
映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW” 入間銃兎役・駒田航さん&毒島メイソン理鶯役・神尾晋一郎さん インタビュー|ヨコハマはヴィランっぽくみえて本質は主人公みのある真っ直ぐなヒーロー
音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」(略称ヒプマイ)。初の映画化作品となる映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(略称ヒプムビ)は、2025年2月21日(金)に全国公開となります。
アニメイトタイムズでは映画公開を記念して、ヨコハマ・ディビジョン 入間銃兎役・駒田航さん&毒島メイソン理鶯役・神尾晋一郎さんのインタビューを実施しました。
負ける要素が見当たらなかったと話す新曲「Choice Is Yours」についてやヨコハマ・ディビジョンならではの強み、演じるキャラクターたちに対して感じていることなど、さまざまな話題をお届けします。
インタビューバックナンバーはこちら!
画像をクリックすると、関連記事にとびます。「ようやく“7年の集大成がここに結実するな”という思いです」
──今日のおふたりの服装はブラックコーデですね?
毒島メイソン理鶯役・神尾晋一郎さん(以下、神尾):テーマは黒のタートルネックを着用したブラックコーデです(笑)。
入間銃兎役・駒田航さん(以下、駒田):今回は自分で衣装を決めてきて良かったので、ヨコハマのカラー的に青か黒が多いということで。
神尾:じゃあ、「青というよりは全身真っ黒にしてみよっか」と事前に衣装を合わせようと話をしていたんです。
駒田:それはそれで面白いかなって。
神尾:色違いでお揃いのサングラスもかけようぜって。
駒田:可愛いのをいただきました(笑)。
神尾:可愛いのあげました(笑)。浅沼さん(碧棺左馬刻役・浅沼晋太郎さん)と3人お揃いで、浅沼さんが完全黒のレンズのサングラスで両サイドに僕らが薄いサングラスを掛けていたら絵になるなと思って、プレゼントしました。
──とても素敵なサングラスです。それでは早速にはなりますが、映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の上映が決定した際の率直なご感想をお聞かせください。
駒田:今回の映画は、『ヒプノシスマイク』というコンテンツをご存知になられている方はもちろんのこと、別の作品を観に映画館に行った流れで『ヒプノシスマイク』を初めて知ってくれる方が増えるきっかけにもなるんじゃないのかなと感じています。
すでに『ヒプノシスマイク』を知ってくださっている方々は初期の頃から比べるとすごく増えましたが、全く興味がなかった方々に今一度、興味を持っていただける大きなきっかけ作りになるのかなと。ずっと応援してくださる方がいて、そこに新しいファンの方が入ってくれることでコンテンツとしての消化力も上がっていくと思うんですよね。
「『ヒプマイ』ってもう7年も続いているコンテンツなんだ」「初期の頃の原作CDのドラマトラックから追わなきゃ」と思う方も絶対にいらっしゃるんじゃないかなと思いますが、この映画をきっかけに、気軽に入れるといいますか。
映画を通して「こんなのやってるんだ!」という知り方もありだなと思いましたし、自分たちが声を吹き込んできたものが、お客さんが投票というかたちで参加するインタラクティブシステムと共に映画館を盛り上げるきっかけになることが嬉しいです。僕も映画を映画館で見るのが好きなので、いちお客さんとしても観に行きたいなと思います。
神尾:「ようやく7年の集大成がここに結実するな」という思いですね。僕は試写を観させていただきましたが、本当にどなたにでも楽しんでいただける作品になっていると感じました。
『ヒプノシスマイク』を全く知らない方でも、音楽や映像の美しさ、ラップの魅力に触れて楽しむことができますし、「好きだった方に投票すればいいんだ!」というふうに、いろんな楽しみ方ができると思います。また新たな伝説が“ここに刻まれるのだな”という気持ちになりました。
──アフレコは浅沼さん含めてヨコハマ・ディビジョンみなさんで臨まれたのでしょうか?
神尾:そうですね。3人でした。
──本作は5回の参加型投票によってエンディングが変わり、全上映パターンが48通りもあります。アフレコはどのように進められたのでしょうか?
神尾:アフレコ自体はTVアニメ2期の収録を終えたと思ったら、「もう一本映画の収録があります」という流れだったんです。ただ、その時点ではまだ歌は収録していなかったよね?
駒田:歌は録ってなかったです。アフレコが先でしたね。
神尾:「今、勝ったのはどの勝ったシーンですか?」みたいな会話をしながらアフレコをしていた気がします(笑)。
駒田:結構分岐が多く、作品的にどうしても先に音声を収録しなければならなかったので、勝った時と負けた時のお芝居は想像しながら演じるしかありませんでした。「こういう曲が来るのかな? こういう激しさの曲なのかな?」ということを思い描きながら、その上で勝った時と負けた時の感情を切り替えて収録に臨みましたね。
神尾:そうだね。
──勝った時と負けた時で、感情の入れ方の落差も激しかったりもしたのでしょうか?
駒田:彼らが話す言葉的には、負けたとしても落胆の方には行っていなくて。良い意味で、敗北したからといってその責任を誰かに押し付けるような展開にはならず、ちゃんと男気のある背中を見せる感じのシーンのパターンもありました。
神尾:そうなんですよ。「出し切ったからこそ悔いはねぇし、選んだのはお前たちだ」ぐらいのニュアンスが強いから。
駒田:もちろん、勝った時は勝った時で、溢れ出る喜びも感じられるシーンがあったりして。当然ですが、そのあたりのビジョンを作品が完成するよりも先に僕ら自体が味わえるのも、この仕事をやっていて良かったなと思う瞬間のひとつですね。
完成した映像では、客席のみなさんが運命を決めていき、その時々の台詞やシーンを味わえるわけですから、楽しみはそういう色々なパターンを見られる部分に尽きるなと。映画を何度も見られる方はたくさんいるけれど、見るたびに内容が異なるというのはすごく贅沢なことだとも思うんですよ。
神尾:うん、本当にね。
駒田:擦り倒してほしいですね。
神尾:擦り倒してほしいですね。全ルートを見られるのか、それともずっと自分の推しの勝利が見られないのか……。
駒田:見られないパターンもあるかもしれない。
神尾:しんどいっす……。
──負けた時の左馬刻を見た時に、去り際もこんなにカッコいいのかと思いました。
神尾:カッコいいですよね。
駒田:でもまぁ、その負けたシーンはきっと見られないと思います。
神尾:ヨコハマがずっと勝つので。












































