『忘却バッテリー』小手指高校2年生・鈴木と佐藤に注目してみた

『忘却バッテリー』小手指高校の鈴木と佐藤はモブだけどモブじゃない!? 実は作品を知れば知るほどわかってくるめちゃくちゃ良いキャラクターの理由を解説!

4月から放送中のアニメ『忘却バッテリー』。中学生怪物バッテリーと評された清峰・要バッテリーが、捕手・要圭の記憶喪失により無名の都立高校に進学し、そこで出会ったチームメイトと甲子園を目指す物語です。

主人公チームの小手指高校には天才投手・清峰葉流火と要圭のバッテリーに加え、最強の二遊間・藤堂葵と千早瞬平が所属しており、彼らは努力と才能で名門校にもスカウトされる実力を持っています。1年生ながら彼らがチームの柱であることは間違いありません。

しかし、小手指野球部には鈴木と佐藤という名のいかにもモブ役っぽい部員も在籍しています。名前も見た目も地味な鈴木と佐藤ですが、実は彼らは物語において必要不可欠な功績を残しているのです。本稿では普段なかなか日の当たらない彼らに注目してみました!

※本稿にはネタバレが含まれます。

関連記事
忘却バッテリー
中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる―!作品名忘却バッテリー放送形態TVアニメスケジュール2024年4月9日(火)〜2024年7月2日(火)テレビ東京系・AT-Xにて話数全12話キャスト清峰葉流火:増田俊樹要圭:宮野真守藤堂葵:阿座上洋平千早瞬平:島﨑信長山田太郎:梶裕貴土屋和季:山谷祥生国都英一郎:大塚剛央巻田広伸:石井マーク桐島秋斗:河西健吾スタッフ原作:みかわ絵子(集英社「少年ジャンプ+」連載)試合制作:高嶋栄充監督:中園真登シリーズ構成:横手美智子副監督:飯田剛士キャラクターデザイン:長谷川ひとみアクション作画監督:立中順平 徳丸昌大美術監督:船隠雄貴色彩設計:中野尚美撮影監督:川下裕樹3D監督:小川耕平編集:吉武将人音楽:菊谷知樹 山崎寛子音響監督:名倉靖音響効果:長谷川...

鈴木と佐藤って誰?

鈴木と佐藤は小手指高校野球部の2年生部員です。シンプルで素朴な顔立ちで、2人ともよく似ていますが血縁はなく、細い方が鈴木で太い方が佐藤です。清峰たちを勧誘するシーンで初めて登場します。

声優は鈴木役を鈴木崚汰さん、佐藤役を佐藤元さんが担当しており、キャストにもこだわりを感じられます。

 

鈴木・佐藤の功績と魅力

それではさっそく2人の功績を見ていきましょう。ここからは敬意をこめておふたりのことを鈴木先輩、佐藤先輩と呼んでいきたいと思います。

小手指高校に野球部を発足させた!

第一の功績は、小手指高校に野球部を発足させたことです。清峰たちが入学する前まで小手指高校には野球部がありませんでした。当然1年生たちもそれをわかったうえで進学してきています。

しかし、鈴木先輩と佐藤先輩が発足させたことで、清峰は野球部に入ることができましたし、野球をやるつもりのなかった要、藤堂、千早、山田も野球を再び始めることができたのです。

おそらく清峰一人では野球部を発足させることはなかったでしょうから、鈴木先輩と佐藤先輩がいなければ物語そのものが始まらなかったはず。野球の経験値自体は高くないものの、部を新設するほど彼らが野球好きなことは確かです。

そして何より野球は9人いなければ試合ができない団体戦。鈴木先輩と佐藤先輩がいたから公式戦への出場も他校との練習試合もできたのです。


 

学年による上下関係がない!

とにかく優しくて温和な2人。球児ではあるものの、体育会系特有の厳しい上下関係にこだわりがなく、後輩にもフラットに接する優しい先輩です。むしろ野球の上手い後輩たちを純粋に尊敬しており、そんなところからもおふたりの素敵な人柄が感じられます。

控えめな性格ではあるものの、上級生としての責任感があり、実力のある1年生に頼りきりになることを良しとせず練習に精を出します。それだけではなく、部員やマネージャーの勧誘などでも野球部に貢献しようとする姿勢も見られます。

また、そんな先輩たちを藤堂や千早ら1年生部員は、きちんと先輩として敬っています。自分より実力が劣るからといって生意気な態度を取ることはない彼らの礼儀正しさも鈴木先輩と佐藤先輩がいるからこそ垣間見えるのです。


 

鈴木は投手として活躍

小手指の絶対的なエースである清峰ですが、長いトーナメント戦を勝ち抜いていくには彼一人に投げ続けさせるわけにはいきません。そんな中、唯一部内で投手経験があったのが鈴木先輩でした。

小学生の頃に「補欠の補欠の補欠だった」と謙遜していう鈴木先輩ですが、球速はないものの安定したサイドスローを投げることができます。

小手指は夏の大会の3回戦で鈴木先輩を先発投手に起用。4点を取られたものの7回途中まで全力で投げ切った鈴木先輩。奮闘の甲斐あって交代した清峰の投球は絶好調。そのまま試合終了まで1つのヒットも許すことなく、試合は小手指の勝利で幕を閉じます。

試合に勝っただけでなく、鈴木先輩が先発となったことで投手の力に頼らない打たせて取るスタイルで試合を進めたため小手指はチームとしての結束を強めることができました。

 
 

佐藤は打者として研鑽を積む

夏の大会初参加ながら目を見張る成績を残した小手指には翌年大勢の新入部員が入ってきました。その中には鈴木先輩と佐藤先輩を凌ぐような実力を持った者もおり、小手指野球部には初めてレギュラー争いが発生します。

進級し3年生となった鈴木先輩と佐藤先輩にとってこの夏が高校最後。しかし、佐藤先輩は背番号10番(代打選手)となり、レギュラーから外れてしまいます。

それにもかかわらず、佐藤先輩は不貞腐れることなく自分が結果を出せなかったからだと自分を省みます。さらに、「今日から日課の素振りを増やそうと思う」と宣言。試合で代打が来たときにちゃんと打てるよう準備をすると言うのです。

そして最新話では、名門・帝徳高校との公式試合でついに代打が回ってきます。しかも、エース清峰の代打として起用されたのです。彼の努力を知るチームメイトたちの期待を一身に背負って打席に立つ佐藤先輩。3年間の思いを込めた渾身の一振りは鋭い打球を捉えます。ひたむきに頑張ってきた佐藤先輩の活躍に多くのファンが胸を熱くしました。

 

3年生の成長が光る!

鈴木先輩と佐藤先輩、同学年の土屋先輩の成長が描かれているのは原作第97・98話。彼らが3年生になった春、新入部員として入ってきた1年生の中には、夏の大会であまり活躍を見せていない3年生たちを舐めてかかる者も。

そこで智将・要圭の提案で2・3年生vs1年生の紅白戦を実施することに。3年生を見くびっている1年生チームの投手を相手に、トップバッターの土屋先輩はサードゴロで出塁、2番打者の佐藤先輩はライト前にクリーンヒットを放ちます。

さらに、3番打者の鈴木先輩はレフトオーバーの大きな当たりを出し、走者一掃のランニングホームランで見事3点を先取。その後、投手としてマウンドに上がった鈴木先輩は投球でも活躍。1年生チームに1点も取らせることなく6対0で2・3年生チームが勝利しました。

全国レベルの実力を持つ後輩たちに追いつくため、秋から冬にかけて必死に練習を重ねてきた先輩たち。癖がついていない分、吸収が早く、驚くほどの伸びを見せ、小手指の立派な戦力へと成長していたのです。

 
 

『忘却バッテリー』にモブキャラはいない!

一見するとモブキャラのように見える鈴木先輩と佐藤先輩をご紹介してきましたが、彼らの素晴らしさは伝わったでしょうか。鈴木先輩と佐藤先輩のように、飛びぬけた才能がなくとも、ひたむきな努力が報われるキャラクターがいるところが『忘却バッテリー』の魅力のひとつ。放送中のアニメでもぜひ彼らに注目してみてくださいね。

この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
忘却バッテリー

あらすじ

中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。
そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。
巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる―!

キャスト

清峰葉流火:増田俊樹
要圭:宮野真守
藤堂葵:阿座上洋平
千早瞬平:島﨑信長
山田太郎:梶裕貴
土屋和季:山谷祥生
国都英一郎:大塚剛央
巻田広伸:石井マーク
桐島秋斗:河西健吾

(C)みかわ絵子/集英社・KADOKAWA・MAPPA
おすすめタグ
あわせて読みたい

忘却バッテリーの関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2026年夏アニメ一覧 7月放送開始
2026年秋アニメ一覧 10月放送開始
2027年冬アニメ一覧 1月放送開始
2026年春アニメ一覧 4月放送開始
2026夏アニメ何観る
2026夏アニメ最速放送日
2026夏アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
放送・放送予定ドラマ作品一覧
平成アニメランキング