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Lily’s Blow 千鳥と共鳴する「信念」/インタビュー

千鳥のひたむきさに惚れた──『信長の忍び~伊勢・金ヶ崎篇~』主題歌を手掛けるLily’s Blow・NANAに直撃

都内のライブハウスを中心に活動する NANA (Vo) のソロプロジェクトであり、YUIを見出した近藤ひさしがプロデュースを手掛けるガールズロックシーンの新星・Lily’s Blow。

人気TVアニメ『信長の忍び~伊勢・金ヶ崎篇~』第2クールの主題歌として放送中のLily’s Blowの新曲『花の影』が、先駆けて8月16日(水)よりデジタル先行配信リリースされます。そして9月20日(水)には両A面2ndシングルとして『花の影 / 泥沼 Break Down』が発売されることとなりました。

アニメの世界観をもとに書き下ろされた『花の影』は、和風テイストのロックナンバー。主人公・千鳥の信念と繊細さが、NANAさんのエモーショナルな歌声で表現されています。シングルの『TVアニメ『信長の忍び盤』には、アニメ映像で構成されたAnime Ver.のミュージックビデオのほか、『信長の忍び』で主人公・千鳥の声を務める水瀬いのりがレギュラー放送するラジオ『水瀬いのりの『信長の忍び』ラジオ〜私、リスナー様の忍びになります!!〜』のスピンオフ特別篇(水瀬いのり×NANA)も収録されています。

どんな想いで制作に挑んでいったのかを教えていただく中で、主人公の千鳥に重なるかのようなNANA さんの生き様も伝わってきました。

 

アニメイトタイムズからのおすすめ
「自分の中に秘められている衝動がいちばんぶつけやすいのがロック」
――アニメイトタイムズとしては初の取材となるので、デビューに至るまでの経緯をまずは教えて下さい。

NANAさん(以下、NANA):もともと高校のときに組んでいたバンドでプロを目指して上京してきたんですけど、そのバンドが解散してしまって。そのときにお世話になっていた、下北沢にあるライブハウスの店長さんが相談に乗ってくれて、(現在のプロデューサーの)近藤ひさしさんを紹介してくれて繋がっていったんです。

それと前後して映画『傷だらけの悪魔』(2017年2月公開)のオーディションがあることを知って受けていたところ、主題歌と出演で参加させていただくことになりました。オーディションを受ける前から、Lily’s Blowとしては活動をスタートさせていたんですが、映画の主題歌をキッカケにデビューに至りました。

――ちなみに高校の時のバンドはどんなテイストだったんですか?

NANA:ロックバンドでした。その時は「やってやるぞ」みたいな勢いがあって、上京して。

――「歌でやっていく」という覚悟が決まってたんですね。肝が据わってるというか、根性が透けて見えるというか。

NANA:はい。確かに、根性みたいなものがありました(笑)。いい意味で昭和っぽいというか。

――Lily’s Blowをはじめた当初は、明確なコンセプトみたいなものはあったんでしょうか。

NANA:ソロプロジェクトでやろうということになったんですけど、自分自身、歌を歌うときに……オケで歌うのもカッコいいとは思うんですけど、バンドサウンドでやりたいという気持ちがあって、バンド形態でやることを提案させていただいて。バンドを固定のサポートメンバーにお願いしています。

――そこまでバンドにこだわった理由とは?

NANA:自分の中に秘められている衝動がいちばんぶつけやすいのがロックだと思っているんです。だからロックサウンドでやりたいという気持ちがあって。やっぱりロックって生演奏が大事だなと。聴いている側も感情を解放できるというか、叫びやすいというか(笑)。だからこそ好きなんです。


「等身大の自分自身を出していけたら」

――『傷だらけの悪魔』の主題歌になったデビューシングル『NAI NAI NAI』がリリースされるときはどんな心境でしたか?

NANA:自分のなかでは「あ、メジャーデビューだ」っていうか。冷静な感じでした。ここからもっと頑張っていかなきゃいけないし、ハングリー精神は忘れたくなかったので、いい意味であまり変わらなかったですね。

――確かにめちゃくちゃハングリーですよね。

NANA:欲張りなんですよ(笑)。

――今日お話していてもすごく自然体というか。等身大の状態で表現活動ができているんですね。

NANA:そうですね。等身大の自分自身を出していけたらということはいつも思っています。飾り付けるわけではなく、自分の好きな音楽を好きな歌い方で歌うというか。ライブの衣装も常にこんな感じ(取材時の衣装)なんです。

――インディーズ時代の『Ready to go』PVみたいな感じの恰好が凄く似合いますよね。

NANA:あ、そうです。Tシャツ、スキニー、マーチン、みたいな。常にラフというか、等身大でいることは心がけています。

――背伸びせず、等身大で勝負できることは素晴らしいですね。そういう信念ってどこから生まれたんだと思います?

NANA:今まで見てきた格好いいアーティストさん、私が本当にカッコいいなって思った人たちは、作りこんでいる感がなかったんです。やらされている感もなく、言いたいことを歌にして、はちゃめちゃやって、カッコよくその命を終えていくじゃないですけど……カッコつけて死んでいくんじゃなくて、死んでいくときにカッコよかったなって私自身も思われたいなと。

――それはまさにロックで大切な生き様ですよね。

NANA:そうです。

――そういう話って近藤さんともされるんですか?

NANA:そうですね。そこからできていく曲もあります。


「千鳥ちゃんのひたむきさに惚れてしまった」

――もともとNANAさんは『信長の忍び』のファンだったそうで、オファーがきたときは嬉しかったんじゃないですか?

NANA:本当に嬉しかったです。もう「ええ!?」って。『信長の忍び』は笑えるし、泣けるし、「自分も戦わなきゃな」ってヤル気になれるアニメで。テンポも速くて、観ていて飽きないんですよね。

――今作に向かうまでは近藤さんとどんな話し合いをされたのでしょうか?

NANA:『信長の忍び』はずっと好きなアニメだったので、イメージはすぐに出てきたんです。織田信長は乱世を終わらせるために天下統一しなきゃいけない。天下を取るためには、多くの命を犠牲にすることになるけど、それをしないと乱世は終わらないんだっていう強い信念、生き様に憧れを持って見ていたアニメだったので、そういう想いを伝えました。 

――歌詞についてはどうですか?

NANA:歌詞のなかでは「孤独」を出したかったんです。いつも笑っている千鳥ちゃんだけど、暗い過去があって乱世をすごく憎んでいて……。信長さまの乱世を終わらせるという信念に惹かれて「どこまでも尽くしていきます」とついていく千鳥ちゃんのひたむきさに惚れてしまった部分があったんですよね。最後の<咲いた一輪 花の影>というのは、“花”は信長、“花の影”は忍びの千鳥ちゃんをイメージしました。

――和楽器が融合された和風のロックサウンドがアニメに似合っていて。

NANA:今回は琴と縦笛を使わせてもらったんですけど、和楽器の音を聴いていったなかで「琴と縦笛を使いたい」って伝えました。Lily’s Blowで和楽器を使って歌うことが初めてだったんです。なので、和楽器を使った中でどれだけロックサウンドのテイストを入れられるかという課題はあって。

――実際に曲が上がってきたときはどんな印象を持ちました?

NANA:作品に掛ける思いを話し合って出来上がった曲だったので、オーダーメイドじゃないですけど、「イメージ通りだな」って。この作品だけじゃなく、Lily’s Blowの楽曲はイメージを伝えてから完成しているんですけど、自分の気持ちがすごくこもっている曲なので感情を乗せやすいです。

――ただ与えられている曲ではないですもんね。『信長の忍び』もそうなんですけど、この曲も現代に重なる部分があって、そこにもグッとくるものがありました。そのあたりはどうですか?

NANA: そうなんです! 例えばサビの部分の<優しさだけじゃ変わりにくい時代>というのは、今の時代にも共通するものがあるなって。あと<疑ってたらキリがない 考えすぎは道を誤る>というところもですね。人って初対面の場合は探り探り話したりするじゃないですか。言い方は悪いですけど、疑いながら入ってしまうというか。自分ももちろんそうですし、人間だけじゃなくて動物もそうだと思うんです。

いろいろなひとが信頼しては裏切られ、傷づいて……ってことを繰り返していて、千鳥ちゃんみたいに全体重を相手に任せて信頼することって意外と難しいと思うんですよね。でも現代でもそれが大切なんだろうなって。

――うんうん。強さだけではない繊細さも表現されているのも印象的でした。

NANA:ありがとうございます。自分のなかで「人間らしい部分」って悲しいなって思う部分もあったりして。切ないというか……素晴らしいと思うこともあるんですけど、それが故に傷つけあってしまう。そういう切なさも伝わってくれたらいいなという想いで歌いました。


「毎回“夢なんじゃないか”って思う」

――レコーディングはどうでした?

NANA:和楽器があったので、そこはどう融合されていくんだろうって悩んだところもあったんですけど、スピード感もある曲で、そのスピードのなかでどれだけ1つ1つの言葉に命を吹き込めるかが自分のなかの挑戦でした。あとは普段のライブ通り歌えればいいなって。最初は難しいかなと思ったんですけどイメージ通りの曲だったので、苦戦はしませんでした。

――実際にアニメで流れているのを見たときはどんな気持ちでした?

NANA:めっちゃめちゃ嬉しかったですよ~!(笑) はじまった瞬間にあのイントロが流れて、ときめいて、毎回「夢なんじゃないか」って思うぐらいです。本当に嬉しくて。

――『信長の忍び』は毎回オープニングが印象的ですよね。

NANA:そうなんです。良い曲が続いていたので、そこに並ばせていただけることも光栄でした。


「等身大の自分にはいろいろな感情がある」

――相反して、シングル盤の2曲目に収録されている『泥沼 Break Down』はもっと現代的な曲で。ダメ男を一蹴する女の子の心情を明るく歌った曲です。

NANA:両A面で、こっちの曲は面白い感じになってます(笑)。最近ワイドショーで浮気や不倫がニュースになってるじゃないですか。男性もしてるんでしょうけど……女性もしてるとは思うんですよね。

ひとの恋愛感情だからとやかく言いたくはないんですが、いざ自分がそれをされたら「ふざけんな」って思うというか(笑)。世の悲しい思いをした女の子の気持ちになって、男性をガツンとぶちのめすみたいな曲です。

――この曲も近藤さんに相談するところからはじまったんですか?

NANA:そうです。「最近そういうこと多いじゃないですか、私はこう思うんですよね」って話して。「怖いなー、分かったよー」とか言われながら(笑)。

――聴いていてスッキリするところがありますよね。爽やかな雰囲気もあるというか。

NANA:「じゃね」みたいな(笑)。1曲目とは全然違うので、違う味を楽しんでほしいなって思ってます。Lily’s BlowのNANAは、先ほど話した通りロックサウンドと等身大の自分を大切にしようと思っているんですけど、等身大の自分にはいろいろな感情があるんですよね。

簡単に言ったら喜怒哀楽で、そのいろいろな色、いろいろな味を出せたらいいなって。毎回同じような曲ではなく、自分のなかにあるすべての感情を伝えられたらいいなって思ってるんです。だから今回みたいに真逆の曲もあって。真面目な曲なのかふざけてるのか、でもどこか考えさせられる……みたいなところを楽しんでいただけたらなって思います。

――ジャケットの表情もカッコいいですよね。

NANA:強さを出したかったんです。信念を持っている感じを出したかったので、それが出てるのかなと思ってます。


「大きいステージに連れていきたい」

――発売日にはワンマンも控えられていて。『泥沼 Break Down』がオープニングで使われているTOKYO MX『真夜中のみつばち少女』の番組内でも話題の「MITSUBACHI FES」も10月21日に控えられています。

NANA:そうなんです。もうすぐなので、楽しみですね。

――NANAさんの今後の展望はありますか?

NANA:今うしろでやってくれている固定のサポートメンバー、ファンの人たちをもっと大きいステージに連れていきたいなって思っています。まだまだなんですけど、いつか幕張メッセや日本武道館に立ちたいなって。

――「連れていきたい」というのは、すごく男らしい目標ですね。

NANA:めちゃくちゃ誉め言葉です(笑)。ありがとうございます。1つ1つのライブもお仕事もいつも全力でやらせてもらっていて、みんなも全力でついてきてくれるんですよね。サポートメンバーなのに本当のメンバーのように支えてくれますし、アウェイの場所でもお客さんがきてくれて心強い。そういう人たちに感謝を込めて、連れていきたいなって。

――NANAさんの人柄ですね。ファンも含めてバンドというか。

NANA:みんなが愛してくれるので頑張りたいなって思ってます。

――今日お話を聞いて思ったんですが、今後は作詞や作曲にも挑戦したいという気持ちはありますか?

NANA:はい! 作詞は徐々にやらせてもらっているので、ライブで披露したいなって思ってます。

――ありがとうございました!

[インタビュー・文/逆井マリ 撮影/相澤宏諒]


リリース情報
●両A面2ndシングル
Lily’s Blow「花の影 / 泥沼 Break Down」

2017年9月20日(水)リリース
※2017年8月16日(水)「花の影」デジタル先行配信スタート

<タイアップ情報>
M-1「花の影」 TVアニメ「信長の忍び〜伊勢・金ヶ崎篇〜」主題歌
M-2「泥沼 Break Down」 TOKYO MX「真夜中のみつばち少女」オープニングテーマ

【TVアニメ「信長の忍び」盤】(CD+DVD)

「花の影 / 泥沼 Break Down」
価格:¥1,389+税 品番:JBCZ-6060

1. 花の影
2. 泥沼 Break Down
3. 花の影 〜Instrumental〜
4. 泥沼 Break Down 〜Instrumental〜

■アニメイラスト描き下ろしジャケット
■特典DVD
・「信長の忍び」ノンテロップムービー
・「花の影」Anime Ver. MUSIC VIDEO
・「信長の忍び」ラジオ〜私、リスナー様の忍びになります!!〜スピンオフ特別篇(水瀬いのり×NANA)

【通常盤】(CD)

「泥沼 Break Down / 花の影」
価格:¥926+税 品番:JBCZ-6061

1. 泥沼 Break Down
2. 花の影
3. 泥沼 Break Down 〜Instrumental〜
4. 花の影 〜Instrumental〜

ライブ情報
2017.10.21(土)
MITSUBACHI FES 2017 ~5th Anniversary~
日程:2017/10/21(土)
会場:恵比寿LIQUIDROOM
OPEN 12:00 / START 13:00

2017.9.20(水)
Lily's Blow 泥沼レコ発ワンマンライヴ
日程:9月20日(水)
会場:新宿 MARZ
OPEN 19:00 / START 19:30

2017.9.3(日)
Lily's Blow × Bitter & Sweet ツーマンライヴ in NAGOYA
日程:9月3日(日)
会場:名古屋Heart Land
OPEN 17:00 / START 17:30

2017.9.2(土)
Bitter & Sweet BAND TOUR 2017 〜はじまりの夏〜
日程:2017/9/2(土)
会場:CLUB RIVERST (新潟)
OPEN 17:30 / START 18:00

>> Lily's Blow Official Site

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