
最後の最後で、同じ「式神使い」として通じ合えたのかもしれません——TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」連載インタビュー第17回:伏黒恵役・内田雄馬さん×レジィ・スター役・青山穣さん
二人で作り上げた戦いの“流れ”
ーー際限なくヒートアップしていく伏黒とレジィの戦闘ですが、演じるうえでもかなりのカロリーだったと思います。第11話のアフレコの感想をお聞かせください。
内田:第11話はほぼ2人だけの収録でした。
青山:しかもAパートとBパートを続けて演じたかったので、えびなさん(音響監督・えびなやすのりさん)に「流れでやらせてください」とお願いしたんです。だから、頭からレジィが死ぬところまでを一気に録りました。おかげでヘロヘロですよ! 息の芝居も多いから「どうしよう?」と思いました。
内田:呼吸しづらいシーンが多かったですよね。影の中に入ったり、水の中に入ったり……。
ーーお互いに凄まじい重量をかけあう場面も。
青山:息ができないのもあるけど、モノローグも言わなきゃいけないでしょ。そのうえ、セリフも言って、息の演技もして……がずっと続くから。自分で言った手前、「休ませてください」とは言えないし。
内田:あはは(笑)。
青山:本編を改めて観ると、やっぱり後半は息切れしている感じがどうしても……モノローグで息切れするのは流石に変じゃない?
内田:頭の中でさえ現実の疲れが出るくらいの状態だったということですよ!
青山:優しいね。ナイスガイだよ(笑)。
内田:ナイスガイ(笑)。第11話はお互いのモノローグが続くような構成だったので、役者としては、お互いに応援し合うような感じでした。
青山:完成品を観ている方は分かりづらいのですが、アフレコの段階ではまだ線画なので、演じる側は手探りなんですよ。
内田:特に『呪術廻戦』はバトルシーンも多いですし、想像の中でやるしかありません。
今回の話で言うと、攻撃に耐えるお芝居とナレーション裏の息のアドリブ、それぞれの“足し引き”も難しかったです。モノローグがあって、ナレーションがあって、リアルな動きもある。もちろんSE(効果音)も鳴っているので、そのバランスでどれくらい入れるか。映像が完成していないこともあり、多めに入れる想定で持っていって、後からディレクションで間引いていただくことも多いですね。
ーー終盤には激しい殴り合いのシーンもありました。
内田:あそこはキャラクターがかなり疲弊していて。息も絶え絶えの中、余裕のない最後のやり取りでした。
青山:二人で一生懸命頑張りましたよ。
内田:改めて一気にやりきってよかったなと。
青山:苦しかったけど、流れが大事ですから。
内田:リアリティにも繋がるというか。術師とはいえ体力を使っているので、良い意味でキャラクターとリンクするところだったと思います。
青山:僕は小心者だから、モノローグでぜえぜえ言っていて「大丈夫かな?」と。
内田:自信持ってください、じょうさん!(笑)ちゃんとレジィとして活きていました。僕はそう思います。
青山:やっぱりナイスガイだよね。ちゃんと書いといてよ?
内田:ありがたい。ナイスガイでございます(笑)。




































