佐藤監督＆キャストトークに、中島愛ライブまで盛りだくさんで『たまゆら』先行上映会イベント「ようこそ、やさしい時間へ 」が開催！

　『ARIA』、『カレイドスター』などで知られる佐藤順一監督の最新作OVA『たまゆら』が11月26日に発売。それに先駆けて先行上映会イベント「ようこそ、やさしい時間へ 」が8月22日、スペースFS汐留で開催されました。

　第1巻収録の1話と2話の先行上映、佐藤監督と沢渡楓役の竹達彩奈さん、塙かおる役の阿澄佳奈さん、桜田麻音役の儀武ゆう子さん、岡崎のりえ役の井口裕香さんによるトークショー、ED曲を歌う中島愛さんのミニライブがありました。

●キャスト4人のトークパワーに佐藤監督も爆笑！

　上映会に続いてのトークショーは儀武さんが進行役で、出演者4人がパーソナリティを務めるWEBラジオ『たまゆらじお』のような爆笑トークを展開。スタートは儀武さんが先導して番組で決まった4人の呼び方、「あやちぃ」「かなちぃ」、「ゆかちぃ」、「さとじゅみちぃ」で呼び込んだ（儀武さんはちぎぶ）。

演じた感想は「ふわふわした作品だったので私も肩の力を抜いて演じました」（竹達さん）、「ツッコミタイプを楽しくやらせてもらいました」（阿澄さん）、「明るく楽しい空気を大切にして演じました」（井口さん）、「あまりしゃべらない子で短いセリフの中で彼女の気持ちをできる限りのせようと」（儀武さん）。
音声特典用のキャラクターコメンタリーの話題では「シーンとセリフが自然とピッタリあって。しかも4人共」（竹達さん）、「このすごさをわかってほしい！」（儀武さん）と熱弁。初のキャラコメ挑戦だった監督は絶賛の声に嬉しそう。


●お絵かきコーナーでは竹原市のマスコットキャラを勝手に制作!?

お楽しみ企画の「お絵かきコーナー」では5人が絵かき勝負。まずは作品に登場する猫キャラのももねこがお題。普通の猫っぽい竹達さんと阿澄さんに、中の人がいる儀武さん、何匹も描いた井口さんだったが監督から「リテイクですね。大丈夫？」のダメ出し。そんな監督はもも太郎ねこを描きました。

2問めは『たまゆら』の舞台となった広島県竹原市のマスコットキャラを勝手に制作。竹をモチーフにしたキャラが多く、竹達さんいわく「ゆるキャラだと埋もれちゃうから奇抜にした」竹ちゃんに「表情が邪悪」（儀武さん）、「怖い！」（井口さん）の声が。儀武さんが描いたタケコブラに「それギリギリじゃないですか？」（竹達さん）。監督は「全部、敵キャラっぽいね」とバッサリ切り捨て。果たして正式キャラとして採用される日は来るのでしょうか？


●阿澄さんのお誕生祝いと中島愛さんのミニライブのWサプライズ

プレゼント抽選会中に、いきなり「かなちぃ、お誕生日おめでとう！」の声で、8月12日に誕生日を迎えたばかりの阿澄さんのお祝いが始まる。かおるを含む、キャラ4人が描かれたバースデーケーキと、キャストからのメッセージカードなどを贈られた阿澄さんは「幸せ過ぎる！」と喜びの声を上げました。

会場にごあいさつして出演者が舞台を去った後、ここでED曲「メロディ」を歌う中島愛さんがサプライズゲストとして登場。本編に女子大生の保志まなみ役で出演していることや、「女の子のひたむきさと記憶をたどっていくような曲で、みんなで楽しく歌っている気持ちで歌いました」と曲を紹介。生で「メロディ」を披露。11月24日にシングルとして発売されることも発表されました。

　このイベントの模様は11月26日発売の『たまゆら』第1巻の特典映像として収録されるとのこと。お楽しみに！

●イベント出演者インタビュー

――『たまゆら』の印象について聞かせてください。

楓役・竹達彩奈さん：ふわふわゆったりした何気ない日常や思春期の女の子の感情が繊細に描かれているなと。作品を見て日々の疲れを癒してください（笑）。
かおる役・阿澄佳奈さん：優しい空気感や光を感じさせてくれてOP曲のタイトルのように、まさに包まれるような、温かく懐かしさを感じる作品です。
のりえ役・井口裕香さん：女子高生のほのぼのとしたお話で、友達や家族の温かさを感じました。写真にも興味を持って、たまゆらを撮ってみてください（笑）。
麻音役・儀武ゆう子さん：私は竹原市に行きました。プライベートを含めて2回（笑）。作品の景色そのままで、アニメを見て懐かしさを体感できました。
ED曲担当・中島愛さん：高校生だった頃の記憶がよみがえりました。学生時代の思い出が開かれたような。楓ちゃんの心の揺れ動きにも共感できました。


●佐藤監督インタビュー

――監督がこの作品を製作しようと思ったきっかけを教えてください

佐藤順一監督：『ARIA』のような穏やかな世界観のアニメを作りたくて。今回は舞台を日本に移して、温かくて優しい時間をお届けできればと思っています。

――発売を心待ちにしている皆さんへメッセージをお願いします。

佐藤監督：『ARIA』同様に人と町のつながりが重要な作品だったので舞台探しからこだわりました。リアルに感じられるものを入れられるようにと写真などを使いながら現実感を出せるように心がけました。懐かしさのスイッチが入ると人は優しくなれると思うので、そんな作品になったらいいなと願ってます。

『たまゆら』第1巻
11月26日発売
ブルーレイ6,615円（税込）
DVD6.090円（税込）
発売：松竹
第2巻は12月23日発売

>>『たまゆら』公式サイト