
映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』シンジュク・ディビジョン“麻天狼” 伊弉冉 一二三役・木島隆一さん×観音坂 独歩役・伊東健人さんインタビュー|いろんな人との絆と信頼があって『ヒプマイ』の7年間が“映画”という形に
2025年2月21日(金)より、映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』が全国映画館で公開! 『ヒプノシスマイク(通称、ヒプマイ)』にとって最後のディビジョン・ラップバトルの舞台となる本作は、劇場映画として日本“初”のインタラクティブ映画。
観客のリアルタイム投票でストーリーが変わり、全部で48パターンの展開があるという、映画史上誰も踏み込めなかったエンターテイメントになっています。
アニメイトタイムズでは、劇場公開を記念してシンジュク・ディビジョン 伊弉冉一二三役の木島隆一さんと観音坂独歩役の伊東健人さんにインタビュー! 今作の見どころや演じられているキャラクターについてお話をうかがいました。
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画像をクリックすると、関連記事にとびます。7年間戦い続けてきた『ヒプマイ』だからこそできる映画
──まずは映画化が決定したときの、率直な感想をお聞かせください。
観音坂 独歩役・伊東健人さん(以下、伊東):正式に映画化決定と聞く前からなんとなく、「映画をやるんじゃないか」「『ヒプマイ』として大きな区切りを迎えるんじゃないか」という話は聞いていました。こういうコンテンツの映画を作るとなると、脚本・音楽・スタッフがしっかり決まって準備に尽力されたあと我々の耳に入ってくるので、決定したと聞いたときは「ああ、ちゃんと作れるんだな」と胸を撫で下ろしました。嬉しさ七割、驚きといろんな感情が三割といったところでしょうか。
伊弉冉 一二三役・木島隆一さん(以下、木島):素直に「やった!」「嬉しい!」と思って台本をめくったら『最後のラップバトルとなります』と書かれていて、「最後!? 最後って書いてある!?!?」「本当に終わるのかな? どうなっちゃうんだろう」と思いました。でも自分のことよりも、これまで『ヒプマイ』を応援してくれたファン、一二三的に言うと“子猫ちゃん”たちがどんな反応を示してくれるのかな、ということがまず頭に浮かびましたね。
──日本映画史上初となるインタラクティブ映画ということですが、聞いたときどのように感じられましたか?
木島:さすが『ヒプノシスマイク』という感じですよね。
伊東:やるなら『ヒプマイ』だろうなと思いましたね。
木島:選択肢を設けること自体は他の映画でも可能かもしれませんが、ひとつの物語として作り上げるのはストーリーがしっかりしていないと難しい。これまでの7年間の歴史があるからこそですよね。
伊東:あとはこれまで『ヒプマイ』を応援してくれた人への信頼感がないとできないと思う。
木島:みなさんが劇場に足を運んでくれる“だろう”という、信頼感。
伊東:そしてこの仕組みを面白がってくれる“だろう”という思いがないと作れない。いろいろなリスクを伴う中で、アニメーターさんや監督が命を削って創り上げる作品。通常の映画よりも人数も時間もかけて作られている。我々のアフレコ時間も長かったですが、でもあっという間にも感じましたね。
木島:登場するディビジョンの数自体はそれほど多くないように見えても、キャラクターの数がとにかく多いので、台詞の割り振りどうするんだろうとか、いろんなことを考えちゃいました。
伊東:いろんな人の“絆”とか“信頼”が必要だと思うんです。みんなでやらないと出来ないこと。それが実現したのはすごいことだと思いました。
木島:7年間戦い続けてきた『ヒプノシスマイク』ならではの、長年築き上げてきた土壌があったからこそ、この新たな戦いへと進めたんだと思います。伊東君も言っていたようにお客さまとの間にある“信頼”があって、7年間の結晶が映画という形になったんだと思いますね。













































