/マーベラス
監督:かわむらけんいち
脚本:Speakeasy(さがら総×橘公司×渡 航)
キャラクター原案:松竜
キャラクターデザイン:田畑壽之
音楽:岩崎 琢
美術監督:加藤靖忠
美術設定:加藤靖忠
色彩設計:吉村智恵
撮影監督:佐久間悠也
音響監督:えびなやすのり
オープニングテーマ:LiSA
エンディングテーマ:ClariS/GARNiDELiA
制作:A-1 Pictures
製作:クオリディア・コード製作委員会

【キャスト】
朱雀壱弥:斉藤壮馬
宇多良カナリア:石川由依
天河舞姫:悠木 碧
凛堂ほたる:福原綾香
千種霞:内田雄馬
千種明日葉:安済知佳
八重垣青生:雨宮 天
朝凪求得:平田広明
夕浪愛離:能登麻美子

【楽曲】
[1stエンディングテーマ]
・ClariS NEWシングル「Gravity」
発売日:2016年7月27日
価格:
期間生産限定アニメ盤 1,250円+税
通常盤 1,167円+税

[2ndエンディングテーマ]
・GARNiDELiA NEWシングル5thシングル「約束 -Promise code-」
発売日:2016年8月17日予定
価格:
初回生産限定盤(CD+DVD) 1,500円+税
通常盤(CD) 1,200円+税
期間生産限定盤(CD+DVD) 1,500円+税

【ストーリー】
約30 年前、突如として地球に襲来した第一種災害指定異来生物――通称アンノウンは、人類を蹂躙し世界を崩壊へと追いやった。圧倒的な力を誇るアンノウンに、人類は総力戦で対抗。辛くも勝利を収めるが、戦争が終わった現在も散発的な侵攻に苦しめられていた。

コールドスリープ施設に避難させられていた子供たちは、その眠りから目覚めたとき、己の身に超自然的な力――<世界>が発現していることを知る。

東京、神奈川、千葉の各防衛都市に所属し、<世界>を駆使しながら、アンノウンと戦い続ける少年少女。
彼らは世界の命運を背負わされるだけではなく、ランキングと呼ばれる制度によって貢献度を競わされ、常に最前線で人類の領域を守っている。そんな極限状況の中で、何を見て、何を守ろうとするのか――。

東京をさがら総、神奈川を橘公司、千葉を渡 航が担当し、シェアワールド”QUALIDEA”を作り上げる!



>>公式サイト
>>公式Twitter(@QUALIDEACODE)

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(C)Speakeasy・マーベラス/クオリディア製作委員会
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