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『神様はじめました◎』OP&ED歌うハナエさんにインタビュー

ハナエさんが歌う『神様はじめました◎』のOP&EDシングル「神様の神様/おとといおいで」1月14日発売! リリース直前のハナエさんにインタビュー

 2015年1月5日より放送中のTVアニメ『神様はじめました◎』のOP曲&ED曲シングル「神様の神様/おとといおいで」が1月14日リリース! 歌うのはアニメ第1期のOP曲&ED曲に続いて、魅惑のウィスパーボイスと独特の空気感で人気上昇中のシンガー、ハナエさん。OP曲「神様の神様」は和テイストでポップな楽曲とマッチしたハナエさんのかわいいボーカルで早くも話題になっている。

 そんなハナエさんに『神様はじめました』の魅力、OP曲「神様の神様」、ED曲「おとといおいで」について語ってもらった。


●胸キュン&ときめき感にギャグも楽しい『神様はじめました』。主題歌担当で女性ファンも増加!

――『神様はじめました』のアニメ1期のOP曲とED曲もご担当されていますが、オンエア後の反響はいかがでしたか?

ハナエさん:アニメを見て、私のことを知ってくださった方も多くて。実はオンエアを実況するTwitterを見ながら、私もアニメを見ていたんですけど、「この声、誰だろう?」とか「この歌を歌っているのはどんな子だろう?」とか興味を持ってくださったみたいで。その後に私のTwitterのフォロワーやリプライが伸びて、「オンエアで初めて聴きましたがすごく好きになりました」という声もいただいてとてもうれしかったです。

――女性ファンの方も更に増えたのでは?

ハナエさん:そうですね。今、ライブに来てくれる女の子は『神様はじめました』から知りましたという人が多いです。

――アニメ1期は全話ご覧になっていたそうですが、通してご覧になってみた感想は?

ハナエさん:主題歌を歌う前に原作コミックは読んでいましたが、アニメを見た時も原作のときめき感や胸キュン感はそのままで、更に原作にはなかった大地丙太郎監督らしいギャグや小ネタが詰まっていて、とても新鮮でおもしろかったし、毎回スピーディーであっという間に終わってしまうので、「早く来週、来ないかな」とワクワク楽しみにしてました。

――「大地監督らしい」という発言は、監督の作品を他にもご覧になっていたんですか?

ハナエさん:『おじゃる丸』や『ギャグマンガ日和』が大好きで。だから『神様はじめました』を大地監督が手がけられると知った時は驚きましたし、「こんな胸キュンな少女マンガも手がけられるんだ」とビックリしました。その後、イベントや収録現場で何度か、お会いしています。本編にハナエ役で出演もさせていただいたり。

――大地監督から何か言われたことは?

ハナエさん:声をほめていただくことが多くて。「どの曲も好きです」と言ってくださって。あとビジュアル面でも、大地監督も私服で和服を着たり、和服にパーカーを合わせられたり、新しい着こなしをされていて、『神様はじめました』のイベントで私が和っぽい衣装を着ていると「いいね」とほめてくださいました。

――ハナエさんはアニメも好きで、声優の歌う曲も聴いたりするそうですね。

ハナエさん:声優さんでアーティストとして活躍されている方も好きですし、LiSAさんみたいにシンガーとして活躍しながらアニソンも歌われている方も素晴らしいなと思うし、あこがれます。私自身もアニメのテーマ曲を歌うことは目標であり、やりたいことの1つだったので、『神様はじめました』で主題歌を担当させていただくことが決まった時はとてもうれしかったです。しかも作品名がそのまま曲名になるなんて、アニソンの王道っぽくて(笑)。そして、また第2期もOP曲とED曲を担当させていただけるなんて幸せです。

●サウンドは今までないビート感とループ、歌詞もアニメとリンクしつつ自身を詰め込んだOP曲「神様の神様」

――アニメ2期の話はいつ頃、知られたのでしょうか?

ハナエさん:去年の春くらいですね。そこから候補曲の制作に入りました。プロデューサーの真部(脩一)さんとは、前作のOP曲「神様はじめました」がすごくアニメに合っていたので、それを超えたいけどその路線を踏襲するのではなく、また新しいことをしないといけないねと。また普段、私がブログやTwitterで書いているようなこと……私の声って結構ほわっとしてるけど、性格が男前とよく言われたり、いきなり毒づいたりするところとか(笑)、芯が強い部分など、私のパーソナルなところも出しつつ、アニメに寄せていきたいというコンセプトが「神様の神様」にはあります。

――そのOP曲「神様の神様」を初めて聴いた時の印象は?

ハナエさん:今までにないスピード感とビート感で、すごくワクワクしました。ループが多いところもおもしろいし、心地よくて。あと歌詞がさすがだなと。Jポップとしてすごく洗練されているけど、作品を知っているとピンと来るポイントがいっぱい詰まっていて。例えば“天狗になるわたしを”を見た瞬間、「あっ、鞍馬のことだ!」とか(笑)。曲名も主人公の奈々生ちゃんが神様として成長して、どんどんステップアップしている意味も込めているし、いろいろなところでアニメとの共通点が見えて感心しました。

――“ほどけない恋にミラクル起こすよ”や“とん とん とんからりんと届かない そんなI LOVE YOUもあるでしょ”などラブソングっぽいですよね。

ハナエさん: “そっと側に来て叱って”など奈々生の巴衛に対する密かな恋心も見えますよね。でも女の子が恋している時の最強感も出てますね。“愛した時からわたしが神様”とか。また歌詞の中にしっかり展開があるのがいいですね。曲頭で“一体 この世はどうなっているのかな?”と全然、周りが見えていないまま“全自動の洗濯機みたい”にくるくる回って、“around the world”状態。でも最終的には“全知と全能をこの手にして”神様になるという。最後は“神様わたしがあなたの神様みたいね”で終わるけど、不思議と「To be continued…」感があって。そこが好きです。

――イントロの笛の音がかわいくて童謡っぽいなと思ったら、ポップでテンポがいいサウンドで。

ハナエさん:和っぽい笛や琴の音も入りつつ、ビートは現代的でダンサブルで、ネオジャパネスクと言ったらいいのかな。斬新ですよね。アニメのOP映像で踊る巴衛にも注目です! また歌詞が展開していくので、曲も進んでいくごとにどんどん転がっていくドラマチックで、イメージ的には万華鏡みたいな。楽しい曲ですね。

――大地監督やスタッフからは何かオーダーはあったんですか?

ハナエさん:レコーディングの時点では候補曲の1つで、デモの時点では笛の音など和の要素がまったくなくて、歌詞もちょっと違って、もっとダンスビートな曲でした。そのデモを大地監督に聴いていただいたらすごく気に入ってくださって、「OP曲にしたいので、アニメに寄せて更にブラッシュアップしてほしい」というリクエストをいただいて。その後で完成版のオケを聴いたらまったく違うものになっていて、真部さんのJポップ職人らしい、すごさがわかって感動しました。


●好きな人の前で歌ってほしいモテ曲。気合を入れたい時にもオススメ!

――レコーディングでは歌いやすかったですか?

ハナエさん:う~ん、私の曲って基本的に全部、歌いにくい曲ばかりで(笑)。この曲は特にウィスパーボイスを残しつつ、英語部分などの繰り返しでは伸びやかな感情を出したいなと思うんですが、ウィスパーボイスは実は声量が必要で、繰り返し部分も息継ぎするところが少なかったので結構大変でした。聴いてくださった方が「歌いやすそう。私も歌いたい」と思ってもらえるようにということをいつも意識してます。

――具体的なディレクションはあったんですか?

ハナエさん:「ずっと調子にのって」と言われました。「神様はじめました」ではかわいいけど奥に何かを隠し持っていて、それをチラつかせるような内容で、そんな歌い方をしましたが、この曲では自分の中の感情などいろいろなものが開けて状態でゴロゴロ進んでいく感じなので、「開放して!」と言われながらレコーディングしてました。

――お気に入りのフレーズは?

ハナエさん: “好きにしてもいいかな 欲しいものがないなら それじゃ意味が無いじゃない”ですね。曲の制作に入る前に、真部さんといろいろ話したんですけど、私の音楽に対しての貪欲さやいい意味でのわがままさが出ている気がして、歌っていてもすごく共感できました。

――他に注目点や聴きどころは?

ハナエさん:うっすら真部さんのコーラスが入っているサビも好きなんです。私の曲は1オクターブ下で歌うと男子も歌いやすいキーになっています。また“とん とん とんからりん”や“こん こん こんがらがって”など語呂や言葉遊びがあったり、独特な韻の踏み方もしているので楽しいんです。難しいけど、みんなに歌ってほしいです。女子が歌うとよりかわいく聴こえるのでモテ曲としてオススメしたいです。好きな男子と一緒にカラオケに行った時にはぜひ!

 普通に聴いていただいてもテンションが上がるし、私の曲を聴きながらメイクすると上手くできそうな気がすると言っていただくことも多くて。朝、出かける時やデート前など気合を入れたい時に聴いてもらえたらうれしいです。

●ED曲「おとといおいで」はおやすみソングで癒されるけど歌詞は深い!?

――ED曲「おとといおいで」はしっとりしたミディアムナンバーで。前作ではグループサウンズのカバー曲「神様お願い」だったのでギャップに驚きました。

ハナエさん:「神様お願い」は鞍馬とコラボしてかなり遊び心いっぱいの曲でしたからね。OP曲は1期からの流れを意識しましたが、ED曲は新たな気持ちでオリジナル曲を作りました。アニメが深夜に放送されるところが多いと思うので、アニメを見終わった後にゆったりした気持ちになって、明日も頑張ろうと思ってもらえたらいいなという願いを込めたおやすみソングです。

――“もしも今日があしたじゃなくて昨日なら”など不思議な歌詞ですね。

ハナエさん:言葉遊びも独特で、“今日は~あの日ならいいのになあ”の“あの日”も過去なのか未来なのかもわからないし、聴く方によって受け取り方も違って。毎日、いろいろなことがあるけど、どんなシーンで聴いても当てはめられて。また前向きなんだけど達観しているようなところもあるんですよね。

――こんなに歌詞の中でひらがながこれほど占める割合が多い曲は初めてでは?

ハナエさん:そうかもしれませんね(笑)。曲調だけでなく、歌詞全体を見てもやわらかくて、優しい感じがします。歌詞に使われている言葉もシンプルなものばかりだけど、実は大きなことを歌っているんじゃないかなと思っていて。レコーディング中に諸行無常という言葉が思い浮かんで、繰り返される諸行はもしかしたら見えない摂理が働いて動いているのかもしれない。それは無常だけど今日は今日、明日は明日だし、私は私で、事実であり、希望であり、あきらめであり、みたいな。どうとらえるかは聴いた方のその時の状況にもよると思いますが、どういう気持ちで聴いていただいても歌っている私として、聴いてくださる方の気持ちに寄り添えたらいいなと。

――レコーディング自体は順調でしたか?

ハナエさん:結構、サクサク進みました。でもかなり深夜だったのでレッドブルを飲みながら頑張った記憶があります(笑)。でもED曲が流れる時間のテンションと合ってよかったかも。ゆったりしつつ、でもダレないように、あとは歌詞がすっと入ってくるように意識しながら歌いました。口ずさむような感じで。

――ハナエさんの優しい歌声と相まって子守唄のようにも感じられて。

ハナエさん:子守唄ほど優しくないですけどね。現実を突きつけているから(笑)。“あしたはあした わたしはわたしだ”というフレーズがすごく気に入っていて。いろいろな人が歌っているようなストレートな言葉だけど、私自身こういうストレートな言葉を歌ったことがなかったので挑戦でもあったし、気持ちが入ってて、ここだけエモーショナルになっているかもしれません。


●幻の花魁を表現したジャケット、ループしまくるMVは必見!

――ハナエさんのCDジャケットは毎回アーティスティックですが、今作もインパクト大ですね。

ハナエさん:「誰にも買えない、幻の花魁(おいらん)になりたい」とお願いしました(笑)。和服だけど少し着崩して、右の頭半分を覆うような菊もおめでたいお花でなく。花魁は常に生死をかけていて、死の匂いが漂っている気がして。浮世離れしたものにできたかなと。

 「神様はじめました」の時は18歳で黒髪で、MVでもセーラー服を着たりして。清楚な乙女に見えるけど裏では何かを隠し持っているみたいに深読みさせる曲だったので、私もあえていろいろな想像ができるようにしました。でも20代になって、最近は髪も赤いし、ライブなどの衣装でも毒気を出すことが多いので、また清楚なイメージに戻ってしまうのかもと心配するファンの方もいて。一方、『神はじ』ファンの方は前作のイメージを期待される人も多いと思うし、その両方をいい意味で裏切りたいと思ったんです。ジャケットを公開したら、「いいね」という言葉をたくさんいただけてよかったです。

――「神様の神様」でもジャケットの衣装を着て撮影されていますが、万華鏡のように回り、めくるめく不思議な映像です。

ハナエさん:ループ部分が多い曲ので、昔のレコードプレーヤーがかたわらで回るなか、画面全体が回ると、その中に映っている映像が回りながら大きくなって、それがずっと繰り返されて。繰り返されるカットもよく見ると小物が変わっていたり、私が三味線を弾いていたかと思ったらライブでも使っているギブソンのギターを弾いていたりと変化があって。アナログ感があるけど、いつも付けてる指輪をしていたり、現代感やデジタル感もあって、一つひとつのカットを一時停止で見たいくらい凝ってます。撮影は26時間もかかった力作です。映像を口で説明をするのは難しいのでぜひMVを見てください。

――初回生産限定盤にはDVDが付きますが、『神様はじめました◎』のノンテロップOP&EDに加えて収録される『神様はじめました』のスペシャル映像とは?

ハナエさん:1期の名シーンのダイジェストをつないで、OP風の映像になっています。私のお気に入りシーンや、私が出演させていただいたシーンもあります。ちょっと恥ずかしいですけど(笑)。これを見て2期を見るとより楽しめると思います。描き下ろしのジャケットもかわいいので、『神様はじめました』ファンの方にオススメです!

――発売日当日からインストアライブやイベントがいっぱいありますね。

ハナエさん:久しぶりなので今から楽しみです。握手会や2ショット撮影会が好きだけど、リリースがないとできませんから。また初めて大阪にも行けるし。インストアライブでは喜んでもらえるサプライズも考えています。まだ生で私を見たことがない方には気軽に遊びに来てほしいです。そして興味を持っていただけたらライブや1stアルバム『十戒クイズ』を!

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

ハナエさん:『神様はじめました◎』が始まりました! 皆さんは見てくれましたか? そしてOP曲とED曲はいかがでしたか? アニメに寄り添いつつ、私らしさも詰め込んだ2曲なので楽しんでいただけたらうれしいです。この記事、そして『神様はじめました◎』で私を知ってくださった方も気に入っていただけたらシングルで聴いてください。「神様の神様」から私の2015年はスタートしました。今年もいろいろ楽しいことを計画していますので、期待してくださいね!

――ありがとうございました!


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■ハナエ「神様の神様」
発売日:2015年1月14日
価格:[DVD付き初回生産限定盤] 1,500円(税別) / [通常盤] 1,000円(税別)
発売:ユニバーサルミュージック

▲初回生産限定盤ジャケット

▲初回生産限定盤ジャケット

◆作品情報
■『神様はじめました◎』


<放送情報>
テレビ東京 2015年1月5日(月)より毎週月曜 深夜2:05~
テレビ大阪 2015年1月7日(水)より毎週水曜 深夜2:35~
テレビ愛知 2015年1月7日(水)より毎週水曜 深夜2:35~
テレビせとうち 2015年1月8日(木)より毎週木曜 深夜2:15~
テレビ北海道 2015年1月8日(木)より毎週木曜 深夜2:05~
TVQ九州放送 2015年1月8日(木)より毎週木曜 深夜3:00~           
 ※初回放送のみ3:30~
AT-X 2015年1月9日(金)より毎週金曜 夜10:30~
※リピート放送は毎週日曜 朝9:30~/毎週水曜 朝4:30~/毎週木曜 夕方4:30~
※放送時間は変更になる可能性がございます。

<STAFF>
原作:鈴木ジュリエッタ(白泉社「花とゆめ」連載)
監督:大地丙太郎
キャラクターデザイン・総作画監督:山中純子
美術監督:青木 孝
色彩設計:西香代子
撮影監督:佐々木明美
編集:藤田育代
音楽:増田俊郎
音響監督:たなかかずや
OPテーマ:「神様の神様」ハナエ
EDテーマ:「おとといおいで」ハナエ
(OP/EDともユニバーサル ミュージック 合同会社)
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
製作:神様はじめました製作委員会

<CAST>
桃園奈々生:三森すずこ
巴衛:立花慎之介
鞍馬(真寿郎):岸尾だいすけ
瑞希:岡本信彦
ミカゲ:石田彰
乙比古:高橋広樹                   
霧仁/悪羅王:諏訪部順一
猫田あみ:佐藤聡美
大国主:森久保祥太郎
護:山下大輝(少年ver.)/楠ひなた(サルver.)
磯辺:森嶋秀太
鬼切:松井菜桜子
虎徹:大久保ちか
講釈師:山崎バニラ
二郎:羽多野渉
翠郎:平川大輔
夜鳥:下野紘
牡丹丸:齋藤彩夏
僧正坊:神谷明


>>ハナエ公式サイト
>>ハナエ公式Twitter
>>『神様はじめました◎』公式サイト

(C)鈴木ジュリエッタ/白泉社・神様はじめました製作委員会2015
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