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満を持して渡先生が登場!『俺ガイル。続』ラジオ最終回収録レポ

満を持して『俺ガイル』原作者・渡航先生登場!「総武高校奉仕部ラジオ。続」&「江口拓也のぼっちラジオ。続」最終回収録レポート

 好評の内に放送を終了したTVアニメ第2期『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』。そのWEBラジオで、当サイトで配信中の「総武高校奉仕部ラジオ。続」&「江口拓也のぼっちラジオ。続」もこのたび2015年7月31日の配信をもって、最終回を迎えた。

 ついに最後となる今回の収録には『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の原作者、渡航先生がゲストとして登場! 気になるTVアニメ第二期最終回についての話も飛び出した最終回の収録にお邪魔させてもらうことができたので、その模様をここでお届け! さらに、収録後に早見さん&東山さん、江口さんへインタビューを行ったので、こちらもお見逃しなく。

 
●最終回の江口総裁の席は、なんだか窮屈そう!?

 今回で最終回を迎えるこの番組。にも関わらずぼっち党総裁である八幡役の江口さんの席に異変が! 毎回同じ場所に居ながら衝立を挟んで、奉仕部ラジオとぼっちラジオ、ふたつの番組を収録するスタイルのこの番組。しかしこの日の江口さんの席は狭く、窮屈そうで、まるで反省部屋みたいだとは江口さんの談。そして、最終回の暇つぶしグッズは「ぼっち占い」ということで、総裁がぼっちでの過ごし方を12星座ごとにアドバイスするので、お楽しみに。

 さてさて、早速奉仕部ラジオのほうのオープニングへと移ると、原作者の渡先生が登場。おなじみの「やっはろー」でご挨拶し、盛り上がる。すると、早見さんからTVアニメ第二期の最終回収録後に、渡先生がキャスト陣に深々と礼をしていたという心温まるエピソードが! これには渡先生もちょっと照れくさそうな様子にしながらも、ドラマCDから4年間の積み重ねへの思い入れを伺わせた。

 ふつおたのコーナーへと移ると、早見さん、東山さんに加え渡先生もメールを読むことに。原作楽しみにしていますという最初のメールから、早見さんと東山さんがこの続きがどうなるのかを聞くと、渡先生は「俺もちょっと聞かせて欲しいぐらいだ」とコメント。しかし、キャラクターの心情は物語が終わっても終わるものではないとし、「もやもやした思いを抱えながら、みんなもこれから生きて行ってほしい」と言葉を残した。

 また、自身が演じる結衣の心情を渡先生に伺った東山さんは、「誰も100パーセント幸せにはなれない」と言われたそうで、「幸せなだけの物語は嘘くさい」とした渡先生は、それぞれ色々な幸せの形があるといった話や、大人になるってどういう事なのかという見解を示した。

 『奉仕活動定例報告会』のコーナーではぼっちラジオに送ったほうがいいのではと思わずにはいられない、中学、高校でぼっちだった反動からか大学デビューではしゃぎ過ぎ、親から退学を命じられて専門学校でまたぼっちに逆戻りしたというエピソードも登場。これには奉仕部に先駆けて江口さんがぼっち党員に公認するなど、非常に涙ぐましい話となった。

 「奉仕部占い」のコーナーを挟んで、告知コーナーが終わるとエンディングへ。最終回を記念して、ケーキが運び込まれ一通り盛り上がると早見さん、東山さん、そして渡先生と奉仕部ラジオに差し入れられたケーキが退場。お待ちかねの「江口拓也のぼっちラジオ。続」のターンへ。

 
●最終回も変わらずぬるっと開幕! 党員たちも、もちろん通常営業!

 江口さんが、退場していったケーキが羨ましかったのか催促していると、ぼっちラジオにもケーキが!? そしていつものアカペラBGMがながれはじめ、ぼっちラジオ開始!

 江口総裁の第二次ぼっち党解散宣言から、先ほどのぼっち占いの発表へ。奉仕部ラジオの間はやることがなかったのか、12星座すべてしっかりと考えてある占いは爆笑必至! おうし座ならぼっち焼肉に行こうなど、それぞれの星座の特徴を絶妙に盛り込んでいるので必聴だ。

 ふつおたのコーナーでは、東山さんが出演されていた集英社の漫画作品が原作の、某ラブコメアニメのラジオ番組で「名前に@ぼっち党員を付けて送ったらおたよりが採用された」という方からのメールや、毎回のようになぜか『俺ガイル』には出演されていないのにラジオで名前が挙がる小野友樹さんネタ、さらには早見さんのラジオのステッカーが欲しいといったメールなど、『俺ガイル』とは関係のないネタばかりで、党員たちは通常営業!

 最終回とは思えないような盛り上がりといつも通りのノリに、ふと最後だということを思い出すと寂しくなるかもしれない。今後の復活を祈りたい。

 番組唯一のコーナー「ぼっち党が公認します!」のコーナーでも、やっぱり党員たちはいつも通り。なかには4コマ漫画『やはり4コマでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』の作者・種田優太先生が、ぼっち党員になりたいと言っていたという党員からの報告や、「起立!」と号令をかけても誰も反応してくれないといったエピソード、パチンコ屋で出会いを求めていたら、気になる女性店員さんが人妻で子持ちだったというちょっとまちがったネタも飛び出した。

 特に無職で彼女もできず、この世界に絶望したのか尊厳死を求めた党員は最後にものすごいインパクトを残していった。だが、ラジオにメールを送るような余裕があるので、きっと大丈夫だろう!

 エンディングでは総裁が今回の感想や、党員への思いを語り告知コーナーへ。最後にも関わらずいつも通りの党員たちは、ぼっち党が解散しても強く生きていくことだろう。まだDJCDの発売や、イベントも控えているので乞うご期待!

 
●副総裁・東山さんは、総裁・江口さんとの直接対決を希望!?

 ラジオの収録後、パーソナリティのお三方にお話をうかがえたのでここで公開。まずは、奉仕部ラジオを支えてきたお二人から。心温まるエピソードをご覧あれ。


──ラジオ2度目となる最終回の収録が終わってしまいましたが、心境はいかがですか?

早見:早かったよね。

東山:早かった! アニメと同時進行でやってたから、アニメが終わって、ラジオも終わるってなると楽しみがなくなってしまいますね。私たちも収録を楽しみにしていたラジオだし、リスナーさんのお便りもすごく面白くて、ちょっと寂しいような気がします。でも、第1期のラジオが終わった後もDJCDなどで何度か復活していたので、また何かあればいいなと思っています。

早見:やりたいですね。


──ファンの方からしてもラジオが終わるのは残念だと思います。

東山:今、思ってみれば変わったラジオだったなって。収録の形式もそうですし、新しいことにチャレンジしている番組でしたね。動画配信じゃないのに、江口さんと私たちの間に仕切りがあったり、ぼっちフォンのこだわりがすごかったり……。

早見:話している我々だけではなく、一緒にラジオを作っているスタッフさん全員の細やかな愛情と気配りがラジオに反映されていたような気がします。それを聴いていただけている人にも伝わっているのがすごく嬉しかったですね。

東山:原作もまだまだ続きますし、アニメのBD&DVDも発売されていますし、イベントの後にその感想も読みたいので、チャンスがあるといいですね。


──お二人が考える最終回の聴きどころはどこでしょうか?

早見:やはり、渡先生がいらっしゃったことです。

東山:渡先生は原作者という肩書だけでは言い表せないほどの活躍ですから。

早見:マルチクリエイターですよ!

東山:マルチクリエイターっていいね!

早見:アイデアマンなので、ラジオの企画も提示してくださいました。今回の収録では、アニメのエンドカードの話なども出て、それも渡先生のアイデアなんです。私たちはそれを知らなかったので、いつもですが驚かされますね。

 打ち上げなどでの先生の話が本当に面白くて、先生がいると場が明るくなる存在です。

東山:アニメの最終回の話もできたので、作品の話も注目です。それ以外にも、リスナーさんの何気ないお便りに対する先生の鋭いツッコミが面白かったです(笑)。

早見:まさかのゲストの先生がふつおたを読んでくれるという(笑)。あれはこのラジオでしか聴けないと思います。


──それは楽しみですね(笑)。今までラジオでは様々なことがあったと思いますが、お二人が思い出に残っていることはありますか?

早見:私はラジオのプラスアルファの部分が好きで、ぼっちフォンだったり、スタッフさんがわざわざ作ってくれたノベルティのステッカーなどもお気に入りです。

東山:今回の収録では、江口さんが暇つぶしに星座占いを作っていたりしていて、その占い用にステッカーにも使われているような私たちの形をしたピクトグラムを新しくスタッフさんが作ってくれたんです。現状、表に出す予定のないものまで作ってくださるのはすごいですよね。ぼっちフォンも最初はただの紙コップだったのが、だんだん飾りつけされて豪華になっていって。どうやって作ってるんだろう? と思わされるものばかりです。

 ラジオを作る中で物作りの粋を結集しているんですよ。それもあって、収録現場に入るのが楽しみでしたし、話も弾む現場でした。


──今回の収録も相変わらずの空気感がありました。相変わらずと言えば、最終回も「奉仕部ラジオ」と「ぼっちラジオ」は別々のままでしたね……。お二人から江口さんにメッセージをいただきたいのですが。

早見:なんだろうなぁ~(笑)。

東山:私は第1期のころからずっと言っていたんですけど、江口さんのぼっちはBB(ビジネスぼっち)なんです。

早見:BB(笑)。副総裁からするとそうなんですね!

東山:副総裁の立ち場から言うと、まだまだ総裁の地位を虎視眈々と狙っています(笑)。私は今でもラーメン屋には一人で入るし、道を一人で歩いていても独り言に躊躇がなくなってきました。

早見:副総裁もだいぶ極まってきましたね!(笑)

東山:なので、ラジオの続きがあれば直接対決ができる機会が欲しいですね。

早見:いいですね。ぼっち対決、見てみたいです! その際は、私はどちら側につくのか、かなりの命題になってきますね……。私は江口総裁と東山副総裁の動向をこれからも見守っていきたいと思います。あと、機会があれば私も昇格を……(笑)。


──なるほど(笑)。では最後に、ラジオを支えてくださったリスナーのみなさんにメッセージをお願いします。

東山:長いお付き合いになりましたが、ずっと見守り続け、たくさんのお便りを送っていただいたみなさんには本当に感謝しています。奉仕部ラジオはリア充感のあるラジオということで、恋愛相談などもありました。そのみなさんが現在どうなったのかも気になりますし、もし復活したら、またその後の状況をお知らせしてもらいたいなと思っています。ラジオは一旦終わってしまいましたが、俺ガイルへの想いや今後の展開についてもお便りを送っていただいたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

早見:長く続いたラジオが終わってしまうということで、感慨深く思っています。いつも奉仕部ラジオとぼっちラジオは、別れてはいますがお互いにタッグを組んで頑張ってきました。ぼっちがテーマになっている作品ですが、ラジオを通して一通一通のお便り、一人一人の意見が繋がっていって、一つの輪になっているのがとても印象的でした。ぼっちが集まって作ったこれだけの大きなものが、奉仕部ラジオとぼっちラジオだと思います。みなさんと一緒に作り上げた、我々二人では完成しなかったものがこのラジオです。本当にありがとうございました。近いうちにメールやお便りなどで対話できる機会があれば嬉しいなと思っています。またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

 
●ぼっちラジオの思い出は……特になし!

 続いて、ぼっちラジオで数々の伝説を残してきた江口さん。最終回もなかなかヘビーなメールがたくさん届いたせいか、かなりのダウナー気味……。しかし、言葉の端々に感じる総裁の熱意に注目していただきたい。


──ラジオ2度目となる最終回の収録が終わってしまいましたが、心境はいかがですか?

江口:第1期から第2期と3年ほどラジオをやらせていただきました。長いなと思いつつ、ぼっちラジオのほうは特に構成も変わらないし、特に思い入れが……(笑)。

一同:(笑)。

江口:いつも一人ですし……。最終回に至っては、ボロ布に仕切られ、机もないので棚で代用し、有り合わせのセットだったので、あんまり終わった感じはしませんでしたね(笑)。


──早見さんと東山さんはお二人でのインタビューでしたが、江口さんはぼっちでのインタビューになってしまいましたね……。

江口:そうですね。せめてインタビューは3人一緒でもいいんじゃないかなって。そこも一貫してますよね。


──最終回の聴きどころをあえて挙げるとしたらどこですか?

江口:聴きどころですか? えーと、そうですねぇ。なんですかね。特にないですね(笑)。

一同:(爆笑)。

江口:どこ聴いても同じですからね。本編の奉仕部ラジオを聴いてほしいですね。奉仕部ラジオでは渡先生もいらっしゃいましたし、重要なことも言っていましたし。ぼっちラジオは中身のないことをずっと言っているので、奉仕部ラジオをもう一度聴きなおしてください。


──誘導ですか(笑)。ラジオで思い出に残っているエピソードはありますか?

江口:あー、ないですね(笑)。思い入れがないので……。強いて挙げるなら、ぼっちと言いながらBGMで早見さん、東山さんと共演できたことですね。そのBGMもアカペラ集という形でCDになりますし、奇跡のアカペラ合体を聴いていただきたいです。


──ラジオも最後なので、訓練されたぼっち党員たちに、江口さんこそが総裁に相応しいと思わせる珠玉のぼっちエピソードを何かひとつ、お願いします。

江口:ぼっちエピソードですか……。まぁ、ないかな……(笑)。僕は一人で過ごすのが好きなんです。よくいるじゃないですか、悩みがあったら人に相談するみたいな人。何か選択に迫られたら自分じゃ決められないので、人と会話して……みたいな。僕は何か悩み事があったら人に相談しないで、自分で考えるタイプなんです。なので、何かがあれば一人になりたいんですよ。だから普通ということですね。普通であれってことですよ。一人が寂しいと思っているようじゃまだまだだと。「一人でいるの気持ちいい!」くらいの精神にならないと、ぼっち党幹部の道は険しいかなと思います。


──東山さんが江口さんと対決してみたい、ということを仰っていましたが。

江口:対決ですか? 受けて立ちましょう。


──楽しみにしています(笑)。では最後にリスナーのみなさんへメッセージをお願いします。

江口:9割9分9厘は奉仕部ラジオを聴いたら再生を止めて、ぼっちラジオは聴いていないと思うんですけど……(笑)。それにしても、ぼっち党員のメールが濃すぎて、「こんな風なリスナーさんがいっぱいいるんだ!?」と毎回驚かされていました。毎回違うラジオネームが読まれ、毎回何十人とメールを紹介するのにメールが途絶えないというのがこのラジオのすごいところだと思いました。それは、「何を送ってもいいんだ」という空気ができているからだと思います。そういうラジオって貴重ですよね。これからも引き続き応援していただけたらなと思っています。ぶっちゃけ、DJCDとかがいっぱい売れれば続くんじゃないかな……(笑)。みなさんの応援があれば、アニメが終わってもラジオだけは続けることもできますから。またこういう機会があれば嬉しいので、引き続きよろしくお願いします。


■TVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』

【スタッフ】
原作:渡 航(小学館「ガガガ文庫」)
キャラクター原案:ぽんかん(8)
監督:及川 啓
シリーズ構成:菅 正太郎
キャラクターデザイン:田中雄一
音楽:石濱 翔(MONACA)、高橋邦幸(MONACA)
音響監督:本山 哲
アニメーション制作:feel.

【キャスト】
比企谷八幡:江口拓也
雪ノ下雪乃:早見沙織
由比ヶ浜結衣:東山奈央
一色いろは:佐倉綾音
戸塚彩加:小松未可子
材木座義輝:檜山修之
比企谷小町:悠木 碧
平塚 静:柚木涼香
雪ノ下陽乃:中原麻衣
葉山隼人:近藤 隆
折本かおり:戸松 遥

【あらすじ】
 過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣とともに、クラスメイトの人間関係の問題の解決から文化祭実行委員の運営に至るまで、数々の案件をこなす毎日をすごしていた。季節は移ろい、秋。八幡ら2年生は修学旅行に行くことに。そんな中、奉仕部に持ち込まれた依頼とはいったい!? 新登場の一色いろはも加わって、彼らの関係もさらに複雑さをみせ始める。――八幡のやさぐれた価値観も少しずつ変化せざるをえない、そんな経験を通し、果たしてこの先、彼の高校生活はどんな展開を迎えるのか!?



>>「総武高校奉仕部ラジオ。続」配信ページ
>>TVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』公式サイト
>>TVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』公式Twitter

(C)渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続
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