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『ゴールデンカムイ』声優インタビュー第5弾・細谷佳正

『ゴールデンカムイ』声優インタビュー第5弾・細谷佳正さん!演じる谷垣について「俳優の高倉健さんみたいだと思いました」と語る

TOKYO MXほかで放送中の、TVアニメ『ゴールデンカムイ』。このたび、公式キャストインタビュー第5弾「谷垣源次郎役・細谷佳正さん」が公開となりました。

細谷さんが演じる谷垣は、大日本帝国陸軍第七師団一等卒。狩猟を生業とする東北マタギの生まれで、山で生きる術を心得ている人物です。

今回、細谷さんからは、原作やキャラクターへの印象、アフレコ現場でのエピソードなどが語られています。

 
<バックナンバー>
【ヤバイ奴ら File:1】杉元佐一役・小林親弘さん、アシ(リ)パ役白石晴香さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:2】鶴見中尉役・大塚芳忠さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:3】土方歳三役・中田譲治さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:4】尾形百之助役・津田健次郎さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:5】谷垣源次郎役・細谷佳正さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:6】二瓶鉄造役・大塚明夫さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:7】江渡貝弥作役・内田雄馬さんインタビュー

 

キャストインタビューVol.5[谷垣源次郎役]細谷佳正さん

──原作を読まれたときの感想を教えてください。

谷垣源次郎役・細谷佳正さん(以下、細谷):とても面白かったです。囚人の体に金塊の在り処をしるした刺青が彫られていて、解読するには皮を剥ぎ取ったらないというのは凄い設定だと思いました。日露戦争を経験した軍人たちのお話でもあり、史実が混ざっているのも面白いと思いました。それに、主人公の杉元がすごく人間臭いんですよ。ポジティブな雰囲気だけではなくて、汚さやずるさも持ち合わせていて、これは男性が好きな作品だろうなと思いました。

──いろんな要素が混然一体となった面白さがありますよね。

細谷:シリアスな展開だけじゃなくて、けっこうギャグもあったりしますしね。しかも、そのギャグがまったく女性に媚びていなくて、潔いと思いました。原作の野田(サトル)先生が面白いと思うもの、好きなものを純粋に描いてらっしゃる感じがします。ギャグシーンのキャラクターの顔の崩し方にしても、もっときれいに描こうと思えばできるんでしょうけど、あの汚さ、というと失礼ですけど面白いし、いいなと思いました。

──谷垣というキャラクターにはどんな印象を持ちましたか?

細谷:俳優の高倉健さんみたいだと思いました。杉元はちょっと狂気じみたところがあって、静か動で言えば動の雰囲気があるんですけど。谷垣はそことは対極にいて、戦争で人を殺した経験はあっても、中身はすごくピュアで不器用な男だと思うんです。それで何となく思い浮かんだのが高倉健さんでした。何となく自分の中の高倉健さんのイメージを重ねていけたらなと思っています。

──谷垣役に決まったときの心境を教えてください。

細谷:自分の声じゃない方がいいんじゃないか?と思いました。谷垣は饒舌なタイプではないので。そういう人物が言葉を発したとき、周りを納得させるような説得力を出すには、声質的にもっと深く低く太いほうがいい気がして。と自分の声はそうではないけれど、この声で自分がイメージしたキャラクターに近づけるようにと思ってやっています。

──谷垣役を演じる上で、とくに意識していることはありますか?

細谷:時々、高倉健さんみたいな感じを、出せる所で出していく事(笑)。多分観てる人には伝わらないレベルのやつです(笑)。

──難波(日登志)監督や音響監督の明田川(仁)さんからは、演技について何かオーダーはありましたか?

細谷:キャラクター像に関しては、僕が想像したものと監督や仁さんが想定されていたものに差異はありませんでした。ただ、第三話で谷垣が木の上のアシリパを発見するシーンでは、決めどころとなるセリフにインパクトを持たせるために、その前のセリフを『優しく言う』みたいな所があるんですけど、その決めどころのセリフと前のセリフのギャップが、自分が考えていたものより本番テイクで録っていただいたもののほうが大きかったです。それによって決めどころがより引き立つものになっていたので、すごくありがたかったです。

──物語が進むにつれて、ご自身の演技が変わってきたと感じることはありますか?

細谷:谷垣は第七師団の兵士のひとりとして出てきますが、そのときはすごくストレスのかかった状態だったと思うんです。軍人ですから、上官の言うことは絶対みたいなところがあるでしょうし。その後、第七師団と距離を置いてアイヌの人たちと生活をする姿が描かれることで、雰囲気が少し柔らかくなった気はします。実際、アフレコのガイド映像もセリフのテンポが違っていましたし、セリフそのものも柔らかくなった印象があります。自分が大切に思うアイヌの人々と話すときに、あまりに日本兵士然とした感じだとうまく交わっていけないと思うし。人としての変化というより、シーンが変わることで別の面が出てきた感じがしてます。

──その過程では、二瓶鉄造との出会いもありました。

細谷:二瓶役の大塚明夫さんと一緒にやらせていただいたシーンは、最初から最後まで全部印象に残っています。同じ時間を共有できたのは貴重な体験でした。これまで大塚さんとご一緒する機会はそんなに多くなかったので、ロビーにいるときの佇まいや話し方を凄く観察していました。そういえば、収録の合間に大塚さんが、二瓶が猟犬として連れているリュウの声もやりたいと仰っていました(笑)。二瓶は死んじゃうけどリュウは生きているからという理由で(笑)。大塚さんはこの作品のことが好きみたいです。

──アフレコ現場での印象深いエピソードがあれば教えてください。

細谷:収録ではガヤといって、環境音というか周りで話している人の声を録ることがあるんです。そのときは自分が担当するキャラクターとは別人になってしゃべるというルールなんですけど、なぜか津田(健次郎)さんと小林(親弘)さんと僕、それにたぶん杉田(智和)さんも顎がしゃくれた状態でしゃべってました(笑)。それが面白かったですね。

──アフレコに臨むにあたって、キャラクターの魅力や存在感を出すために重要だと感じたセリフはありますか?

細谷:個人的に、谷垣然とした感じを出せると思ったのは、第九話の「鶴見中尉を裏切るつもりの人間がいるということですか? 誰ですか?」というセリフです。何となく理由はないけど好きです。

──今後の谷垣がどう変わっていくのか、ますます楽しみになりました。最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

細谷:素晴らしいキャストがそろったプロフェッショナルな現場ですので、カットを重ねれば重ねるほど、キャラクターにも存在感が出てくると思います。演者同様、制作陣もこれからさらにのっていくと思うので、物語の展開に期待しながらご覧いただけると嬉しいです。

 
<バックナンバー>
【ヤバイ奴ら File:1】杉元佐一役・小林親弘さん、アシ(リ)パ役白石晴香さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:2】鶴見中尉役・大塚芳忠さんインタビュー
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【ヤバイ奴ら File:4】尾形百之助役・津田健次郎さんインタビュー
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【ヤバイ奴ら File:6】二瓶鉄造役・大塚明夫さんインタビュー
【ヤバイ奴ら File:7】江渡貝弥作役・内田雄馬さんインタビュー
 

作品情報

≪ストーリー≫
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、
ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。
そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。
埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。
そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。
名をアシ(リ)パというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。
さらに杉元の動きに呼応するように、
かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。
果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?

≪キャスト≫
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
白石由竹:伊藤健太郎
鶴見中尉:大塚芳忠
土方歳三:中田譲治
尾形百之助:津田健次郎
谷垣源次郎:細谷佳正
牛山辰馬:乃村健次
永倉新八:菅生隆之
ほか

TVアニメ『ゴールデンカムイ』第一話をFODにて常時無料配信中!

TVアニメ『ゴールデンカムイ』が現在FODにて常時無料配信中! 第一話を見逃してしまった方や、まだご覧になっていない方はぜひこの機会にFODでの配信をご利用ください!

【FOD概要】
フジテレビが運営する動画配信サービスです。PC・スマートフォン・タブレットから、いつでもどこでもご利用いただけます。

サイト名:FOD
利用料金:FODプレミアム(月額888円(税抜))
対象端末:PC(WIN・MAC)スマートフォン、タブレット(iOS対応端末・AndroidTM対応端末)

作品情報
TVアニメ『ゴールデンカムイ』

原作コミックス1巻~13巻累計500万部強突破! マンガ大賞2016受賞作! 冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・GAG&LOVE 和風闇鍋ウエスタン! 話題の極上エンターテイメントコミック、ついに!まさかの!TVアニメ化!

<放送&配信情報>
TOKYO MX:毎週月曜23:00~
読売テレビ:毎週月曜25:59~
札幌テレビ:毎週月曜25:44~
BS11:毎週月曜25:00~
時代劇専門チャンネル:毎週金曜25:00~
FOD:毎週月曜23:30配信
※第一話をFODにて常時無料配信中!

<INTRODUCTION>
舞台は気高き北の大地・北海道!!
アイヌから奪われた金塊を巡る、生存競争サバイバル開幕ッッ!!!

明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。

そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。名をアシ(リ)パというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?

原作は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の、野田サトルによる大ヒット漫画。既刊のコミックス1巻~13巻累計500万部強突破し、マンガ大賞2016に輝いた実績も持つ、いまもっともアツい漫画である。TVアニメ化にあたっては、新進気鋭のアニメーションスタジオであるジェノスタジオのもとに難波日登志監督をはじめとする実力派スタッフが集結。埋蔵金を巡るアクション&サスペンスを軸に、狩猟、グルメ、歴史などの五感を刺激する多彩な魅力が炸裂する極上のエンターテイメントが、2018年4月、いよいよアニメーションとなって動き出す!

<STAFF>
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:難波日登志(「Fate/Grand Order -First Order-」)
助監督:川越崇弘
シリーズ構成:高木登(「黒子のバスケ」)
キャラクターデザイン:大貫健一(「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」キャラクター作画監督)
メインアニメーター:羽山淳一
銃火器設定:渡辺浩二
プロップ設定:浅沼信也
動物設定:墨佳遼
美術監督:森川篤
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:戸澤雄一朗
CGディレクター:奥村優子/濱田康平
編集:定松剛
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
アイヌ語監修:中川裕
音楽:末廣健一郎
オープニングテーマ:MAN WITH A MISSION「Winding Road
エンディングテーマ:THE SIXTH LIE「Hibana
アニメーション制作:ジェノスタジオ
製作:ゴールデンカムイ製作委員会

<CAST>
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
白石由竹:伊藤健太郎
鶴見中尉:大塚芳忠
土方歳三:中田譲治
尾形百之助:津田健次郎
谷垣源次郎:細谷佳正
牛山辰馬:乃村健次
永倉新八:菅生隆之

TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト
TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式ツイッター(@kamuy_anime)
原作「ゴールデンカムイ」公式サイト
原作「ゴールデンカムイ」公式ツイッター(@kamuy_official)

(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
(C)野田サトル/集英社
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