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『映画プリキュアオールスターズF』キュアバタフライチームインタビュー

バタフライチームが紡ぐ「これからのプリキュアへメッセージ」──9月15日(金)公開『映画プリキュアオールスターズF』バタフライチーム『ひろプリ』七瀬彩夏さん、『ヒープリ』三森すずこさん、『スタプリ』小原好美さん、『プリアラ』藤田 咲さんインタビュー

 

ブレないプリキュアたち

──映画出演が決まった時の気持ちについて、もう少し詳しくうかがってもいいですか?

小原:『オールスターズ』に出演できることが決まったときは純粋に嬉しかったんですけど、最初は謎でした。代表メンバーがバラバラだったから。

一同:うんうん。

小原:でも絶対楽しくなるだろうなとは思っていました。

 

 
三森:私は「どんなお話なんだろう」って思いました。78人のプリキュアがいるなかで選んでもらえてすごく嬉しかったです。ポスターを見て「嬉しい!いる!」と思ってテンションがあがりました。

藤田:私は全員いると思っていたんですよ。だからみんなと一緒に収録できるんだろうなと思っていて。マカロンを久しぶりに演じられて嬉しいという気持ちがあったのですが「え、全員じゃないの? 私のこと理解してくれる子たちは!? 私、大丈夫!? ゆかり、受け入れてもらえる!?」って(笑)。

大人チームだから大丈夫かなと思いつつも、“はじめまして”からのスタートになるので「ゆかりという人を理解していただくのは大変かもしれないな」なんてドキドキしてました。でも脚本を読んでからは「あ、やっぱり、こういうことになるよね(笑)」と。ブレないなぁと。

──いい意味でブレないですよね。

藤田:ね! それはもう田中(裕太)監督の手腕だと思います。監督の思い描いているものと、ファンが見たいものが合致している部分があって。だから演じるのが楽しみな気持ちになりました。私もブレない気持ちで演じたら、みんなついてきてくれるんじゃないかなって。

他の組の人たちって、最初から和んでいるんですけど、私たちだけちょっとドラマティックじゃないですか。逆に目立っていいかな、なんて思いました(笑)。その辺りの物語も、きっと楽しんでもらえるのかなと。

──七瀬さんはどういう気持ちでしたか?

七瀬:20周年という大きな作品の映画に出させてもらえることがうれしくて。チームがバラバラということを初めて知った時には私自身もびっくりしました。

他のプリキュアたちとは初対面にはなりますけど、シリーズを越えて会話ができるというのは、すごく楽しかったです。あげはちゃんもテレビアニメと同様にブレてなくて。いつもと違うメンバーなので、ちょっとドキドキしたんですけど、シリーズ毎の色の化学反応がすごく楽しかったです。

──七瀬さん自身も初対面の方が多かったんですか?

七瀬:そうですね。小原さんとは面識はありますけども、こんなにガッツリと絡ませていただくのは初めてです。

 

 

多様性の在り方

──Futureにかけて「これからのプリキュアへメッセージ」をいただければと思います。また、『プリキュア』の多様性についてのお考えもお伺いできればなと。

七瀬:今『プリキュア』を見ている子どもたちが大きくなった時、もしかしたら声優になって、プリキュアになるかもしれない。想いのバトンを受け取っている今、一生懸命その思いを伝えられたらなと思っています。

多様性に関しては……友だちの息子くんがウィングにすごく共感していて「僕みたい!」「髪型一緒」と、今『プリキュア』にすごくハマってくれているみたいなんです。

男子プリキュアがいることによって、お母さんたち側の意識も「男の子がいるんだから男の子が見たっていいでしょ」と変わっているように感じています。子どもたちだけじゃなく、ご両親、見てくれている方々の固定概念が変わっていくところが素晴らしいなと思っていて。

時代ごとに固定概念や「これはやっちゃダメ」ということがあるかもしれないんですが……世の中の意識が変わるきっかけになってくれたらすごいなって。私もしっかりそれを受け取りながら、伝えていきたいなと思います。

三森:これからへのプリキュアへのメッセージというより、これからプリキュアを演じる方々へのメッセージになってしまうのですが……自分がプリキュアを1年間やってみてすごく思ったのは、誰かの将来の夢を体現しているということ。

1年の間に、見ている方や知り合いの子どもたちが「プリキュアになりたい」「キュアアースになりたい」と言ってくれたのがすごく嬉しくて。

みんなが小さい時になりたかったものをやっている、その瞬間の自分というのは、かけがえのない時間を過ごしている感じがしました。

 

 
1年って子どもにとっては長いかもしれないけど、大人にとっての1年はすごく短いから、あっという間に過ぎていってしまって。でも『ヒープリ』の放送が終わった後にも「キュアアース好きなんだよね」「いまだに繰り返し見てるんだよね」と言ってもらえることもあって、すごく嬉しくて。

子どもたちの夢を背負っていく存在だと思うので、これからプリキュアになる人たちはすごく羨ましいと思ってます(笑)。どんな役と出会うのかなとか、どんなプリキュアなのかな、とか。すごく楽しみですし、私もまたオーディション受けたい(笑)。

藤田:わかるわかる(笑)。

三森:多様性に関しては……私自身も子どもが産まれたことで、多様性について考えることが多くなりました。「男の子だから、こんなことで泣かないの」という言葉も最近は聴かなくなりましたよね。

例えば、りんごの塗り絵をしている時に「りんごは赤を塗りましょう」も違うような気がしています。「青でもいいんじゃないか」「ファンタジー世界のりんごだからレインボーなんだ」とか。みんな自由で良いんじゃないかなって。

子どもってもともと柔軟で自由な発想を持っているので、大人が「あなたはこっち」と区切りをつけたり壁をつくったりするのは、そもそも不自然なことだったのかなと思うんですよね。

やっと世の中的にも「そうあるべきではない」という風潮になってきているので、今の子たちは、自由な発想の中で生きていける未来があって、すごく素敵だなと思うんです。だから、別にうちの子が男の子だからプリキュアを目指しちゃいけないということもないし。

そういう意味では、『ひろプリ』は年齢性別もすべて乗り越えていっているから、より夢が大きく持てるようになってきているのかなって。

藤田:うんうん。逆に「多様性」と急にみんなが言い出して、保守的な考え方をしている人たちはびっくりすることも多いと思うんですよね。

三森:うんうん。

 

 
藤田:どこまで多様性というものに対して良しとするか、などと考える場面も多いと思います。でも私が演じる琴爪ゆかりは「自分が良いと思ったものは良い。自分の好きには忠実であれ」という信念をもっている女の子で、どんな時代でもブレないんですよね。

プリキュアたちはそういう子が多いのかなと思って。自分が信じたもの、信じた仲間、信じた未来を守るために戦っていく。

それは初代から変わらずで。鷲尾さんがはじめた『プリキュア』というシリーズが、鷲尾さんの信念を体現しながら20年続いてきていて。

鷲尾さんたちの意思を継いでいる東映アニメーションの皆さん、関わってくれているスタッフの皆さんが、本当に会うたびにキラキラしているんですよね。いつもハツラツとしていて、自分の仕事に対して意識が高いんです。

「自分の思っているものを信じて、こういうのができました」と提示してくれている。だから周りの人たちがとやかくいうことじゃないというか……。

一同:(うなずく)

藤田:今回男性がプリキュアになったことに対していろいろな声もありましたが、「騒ぐほどのことではなくて。「今回の『プリキュア』もすごいな」で良いと思うんです。そうやって積み重ねていくと、いつの間にか20年が、30年にってなっていくんじゃないかなと。

「良いと思うものに対して忠実であれ」というのが、歴代のプリキュアであり、未来のプリキュアでもあるんだろうなと思っています。

──それこそララは宇宙人でしたしね。

小原:そうですね。当時宇宙人がプリキュアになると発表があった時も話題にはなっていたと思うんですけど……。

今までと違ったことが起きると、どうしても人ってびっくりしたり反応したりするんですよね。でも一瞬びっくりしても馴染んでいく。今多様性と言われているのも、昔は「女性は赤で男性は青じゃなきゃいけない」という固定概念が少しずつ変わってきているのかなと思っています。

そうした時代性と共に『プリキュア』も変化しています。元々は子どもたちに向けてのメッセージ性の強いアニメーションだったと思うんですけど、子どもって家族や周りにいる人たちの言葉や、向き合ってくれる姿勢などで人格が形成されていくと思うんです。

親の言葉だけかと言ったらそうではなくて。周りとの友達とのコミュニケーションや、当時見ていたアニメの影響も大きいと思います。

 

 
『プリキュア』が評価されている理由に、仲間を想う大切さ、自分と意見の違う人への向き合い方、敵にも寄り添っていく姿勢が描かれていることが挙げられると思います。人として大人になるうえで大事な部分を『プリキュア』を通して感じてもらえたらなと思っています。そしてずっと続いていけばいいなって。

大人になった時に「ああ、そういえば昔プリキュア見てたな」って、その微かな記憶が残っていたら十分なんです。そして振り返ったときに「すごく大事なことが描かれてたな」と刻まれると思います。

変化はしつつも一番大事なところが変わらなければ、20年を超えて30年も続くだろうし、未来は平和なんじゃないかなって思います。

 
インタビュー・逆井マリ

 

『映画プリキュアオールスターズF(エフ)』作品情報

2023年9月15日(金)公開

ストーリー

全プリキュア大集合!と思いきや、みんなバラバラに~~~!?

『ここはどこ…?』――ソラが目を覚ますと、そこに広がっていたのは、ふしぎな世界…。

どうやらましろたちとはぐれちゃったみたい…。でも、そこでゆいとまなつ、プリムと出会ったの!

たくさんのおともだちと出会ったけど、なぜかみんな記憶はあやふやで…。

しかも、この世界にいるのはプリキュアだけ…?

もとの世界に戻りたい‼手がかりは遠く彼方に見えるお城——。

さあ!ここから旅のはじまり!お城を目指して大冒険へレッツゴー♪

■声の出演
関根明良 加隈亜衣 村瀬歩 七瀬彩夏 古賀葵
菱川花菜 茅野愛衣 高森奈津美 ファイルーズあい 日高里菜
悠木碧 三森すずこ 白石晴香 小原好美 本泉莉奈 藤田咲 早見沙織 嶋村侑
坂本真綾 種﨑敦美

■映画主題歌「うれしくて」
歌:いきものがかり(ソニー・ミュージックレーベルズ)
作詞・作曲:水野良樹
編曲:蔦谷好位置(agehasprings),長橋健一(agehasprings)

■OPテーマソング「For “F”」
歌:石井あみ・Machico
作詞:青木久美子
作曲・編曲:森いづみ

■原作:東堂いづみ
■監督:田中裕太
■脚本:田中 仁
■音楽:深澤恵梨香
■総作画監督・キャラクターデザイン:板岡錦
■美術監督:林 竜太
■色彩設計:清田直美
■撮影監督:大島由貴 高橋賢司
■製作担当:吉田智哉 本田竜馬
■映画プリキュアオールスターズF製作委員会:東映アニメーション 東映 ABCアニメーション バンダイ ADKエモーションズ マーベラス

映画公式ホームページ
映画公式ツイッター(@precure_movie)
TVアニメ「ひろがるスカイ!プリキュア」公式ホームページ
TVアニメ公式 Twitter(@TVanime_precure)
TVアニメ公式 Instagram
プリキュアシリーズ公式ポータル・20周年特設ページ
プリキュア20周年公式ツイッター(@precure_15th)
プリキュア公式 TikTok:@precure_official

 

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