
アニメ『黄泉のツガイ』ガブちゃん役・久野美咲さんインタビュー | 第1話のアフレコ前にひとりだけスタッフブースに呼ばれた理由とは
月刊「少年ガンガン」にて連載中の『黄泉のツガイ』がTVアニメ化。2026年4月4日より、TOKYO MX・BS11ほかで放送中です。本作は、『鋼の錬金術師』の荒川 弘先生が描く幻怪ファンタジー。アニメは、2003年から2011年にかけて放送・公開された『鋼の錬金術師』シリーズと同様、スクウェア・エニックスとアニプレックス、ボンズによる強力タッグで制作。アニメイトタイムズではガブちゃん役・久野美咲さんにインタビュー。第1話のアフレコが始まる前に、久野さんだけスタッフブースに呼ばれた理由とは……?
原作者の荒川先生から直接……
──原作を読んだときの感想をお聞かせください。
ガブちゃん役・久野美咲さん(以下、久野):初めて原作を読ませていただいたとき、世界観の設定がオリジナリティに溢れていて、先の展開がまったく想像できず、とてもワクワクしました。
──演じるガブちゃんの紹介と併せて、演じるなかで感じている魅力を教えてください。
久野:ガブちゃんは普段、影森家にいて、アサとは昔からの親友で、深い信頼関係ができ上がっています。人を殺めてしまう残忍な部分もあるのですが、それだけではなく、大好きなアサに対しては非常に友達思いな一面もあって。心を許した相手にはまったく違う顔を見せるため、そのギャップも魅力だと感じています。
──シリアスな面がありつつも、アサと関わっているときなどは等身大の女の子らしさもあるガブちゃん。現場ではどのようなディレクションがありましたか?
久野:第1話のアフレコが始まる前に、キャストの中で私だけスタッフさん方のブースに呼ばれたんです。そこで原作者の荒川先生から直接、原作でもまだ描かれていないガブちゃんの設定を教えていただき、それを元に役作りをしていきました。他のキャストの方もご存知ない情報だったので、自分の中で温めながら演じています。事前にその情報を教えていただけて本当にありがたかったですし、演じる上でも大切にしていますね。
──物語の中心人物であるユルの印象について教えてください。
久野:穏やかな村でのびのびと育っていたのに、第1話から想定外の出来事に次々と巻き込まれていきますよね。彼からすれば壮絶な展開の連続だと思うのですが、物語が進んでも「妹のアサを大切にしたい」という意思の強さがブレない、妹思いの素敵なお兄ちゃんという印象ですね。目の前で起こったことに対する反応が素直で、ユルと共感できる部分が多く感情移入しやすいです。
──アサの印象についても教えてください。
久野:クールな部分もありますが、お兄ちゃんのユルに対してはデレデレになるというギャップが魅力的で。また、ガブちゃんと掛け合いをする中で、アサが心を開いているなぁとわかる様子も描かれています。過酷なものを抱えつつも、気を許せる身近な存在がいるシーンでは、普通の10代の女の子らしい部分を見せてくれるので、人間味がありますよね。自分が大切にしたいものに対する気持ちが真っ直ぐで、とても応援したくなります。
──さまざまなキャラクターが登場する本作。久野さんが印象深いキャラクターを教えてください。
久野:荒川先生が描くキャラクターはバックボーンがしっかりしていて、本当に現実で生きているように感じて、みんな魅力的です。そのなかでも、本作にたくさん登場するツガイたちは印象深いですね。原作を読みながら「アニメでどう動いて、どんな声で喋るのだろう」と気になっていたのですが、アニメでも一つ一つのツガイがとても丁寧に描かれていて。ほとんどのツガイを村瀬さんが演じられているのですが、それぞれ声もお芝居も違って素晴らしいので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
スイッチの切り替えがはっきりしている現場だと感じています
──さまざまなツガイが登場しますが、久野さんはどんなツガイと契約したいですか?
久野:動物が好きなので、作中に出てくるうさちゃんとカメちゃんが個人的にお気に入りです。もし契約するなら、動物のツガイがいいですね。私はふだん歩くのが遅いので、素早く動ける動物のツガイがいいです。背中に乗せてもらって、アフレコ現場までサッと連れて行ってほしいですね。
──アフレコ現場はどのような雰囲気ですか?
久野:登場人物が多いためキャストの人数も多く、同世代から大先輩まで幅広い年齢層の方がいらっしゃるので、とても刺激的で勉強になる現場です。休憩時間は穏やかで、先輩方も気さくに話しかけてくださいます。でも本番になるとみなさんの集中力が高まり、スイッチの切り替えがはっきりしている現場だと感じています。
──本作の推しポイント・見どころを語っていただければと思います。
久野:荒川先生の漫画からそのまま飛び出してきたかのように、キャラクターたちが生き生きと動いています。映像がとてもきれいで、重厚な劇伴や、音や声などすべてが合わさって、アニメならではの表現を楽しめる素晴らしい作品になっていると思います。原作を応援してくださっている方にもきっと楽しんでいただけますし、アニメから初めて知る方も先が気になってしまうのではないでしょうか。ぜひ、アニメも原作も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。
[文・M.TOKU]






























