
映画『クスノキの番人』伊藤智彦監督の徹底したロケハンが生んだ、心揺さぶる圧倒的映像美! その舞台裏を公開
累計100万部を突破した、東野圭吾先生による小説『クスノキの番人』(実業之日本社文庫刊)が初のアニメーション映画化。2026年1月30日(金)から全国公開中です。
本作の伊藤智彦監督は、『クスノキの番人』の世界をアニメーションにするため、徹底したロケハンを実施しました。そこから生まれたのは、心揺さぶる圧倒的映像美。ここではその舞台裏について、ロケ写真と共にご紹介しましょう。
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
新宿、渋谷、そして箱根、熱海まで――監督自ら巡ったロケハンが、物語の核「クスノキ」に命を吹き込む!
本作の監督を務めた伊藤監督は、爆発もなく、異世界でもない、派手な作品ではないリアルな世界の話をどうアニメーションとして面白くまとめるか、ということが挑戦的だったといいます。
アニメーション制作における軸を「キャラクター」「世界観」「ドラマ」とする伊藤監督は、本作の「世界観」に対しても深いこだわりを持ち、静かな物語だからこそ、画でチャレンジしないといけないという強い思いを胸に制作を始め、徹底したロケハンを重ねました。
「近年のアニメーション映画は、とてもリアルな背景描写が増えてきました。基本的にはロケーションを丁寧に探し、資料を集め、そのうえで描き方に工夫をこらしていく。本作も、そのアプローチに近いテーマがありました。ひとりで自転車に乗ってあちこち回るんですけど、スタッフを連れて行く前に3、4 回は同じ場所を見に行っています」と、監督やプロデューサーらが何度もロケハンに通ったそうです。ロケハンは、新宿や渋谷、箱根、帝国ホテル、熱海にある来宮神社、都内から郊外まで幅広い場所に及びました。
主人公の玲斗や、父親の秘密を探ってクスノキの元へやってきた佐治優美、佐治寿明の3人が話していたカフェや、千舟が玲斗に“クスノキの番人”になることを告げたホテルの一室などを想起させるロケ写真が公開されました。
▲来宮神社
▲来宮神社
▲来宮神社
▲帝国ホテル
▲帝国ホテル
▲渋谷
▲渋谷
▲武蔵五日市
▲武蔵五日市
▲箱根
▲箱根
▲箱根
そして物語の核となるクスノキには、明確な実在モデルはないが、伊藤監督がイメージしていたのは、屋久島の縄文杉(※高さ約25メートル)をも凌ぐ、倍ほどの存在感を持つ木です。
「全国に大きなクスノキはありますし、都内の公園でも見ることができます。でも、本作で描いているサイズは計算すると高さ40メートルにもなる。あそこまで巨大なクスノキは実在しないですね」と伊藤監督は語ります。その“存在しない木” にリアリティを与えるため、来宮神社へロケハンにいって、実際に境内にそびえ立つ大楠の圧倒的な生命力や、神聖な空気を肌で感じ取っていった。実在する名木の佇まいをベースに、アニメーションならではのスケール感へと昇華させることで、本作の巨大なクスノキに確かな説得力が宿りました。
東京の外れまで足を延ばし、似た空気の漂う場所を探す日々。監督の目に映ったその風景は、少しずつ作品世界へと昇華されていきました。
背景描写を担う美術面では、美術監督・滝口比呂志氏が参加し、滝口氏もまた熱海までロケを実施した上でクスノキを描きました描。
彼らがロケをしたからこそ、実在しないはずの巨大なクスノキは、まるですぐそこに根を張っているかのような圧倒的な実在感がある。緻密に計算された樹皮の質感や、葉の隙間から零れ落ちる繊細な光の粒子、そして周囲に漂う静謐な空気感――。
劇中のスクリーンに映し出されるクスノキの荘厳な佇まいは、観る者の心に深い安らぎを与え、あたかもその大樹の懐に抱かれているような不思議な没入感をもたらします。
実写映画のワンシーンと思ってしまうほどの緻密な描写によって、監督が描きたかったヒューマンドラマとして本作の物語により深みを与えている。スクリーンいっぱいに広がる圧倒的な映像美、そしてその中で紡がれる人々の想いを、ぜひ劇場で体感してください!
『クスノキの番人』は絶賛公開中! 「その木に祈れば、願いが叶う」と言われるクスノキと、それを中心に描かれる家族の愛を描いた珠玉の物語―映画『クスノキの番人』にぜひご期待ください。
作品情報
あらすじ
依頼人の指示に従うなら、釈放する――突如現れそう告げる弁護士の条件を呑んだ玲斗の前に現れたのは柳澤千舟。
大企業・柳澤グループの発展に大きく貢献してきた人物であり、亡き母の腹違いの姉だという。「あなたに、命じたいことがあります」それは、月郷神社に佇む<クスノキの番人>になることだった。
戸惑いながらも番人となった玲斗は、さまざまな事情で境内を訪れる人々と出会う。クスノキに定期的に足を運び続ける男・佐治寿明。その娘で父の行動を不審に思う女子大生・佐治優美。家業の継承に葛藤する青年・大場壮貴、彼らや千舟と関わるうちに、玲斗の世界は、少しずつ色を帯びていく。
――だが、玲斗はまだ知らなかった。クスノキが持つ<本当の力>を。
やがてその謎は、玲斗の人生をも巻き込みながら、彼を思いもよらぬ真実へと導いていく。
キャスト
(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会














































