
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』金にうるさいのに情に厚い⁉「最強」と「孤独」の狭間で生きる俺様ヒーロー・熊手真白/ゴジュウポーラーの魅力とは?【ゴジュウジャーメンバーの魅力 第6回】
2025年2月より放送中のナンバーワン戦隊ゴジュウジャー。スーパー戦隊シリーズ50周年を記念したアニバーサリー作品で、動物や恐竜=「獣(けもの、ジュウ)」をモチーフにしたヒーローが大活躍しています!
ゴジュウジャーのメンバーは、性格も価値観もバラバラで、全員がワケありの“はぐれ者”。そんな彼らの前に追加戦士として現れたのが、ゴジュウポーラーに変身する熊手真白(くまで・ましろ)です。彼はなんと前回の指輪争奪戦の優勝者にして、先代のゴジュウウルフという規格外の存在でした。
「テガソードを超える神になる」という壮大な願いを胸に、ゴジュウジャーたちと行動を共にすることも増えている真白。本人いわく“神をも恐れぬ世直し人”で、人助けをしながらも、報酬として法外な請求を突きつけることもしばしば。しかし、その裏には彼なりの理由と信念が隠されていたのです。
カリスマ性と胡散臭さが共存する彼の立ち回りは、まさに追加戦士ならではのスパイス。今回はそんな真白の魅力を徹底解剖していきます! 読み終わる頃には、あなたも彼の“俺様ワールド”にハマってしまっているかも……⁉
“俺様の愛”がゴッドネス熊手ファミリーをつなぐ
真白の大きな魅力の1つは、その圧倒的なカリスマ性ではないでしょうか。最初は高圧的で何者か分からない真白に対し、ゴジュウジャーのメンバーたちも警戒していましたが、戦いを共にし、ときに思いをぶつけ合うことで互いに心を許し始めていきます。
そして彼のカリスマ性は人間だけでなく、共に戦うロボットたちまでもを惹きつけてやみません。
相棒のベアックマ50は、シロクマ型の小型メカ。ゴジュウポーラーの能力である「一度限り、無機物に命を与える」能力を使って生命を与えられた唯一無二の存在です。命を与えられたベアックマが「一生ついてくクマ~!!」と慕うその姿からも、真白への深い信頼が伝わります。
さらに真白は、敵組織・ブライダンが生み出した破滅の王子・テガナグールをも説得し、自らの相棒として、グーデバーンへと改名させます。グーデバーンにとって混乱の中から救い出してくれた真白は、実の親以上に特別な存在になりました。その結果、テガソードに真白が乗ったり、敵であるブーケが記憶喪失になった際に世話をしたりすると、不貞腐れてしまうほど。
第37話でも、熊手が作った手作りのローブにグーデバーンが描かれていないことに対し、またしても嫉妬。しかし、見えない所に描かれていたことを知ると、滝のような涙を流して喜びました。そして、真白はベアックマ、グーデバーンを“ゴッドネス熊手ファミリー”と呼び、深い絆があることを笑顔で伝えたのです。
このように、ロボットであっても心を持つ存在として向き合い、その相手にあった愛のかたちで絆を紡ぐ。それこそが彼のカリスマ性の真髄と言えるでしょう。
ゴジュウジャーはもう一度始まる──。#ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
— ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー【東映公式】 (@Gozyu_toei) June 1, 2025
最強の新ビジュアル公開だワン👊✨
一度終わった世界から再び始まる、
ゴジュウジャーの新たな物語を
お見逃しなく…!!!🐻❄️💍#ゴジュウポーラー#グーデバーン pic.twitter.com/XbjHJ3lCog
法外な請求の裏にある、本気の責任感
真白を語るうえで欠かせないのが、「世直し料」と称して法外な金額を請求する独自のスタイル。一見するとただの守銭奴に思われてしまいますが、実際は“世直し人”としての信念と、人情味あふれるポリシーの表れだったのです。
真白は、助けた相手に対し数百万〜数億円という高額な「世直し料」を請求。実際に、第16話や第17話では吠や禽次郎にも多額の請求をしていますが、これは単にお金が欲しいからではありません。そこには、彼が“先代ゴジュウウルフ”として活動していた頃の、ある教えが関係していたのです。
当時、真白は無償で人助けをしていました。そんな彼に、先代ゴジュウレオンが言った言葉が「無責任なただ働きは、やがて身を滅ぼす。助けた人への責任を、形にすべきだ」ということ。
この一言が、真白の生き方を大きく変えました。以来、彼は「金を取る以上、最後まで責任を持って助ける」「一度助けると決めた者は絶対に見捨てない」という信条を掲げるようになります。彼にとってお金とは、“人と人を繋ぐ責任の証”。彼の法外な請求は、相手を大切に思うからこその“目に見える絆”なのです。
また真白は、稼いだ金を溜め込まず「金はジャンジャン稼いで、ドバドバ使う」ことをモットーにしています。
例えば第27話では、悪徳地上げ屋に苦しむ町内会を救う代わりに町長へ莫大な請求をしました。しかし、そのお金で中華料理屋を貸し切り、町長を含む町の人々に食べ放題を振る舞ったのです。“笑顔を循環させる”ために稼いで使う。真白の世直しはただの正義ではなく、人の心と心を繋ぎ直す、“俺様流”の優しさと言えます。
☝️来週の #ゴジュウジャー は!
— ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー【東映公式】 (@Gozyu_toei) August 17, 2025
第27話「バトルで勝ち取れ!一攫千金!」💰💥
ブーケが記憶喪失!?出会うは熊手!
異質コンビがマネーノーワンに立ち向かう🐻❄️💐
一方クオンの会社に招かれた吠たち。
会社ナンバー2の設名から案内を受けるが
そこにはやはり罠が…
▶︎https://t.co/h0LbW703oj pic.twitter.com/3WCTPCaJT5
強者なのに孤独が苦手? 真白が見せる様々なギャップ
圧倒的な自信を常にまとっている真白ですが、その堂々とした態度の裏に、思わず心惹かれてしまう愛すべきギャップが隠されています!
その1つが、彼の並々ならぬハチミツ愛。スイーツから高級フレンチまで、全てにハチミツを惜しみなく使い、さらにはミツバチを「ハチさん」と“さん付け”で呼ぶ徹底ぶり。尊大な“俺様”キャラと、小さなミツバチへの敬意の意外性に、真白のかわいさが凝縮されています。
そして、彼の最も深いギャップは「孤独が苦手だった」という点ではないでしょうか。ユニバース大戦の英雄でありながら、時空の狭間で1万年も石化して眠っていた真白。第37話では、その孤独を埋めるためにベアックマに命を与えた事実が判明しました。「神になること」を豪語するキャラが「実は孤独が苦手だった」という、人間味あふれる弱さに多くのファンが騒然。さらに、彼の誇りである「ナンバーワンローブ」を失うと、堂々とした姿から一転、落ち着かず、心細げで別人のように "くねくね"してしまうという新たな弱点も明らかに。
最強に見えて、実は孤独が苦手だったり、大切なものを失くすと別人のようになってしまったりする彼の弱さは「ギャップが可愛すぎる」「普段見せない弱さにキュってなる」とSNSでも大きな反響を呼び、多くの視聴者の心をつかみました。
⚠️次回は1週お休みの11月9日放送⚠️#ゴジュウジャー 第37話
— ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー【東映公式】 (@Gozyu_toei) October 26, 2025
「友情クロス!ファッショニスタは熊手様」🐻❄️🧥✨
熊手がナンバーワンローブを紛失!
あれがないと熊手は大変なことに…🫨🍯
一方、ファッションノーワン出現で
皆のファッションセンスが明らかに!?
予告: https://t.co/wsa0xAmyKU pic.twitter.com/o1h2T0qhlO
強さと優しさを併せ持つ真白から目が離せない!
圧倒的な強さとカリスマを誇りながらも、孤独や寂しさを抱えた真白は、まさに“神と人のあいだ”に立つ存在。彼の言葉や行動は、傲慢に見えて実は誠実で、助けた相手への責任や仲間への思いが、常にその根底にあります。
普段は弱点を感じさせず、“俺様”を貫くその生き様は単に強者への憧れを持っているのではなく、「孤高を恐れず、世界を救いたい」という信念の証なのかもしれません。
物語が進むにつれ、ゴジュウジャーたちの絆が深まる中、真白はどんな試練を乗り越え、どんな未来を選ぶのか。彼らの成長や葛藤をリアルタイムで見届ける体験は、きっとあなたの胸を熱くしてくれるはず。
そして、最強の“俺様”が、ゴジュウジャーたちと真に心を通わせたとき、きっと、物語は新たなステージへと進むでしょう。いよいよストーリーは後半戦に突入しました。あなたの“ナンバーワン”は、もう決まりましたか?
[文/五六七 八千代]
ゴジュウジャーメンバーの魅力 バックナンバー
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』作品情報
あらすじ
その唯一の勝者、巨神テガソードは深い眠りについた。
テガソードの力をわけた指輪をすべてあつめると、
なんでも願いがかなうという…。
そんな指輪を、5人の“はぐれ者”が手にした!
はぐれアルバイター・遠野吠はゴジュウウルフ
元スーパーアイドル・百夜陸王はゴジュウレオン
テガソード信奉者・暴神竜儀はゴジュウティラノ
パリピ高校生・猛原禽次郎はゴジュウイーグル
ハイクラス名探偵・一河角乃はゴジュウユニコーン
ナンバーワンは1人しかありえない!?
戦士になった5人は、指輪をもとめて戦う!
さらには、悪の軍団・ブライダン、
そして歴代スーパー戦隊とも、 おきて破りの頂上バトル!
新時代のナンバーワンになるのは誰だ!?
“最高最強ヒーロー”
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーの
戦いのゴングが今、鳴りひびく!
キャスト
(C)テレビ朝日・東映 AG・東映








































