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【花とゆめアニメ祭】『それでも世界は美しい』ステージレポ

【花とゆめアニメ祭】前田玲奈さん、島崎信長さん、杉田智和さん登壇! 『それでも世界は美しい』ステージイベント「ニケ、急に歌うよ〜?SP」レポート

 白泉社刊の少女漫画誌『花とゆめ』が、創刊40周年・通巻1000号を記念して、「花とゆめアニメ祭」を開催した。2014年9月28日(日)に、品川インターシティホールにて行われたこのイベント。目玉となったのは、アニメ化された同誌作品『それでも世界は美しい』、『暁のヨナ』、『神様はじめました』によるステージイベントだ。

 本稿では、このイベントのなかから『それでも世界は美しい』(椎名 橙先生)のステージ「ニケ、急に歌うよ〜?SP」のレポートをお届けする。

●オープニングはタイトルの通り「ニケ、急に歌う」♪

 開演時間になると、アニメでもおなじみ『アメフラシの歌』のイントロが流れだし、ニケ役・前田玲奈さんが登場。2コーラス目からはリビ役・島崎信長さんとのデュエットで、じっくり歌いあげた。力のあるメロディに透き通った歌声がのり、壮大な世界観が生まれる同曲。このパワーは、観客の感情をきっと揺り動かしたことだろう。

 歌が終わると、ニール役の杉田智和さんも登壇。自前の服でコーディネートされたというニールのコスプレを披露し、会場をひとしきり沸かせると、司会・吉田尚記さんの進行によるトークショーへと移っていく。トークは、アニメの印象的なシーンを振り返る「それセカ シーンベストリクエスト」とともに進められた。各シーンのセレクトには、3人も参加しているとのことだ。

 最初に披露されたのは「ニケの感動シーン」。「傷だらけになりながらもリビへの想いを明かすシーン」や、「国を発つニケをトハラが歌で送り出すシーン」など、胸打つ名場面の連続に、キャスト陣は思わず見入っていた。また、合間にはアフレコ秘話も。とくに「(マイク前で演じながら)ものすごい動いてるって言われるんです。自覚全然ないんですけど……」という前田さんに、島崎さんと杉田さんが「自覚ないの!?」と驚愕する一幕も。どうやら、本人が思っていた以上に周囲の目にとまっていた模様。これを受け、前田さんも「うそー!?」と少々戸惑い気味になっていた。

 続いてのテーマは「リビの恥ずかシーン」。「地下神殿を抜けだしてニケに抱きつくリビ(恥ずかしいレベル20%)」、「まさに赤面!するリビ(70%)」、「ベッドの上でニケに向かって『やだね、するまで起きない』と言うリビ(200%)」と、恥ずかしいレベルを上げながら紹介された。VTRが明けるたび、照れ顔を見せていた島崎さん。さらには「とんだ羞恥プレイですよね!!」と嘆いた。リビと一心同体の島崎さんにとって、かなりこたえる時間だったようだ。ともあれ、ニケへの愛が伝わるシーンの数々に、客席からはときおり感動のため息が漏れる……♪

 「ニールの七変化シーン」では、各話の要所要所で登場するニールをフィーチャー。ニケとリビを陰ながら支える有能な秘書官・ニールの、バイプレーヤーぶりが存分に紹介された。また、放送時にも話題になった第9話予告「ニールが急に歌おうとしたシーン」では、VTR上映後「実はこれ、本当に歌えって言われたんですよ」と杉田さん。なんでも、台本にも「歌」を書いてあったが「必死に逃げた」結果、この形になったそうだ。

 各キャラの名シーンだけでなく、アフレコ時の秘話も多数飛び出したこのコーナー。“それセカ”ファンにとっては貴重なトークショーになったはずだ。そしてこのあとは、DVD&Blu-rayの発売情報などの告知を経て、再び前田さんのライブへ♪ 観客の拍手と、杉田さん&島崎さんの「がんばれ▽ がんばれ▽(▽はハートマーク)」という激励を受け、エンディングテーマ『PROMISE』を披露した。

 「大切な“誰か”を思って作られた」という『PROMISE』は、切なくも希望に満ちた曲。前田さんの歌声によって丁寧に紡がれ、会場全体を温かな空気で包んだ。歌い終え、「私の歌った歌は、みなさんの心の奥に届いたでしょうか?」と問いかけると、観客からは即座に大きな拍手が。前田さんは、たまらず満面の笑顔を浮かべていた。

 「ニケの降らす雨は地面の濡らす雨じゃなく、人の心を潤す温かい雨だと思っています」とは、ラストのあいさつで告げられた前田さんの言葉。今回のステージでは、その雨を前田さんが降らしてくれたようだ。終演後、大興奮のまま席をたつ観客の姿が印象的だった。

■テレビアニメ『それでも世界は美しい』

【ON AIR】
日本テレビにて2014年4月5日(土)より毎週土曜日深夜26:20~放送開始!

【STAFF】
原作:椎名 橙(白泉社「花とゆめ」連載)
アニメーション制作:studioぴえろ
監督:亀垣 一
キャラクターデザイン:夘野一郎

【CAST】
ニケ・ルメルシエ:前田玲奈
リヴィウス一世:島崎信長 (※正しくは「崎」の「大」の部分が「立」)
ニール:杉田智和
ミラ:伊瀬茉莉也
ニア:茅野愛衣
カラ:寺崎裕香
ラニ・アリステス:浪川大輔
バルドウィン・シシル・イフリキア:櫻井孝宏
ナレーション:横山智佐

【INTRODUCTION】
「雨の公国」の第四公女であるニケが、即位から3年で世界を治めた「太陽王リヴィウス一世(リビ)」のもとに嫁ぐことになった――。

 美しい歌声に合わせて雨を呼ぶ「アメフラシ」の能力を持つニケは、公国の未来のため、会ったこともない相手との結婚に応じ「晴れの大国」を訪れる。 故郷から遠く離れた地で彼女を待っていたのは? そして、ニケと出会う人々が、彼女の歌声を聴き、感じとるものとは?

 太陽王・リビとアメフラシの姫・ニケが織り成す、光と雨のディスティニー・ロマンス。

>>テレビアニメ『それでも世界は美しい』公式サイト
>>テレビアニメ『それでも世界は美しい』公式Twitter
【推奨ハッシュタグ:#soreseka_anime】

(C)椎名 橙・白泉社/王室会報誌編集部
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