
これぞ『死滅回游』!最終回に相応しい三つ巴バトルのゆくえは!?――TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」第59話「仙台結界」(第3期第12話)を振り返ろう!
人の負の感情から生まれる化物・呪霊と戦う呪術師たちの奮闘を描いた大人気漫画『呪術廻戦』(著・芥見下々先生)。2020年にテレビアニメ化されて以降、劇場版を含めたアニメシリーズは公開・放送されるたびに大きな話題となりました。
そんな本作のテレビアニメシリーズ第3期目となる「死滅回游編」が2026年1月より放送開始。本稿では各話ごとにファンが注目したポイントや盛り上がった箇所を中心にその内容を振り返っていきます。
今回は第59話(第3期第12話)「仙台結界」。ついに最終回となる本エピソードでは、仙台結界にて、黒沐死・烏鷺亨子・石流龍といった強力な呪霊・術師と、我らが乙骨憂太の戦闘が描かれました。本編尺は27分に拡大され、そのほとんどが戦闘シーンになっており、「死滅回游」らしい濃密なバトルロワイヤルが繰り広げられました。「一人で400点獲る」と豪語した乙骨は、どんな戦いを見せるのか!?
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
ドルゥヴ・ラクダワラを圧倒した乙骨に黒沐死が襲いかかる!
ドルゥヴを撃破し、死滅回游に身を投じる覚悟を表明する乙骨。民間人を避難させる彼の前に現れたのは、ゴキブリの特級呪霊・黒沐死(くろうるし)でした。呪力で強化されたゴキブリを大量に操る呪霊で、ゴキブリたちと爛生刀(らんしょうとう)〈ゴキブリの卵が付着した刀。切った相手の傷口から孵化し肉を喰う〉を使用します。乙骨に襲いかかりますが、乙骨は刀と呪力で冷静に対応。負った傷は反転術式で治癒し、最後はその正のエネルギーを黒沐死にマウストゥマウスで浴びせて撃破しました!
乙骨が強くてかっこいいのはもちろんですが、ここで注目すべきは黒沐死の術式の映像でしょう。原作より更にスケールが大きく、強力に描かれています。
「友達とか恋人とかいないんですか?」
黒沐死を撃破した直後、乙骨の前に烏鷺亨子が襲来。「空を面で捉えて操る」という術式で乙骨を仙台市博物館らしき建物までぶっ飛ばしてしまいました。博物館内で、互いに牽制をしながらも会話をするふたり。烏鷺によると、受肉した術師たちは一度目の人生に何らかの「悔い」が残っているとのこと。
そんな“黄泉がえり”をした烏鷺に対して、展示品を背に乙骨は「友達とか恋人とかいないんですか?」と尋ねます。困惑する烏鷺、そして、乙骨は「なんで自分なんかのために必死になるんですか?」と、煽り文句にも思えるキラークエスチョンをぶつけたのでした。2度目の人生を否定されたように思った烏鷺は激昂し、過去の記憶から乙骨を「藤原」の人間だと断定。戦闘開始かと思われましたが……。
石流が乱入しカオスな戦況に
程よいタイミングで、自らも戦闘に参加した石流。彼の「グラニテブラスト」は、圧倒的な量の呪力を放出するというシンプルな技ですが、かなりの威力であることが見て取れます。また、乙骨を追尾する描写から繊細なコントロールもできる模様。石流も受肉した術師ではありますが、烏鷺とはまた違った悔い、漠然とした満ち足りなさを感じています。一度目の人生では味わうことができなかったデザートを求め、仙台結界で暴れまわり、乙骨をテイスティング。「グラニテブラスト」だけでなく、呪力強化した肉体で行う肉弾戦も見事なものです。
石流・乙骨の戦闘シーンは、アニメならではの演出がふんだんに行われていました。石流のレーザービームのような呪力放出、物干し竿で応戦する乙骨、線路上での戦いなど「そんなかっこいいの!?」と思ってしまうほど。一連のシークエンスは涙ぐむほどスウィートです。
烏鷺VS石流VS乙骨VS黒沐死(!?)
烏鷺も本格的に参戦してきたことにより、乙骨はリカを顕現することに。『劇場版 呪術廻戦 0』にて成仏した祈本里香は、外付の術式「リカ」を乙骨に託していたようです。乙骨がお馴染みの指輪をつけ、彼女と接続することによって、リカが完全顕現。術式使用、膨大な呪力の供給が行われます。少し複雑ですが、「制限時間5分の呪力のモバイルバッテリー」というように、わかりやすく考えても良さそうです。
「リカ」と共に5分でカタをつけようとする乙骨。対して、石流・烏鷺のボルテージ、そして戦闘描写の密度・テンポまでもが上昇しました。乙骨は術式・模倣(コピー)を使用し烏鷺を圧倒、「自分のためだけに生きるのは きっといつか限界が来る」と、自分にこだわる烏鷺に諭します。対して、烏鷺はそれを拒み「何者かになる」ことを望み続けます。
そこに石流も登場し、自身の左胸を3度、強く叩きます。そして「ここまで来たら言葉じゃねえだろ」と叫んだ後、3者同時に領域展開! ここで一瞬3つの領域の様子が描かれたのも原作ファンとしては嬉しいポイントでした。それも束の間、なんと事前に単為生殖を行っていたもう一匹の黒沐死が乱入。3つの領域が押し合う状況に黒沐死が飛び込んだ事により、全ての領域が崩壊してしまいます。崩壊後に領域が焼き切れ身動きの取れない烏鷺、それに襲いかかる黒沐死。三つ巴から、四つ巴に。そして、一瞬の攻防の末、乙骨と石流の最後のタイマンが始まりました。
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— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) March 26, 2026
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石流も視聴者も、満腹だ
最後まで立っていた石流と乙骨は最後のタイマンの卓に付きます。石流の渾身の「グラニテブラスト」に、乙骨は『呪術0』で見せたリカとの呪力放出で対抗。本来、呪力が溜まるやいなや放出し石流の出鼻をくじく作戦でしたが、石流のホットな眼差しが乙骨にそれをさせません。これまで、戦いを楽しんだことのなかった乙骨でしたが、あの熱視線にあてられ、お互いに全力、真っ向勝負での決着に付き合うことを選択。
双方から放たれた呪力がぶつかり合い、OPテーマ「AIZO」が流れる中、戦闘はクライマックスに! 呪力放出の押し合いでは負けてしまう乙骨でしたが、すぐさま二の矢を用意。リカに単独で呪力放出をさせ、それとともに近接戦闘をしかけます。最後のデザートを楽しむ石流は、リカの砲撃を片手で弾き飛ばし、突っ込んできた乙骨に呪力をぶつける。しかし、乙骨は回復した術式・模倣で、烏鷺の術式を使用し、石流の渾身の呪力を上空へと逸らしたのです。
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死滅回游泳者 #石流龍
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ここぞとばかりに攻めたて、リカの思い一撃とコピーした打撃技「宇守羅彈(うすらび)」を食らわせますが、ギリギリ持ちこたえる石流。優勢と思われた乙骨も、制限時間の5分が経過し両者限界を迎え、最後は出し切った後のデザート〈殴り合い〉! 両者一步も引かない乱打戦を見せますが、そこで乙骨の切り札が。先程上空へ反らしていた石流のブラストの方向を変え、地上にいる石流自身に降らせます。本日2度となる自身の呪力を浴びた石流は、「満腹だ」と乙骨に感謝を伝えノックダウンとなりました!
「死滅回游」はまだまだ続く
激しい戦闘後、乙骨は烏鷺・石流を生かしており、ポイントを譲渡させました。仲間や友達のために生きている乙骨は、虎杖らが追加したルールに則って、殺さない選択をしたようです。烏鷺や石流から、「甘い」と言われたようですが、「僕の仲間に感謝してください」とにっこり。それが乙骨らしさと言えるでしょう。そうして、190点を獲得した乙骨は、烏鷺から伝えられたであろう、不穏な言葉を反芻しながら次の目的へと歩みます。
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— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) March 26, 2026
第3期最終回
「仙台結界」
ご視聴ありがとうございました!!
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さらなる激しい戦いを予感させつつ、『死滅回游 前編』は堂々完結! 放送終了後には、目の前で繰り広げられたとてつもない戦闘の余韻に浸る視聴者の声がSNSで散見されました。原作が面白いのはもちろん、本エピソードでは原作の戦闘シーンや術式などを補完するような表現も多く見られたので、ファンとしても満腹でしたね! 『死滅回游 後編』では、どのような戦いを、どのような表現で見せてくれるのか。この余韻に浸りつつ、次作を楽しみに待ちましょう!
アニメイトタイムズでの、振り返り記事もこれにて終了。本シリーズを通して、物語を一緒に楽しむことができていたら、幸いです。皆さんありがとうございました!
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— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) March 26, 2026
第3期最終話
「仙台結界」
ご視聴ありがとうございました!!
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呪術を持つ者達による殺し合い
「#死滅回游」は続く―
ゲーム平定のため動く虎杖たちの
行く末は第4期「死滅回游 後編」へ
続報をお待ちください。#JujutsuKaisen #呪術廻戦 pic.twitter.com/6ZPqP4HhwP
作品情報
あらすじ
ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。
そこに単独で乗り込む現代最強の呪術師・五条悟。だが、そこには五条の封印を目論む呪詛師・呪霊達が待ち構えていた。
渋谷に集結する虎杖悠仁ら、数多くの呪術師たち。
かつてない大規模な呪い合い「渋谷事変」が始まる―。
そして戦いは、史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ殺し合い「死滅回游」へ。
「渋谷事変」を経て、魔窟と化す全国10の結界(コロニー)。
そんな大混乱の最中、虎杖の死刑執行役として特級術師・乙骨憂太が立ちはだかる。
絶望の中で、なおも戦い続ける虎杖。
無情にも、刃を向ける乙骨。
加速していく呪いの混沌。
同じ師を持つ虎杖と乙骨、二人の死闘が始まる——
キャスト
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
































