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東山奈央さん「電波諜報局」で『ノブナガ・ザ・フール』をアピール!

東山奈央さん&河森正治さんがゲストで出演した「電波諜報局」公開収録レポート&インタビュー

 2014年1月9日(木)、東京・品川の「J-SQUARE」で行われた「電波諜報局」の公開収録に、1月より放送中のTVアニメ『ノブナガ・ザ・フール』より、原作・シリーズ構成・メカデザインを手がける河森正治さんと、作中にてヒミコ役を演じる東山奈央さんがゲストとして出演した。

 「電波諜報局」はパーソナリティのMay'nさんと鷲崎健さんがアニメやゲームの最新情報を発信するニコニコ生放送の番組。2014年最初の放送となる今回の放送では、1月から放送スタートとなったTVアニメ『とある飛空士への恋歌』と『ノブナガ・ザ・フール』からゲストを迎えてのトークやミニゲームで盛り上がった。

●『とある飛空士への恋歌』からは悠木碧さんがゲスト出演!

 『とある飛空士への恋歌』からのゲストにはクレア・クルス役の悠木碧さんも登壇。ご自身が演じるキャラクター紹介時には、第1話のとあるシーンを見たニコニコ生放送の視聴者からの「ちょろいん(ちょろいヒロイン)」というコメントが書き込まれ、これに対して「あのシーンのクレアは、これまで隔離されたような環境で育ってきて、人に優しくされたのが嬉しかったという理由があるんです! ちょろいんって言わないで!(笑)」と発言して客席を笑わせるなど、笑いの絶えないトークコーナーとなった。

●番組の告知で東山さんが声優として実力を発揮!

 『ノブナガ・ザ・フール』からは河森さんと東山さんが登壇してトークを展開。こちらのキャラクター紹介時にも、東山さんから「これからヒミコ、ジャンヌ、ノブナガの3人がトライアングラーを展開していきます!」と『マクロス』シリーズに関わる河森さんを意識したような発言が飛び出し、それを察したファンのみなさんが爆笑。また、番組の告知をかけたミニゲームコーナー「部長と絵のお題の当てっこをしまSHOW フルカラー!!」ではMay'nさんと東山さんがイラストを披露することに。

 お互いに出題されたお題の絵を披露しながら、相手の絵が何なのかを当てるというルールで、スフィンクスやチンパンジーといったイラストを苦戦しながらも描きあげ視聴者を沸かせつつ、東山さんは10秒の告知タイムをゲット! 少ない時間ながらも、東山さんは素晴らしい滑舌でボリューム満点の情報を告知し、会場の全員が驚きの声をあげる。

 さらに、トークの終盤には舞台『ノブナガ・ザ・フール』第二弾舞台の追加情報としてヒミコが物語に登場することが明かされ、出演の決まった東山さんへ大きな拍手が贈られたのち、トークコーナーは終了。今回の取材では、その直後のおふたりにインタビューする機会を頂いたので、収録を終えた感想やこれからの物語についてのお話を伺った!

●作品の仕上がりは河森さんも納得の出来!

――最初に本日の感想をお願いします。

河森正治さん(以下、河森):「電波諜報局」の収録に出るのは初めてのことで、高いテンションについていけるか心配でした(笑)。鷲崎さんも相変わらず面白いですし、May'nさんの司会もすっかり板についていて楽しかったですね。

東山奈央さん(以下、東山):私達の出番の前に、パーソナリティのおふたりや悠木さんが会場を盛りあげていたので、私達もすごく入りやすかったです! ただ、鷲崎さんとMay'nさんと喋ったり、お客さんを見たり、カメラを見たりと見る場所がありすぎて、ずっとキョロキョロしてしまいました(笑)。あと、目の前にたくさんのお客さんがいるにも関わらず、カメラの向こう側でもっと多くの方が見てくださっていると思うとなんだか不思議な気分でした。

――生放送のコメントも盛り上がっていましたよね(笑)。収録では東山さんが絵を披露する場面もありましたが、あのコーナーはいかがでしたか?

東山:実は「電波諜報局」のもととなった「電波研究社」に一度出演したことがあり、その中で同じゲームをやったことがあるんです。その当初はデビュー1年目で、すごく丁寧にリハーサルをしたのにも関わらず本番で上手くやれず、悔しい思いでいっぱいでした。なので、今日はそのリベンジができたうえ、しっかり10秒の告知タイムも獲得できて嬉しかったです!

――あの告知タイムでは、滑舌の良さに脱帽でした(笑)。

東山:ありがとうございます!

河森:本編の予告も10秒から15秒でやならければならないので、あれを聞いている時「これだけの情報を予告に入れられるのか……」と思わず考えてしまいましたよ(笑)。

東山:おぉ! では、ぜひお願いします(笑)!

――現在、作品の製作状況はいかがでしょうか?

河森:アフレコは現在7話目を収録しているところで、シナリオは丁度山場を迎えていますね。どう決着がつくのか、誰が生き残るのかとか(笑)。

東山:わぁ、戦々恐々です……(笑)。

――日本史・世界史・SFと非常に大きな題材を基に物語が進むとは思うのですが、終着点ではすべてまとめきることが出来るのでしょうか?

河森:流石に登場する人物の背景をくまなく描くというのは難しいですが、現在の段階でも中心人物たちが入り乱れつつ、最後に向けてしっかり盛り上がっていますし、着地点はいいものになると感じていますね。

――それは楽しみです! ちなみに、東山さんが演じるヒミコは“戦国時代の偉人”という枠に当てはまらないキャラクターですが、登場させた理由は何だったのでしょうか?

河森:西の星に天啓を読むジャンヌがいるならば、東の星にも天啓を読む能力者が欲しいと思ったのが最初の理由です。ただ、戦国時代で能力者というと少し雰囲気が違うので、もっと胡散臭い時代に活躍していた人物を登場させようと思いまして(笑)。

――なるほど(笑)。東山さんはヒミコを実際に演じてみていかがですか?

東山:『ノブナガ・ザ・フール』では資料に加えて、少し先の台本まで頂けて「物語の未来がこの形になるなら、今はこういうキャラクターに作って行きたい……」といったように、先を考えてアフレコに挑めるので、声優にとってはすごく有り難い環境なんです。その中で、ヒミコはたった1行の台詞でお茶目な部分とシリアスな部分の両面を出さなければならず、幼い見た目にかわいい雰囲気を想像していた私としては青天の霹靂でした。同時に「遊んでいいキャラクターなんだな」と感じ、嵐のようにやってきては場をかき乱して去っていくような面白いキャラクターに作っていこうと思っています。

――PVなどでもテンションの落差は印象深いです。

河森:能力者や女王としての強さを感じさせる一方で、見かけどおりのかわいさとのギャップを感じていただけると嬉しいですよね。

――河森さんとしては東山さんの演技はいかがでしたか?

東山:その質問を隣で聞くんですか!? すごくドキドキするんですけど(笑)。

河森:僕からは可愛らしい部分と、女王としての格を演出して欲しいとお願いしていて、今はもうバッチリですよ! 今後、ヒミコにも試練が訪れるので、それもぜひ演じて頂ければと思っています。

東山:ほわぁぁぁ……。もう、いつ死ぬのかとドキドキしていますよ!(笑)

一同: (爆笑)

●歴史の運命力に東山さんが感激!

――今日の収録では舞台にもヒミコが登場することが発表されましたね。

東山:舞台で声優はライブアクト(役者)のみなさんが演技をしているのに合わせ、ライブボイスという形でキャラクター同士の掛け合いなどしていきます。私自身、そういった経験はないのでドキドキですね。

――東山さんだけでなく多くの声優さんにとって初の経験になるとは思いますが、やはり大変なのでしょうか?

河森:珍しい手法なので、最初に雰囲気を理解してもらうのが大変で「朗読劇ではないですが、みなさんには朗読をしてもらいます」といった感じで説明するんです。東山さんはまだ公演に参加して頂いていなかったので、これからですね(笑)。

東山:1回目の公演から出演したいと思っていたので、参加できてすごく嬉しいです! ぜひこのまま、3回目にも出させていただこうと思います(笑)。

河森:あはは(笑)。

――ちなみに、好きな歴史上の偉人はいらっしゃいますか?

東山:学校で、一昔前に女の子同士でプロフィール帳を交換するのが流行っていたのですが、その「好きな偉人は?」という項目にずっとジャンヌ・ダルクと書いていたんですよ。

河森:おぉ、そんなことが……。

東山:あっ、嘘です。卑弥呼です! 卑弥呼がいいです(笑)!

一同: (爆笑)

河森:では、ジャンヌへの気持ちは日笠陽子さんにぶつけてください(笑)。

東山:彼女が持つ神話のようなエピソードは、本当にわくわくしますよね。映画なども珍しく自分から見たりして、偉人の中でもずっとジャンヌ・ダルクが心のどこかで引っかかっていたんです。なので、この作品でヒミコがジャンヌ・カグヤ・ダルクとの三角関係を築ける対抗馬となれるよう頑張って行きたいと思います(笑)。

――河森さんはいかがですか?

河森:自分の場合は、この作品に興味のある偉人を登場させているので、ひとりに絞るというのは難しいですね。ただ、ずっと気になっていたのはダ・ヴィンチです。10年以上前には、彼を題材にしたアニメを作れないかと思っていたほど大きな存在でした。フランスにあるダ・ヴィンチが亡くなった家に行ったこともありまして、そのこと自体も面白かったのですが、その数十キロ離れた場所にジャンヌ・ダルクが開放したオルレアンの町があったりと、運命を感じる出来事にびっくりの連続です。

東山:えっ、そうなんですか!?

河森:当時の人達にとっても、歩いていける距離ですよね。『ノブナガ・ザ・フール』には直感的に登場させたふたりが、こうして繋がったのには驚きでした。あと、これは余談になりますが、オルレアンの町について調べた時に「ローマ時代にユリウス・カエサルが焼き払った町」という記録も残っていて、知った時は鳥肌ものでしたよ(笑)。

東山:えぇ! すごい、すごいですねそれ!

河森:今はイタリア、フランスという大きな国になっていますが、当時はもっと細かく分かれていた国であり、そういった点も戦国時代の日本と繋がる部分ですよね。本当に、歴史とは面白いものです。

――ありがとうございました。それでは、最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

河森:『ノブナガ・ザ・フール』は歴史上の偉人からエッセンスを頂いた作品で、現代の日本人が失ってしまったバイタリティをバトルやラブ・ストーリーを通して表現できたと感じています。様々なジャンルの枠を飛び越えて、より多くの皆様に届けられる作品になっていますので、ぜひご期待ください。

東山:ノブナガをはじめとする武将たちがカタカナの名前で登場する点など、みなさまが疑問に思う謎はまだまだ多いと思いますが、これから物語が進むに連れてその謎が少しずつ明らかとなります。そして、この作品は日本史と世界史の出来事が同時進行しながらも交わり、独特なパラレルワールドを作り出しているので、物語を楽しみながら自分の知らない知識を得ることができる、一石二鳥な作品で、私自身も「こんなことがあったのか!」と新発見の連続なんです! みなさんにも自分の好きな“The Fool”プロジェクトの楽しみ方を発見してもらえたら嬉しいです!

【放送情報】
テレビ東京:2014年1月5日(日)25:05~
テレビ大阪:2014年1月6日(月)25:15~
テレビ愛知:2014年1月6日(月)27:05~
テレビせとうち:2014年1月8日(水)26:10~
テレビ北海道:2014年1月7日(火)26:35~
TVQ九州放送:2014年1月9日(木)27:00~
AT-X:2014年1月10日(金)22:30~
[AT-X リピート放送]
1月12日(日)09:30~
1月14日(火)28:30~
1月16日(木)16:30~
※放送日時は変更になる可能性がございます。

【STAFF】
原作:「多次元プロジェクト"The Fool"」河森正治・サテライト/ALC/GP
原作/シリーズ構成/メインメカデザイン:河森正治
監督:佐藤英一
キャラクター原案:カズキヨネ
キャラクターデザイン:丸藤広貴
総作画監督:丸藤広貴、清水貴子、椛島洋介
CGプロデューサー:橋本トミサブロウ
CGディレクター:原田丈
イクサヨロイデザイン:河森正治、ブリュネ・スタニスラス、池田幸雄
メカデザイン:大河広行
ザ・フールメインモデリング:池田幸雄
モニターグラフィックデザイン/オリジナル家紋デザイン:石川寛貢
コンセプトデザイン:ロマン・トマ、ブリュネ・スタニスラス、ニエム・ヴィンセント
プロップデザイン:秋篠denforword 日和
色彩設計:品地奈々絵
美術設定・美術監修:加藤浩(ととにゃん)
美術監督:栫ヒロツグ(ととにゃん)
撮影監督:岩崎敦、志村豪(T2 Studio)
音楽:横山克
音響監督:明田川仁
編集:兼重涼子
タイトル文字・題字:憲真
アニメーション制作:サテライト
製作:ノブナガ・ザ・フール製作委員会

【CAST】
オダ・ノブナガ:宮野真守
ジャンヌ・カグヤ・ダルク:日笠陽子
アケチ・ミツヒデ:櫻井孝宏
トヨトミ・ヒデヨシ:梶 裕貴
レオナルド・ダ・ヴィンチ:杉田智和
イチヒメ:茅原実里
ヒミコ:東山奈央
ガイウス・ユリウス・カエサル:中村悠一
ネル:木戸衣吹
ビアンキ:石田晴香
オダ・ノブカツ:島﨑信長
タケダ・シンゲン:小山力也
ウエスギ・ケンシン:七海ひろき
アーサー:織田 圭佑
アレクサンダー:中井和哉
マゼラン:松岡 禎丞
ブルータス:下野 紘
ハンニバル:大原 さやか
シャルルマーニュ:石川界人
チェーザレ:近藤孝行
マキャベリ:遠藤 綾
チャンドラ・グプタ:藤原貴弘
チャチャ:奈波果林
ハツ:梅村結衣
ゴウ:高橋紗妃

【ストーリー】
 これは世界が東と西、2つの星に分かたれていた時空の物語。世界が戦乱の渦中にあるなかで、西の星の少女、ジャンヌ・カグヤ・ダルクは、星を救う「救星王」誕生のビジョンを見る。東の星の若武者オダ・ノブナガは、矛盾に満ちた乱世を統一する力を欲していた。彼らが選択するのは、救済か、それとも破壊か。二人の運命が巡り会ったとき、世界変革の物語が幕を開ける!愛よ、世界を破壊せよ!


<パッケージ リリース情報>
■『ノブナガ・ザ・フールI』

発売日:2014年4月25日
価格:Blu-ray 7,800円(税抜) / DVD 6,800円(税抜)
発売元:ショウゲート
販売元:株式会社KADOKAWA メディアファクトリー

【収録話数】
第1話、第2話、第3話

【初回生産特典】
(1) 描き下ろし4巻収納ボックス
(2) キャラクターデザイン・丸藤広貴描き下ろしデジパック
(3) 特製クリアケース
(4) ダ・ヴィンチのタロットカード(3枚) ※全24枚
(5) 特製タロットカード収納ケース
(6) スペシャルCD
(7) 特製ブックレット(24P)
(8) イントロダクションノベルVol.1
(9) アニメイベントチケット優先販売申込券(1次抽選)

【毎回特典】
(1) ピクチャーレーベル
(2) オーディオコメンタリー
(3) 特典映像
-12月26日アニメ先行上映会イベント映像
-PV Vol.1
-ノンクレジットOP Vol.1

※ 以降、II~VIIIまで毎月末発売予定


■テレビアニメ「ノブナガ・ザ・フール」Blu-ray&DVD
 オリジナルラバーストラップ2種付【アニメイト限定版】

発売日:2014年4月25日
価格:Blu-ray 8,800円+税 / DVD 7,800円+税

【アニメイト限定版特典】
・オリジナルラバーストラップ2種付
※Vol.1のみの限定版となります。

<音楽関連 リリース情報>
■テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』オリジナルサウンドトラックVol.1

発売日:3月26日
価格:3,000円(税抜)

■テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』キャラクターソングシリーズ

Vol.1 ノブナガ(CV.宮野真守)
発売日:4月16日/価格:1,200円(税抜)

Vol.2 ヒデヨシ(CV.梶裕貴)
発売日:4月16日
価格:1,200円(税抜)

Vol.3 ジャンヌ(CV.日笠陽子)
発売日:5月14日
価格:1,200円(税抜)

Vol.4 イチヒメ(CV.茅原実里)
発売日:5月14日
価格:1,200円(税抜)


<舞台情報>
■“The Fool”第2回作品『ノブナガ・ザ・フール』

期間:2014年4月6日(日) 開演14:00 / 開演18:00 (全2回)
※開場は開演時間の1時間前 ※未就学児童入場不可
会場:TOKYO DOME CITY HALL (東京都文京区後楽1丁目3-61)
出演:宮野真守(ノブナガ)、日笠陽子(ジャンヌ)、櫻井孝宏(ミツヒデ)、梶裕貴(ヒデヨシ)、杉田智和(ダ・ヴィンチ)、
茅原実里(イチヒメ)、中村悠一(カエサル)、東山奈央(ヒミコ)
奈波果林(チャチャ)、梅村結衣(ハツ)、高橋紗妃(ゴウ) 他
チケット:全席指定9,800円(税込)  ★一般発売 3月9日(日)10:00~
主催:多次元プロジェクトThe Fool 製作委員会
企画・制作:サテライト/エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/ギャラクシー プロデュース/Office ENDLESS
http://the-fool-project.jp/
https://twitter.com/thefoolproject


>>テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』公式サイト
>>テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』公式Twitter 【推奨ハッシュタグ:#nobunaga_tv】
>>「電波諜報局」コミュニティページ

(C)河森正治・サテライト/ALC/GP/ノブナガ・ザ・フール製作委員
(C)犬村小六・小学館/「とある飛空士への恋歌」製作委員会
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