『スカーレッドライダーゼクス』小山力也さんインタビュー

『スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ』第三弾『Pride』が2月29日にリリース!――というわけでディバイザーを演じる小山力也さんにインタビュー!

 大人気恋愛シミュレーションゲーム『スカーレッドライダーゼクス』から、豪華声優陣+豪華制作陣がタッグを組んだキャラクターソングシリーズ「スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ」が登場!

 シリーズ第一弾『Roaring to the moon』、第二弾『tuning NOISE ―星屑カケラたち―』も大好評だった本シリーズの第三弾『Pride』が、2012年2月29日にリリースされることが決定。歌唱を担当するのは津賀ユゥジ(CV:近藤隆)xディバイザー(CV:小山力也)、楽曲制作は『鉄拳』シリーズや『ニーア ゲシュタルト/ニーア レプリカント』でお馴染みの岡部啓一氏が手がけ、まさに夢のコラボレーション作品となっている。

 そして今回アニメイトTVでは、ディバイザーを演じる小山力也さんにインタビューを実施。大人の色香が漂う『Pride』の魅力に迫る!

――曲を聴いた時の印象をお願いします。

小山力也さん(ディバイザー役/以下小山):僕はバラードが好きですし、とても良い曲だと思いました。以前収録したドラマCD『ウィンター・ミュート 1-3-6』の中で、仲間全員の強い絆を感じられるようなシーンがあったのですが、その場面が目に浮かんできました。


――ディバイザーとしてのキャラクターソングは初めてですが、レコーディングはいかがでしたか?

小山:自分で気持ちよく歌うだけではないので、自分と「ディバイザーとして歌う」こととのギャップを埋めるのが大変でした。今回は近藤くんとのデュエットなので、「彼だったらこんな風に歌うんじゃないかな」とか、常に意識しながら歌っていました。


――具体的にどんなことを意識されたのでしょうか。

小山:僕の歌声はゴツゴツしているんですが、近藤くんはもっと甘く歌うと思います。きれいに歌おうとすると声が細くなってしまうので、常に太い声で歌って、近藤くんとの差を出せるようにしました。滑らかな曲調なので、あまり力強く歌いすぎても、曲と声が合わなくなってしまうかなとは思ったんですが、ディバイザーは鋼鉄の塊ですからね。「塊が歌えば良いな」と思って歌いました。近藤くんは歌がとても上手なので、彼の良さが引き立てば嬉しいです(笑)。


――ユゥジとディバイザーの関係性がそのまま表れているようですね。

小山:そうですね。ディバイザーは、口調や態度が常に尊大であることが求められるんですが、本当は温かい心を持っていて、だからこそユゥジが一緒にきてくれるのだし、彼を守っていく立場としての大きさを、歌の中でも出していければな、と。


――ディバイザーというキャラクターの魅力は、どんな部分だと思われますか。

小山:体は冷たいけど心は温かい。そのギャップが彼の一番の魅力だと思います。体はとても硬くて、きっとトラックにぶつかっても壊れないんでしょうけど、その中には温かいものがあって。言葉づかいや態度は横柄だったりするのに、本当にそう思っているわけではない。自分と関わる人間の良いところを引き出してやろうとしていて。特に、パートナーのユゥジにはその思いやりが強く感じられますね。


――小山さんご自身が、キャラクターソングを歌う際に心がけていることはありますか?

小山:キャラクターの顔や体、癖、ポーズを含めて、情景を思い浮かべることです。例えば今日は、ゲームやドラマCDのなかで描かれてきたことを頭に浮かべながら、ディバイザー本人の立ち居振る舞いを意識して歌っていました。ディバイザーはどんなことがあっても揺るがないですし、例え少しの心のブレであっても、それを動揺として外にみせるキャラクターではないので、その安定感を噛み締めながら臨みました。


――ボイスドラマの収録はいかがでしたか?

小山:ユゥジとの過去を描いたシーンがあったのですが、そこではまだ彼との関係も深くなかったので、僕の中でも今まで断片的だったものがつながって、「ああ、そういうことだったのか!」と納得できましたし、面白かったです。


――ではもし別のストーリーでボイスドラマを演じるとしたら、どんな展開が良いですか?

小山:今まではディバイザーがユゥジを見守って、その成長ぶりをサポートする立場だったんです。でもユゥジももっと成長していくでしょうし、逆にディバイザーがユゥジに諭されたりしたらドキっとしますし、面白いですよね。こちらが余裕を持って彼の成長をみていくのではなくて、「いつの間にこんなところまで!」と驚くような展開がみてみたいです。


――では『スカーレッドライダーゼクス』という作品の魅力をお願いします。

小山:まずキャラクターがとても個性豊かで、様々な良い部分を持っているところです。それから、全編を通して優しさに溢れているところだと思います。最近、色んな刺激を詰め込んだ作品が多いですよね。そういった作品も僕はもちろん大好きです。でも根底に温かくて優しいものが溢れていると、また触れたい、演じたいと思うし、記憶にも強く残りますから。
 刺激が強いものは、その刺激の部分だけが記憶に残っていくことが多いですが、こういった作品は触れるたびに新しい発見があると思うんですよ。『スカーレッドライダーゼクス』では、メインスタンスとサブスタンスがぎこちないながらも協調し合って、お互いを思いやっているなかで、教官に向かっていくんですね。その教官の目線から見ていただければ、その関係性の面白さや、彼らの持つ温かさが伝わってくると思いますし、何度も触れたい作品になっていくのではないでしょうか。


――最後に、ファンの方にひと言、メッセージをいただけますか。

小山:ディバイザーがコチコチの体で、ハートフルを目指してユゥジをサポートしています。……とみせかけて、実はサポートされながら、また一つ、新しいものができあがりました。彼らの関係性を楽しみながら、聴いていただけたら嬉しいです。


Scared Rider Xechs -スカーレッドライダーゼクス公式サイト

SRXドリームコラボレーションCD vol.3 『Pride』<br>2012年2月29日(水)発売<br>1680円(税込)

SRXドリームコラボレーションCD vol.3 『Pride』
2012年2月29日(水)発売
1680円(税込)

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