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【秋アニメ特集】『放課後さいころ倶楽部』宮下早紀、高野麻里佳、富田美憂インタビュー

【秋アニメ特集】『放課後さいころ倶楽部』宮下早紀さん、高野麻里佳さん、富田美憂さんインタビュー|宮下さん&富田さんが表現する“奥ゆかしさ”と“京女”、そして高野さんが分析した京都弁とは?

京都に親しみ深い宮下さんが表現する、美姫の奥ゆかしさと京都弁

――それぞれキャラクターを演じる上でのポイントについてお聞かせください。

宮下:美姫ちゃんは人を傷つけないように生きていることから、どこか恐怖心のようなものを抱えている子なんです。私は美姫ちゃんのように、恐怖心と共に生活をしているわけではないので、彼女の心情を表現する上でキャラに寄り添う作業は大変でした。

――美姫は回を追うごとに心境がプラスに変化していきますよね。

宮下:そうですね。第1話の段階では、綾ちゃんと翠ちゃんとは出会ったばかりですが、お話が進むにつれて、美姫ちゃん中でふたりに対する信頼感が生まれます。その点は私も物語の内容から感じ取って、演技にも変化をつけられていたらいいなと思いつつ演じています。私も美姫ちゃんと一緒に成長している途中です!

――また、先ほどお話されていた奥ゆかしさを表現する上での難しさはありましたか?

宮下:個人的には、京都弁を話すと自然にはんなりした雰囲気が出てくるような気がするんです。なので、美姫ちゃんの性格を考えつつ京都弁で喋ることにより、自然と奥ゆかしさが表現できているのではないかと思っていますが……まだまだ研究中の段階です……!

――なるほど……! あと美姫は京都弁を話しますよね。お祖母様のお話も冒頭にされていましたが、今まで京都弁には親しみがあったのでしょうか?

宮下:それこそ母が京都出身なので、今思うと母は普段から京都弁で喋っていたんだと、この作品に触れてから初めて実感しました。

なので、美姫ちゃんを演じるにあたり、京都弁について母に電話で聞くことが結構あって、そこで「違う違う!」とレクチャーしてもらうこともありました(笑)。ちなみに、父が大阪出身なので、私が普段から無意識に喋っていた方言は大阪寄りだったのかもしれません。

京都弁は言い切らない表現だったりフラットな発音が多く……それこそ翠ちゃんのセリフに色濃く表れていると思います!

富田:そうなんです! これまで京都の作品には個人的にご縁がありましたが、京都弁には今作で初挑戦させていただきました!

翠は凛とした性格なので、“はんなり”というよりは、スパッと語尾を切ってはっきり喋ることを心がけています。

難しさを感じつつも、現場のみなさんに教えていただきながら収録を進めているので、回を重ねるごとに成長していたらいいなと思います……!

――ちなみに、今まで翠のようなタイプのキャラクターを演じることはありましたか?

富田:先ほど挙げたギャップもそうなんですけど、私が今まで演じさせていただくキャラクターは、どちらかと言えば元気担当……それこそ綾みたいなタイプが多かったので、翠役のお話をいただいたときから、どうアプローチすればいいのかは悩みましたね。

実は、キャスト発表のときに意外な役どころだったと言ってくださるファンの方が多かったんです。だから、みなさんの期待に応えられるよう、今まで培ってきた自分の役どころを、いい意味で壊していけたらいいなと思っています!

――それに翠は作中のボードゲームの説明役も担っていますよね。

富田:そうですね。資料と照らし合わせながら台本チェックをしていると、他の作品より倍のチェック時間がかかるんです。でも、そういう大変なことも含めて、収録をしているときは楽しみながら演じることができます。

――事前準備が大変な分だけ収録での楽しさが増すわけですね。

富田:はい! あと、翠は完璧超人に見えて、物語を通して成長が目まぐるしいキャラクターなんです。その過程で、ちょっと弱い一面や怒った表情など、意外と感情の起伏が激しい部分が描かれるので、毎話を大切に演じるよう心がけています。

――高野さんは綾を演じる上でどのような演技プランを?

高野:個人的に、綾ちゃんはほとんどモノローグが存在しないようなキャラクターだと思っていて。きっと口に出した言葉が、彼女の考えていることのすべてのような気がしています。

それこそ作中では賑やかしポジションですが、その賑やかしも私の中では、綾ちゃんが空気を読みながら、あえて空気を読んでいないことを喋っているような感覚なんです。「こう喋った方が、沈黙した場が賑やかになるんだろうな」とか「いい意味で空気が壊れるんだろうな」と察しながら、綾ちゃんと一緒に、みんなを楽しくさせようという気持ちで演じています。

作中で綾ちゃん自身が大きく成長を遂げる場面は多くありませんが、ふたりと接することによって生まれる、綾ちゃんの“楽しい”を引き出せるようなアプローチがお芝居でできたらいいなと思います。

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