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『ONE PIECE(ワンピース)』平田広明さんが語る、サンジを演じて18年目で見えてきた答え

「ルフィVSサンジ」涙なくしては観られない!『ONE PIECE(ワンピース)』平田広明さんが語る、サンジを演じて18年目で見えてきた答え/アニメ1時間SP10月1日放送記念インタビュー

TVアニメ『ONE PIECE(ワンピース)』の1時間SPが10月1日(日)、フジテレビ系列朝9時から放送決定! ホールケーキアイランド編の山場である「ルフィVSサンジ」という、原作でも注目を集めた話題の回を1時間スペシャルとしてお届けします。

原作は週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中の尾田栄一郎先生による少年マンガ。今年2017年は、原作連載開始から20周年を迎えます。1999年よりスタートしたTVアニメーションも今年で放送18年目。今や知らない人はいない、国民的アニメ作品と呼ばれ、高い人気を誇るロングシリーズ作品です。

数々の苦難を乗り越え、ついにサンジのもとまでたどり着いたルフィ。しかし、サンジの対応はルフィには耐え難く、ついに決闘に発展してしまいます。2人はなぜ戦うことになってしまったのか、そして戦いの行方は……!?

1時間SPを記念して、サンジ役の平田広明さんにインタビュー。サンジを18年演じ続けている平田さんならではの作品観や、サンジについて語っていただきました。

 

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今回も名セリフが登場! 平田さんの心に残ったセリフ
――サンジはTVシリーズ本編で約2年7カ月ぶりに登場しましたが、お気持ちをお聞かせください。

サンジ役・平田広明さん(以下、平田):よく聞かれますが、実は2年7カ月ぶりの登場というのはピンと来てなくて……。

TV本編にサンジが登場しない期間は、今までで最長になるのかもしれないですが、その間に映画「ONE PIECE FILM GOLD」があったり、ゲームの収録があったり、イベント用の収録などがありましたから。

そういう意味では、「サンジさん、お懐かしゅうございます!」という気持ちにはなりませんでしたね。2年7カ月って言われて、「そんなに長かったのか!」という感じですね。

――今回の1時間スペシャルの見どころや印象的なシーンがあれば教えてください。

平田:観る方によっていろいろな捉え方があるでしょうから、見どころは皆さんにお任せしたいと思います。

ただ、尾田先生がしっかりとつくられたストーリーと、肝になるシーン、セリフ、表情がある。そこはきっと皆さんと共通していると思うので、一緒になって楽しめればいいかなと思います。

あとは、みなさんこんな映像になるんじゃないかと頭の中でイメージしながら、原作を読んでくださっていると思うのですが、「映像と音が入った時に、皆さんのイメージをふくらませることができたのか」また、「まさか、そう来るとは!」と、どれぐらい皆さんの想像を良い意味で裏切ることができたのか」というのを楽しんでもらえればいいかなと思います。

――今回のスペシャル放送の中で、印象に残ったセリフはありますか?

平田:1時間スペシャルに限っていうと、サンジの感動的なシーンは全部子供時代の回想で、(演じているのは)育ちゃん(大谷育江さん)なんですよ。そのお芝居がとても素晴らしかったので、僕は回想シーンが強く印象に残っています。

ルフィ達が連れ戻しに来てくれても、サンジは決別を決意しているわけじゃないですか。ルフィが強いのはわかっているし、シビアでハードな戦いになるっていうのもわかっている。そんな中で言う、「お前はいつもわがままばっかりだ!!!」というセリフ。最初に僕がそのセリフを叫んだ時、何とも言えない感覚がありました。

シャットアウトしなければならないルフィに対し、冷たく突き放すでもなく、ともすれば叱る様にも聞こえる「お前はいつもわがままばっかりだ!!!」というセリフ。切りようのない二人の内面の触れ合いが描かれているようで、「すごいセリフだな」と思いました。皆さんには、どんな風に聞こえるんでしょうね。

――『ONE PIECE』のファンとしては、そういったセリフを聞くと、サンジのルフィ達に対する家族のような愛情を感じてしまいます。

平田:どこかに出ちゃうんでしょうね、きっと。お芝居で説明しなくても、そのセリフを言うだけで、何か特別な深い意味を感じてしまう。本当のところはわからないですけどね。僕自身、言葉では説明できない感情のまま演じているところもいっぱいありますが、全てのセリフに答えをはめ込んで演じる必要はないと思っています。きっと、そういうセリフが皆さんの中で、いろんな意味合いを持った言葉となって伝わるのかもしれないですよね。


長年演じているからこそわかる! 互いに通じ合うもの

――サンジを演じるにあたって脚本を読む時は、サンジの気持ちになって読まれるのでしょうか?

平田:クールな言い方で大変申し訳ないのですが、演じ手にとって大切なのはストーリーを進めていくうえで大切な登場人物をしっかり演じることですよね。どのポジションをサンジが負っているのかとか、相手役や敵役とのバランスの取り方をしっかり見ていかないとストーリーが崩れてしまう。

「ルフィはこういう心情で、(ルフィ役の田中)真弓さんはこうアプローチしているのだから、サンジ(僕)はこうアプローチしよう」とか、画の表情を見ながら、「ここは心情を強く押しているんだ」とか、きちんと見極めて的確に捉えていかないとね。なので、脚本を読む時は意外に冷静です。(自分とキャラクターとは)別人格ですから、読む時も実際に演じる時も100%サンジになりきるということはありません。

――サンジを演じ続けて18年目になるかと思いますが、新しいエピソードに入ってみて、サンジのことをどのように感じられたのでしょうか?

平田:今までもあまり疑問を持たずに演じてきましたが、いろんなことの答え合わせができた気がします。「なぜサンジだけ苗字がないのか?」とか、「生まれはノースブルーと、なぜあの場面でさらっと言ったのか?」とか。その時は「ん?」と引っかかることもありましたが、ひとつひとつのセリフに「何で?」と思い始めると、きっと煮詰まってしまうし、そんなことを言い出したら、「風変わりな果物を食べたら、なんで手が伸びるの?」と、全部ツッコまなくちゃいけなくなる。

サンジに語られていない過去があっても、それはそれとして、その都度、その場にある情報だけでお芝居を構築してきました。ですから今になって「そうだったんだ!」「なるほどね!」と腑に落ちたポイントが、たくさんありましたね。

――ホールケーキアイランド編を原作で読んだ時の感想はいかがでしたか?

平田:「そういうことか、なるほどなぁ!」と……。先ほどもお話しましたが、サンジの過去の答え合わせができたというのが大きいですね。そして彼の過酷な境遇や葛藤に痛いほど泣かされる。今までにないサンジの表情を見た時に、「この表情からはどんな声が出てくるのかな?」とか、「サンジの男泣きってどうすればいいのかな」など、新たな課題に直面しながら読みました。難しいお芝居を要求される予感もありましたが、感動的なお話だったので、アフレコが楽しみでした。

皆さんが今回のスペシャルを観て、感動してくださるとしたら、「麦わらの一味としてのサンジがとても幸せだった」というところでしょうね。

――そうですね。

平田:今回のスペシャルは、これまでのサンジを振り返ってもらうところもあります。サンジが登場したのはバラティエ編から。ルフィたちの仲間になって様々な経験をしていきます。

チョッパー(CV:大谷育江さん)の旅立ちのエピソードだったり、ロビン(CV:山口由里子さん)の「生ぎたい!!!!」(ウォーターセブン編におけるロビンの名セリフ)という絶叫に直面したときも、サンジは誰にも言えない自分の過去と照らし合わせて、時に励ましたり、時に叱咤したり、仲間にだけでなく、自分自身にもいろいろなことを言い聞かせてきたと思うんです。

他のクルーのエピソードからいろんなメッセージや勇気をもらったり、また彼も与えてきたりした旅だったと思うからこそ、今回のサンジのエピソードが深く心に刺さるんだと思います。

――そう思うと、サンジの言葉や行動に深みが増しますね。

平田:そうですね。今回のスペシャルでのルフィとの戦いのシーンでは、実はセリフのやりとりは少ないです。

でも長年やっていると、役者同士、お互いに通じ合うものがあるんですよ。叫ぶセリフを聞きながら、「これはきっとあのエピソードを思い出しながら言っているな」とか。

真弓ルフィがあるエピソードを思い出しながらセリフを言っているのに、受けている平田サンジが違うエピソードを思い出す。実社会でもありますが、お互い同じ話をしているようで、全然違う場面を思い浮かべていたりとかするじゃないですか。

ただ、心が通じ合っていれば多少のズレは構わないんです。通じ合う思いが大きければ大きいほど、強ければ強いほど、発した言葉に重みが出ると思いますからね。

――2015年開催の「ジャンプフェスタ2016」で、尾田先生からのメッセージで「来年はサンジの年です」とおっしゃいましたけど、本当にそうでしたね。

平田:その言葉を聞いた時にすごく喜んだんですけど、それは原作の話だから、アニメ化されるのはもっと先だったという……。早く喜び過ぎました。

――10月1日放送の1時間SPの放送を楽しみにしているファンのみなさんへメッセージをお願いします。

平田:放送開始から56分ほど経過したあたりで大変なことになります。用意するのはティッシュやハンカチじゃない方がいいと思います。吸水性の高いバスタオルを1枚ないし、2枚用意してご覧になって下さいね。アフレコ収録の時、このシーンを見た(田中)真弓さんと(山口)勝平さんと(岡村)明美さんの3人もグチュグチュに泣いていましたから。

もしかして放送が終わっても、その日一日、放心状態になってしまうかも・・・・・・・。何もやる気が起こらないかもしれません・・・・・・。日曜の朝から大変申し訳ないんですが、ご覧になった直後のおでかけのご予定は入れない方がいいんじゃないかな? ごめんね!

――ありがとうございました。

[取材・文/宋 莉淑(ソン・リスク)]


番組概要
■10月1日(日)9時~10時 秋の1時間スペシャル
 「哀しき決闘 ルフィVSサンジ」




■『ワンピース』

【放送日時】
毎週日曜日午前9時30分~10時放送中

【キャスト】
モンキー・D・ルフィ:田中真弓
ロロノア・ゾロ:中井和哉
ナミ:岡村明美
ウソップ:山口勝平
サンジ:平田広明 他

【スタッフ】
原作: 尾田栄一郎 週刊「少年ジャンプ」(集英社)連載中
企画: 狩野雄太(フジテレビ)/小山弘起(東映アニメーション)
制作:フジテレビ・東映アニメーション


>>公式サイト
>>公式YouTubeチャンネル
>>公式Twitterアカウント(@OPcom_info)
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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