
普段見られない“実業団選手の日常”が面白い! 作中でペアを組む三木眞一郎さんとの収録エピソードも|冬アニメ『リーマンズクラブ』白鳥 尊役・榎木淳弥さんインタビュー
会社員とバトミントン選手、2つの面が繋がっている面白さ
——本作には石川界人さん、逢坂良太さん、柿原徹也さんも出演されていますが、彼らが演じるキャラクターとの掛け合いはいかがでしたか?
榎木:柿原さんと逢坂さんとは一緒に収録させていただくことが多く、掛け合いがあるのは柿原さん演じる竹田浩輝で、仕事のプロジェクトについて話すシーンがありました。
一緒に収録していて、柿原さんのちょっと軽さみたいな、場を明るくしてくれるお芝居がすごく面白かったです。
——公式コメントで「バトミントンシーンはとても気合いが入っている」とおっしゃっていましたが、具体的にどのようなシーンになっているのでしょうか?
榎木:PVを見ていただくと分かると思いますが、動きがすごく滑らかです。かといって、アニメでリアルすぎれば表現として皆さんの目に留まりにくくなってしまう面もあると思います。
バトミントンとしてのリアルな動きもあれば、白鳥 尊が使う“先読み”という能力が発動するシーンもあって、アニメならではのダイナミックな動きだったり、音といった必殺技が出るようなBGMが流れたりするので、気分があがるシーンもあります。
そのリアルさと演出としてカタルシスを感じるような部分が混ざり合っているところに、ぜひご注目ください。
——実際にできそうな技だったり、リアルさだったり、そういうスポーツの描き方もまたワクワクしますよね。
榎木:そうですね。そのリアルな中にちょっとした派手さやカッコいい部分があるので、バトミントン自体も楽しんでもらえますし、期待してもらえればと思います。作品をご覧いただければ、バトミントンがしたくなるはずです。
——本当にバトミントンがしたくなります。また、仕事で活かせたことがバトミントンでも活かせるシーンもあって、実業団選手ならではだなぁと個人的に思いました。
榎木:会社員の姿とバトミントンをやっている姿が、ちゃんと繋がっていますよね。会社で仕事をした後の仲間との関係性の変化もバトミントンに現れていたりしているので、どっちも地続きで繋がっている感じが面白いと思います。
仕事とスポーツ、どちらとも活かせるものがあることはなかなかないですし、すごくカッコいいですよね。もしかしたら、それは実業団選手じゃないと感じられないことかもしれません。
——ちょっと気になりまして、声優というお仕事で培ってきたものを日常で活かせた!ということはあるのでしょうか?
榎木:う~ん、どうでしょう……。でも、常に日常から自己観察はするようにしています。「潜在意識で相手にどう思わせたいのか?」「自分は今どう思ってこう言ったんだろう?」となるべく考えるようにしていて。やっぱり日常生活と繋がっている仕事ですので、そういう意識は仕事でも役立っている感じがします。
——白鳥 尊は営業部に所属する社員ですが、もし榎木さんが一会社員だとしたら、どの部署に配属して働きたいですか?
榎木:パソコン関連はあまり使えないので、事務ではなく営業のほうが良いのかも……。あまり精密機器に詳しくないので、もしかしたら飲食系の業種で働いたほうがいいのかもしれません。
僕自身、食べることが好きで興味もありますし、そっちのほうが情熱は出そうです。でも、あまり人と会話をするのが得意ではないので向いていない気も……。そこでしか役に立ちそうにない気がします(笑)。
——榎木さんの雰囲気がとても落ち着いていて柔らかいので、上司や年上の先輩からすごく可愛がられそうです。
榎木:できることなら、全世代に好かれたいなぁとも思っています。
——その気持ち、すごくわかります。
榎木:そうですよね(笑)。『リーマンズクラブ』に登場するキャラクターの中には、世渡り術に長けている人もいるので、そこにも注目すると面白みが増すと思います。
——そんなキャラクターたちも個性派揃いですが、中でも気になっているキャラクターはいますか?
榎木:石川界人くんが演じる佐伯蒼汰が1番クールなキャラクターなんですけど、そういう人が心を開いたらどういう感じになるんだろう?という興味があります。
僕自身、自分からすごく積極的に話しかけるようなことはありませんが、チャンスがあれば仲良くなれたら良いなと思えるキャラクターです。
——最後に、放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
榎木:主人公の白鳥 尊は挫折してサンライトビバレッジに入社するので、面識がある人はいませんが、仕事とバトミントンを通じてだんだん仲間になっていきます。その仲間が支えになってくれるところが、この作品の魅力的な要素です。
バトミントンだけではなく、会社や仕事でも同じようにフォローしてくれるところがすごく面白いですし、仕事とバトミントンが繋がっている相互関係がある点や、バトミントンでは見えないキャラクターの新たな一面も見えてきます。
個人的に、みんなで企画を練るシーンがありますが、そこではバトミントンじゃないところでチーム感が出ていて微笑ましかったので、ぜひそこにも注目してみてください。
TVアニメ『リーマンズクラブ』作品情報
放送情報
◆テレビ朝日系全国24局ネット
・“NUMAnimation”枠:2022年1月22日(土)より毎週土曜 深夜1時30分~
・BS朝日:2022年1月28日(金)より毎週金曜 夜11時00分~
・CSテレ朝チャンネル1:2022年1月22日(土)より毎週土曜 深夜2時30分~
イントロダクション
天才的な観察眼で、バドミントン選手として活躍していた白鳥尊。
しかし、インターハイでのトラウマが原因で、思うようなプレーができずにいた。社会人選手として所属していた強豪チーム・ミツホシ銀行をクビになった尊。
選手としての再起をかけて、サンライトビバレッジに入社した彼を待ち受けていたのは、慣れない会社員としての仕事に、結果の出せていない弱小バドミントン部...。おまけに、ガサツで、声がでかくて、やたらと距離の近いおっさん…宮澄建。
元・天才の新人社会人と、豪快おっさん“バドリーマン”。何もかもが正反対のコンビが生まれたとき、諦めかけていた夢が、ふたたび幕を開ける。
スタッフ
原作:Team RMC
監督:山内愛弥
シリーズ構成:内海照子、山内愛弥
キャラクター原案:ヤスダスズヒト
キャラクターデザイン:まじろ
美術設定:佐藤正浩(ヘッドワークス)
美術監督:甲斐政俊
美術背景:スタジオKAIMU
色彩設計:小野寺笑子
2Dワークス:渡部岳、中島俊 / 旭プロダクション デザイン部
3Dワークス:FelixFilm
撮影監督:長谷川奈穂
撮影:旭プロダクション
編集:長谷川舞(editz)
音楽:fox capture plan
音響監督:本山 哲
音響制作:グロービジョン
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作:サンライトビバレッジ広報部
オープニングテーマ:Novelbright「The Warrior」
キャスト
白鳥 尊:榎木淳弥
宮澄 建:三木眞一郎
佐伯蒼汰:石川界人
佐伯橙也:逢坂良太
竹田浩輝:柿原徹也
霧島隼人:福山潤
荻野目大樹:小野友樹
美空綾斗:村瀬歩
八神 純:石谷春貴
夏木陵:野津山幸宏
宇津木雅彦:浪川大輔
立花梓馬:八代拓
外崎士龍:濱野大輝
間柴勇歩:土岐隼一
猿橋佑慧:岡本信彦
郷倉虎徹:杉田智和
松下幸治:伊丸岡篤
霧島琢磨:内田雄馬
出雲尚弘:古川慎
伊吹泉太郎:置鮎龍太郎
仲邑周平:堀江瞬
瀧本千空:白井悠介
政時 元:浜田賢二



































