
人の心に寄り添う、共感できる物語。『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』キュアアンサー/明智あんな役・千賀光莉さん×キュアエクレール/帆羽くれあ役・長谷川育美さんインタビュー
“まっすぐ届く芝居”と“頼もしい主役”
ーー長谷川さんがキュアエクレールとして加わってから、テレビシリーズの収録現場の雰囲気にも変化はありましたか?
千賀:もともと本当に和気あいあいとした現場で、現場をまわしてくださる方が、たくさんいらっしゃるんですよ。ジェット先輩役の梶 裕貴さんやポチタン役の加藤英美里さん、奈央さんも。
長谷川:そうそう、本当にたくさんいる(笑)。ウソノワール役の日野聡さんも。
千賀:そこに長谷川さんがメインキャストとして加わって、さらに活気が増した気がしています。
長谷川:あはは(笑)。
千賀:物語としては少し難しいところに入っていた時期でしたが、収録現場ではみんなで一致団結しながら、楽しく録っていました。
長谷川:本当に賑やかで、平和な現場ですよね。
ーーおふたりは「名探偵プリキュア!」が初共演なんですよね。お互いのお芝居で刺激を受けているところというと?
千賀:長谷川さんの戦闘シーンに、とても刺激をもらっています。テレビシリーズでのるるかとの会話や、るるかに向かっていくときの息遣いにもすごく感情が込められていて。第31話「名探偵キュアアルカナ」も、現場で聴きながらうるっときました。
私は叫ぶお芝居に難しさを感じているんですけど、長谷川さんのお芝居は、叫びのなかにもるるかへの思いや、二人がそれまで培ってきたものが全部乗っているんです。言葉がまっすぐ心に届いてきて、「私もこんなお芝居ができるようになりたい」と思いました。
長谷川:嬉しいです。私はもともと、声を張ったり力強く演じたりする役が好きなんです。でも普段のくれあは、少しおっとりしたお姉さんタイプなので、私にとっては挑戦に近い役でもあって。だからこそ、キュアエクレールになったときや、くれあが信念を見せる場面では、自分がこれまでやってきたことも生かして魅力を出せるんじゃないかなと思っていました。
長谷川:一方で、ひかちゃんは声を張るお芝居がまだあまり得意ではないと言っていましたけど、映画の中では、迫力のあるシーンもたくさんあります。そのなかで、みんながつないできたものを受け取って、最後にキュアアンサーが主役として締める場面があるんです。周りが作った空気をしっかり受け取って、一気に力強く出すお芝居がすごく素敵でした。「苦手」なんて全然思えないくらい。
千賀:ありがとうございます……!
長谷川:ひかちゃんの場合は、まだ現場の経験も決して多くないなかで、いろいろなものをスポンジのように吸収して、それをちゃんとお芝居に返していく姿も素敵だなと思っています。ひかちゃん自身が持っているまっすぐさや愛嬌、かわいらしさが現場を明るくしてくれますし、それがあんなという役にもしっかり生かされている。本当に頼もしい主役だと思っています。
ーー放送が始まった頃の取材では、皆さんが千賀さんのことを「天使」とおっしゃっていましたよね。
長谷川:ちょっとわかるかも(笑)。ちょっとやんちゃな天使というか。いや、おちゃめ天使?
千賀:(笑)嬉しいです!
ーーところで、キュアエクレールの正体については、皆さんいつ頃からご存じだったのでしょうか。
千賀:くれあさんが登場したときは全然知らなくて。私と本渡(楓)さんは、本編とは別の収録用の台本で先に知ってしまったんです(笑)。「あっ、なるほど!」と。その後、スタッフさんからプリキュアとおとも妖精のキャストには正体が伝えられたのですが、ほかの皆さんにはまだ秘密だったので、しばらくは知っているのに知らないふりをしていました。
長谷川:けっこう長い期間ありましたね。現場では一定の期間、プリキュアのみんなが「知りません」という顔でいてくれて(笑)。
千賀:特に梶さんと日野さんがすごく推理していて。「この人、怪しくない?」と話している横で、「そうかもしれないですね」と話を合わせたりして(笑)。ごまかしつつ、長谷川さんの目もあまり見ないようにしていました(笑)。
長谷川:私も皆さんが知っていることは聞いていたので、お互いに知らないふりをしていました。キュアエクレールになって、やっと隠さずにいられるようになりましたね。肩の荷が下りました(笑)。
子どもたちの「がんばれ」の声がくれる力
ーーそして今回は、2023年の『映画プリキュアオールスターズF』以来、約3年ぶりにミラクルライトが復活します(※中学生以下の子どもたちへの入場者プレゼントとして配布される応援用の小型ライト)。映画館で子どもたちから「がんばれ!」と応援してもらえることも楽しみですね。
千賀:収録の段階では、もちろん実際のお子さんたちの声はまだありません。応援のシーンでは、おとも妖精たちが「がんばれ!」と声を届けてくれていて、台本を読んだだけでもぐっときました。そこにお芝居が加わると、さらに胸にくるものがあって。「こんなに応援してもらっているんだから、私たちも頑張らなきゃ」と、心の底からエネルギーが湧いてくるような感覚でした。
長谷川:アフレコの段階でも、「この声を聞いたらパワーが出るのもわかるな」と思いました。それが映画館で、実際に子どもたちが応援してくれたら……もうどうなっちゃうんだろう!?
千賀:絶対に泣いちゃいます。
長谷川:泣いちゃうよね。こっそり映画館に観に行ったら、ひとりで号泣している人になっちゃうかも(笑)。普通の作品は、その世界のなかで起きている物語を観てもらうことが多いと思うんです。でも「名探偵プリキュア!」は、観てくださる方も巻き込んで「一緒に映画を作ろう」というところがすごく素敵で。それはショーの収録でも感じるんですけど、観てくれる方の反応を想像しながらセリフを言う経験は、ほかの作品ではなかなかありません。
だからこそ、「名探偵プリキュア!」に関わっている期間は、そういう経験を目いっぱい楽しみたいと思っています。映画館で皆さんがどんなふうに応援してくれるのか、今からすごく楽しみです。
千賀:ショーを観に行くと、子どもたちの声に、想像を超えて感動します。収録するときも「ここで応援してくれるんだ」と思いながら演じているんですけど、実際のお子さんたちの声は、それ以上の力を持っていて。スポーツでも声援から力をもらえることがありますけど、プリキュアの映画も本当に同じなんだと思います。早く「がんばれ!」の声を聞きに行きたいです。
[インタビュー/逆井マリ 撮影/小川遼 編集/小川賢人]
千賀光莉さん
[ヘアメイク/MAKI(TOKYO LOGIC)]
長谷川育美さん
[ヘアメイク/松村南奈(B★side)]
関連記事
映画『名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』作品情報
あらすじ
なぞの生き物・ダメダメ調査のつもりが・・・
ここはどこ?
ある日、街でウワサの「バツ印事件」が発生!
バツ印をつけられると大切なものが動かなくなったり、
使えなくなったりして、みんな困っているみたい…。
そんな「バツ印事件」を追うあんたたちの前に
妖精の依頼人・レインが現れる。
彼の依頼は、「ダメダメからかりんを守って欲しい」というものだった!
レインに案内されてたどり着いたのは、
まるで夢のように綺麗な場所「かりんの庭」。
そこで出会った少女・かりんと、彼女を見守る妖精のアラン。
アランとレインはかりんのことをとても大切に思っているみたい。
かりんと仲良くなったあんたたちは、早速調査開始!
ところが!平和な庭にも、突然ダメダメが現れて…。
ダメダメって一体なに!?
不思議な庭に隠された秘密とは・・・?
そして!「キミとアイドルプリキュア♪」と
「わんだふるぷりきゅあ!」も駆けつけるよ!
「名探偵プリキュア!」と一緒に、バラバラのヒントを
つなげてナゾを解き明かそう!
そのナゾ、映画館でキュアット解決!
キャスト
小林みくる/キュアミスティック:本渡楓
帆羽くれあ/キュアエクレール:長谷川育美
森亜るるか/キュアアルカナ・シャドウ:東山奈央
咲良うた/キュアアイドル:松岡美里
蒼風なな/キュアウインク:髙橋ミナミ
紫雨こころ/キュアキュンキュン:高森奈津美
プリルン/キュアズキューン:南條愛乃
メロロン/キュアキッス:花井美春
犬飼こむぎ/キュアワンダフル:長縄まりあ
犬飼いろは/キュアフレンディ:種﨑敦美
猫屋敷ユキ/キュアニャミー:松田颯水
猫屋敷まゆ/キュアリリアン:上田麗奈
ポチタン:加藤英美里
シュシュタン:礒部花凜
マシュタン:羊宮妃那
ジェット先輩:梶裕貴
かりん:鬼頭明里
アラン:島﨑信長
レイン:内山昂輝
ダメダメ:西村真二 きょん(コットン)
(C)2026 映画名探偵プリキュア!製作委員会






































