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『亜人 -衝突-』宮野真守さん、梶裕貴さんインタビュー

等身大のリアリティーを演じさせていただきました(梶さん) 『亜人 -衝突-』宮野真守さん、梶裕貴さんインタビュー

 2015年11月27日より劇場3部作の第1部が、そして2016年4月にTVシリーズの最終回を迎えたばかりの大ヒット漫画『亜人』(著:桜井画門/講談社「good!アフタヌーン」連載)。2016年5月6日(金)には、劇場アニメ3部作の第2部である『亜人 -衝突-』が全国の映画館にて3週間完全限定で公開を開始します。

 今回、第2部の公開に先駆けて主人公・永井圭役を演じる宮野真守さん、第2部本編に加えて原作コミック第8巻限定版付属DVD『中村慎也事件』にて中村慎也役を演じる梶裕貴さんにお話を伺ってまいりました。「亜人」を演じた声優ならではの視点で、『亜人』の魅力を語っていただきました。

――いよいよ第2部が公開となりますが、今の心境を聞かせてください。

永井圭役・宮野真守さん(以下、宮野):収録が始まった当初からスタッフの皆さまやキャスト陣と密にコミュニケーションを取りながら作っていけた作品だったので、僕らだからこそできる新たなチャレンジはふんだんに盛り込まれているんじゃないかと思います。その1つとしてプレスコ(先に声を収録し後から映像を制作する手法)という方法で収録をおこなっています。普通のアフレコとは異なるキャスト同士の空気感やお芝居の間合い、僕らの細かい息遣いを制作の皆さんが絵として反映してくださっていることは『亜人』ならではの演出として取り入れられているんじゃないかと思いますし、一丸となって作ったという気持ちが非常に強い作品なのでそれを皆さんに届けられるのは嬉しいことですね。

――梶さんは第2部からの追加キャストであり、『中村慎也事件』の主人公である中村慎也を演じられますが出演が決まった際の心境を教えてください。

中村慎也役・梶裕貴さん(以下、梶):原作を読ませていただいたのですが、シンプルに、面白くてドキドキワクワクしました。「この後どうなるんだろう?」「このキャラはどうなっていくんだろう?」と、とても先の展開が気になる作品で、役者として参加できたら凄く楽しそうな作品だなと感じていました。なので、今回『中村慎也事件』の主人公として、とてもやりがいのある、今後キーになる可能性のあるキャラクターを任せていただけたことを嬉しく思います。そして『亜人』には、隠された物語があったんだということを知っていただく機会になってくれればと思います。今後の物語でもし彼が登場したときには、本編の皆さんと一緒にお芝居できたらな、と密かに期待しています(笑)

――中村慎也という役は梶さんから見てどのような人物なのでしょうか?

梶:当たり前のように恋や友達付き合いのある日常生活を送っている、ごく普通の大学生です。そんな青年がバイク事故にあってしまい命を落としてしまったかと思いきや、自分が亜人であることが分かって。周りに同じ境遇の人がいないなか、どのように周囲と接していけばいいのか悩みつつ物語が展開されていきます。

――役を演じるうえで気をつけたこと・意識されたことはありますか?

宮野:『亜人』という世界観では主人公なんですが、彼はアニメの主人公が持っているような絶対的正義感ではなく、リアルな感情で色々なものを判断し進んでいきます。そして、自分が下した判断に対して時に冷酷に時に狡猾に行動していく様にはちょっとびっくりするところがあると思うんですけど、その奥底にある本質は非常に人間らしいというか、現代の若者を思わせる部分を持ち合わせていると思いました。そういう部分に共感しながらも、しっかり捉えて演じていきたいなと思いましたね。

梶:亜人という特殊な存在が印象的な本作ですが、(中村慎也は)もともとはごく普通の青年なので、表現するうえで、人として自然なリアクションや心の動きは大事にしましたね。また、彼から等身大のリアリティを感じたので「もし自分がそういう立場だったらどうするんだろう?」と思いながら演じさせていただきました。本作にはそんな生々しさがたっぷり詰まっているので、ご覧いただく方に恐怖や緊張感を感じていただければと思います。

――『亜人』はプレスコ方式での収録とのことですが、実際に収録してみていかがでしたか?

梶:絵コンテがない状態での収録でしたが、原作がある作品なので話の展開やキャラクターの動きは、ある程度理解できていました。声のみで演じるオーディオドラマと同じ感覚で、余計な制約を気にせずお芝居させていただく環境は(アニメでは)なかなかない機会ですし、こういった会話が大事な作品で、自分の心の動きに合わせてお芝居ができるというのは本当にありがたかったです。こんなに自由に演じさせて頂いて「あとで絵を作るのが大変なんじゃないかな?」と思うくらい自由にやらせていただきました。出来上がったものを見た際には、自分の演技が、アニメを良くするための素材として使って頂けたことに感動しました。楽しかったですね。

――収録中に苦労されたことはありますか?

梶:明確なカット割りがないために自分のペースで演じることができたのですが、1話完結かつ中村が中心の物語なので1人でお芝居を進めていくような時間が多く、シーンの切り替わりや感情の切り替えが難しくもあり、大切だなと感じました。この作品でとても大事な要素である叫びのシーンもありますが、涙するシーンがいくつかあって。その涙の形や表現も1つ1つ種類が違うので、そのあたりも感じていただければと思いながらお芝居させていただきました。

――演じるに当たって瀬下総監督からのディレクションやアドバイスはありましたか?

宮野:正直なことを言うと永井圭という役は非常に捉えにくい役だと思うんです。彼の目指す場所や本心を想像することはできますが、原作はまだ続いているので、それを一つの答えとして演じてしまうのは不健康だと思って。なので、瀬下総監督が描く永井圭像や「アニメーションでの」永井圭の終着点など、大事な答えや設定を監督に伺って納得しながら永井圭を作っていきました。

梶:宮野さんとは真逆といいますか、「中村慎也事件」は1話で完結しているエピソードなので、僕が原作を読んで感じた中村慎也というキャラクターを、そのまま現場で表現させていただきました。それに対して特に具体的な演出はなかったので、自分が思っていたキャラクター像とスタッフの皆さんがイメージしていたキャラクター像が合致してくれていたのかなと思います。まだ彼が今後どうなっていくのかは分からないですし、原作でも彼のバックボーンは描かれていないので、あくまでこのエピソードのなかで彼がぶつかった状況に対して、人間らしい感情でリアクションしていくことを軸にお芝居させていただきました。

――宮野さんはTVアニメからシリーズを通して演じられていますが、収録現場はどのような雰囲気だったのですか?

宮野:毎週、通して収録していたのですが、そのなかで中野攻を演じる福山潤さんを始めとする新キャラクターを演じる方々と常に『亜人』の世界観を共有して演じていました。第2部では佐藤が脅威となりますが、佐藤を演じる大塚さんは絶対に敵わないなと思ってしまうくらいの存在感でした。それは存在感だけでなく、お芝居でもそうで。(大塚さんからは)僕らが台本を読んで想像していた佐藤の音声とは全然違うものが自由自在に出てきて、作品のなかでも佐藤に対する恐怖や存在感へのある種絶望を感じますけど、僕らも芳忠さんのお芝居の凄さにただただ圧倒される瞬間は多かったです。そういう度に、福山さんや櫻井さん、鈴村さんたちと示し合わせたわけでもなくただ頷き合って。「すごいなぁ……」と思っていましたし圧倒されましたね。

――先日TVシリーズの最終回を迎えたばかりですが、映画とTVシリーズ全体を通して『亜人』という作品の見どころや魅力はなんでしょうか?

宮野:実はキャラクターの心情においてはTVシリーズのほうが多く語られています。映画はスピード感やより全体の世界観を見せる作品に仕上がっています。内容としては、先ず劇場第1部が公開。それを補てんするかの如くTVシリーズが始まり、TVシリーズが終わってその途中から劇場第2部の内容になります。第2部はTVシリーズが終わったその先まで描かれているという非常に面白い作りになっているんですよ。シリーズを通してずっと飽きないで見ていられますし、ずっと惹きつけられる作りになっているのは非常に巧みだなと思いました。監督陣の拘りがありながらも、それが全て計算の上で作られているのが劇場アニメ『亜人』だけでなく『亜人』という全体のプロジェクトとしての魅力だなと思います。TVシリーズと劇場アニメ、どちらにも良さがあって全体を通してみることで『亜人』という作品により深みが増すのではないかと思います。

――ありがとうございました。

[文・取材/河内香奈子]
 
【上映情報】
劇場アニメ3部作 第2部『亜人 -衝突-』
5月6日(金)~5月26日(木)3週間完全限定公開
配給:東宝映像事業部 PG-12指定

【原作コミック発売情報】DVD付き亜人第8巻限定版
2016年5月6日頃発売
価格:本体3600円(税別)
>>『亜人』限定版特設サイト

>>『亜人』公式サイト
>>『亜人』公式Twitter(@anime_ajin)
ハッシュタグ:#亜人計画

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(C)桜井画門・講談社/亜人管理委員会
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