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『海月姫』花澤香菜さん&能登麻美子さん対談!スペシャル動画も公開

いよいよ放送開始!『海月姫』もリレー企画で追っかけます☆第1回は月海役・花澤香菜さん&ジジ役・能登麻美子さんのスペシャル対談+スペシャル動画も公開!

 東村アキコさん原作の人気コミック『海月姫』(講談社刊『Kiss』連載中)がTVアニメ化決定! 数々のヒット作を生み出したフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて10月14日から放送がスタートします。

 オンエアスタートを記念して当サイトではリレーインタビュー企画をお送りします。その第一弾はヒロイン・月海役を演じる花澤香菜さんとヲタ女子チーム・“尼~ず”の一人、ジジ様役を演じる能登麻美子さんの対談です。
 「がっつり共演するのは初めて」というフレッシュなコンビによる作品トークをお楽しみください。

 そして、スペシャルな予告編動画も公開。こちらもお見逃しなく!(再生はページ下のボタンをクリック)

●演じてみてわかるキャラの意外性に驚き!

――まず原作を読んだ感想を教えてください。

花澤香菜さん(以下花澤):よく行く本屋さんで、東村アキコ先生のコーナーがあって以前から気になってました。この作品に関わることになって原作を読ませていただいたらすごくおもしろくて。ギャグ満載だし、少女マンガらしくドキドキしたり、泣ける要素もあって、「アニメ化したらどうなるのかな」と楽しみになりました。

能登麻美子さん(以下能登):私もこのアニメがきっかけで読み始めて、最初に1巻と2巻を買ったら「どうして全巻買わなかったんだろう」と後悔するくらい、先の展開が気になって気になって。おもしろくてすごくハマりました。

――演じるキャラについての印象や演じる時に気をつけていることは?

花澤さん:原作を読むと月海ちゃんは尼~ずの中では普通過ぎる子なのかなと思いきや、大好きなくらげについて語り出すところとかは「やっぱり尼~ずだ!」と(笑)。尼~ずの中では最年少であり、年も離れていることもあって、みんなからかわいがられていて、居心地がいいんだろうなと思います。収録も楽しいし、やりがいを感じながら演じてます。くらげを語る時はセリフも息つく間もないほどのマシンガントークで大変ですけど(笑)。

能登さん:私が演じるジジ様は原作を読んだ印象では、あまりしゃべらないし、存在自体が薄いキャラだなと思ってました(笑)。でもアニメではイメージ以上にしゃべらせてもらっていることにビックリしつつ、ありがたかったです。尼~ずのみんなはテンションが高めで勢いがあるので、気持ちとしてそこにのっかりたくなるんですけど、あえて一人引くようにして。でもあんまり一人上手過ぎると孤独に見えてしまうので探り探り、バランスをとりながら演じてます。


●他のキャラの勢いに「のっかりたいけどのっかれない」!?

――月海は人見知りで、引っ込み思案なタイプなのに、蔵之介に巻き込まれて、とんでもない目に遭っている気がします。

花澤さん:そうですね。最初のほうは監督から「蔵之介との距離を置いてほしい」と言われました。だけど"蔵ぴょん"はぐいぐい来るので、のっかってはいけないのに、お芝居としてはのっかりたくなるのでバランスが難しくて(笑)。ただ、徐々に蔵ぴょんと打ち解けていくので、そこはじっくり演じていきたいと思います。

――地味な月海と、派手でゴージャスな蔵之介は対照的なのに仲良くなって。

花澤さん:女装男子というのもあると思います。男子なのにどこか安心感やシンパシーを感じるんじゃないでしょうか。

――尼~ずはそれぞれおたく属性を持つヲタ女子ですが、月海はくらげおたくで、能登さんが演じるジジ様はと言うと……

能登さん:枯れたオジサマが好きです。よく言えば貴腐人というところでしょうか(笑)。まややの三国志好きとか、ばんばさんの鉄道マニアとは違った方向で。地井武男さんが出てた昔の作品のDVDボックスを買うというセリフがあったり、結構、極みまで行ってらっしゃる印象が(笑)。そこまで好きなものを持てることは幸せだと思うし、純粋にうらやましいです。収録では幸せ感をベースにしてやってます。


●ガッツリと共演するのは初めての二人はお互いリスペクト

――お互いにキャラを演じるところを見た感想は?

花澤さん:ジジ様を能登さんがやると聞いた時、どうなるんだろうと。でも収録前のビデオチェックで頭の中で再生できました(笑)。収録当日に能登さんの演じるジジ様は圧倒的な存在感で、イメージ以上にピッタリでした。

能登さん:ありがとう。実は毎週、ガッツリ収録をご一緒するのは今回が初めてに近い感じなんです。同じ事務所なのに(笑)。1話の収録で「なんてピュアなお芝居をするんだろう」って思いました。毎週、香菜ちゃんのお芝居を見られるのは嬉しいし、勉強になります。素敵な役者さんだなと思います。

花澤さん:わぁ!ありがとうございます!!初めて能登さんとお会いした時、いろいろな方から聞いたイメージを超越してて。大好きなんです!

能登さん:私もすごく嬉しいです。ありがたや、ありがたや(笑)。

花澤さん:昨日、一緒にお酒を飲ませていただいて、幸せな時間でした。


●尼~ずと二人の共通点とは?


――尼~ずの中で自分と似てると思うキャラや気になるキャラはいますか?

花澤さん:尼~ず全体に言えることですが、おしゃれスポットやおしゃれ人間に会った時にフリーズしたり、声をかけられても聴こえない振りをしますが、そこが似てるかも。原宿とかに行くと「無理だ!ここにいてはいけない」、「早く故郷に帰りたい」って(笑)。

能登さん:え~っ!?

花澤さん:ぴちぴちギャル達の話し声が聴こえると「はっ! やばい」と(笑)。だからなかなか地元から出られないんですよね。

能登さん:私はジジ様の枯れたオジサマが好きというのがちょっとわかるんですよね(笑)。あと気になるキャラとしては尼~ずじゃないけど、クララちゃんかな。どんな風にしゃべるんだろうと思っていたら第一声の衝撃的なかわいさったら。いつか月海ちゃんと二人で会話してほしいなと思います。


●気になる男性キャラは蔵之介と根岸総理

――尼~ず以外で気になるキャラはいますか?

花澤さん:原作を読んで蔵之介が大好きになったんですが、斎賀(みつき)さんの蔵ぴょんがすごくかっこよくて、かわいいところもあって。イメージしていた通りの蔵ぴょんが見られて嬉しいです。蔵ぴょんのメイクやおしゃれは女子には参考になるんじゃないかなと思います。あと根岸総理がおもしろいです。みんなで「この人は総理にしちゃダメだろう」って(笑)。

能登さん:私も総理。切り替えがすごくて。総理大臣という重職についたバランスをこんなふうにとっているのかなと。千葉(繁)さんの素敵なお芝居と合わせて、メリハリがいいんですよね。

花澤さん:みんな、笑いをこらえますよね。まじめなことを言った後に、蔵ぴょんと電話するシーンで「~だお」とか。


●作品の見どころと花澤さんが密かに狙う野望?

――そのほかの見どころを挙げてもらえますか?

能登さん:尼~ずが住む男子禁制の天水館というミニマムなところから、根岸総理大臣が登場して国政レベルの大きな話まで、人間関係や物語の展開が絶妙なんですよね。

花澤さん:尼~ずのみんなは自分達の枠からは絶対出ようとはしてないけど(笑)。キャラの立った尼~ず達の会話をしているだけでおもしろいです。

能登さん:アニメは予想以上にスピード感があって、どんどんテンポが良くて。月海ちゃんと蔵之介さんは大変だなと思うけど(笑)。1話を見た時、作品の勢いや流れが映像に出ていたし、「こんなふうにカットを切っていくんだ」と新鮮さを感じました。原作とアニメのいい意味での違いを、原作ファンを裏切ることなく楽しんでいただけると思います。

花澤さん:あと個人的には、大好きなチャットモンチーさんがOPを担当するのも、めちゃめちゃ嬉しいです。こんな機会はめったにないですからね。演者としても、いちファンとしても早く曲が聴きたいです。

能登さん:この作品がきっかけで対談とかできたらいいね。

花澤さん:ぜひぜひ!


●男女が共感できて幸せになれる作品

――最後に放送を心待ちにしているメッセージをお願いします。

能登さん:監督のおっしゃっていた「幸せな作品を作りたい」という言葉が印象に残っていて。みんな、それぞれ葛藤や不安を抱えていたりする部分はあるけど、こんなに幸せになれる作品ってそうそうない。し、そこかしこに幸せが散りばめられていて、共感できる方もたくさんいると思います。また潜在的な女の子のきれいになりたいという願望が、月海ちゃんを通して描かれていて。他の尼~ずの人達もそうなる気がします。年齢、性別を問わず、見る人を幸せにしてくれる作品だと思うので、できるだけ多くの人に見てほしいです。

花澤さん:映像も素晴らしいですが、現場も素晴らしいです。クララ役の(諸星)すみれちゃんを除くと私自身も尼~ず状態で。ベテランの方々の演技が素晴らしいので、私は自由に泳がせていただく感じです。やさしさに包まれるように、安らぎ空間で癒される現場です。そんな現場のいい雰囲気も作品に反映されているんじゃないかと思います。原作ファンの方の期待を裏切らないように、でも私らしく楽しく月海ちゃんを演じていきたいと思います。女性には共感していただいて、男性はこの作品を見て女性の勉強をしてください(笑)。

<取材・文:永井和幸>


<STAFF>
原作:東村アキコ(講談社刊『Kiss』連載中)
監督:大森貴弘
シリーズ構成:花田十輝
キャラクターデザイン:羽山賢ニ
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
OPテーマ:チャットモンチー「ここだけの話」
EDテーマ:サンボマスター「きみのキレイに気づいておくれ」

<CAST>
倉下月海:花澤香菜
鯉渕蔵之介:斎賀みつき
鯉渕修:諏訪部順一
千絵子:斉藤貴美子
まやや:岡村明美
ばんばさん:くまいもとこ
ジジ様:能登麻美子
花森:子安武人
根岸総理:千葉繁
クララ:諸星すみれ

フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送スタート!
10月14日より毎週木曜24:45~
※初回放送10月14日は24:55~
関西テレビ 10月26日より毎週火曜25:29~
東海テレビ 10月28日より毎週木曜26:15~
BSフジ 11月20日より毎週土曜25:00~
※毎月最終週のみ休止

>>アニメ『海月姫』公式サイト


主人公・倉下月海(CV:花澤香菜)

主人公・倉下月海(CV:花澤香菜)

千絵子(CV:斉藤貴美子)

千絵子(CV:斉藤貴美子)

まやや(CV:岡村明美)

まやや(CV:岡村明美)

ばんばさん(CV:くまいもとこ)

ばんばさん(CV:くまいもとこ)

ジジ様(CV:能登麻美子)

ジジ様(CV:能登麻美子)

(C)東村アキコ・講談社/海月姫製作委員会
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