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アニメ『やが君』声優陣登壇の“遠見東高校 生徒総会”レポート

仲谷鳰先生書き下ろしによる朗読劇で描かれたキャラクターの意外な一面とは?アニメ『やがて君になる』“遠見東高校 生徒総会”レポート│高田憂希さん&寿美菜子さんが「hectopascal」で体現する侑と燈子の想いと距離感

侑と燈子、近づいては離れるふたりの心の距離を振り付けでも表現

そうして一通り盛り上がったところで、いよいよ生徒会主催「特別音楽鑑賞会」という名のライブパートへ! 安月名さんを早速ステージに呼び込み歌唱に移ると、一曲目では本作のオープニングを飾った「君にふれて」を披露しました。

スクリーンではオープニング映像も上映されており、その中で描かれているキャラクターたちを象徴するような花々と安月名さんの歌声で、物語を回想できるような時間に。

続いてもう一曲。もちろん歌ったのは、第9話「位置について/号砲は聞こえない」の挿入歌として体育祭のリレーを彩った「rise」。

安月名さんは直前のMCで侑のトキメキや揺れる想いを音楽で彩ることができて幸せな気持ちだと話しており、会場の感動は一際深まっていたことでしょう。

ステージ演出も、そんな歌の世界観を表現するかのように色とりどりのライトが用いられ、楽曲を通してさらに『やが君』の世界に入り込むことができました。

その歌い終わりで高田さんと寿さんを呼びこみ、いよいよエンディング「hectopascal」の披露へ!

高田さんと寿さんは色違いのお揃いの衣装で登場し、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。加えて高田さんは歌う前から泣きそうだとコメントし、この曲を披露すると聞いた会場の反応におふたりとも喜びを感じたそう。

「hectopascal」はふたりの想いや心の距離感を歌った歌詞が印象的ですが、今回歌と共に披露されたダンスの振り付けが、まさに歌詞の内容を表現するかのように思えたのは特筆すべき点。

曲のイントロから背中合わせではじまり、お互い付かず離れずなもどかしい様を演出。スクリーンではアニメエンディングの“糸電話”の映像も流され、さらに没入感を深めていました。

燈子もとい寿さんのほうから高田さんに目線を合わせ近づいてきたかと思いきや、いざ捕まえようとすると離れていってしまう。と思いきや今度は自分から近づいてきて、“好きだよ”と囁きかけるように。

歌と振り付けの両面から燈子と侑の近くて遠い心の距離が表現されていて、まさしく『やが君』の物語とその魅力がこの時間に凝縮されていたと言えるでしょう。

そして、Cメロの燈子のパート「近くて、遠くて」から盛り上がりは最高潮に! 最後は侑(高田さん)の方から、燈子(寿さん)を恋人繋ぎで捕まえる振り付けとなっており、会場のファンからの温かい拍手に包まれました。

これをもってイベントは終了の時間に。再度ステージに全出演者が集合すると、ファンのみなさんへコメントしていきます。

茅野さんは、「hectopascal」の最後の恋人繋ぎの振り付けを見て「尊いってこういうことを言うんだな」と一言。そして女子キャストで舞台版の『やが君』を観に行ったことを明かすと、『やが君』に触れる時間はとても大切で、だからこそ作品が続いて欲しいとコメント。

ふたりで「hectopascal」を歌うことができた喜びを話したのは寿さん。収録では燈子と侑のカラオケデートをイメージしていたそうで、アフレコを終えた今だからこそ、その歌詞にグッとくるところがあるとも。

そして、高田さんも「hectopascal」の歌詞の捉え方が少し変わったことに言及。侑と燈子の関係性が少しずつ変化してきたからだと話すと、キャスト・スタッフの愛が結集した最高の作品に侑として携われたと感謝を述べました。

最後は、開幕同様に寿さんの号令で幕を閉じました。

アニメの展開はひと段落となりましたが、原作やスピンオフは続いています。加えて5月12日(日)まで上演された舞台『やがて君になる』も好評を博しており、まだまだ『やが君』の展開が続くことを期待させられます。

侑と燈子、そして沙弥香をはじめとしたキャラクターたちの広がり続ける物語を、今後も見守り続けましょう。

[取材・文:胃の上心臓 撮影:鳥谷部宏平]

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