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- おかもとみか
- 2021夏デビューのオトナ女子新人ライター。ミドル層の男性声優さん関連記事を書くことが多いです。

<演目詳細>
公演名:「5コントローラーズ+1」2023年版
開催日:2023年4月1日(土)・4月2日(日)両日昼夜公演
出演者:
ヒロ(A:吉永拓斗/B:保住有哉)
ハシー(A:代永 翼/B:木村良平)
カムイ(A:堀江 瞬/B:阿座上洋平)
ポテチ(A:江口拓也/B:上村裕翔)
マスター(A:吉野裕行/B:神谷浩史)
ジョン(A:浦 和希/B:岡本信彦)
<あらすじ>
最高の仲間たちと協力し、必殺技で凶悪な敵を殲滅する。そんな無敵な自分は、ゲームの中……。
春。マスターの経営するレトロゲームカフェに、年齢も立場もバラバラの四人の男が集まった。
大学生、リーダー、オタク、VTuber──目的はただ一つ。ゲームをするため!
月二度の恒例行事となったオフ会は、彼らの本当の姿を浮き彫りにしていく……。
画面越しに付き合っていた頃は気づかなかった。
でも、この気持ちに嘘はつけない。
特別な力も、リセットボタンも無い。ただただ普通に毎日を生きてる俺たちの話…
<見どころ>
初の座長を務める保住さんと、レーベル最年少の吉永さんが主役となる本作。レーベル外からも若手人気声優をゲストとするなど、作品に合わせたフレッシュな顔ぶれで東京公演のみ開催された。
「再演」ということでキャラクターも一部リニューアル。時代に合わせた「VTuber」が登場するなど、現代らしいテイストが盛り込まれた再演は、若者たちの群像劇感がより一層明確となっていた。
2014年の初演時には、カフェでゲームに興じる若者たちの会話劇が中心だったが、2023年版ではカフェ内が可動式となったり、劇中ゲーム内ではリアルアバター(アンサンブル)たちが大立ち回りをする演出も加わるなど、ダイナミックかつゲーム世界の可視化に成功していて、リーライの進化を感じさせられる再演となった。
Kiramune Presents READING LIVE「5コントローラーズ+1」2023年版 特設サイト
<演目詳細>
公演名:天穹のラビアス
開催地・開催日:
<東京公演>
2023年10月7日(土)昼(Aチーム)/夜(Bチーム)
10月8日(日)昼(Bチーム)/夜(Aチーム)
<大阪公演>
2023年10月14日(土)昼夜:Aチーム
10月15日(日)昼夜:Bチーム
出演:
駆藤眞人(A:江口拓也/B:神谷浩史)
射弦八雲(A:木村良平/B:浪川大輔)
立花政一郎(A:三木眞一郎/B:小西克幸)
朔守英雄(A:関 俊彦/B:古谷 徹)
青山敬悟(A:代永 翼/B:岡本信彦)
呉羽 優(A:吉野裕行/B:平川大輔)
日野未来(A:上村裕翔/B:保住有哉)
住良木星螺(A:吉永拓斗/B:堀江 瞬)
<Introduction>
「見えなかったものが見えた時、君は何を思う」
第四次世界大戦。新型兵器メルトによって、いくつかの国は大陸ごと消失し、世界の様相は大きく変わってしまった。
大戦から復興してきた、エリアJの旧立川地区。町は茜色に染まり、橋梁を往来する車がガタンガタンと継ぎ目を踏み鳴らし、河川敷からは野球少年たちの声が響いている。
災害救助を専門とする旧立川製作所に勤務する駆藤眞人(くどうまこと)は、缶コーヒーと手に染みついた潤滑油の匂いが混じるのを感じながら、社長から一通の書類を受け取った。
「N.A.O……」
聞き覚えのない名前に困惑する眞人の元に、懐かしい人物が尋ねてくる。
「変わらないな、駆藤」
立川高専の恩師、立花政一郎(たちばなせいいちろう)は、N.A.OエリアJ支部参謀長と刻まれた名刺を差し出した。
「私が君を推薦したんだ。我々に力を貸してほしい」
平凡だった日常は加速度的に変転し、抗う事すらもできないまま、眞人は世界の真実に触れる。
誇りと信念を把持し、存在の是非と善悪の真理を問う。
命を懸けて旅立つ光を見送る者は……何を思い、葛藤するのか。
<見どころ>
最終公演を東京で開催し続けて来たリーライがついに、東京公演を経てからの大阪で千穐楽を迎えることとなった本作は、初のSF作品。
いわゆる「ロボット」モノを朗読劇で可視化させる舞台装置やこだわりの演出が満載のステージとなった。
ゲストに古谷 徹さんや関 俊彦さん、三木眞一郎さんというベテランを迎えた豪華なキャスト陣と、優秀なパイロットたちではなく、製品開発という縁の下の力持ち的な青年を主役とした構成が印象的。
Kiramune Presents READING LIVE「天穹のラビアス」 特設サイト
<演目詳細>
公演名:READING LIVE 2024「密室の中の亡霊 幻視探偵」
開催日:2024年4月13日(土)・4月14日(日)両日昼夜公演
出演者:
暁玄十朗(A:神谷浩史/B:浪川大輔)
斗真摂理(A:吉野裕行/B:岡本信彦)
三条 透(A:保住有哉/B:吉永拓斗)
浅野宗一(A:代永 翼/B:木村良平)
鹿島正次(A:前野智昭/B:古川 慎)
笹木三郎(A:江口拓也/B:大塚剛央)
田辺 清(A:堀江 瞬/B:上村祐翔)
三条虚霊(A:島田 敏/B:古川登志夫)
<Introduction>
平成の名探偵と謳われた暁玄十朗は、幻視探偵という奇妙な二つ名を持つことで知られている。
その助手・斗真摂理は、高慢で気難しい変人ではあるが数多くの事件を解決してきた暁の活躍を支えてきた。
そして時代は令和。暁はある事件以降、長らく依頼を受け付けておらず、
摂理は不調を抱える暁を気遣う毎日を送っていた。
あるとき、暁の元へおよそ100年前に起きたという過去の事件を解決してもらいたいという奇妙な依頼が舞い込む。
それは「黒書館」と呼ばれる曰く付きの館で三条虚霊が謎の死を遂げた密室殺人事件、『黒書館殺人事件』であった。
<見どころ>
本作の主演を、初演時と同じキャストが演じるという、再演としては初の試み。アンケートでは常にぶっちぎりで1位人気を博していた、ファン待望の「幻視探偵」再演は東京公演のみの開催となった。
初演当時に画期的だった、2階建てのセットやプロジェクトマッピングでの解説も健在で、初見の人はもちろんのこと、当時心を奪われた観客たちが再び謎解き空間に魅了された。
またゲストには、初演と同じく島田 敏さん、古川登志夫さんを”三条虚霊”役として再び招いたキャスティングは、初演を観ていた観客たちの胸を熱くするポイントでもあった。
エンディングの演出が初演とは一部異なっており、千穐楽公演では続編を匂わせるセリフで終演。観客が騒然となる中、来たる秋のリーライが「幻視探偵」の続編かつ新作であることが発表される流れに、多くのファンが大歓喜した。
Kiramune Presents READING LIVE 2024「密室の中の亡霊 幻視探偵」 特設サイト
<演目詳細>
公演名:READING LIVE 2024「密室の中の亡霊 -笹嘉神島の殺人-」
開催地・開催日:
<大阪公演>
2024年10月19日(土)Aチーム
10月20日(日)Bチーム
<東京公演>
2024年10月26日(土)昼(Aチーム)/夜(Bチーム)
10月27日(日)昼(Bチーム)/夜(Aチーム)
出演:
暁玄十朗(A:神谷浩史/B:浪川大輔)
斗真摂理(A:吉野裕行/B:岡本信彦)
斗真藍莉(A:佐倉綾音/B:宮本侑芽)
浪清(A:堀 秀行/B:田中亮一)
龍之介(A:保住有哉/B:上村祐翔)
湊(A:代永 翼/B:吉永拓斗)
湧水(A:江口拓也/B:堀江 瞬)
木梨巡査(A:小野賢章/B:木村良平)
<Introduction>
「笹嘉神島の伝承に曰く、かつてこの島には人を喰らう鬼が棲み着いていたという」
笹嘉神島。
そこでは、酒の神に纏わる古い風習が今でも根強く残っているという。
中でも特筆するべきは、年に一度行われる忌籠いごもりの儀式である。
それはミムロビトと名付けられた参加者たちが、神域と呼ばれる閉鎖環境に閉じこもり、
一週間の祈りを捧げるというものだった。
だが、突如として神域が炎上。儀式の参加者全員の死亡が確認された。はたして、外界から閉ざされた場所で
なにが起こったのか。そして、いったい誰がなんのために神域を燃やしたというのか——。
謎に導かれて、探偵・暁玄十朗は、笹嘉神島へと降り立つ。
<見どころ>
初演・再演に続き、両チームとも主演の暁・摂理のキャスティングはそのままに、舞台を孤島に移した「幻視探偵」新作は、摂理の妹である斗真藍莉という新キャラクターが登場した。
前作に劣らぬ膨大なセリフ量と緻密な推理が展開されるストーリーは圧巻。対等でありながらも固い絆と確かな主従関係を感じさせるAチームと、フレンドリーさあふれる温かいバディ感が魅力的なBチームの、それぞれの暁・摂理像が見事に確立されていて、両チームとも見応え抜群。
暁・摂理・藍莉という3人が紡ぐ物語が、これから先も続いていく予感を覚える展開に、多くの観客が魅了されていた。
Kiramune Presents READING LIVE 2024「幻視探偵 -笹嘉神島の殺人-」特設サイト
<演目詳細>
公演名:READING LIVE 2025「カラーズ」
開催日:2025年4月19日(土)・4月20日(日)両日昼夜公演
出演者:
翠川ユウイチ(A:上村祐翔/B:堀江 瞬)
神影イワオ(A:神谷浩史/B:吉野裕行)
青柳スグル(A:江口拓也/B:木村良平)
赤井ゴロウ(A:代永 翼/B:保住有哉)
黄金崎シンイチ(A:吉永拓斗/B:岡本信彦)
シラサワ(全公演:飛田展男)
<Introduction>
カラーズ、それはアンタッチャブルな存在。
弱き者から搾取し、私腹を肥す悪党をターゲットに…
その財産を華麗に盗み出す、義賊的詐欺集団である。
摩天楼そびえる街、今日も彼らは、この世の悪に狙いを定める。
<見どころ>
アンケートで「幻視探偵」に次ぐ人気公演であった「カラーズ」は、やはり東京公演のみの再演。キャラクター名を一部リニューアルし、初演時に「緑川」「黒部」というキャラクターが「翠川(すいかわ)」「神影(みかげ)」となるなど、声音で伝える朗読劇上では「カラー」を感じさせない名前に変更された点が印象に残る。
ストーリー上の重要なキーマンとなる「シラサワ」役には、ベテラン声優の飛田展男さんをゲストに招き、リーライ史上初めて、両チームとも同じ役として4公演すべての出演となった。
初演時から、セットや映像演出等が一部変わったり、ゲストに頼って来た”年長者の役柄”をレーベル内のキャストが務めるなど、朗読劇としての進化はもちろんのこと、彼らが積み重ねて来た歴史と経験値が透けて見えるような公演であった。
Kiramune Presents READING LIVE 2025「カラーズ」特設サイト
公演名:READING LIVE 2025「アラタマフェンス」
開催地・開催日:
<大阪公演>
2025年10月18日(土)Aチーム 昼夜公演
10月29日(日)Bチーム 昼夜公演
<東京公演>
2025年11月1日(土)Aチーム 昼夜公演
11月2日(日)Bチーム 昼夜公演
出演:
悪々悪々(オワル アシオ)(A:木村良平/B:岡本信彦)
雷太(ライタ)(A:吉野裕行/B:神谷浩史)
西条聖樹(サイジョウ セイジュ)(A:上村祐翔/B:市川太一)
端境赤日(ハサイザカ アカヒ)(A:江口拓也/B:置鮎龍太郎)
豊原葦茂(トヨハラ アシモ)(A:浪川大輔/B:竹内良太)
弦巻弦(クロマキ ゲン)(A:吉永拓斗/B:保住有哉)
古部葉桜(フルベ ハザクラ)(A:緑川 光/B:代永 翼)
ヤマモト(A:新 佑樹/B:堀江 瞬)
<Introduction>
親の形見の万年筆が、明日を夢見ることもある。
古道具屋に居候する青年アシオは、相棒のライタと共に【害をなす付喪神=アラタマ】の声を聴き、祓うことを生業としていた。 だが、それだけでは食えない!
増加するアラタマに対応する機関のスカウト。さまざまなモノとヒトとの出会い。
そして【フェンス】がアシオの人生を変える。
「わかったよ、オレが話を聞いてやる」
これは、過去と向き合い、今日を生き、明日への希望を語る物語。
Kiramune Presents READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」特設サイト

2021夏から駆け出した新人ライター。大人になってから乙女ゲームに触れたことがきっかけで、男性声優さんに興味を持ち、本格的にアニメを見始めた文学部出身のオトナ女子。初めての乙女ゲームは『ときめきメモリアルGirl's Side(1st)』。作品などの聖地巡礼やコラボカフェも好き。ミドル層の男性声優さんやKiramuneレーベルについての記事を書くことが多いです。
