TVアニメ『PSO2 エピソード・オラクル』よりキャラクターソングCDが発売! 発売記念インタビュー第2回はクーナ役・喜多村英梨さん&メルフォンシーナ役・花澤香菜さん
2019年10月より放送されていたTVアニメ『ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル』より、待望のキャラクターソングCDが4月28日に発売! メインキャラクターのアッシュ、マトイ、アフィンの楽曲はもちろん、初となるアサシンのクーナをイメージした楽曲や、クラリスクレイス、メルフォンシーナ、さらに【双子】のキャラクターソング計7曲を収録した『PSO2』ファン必聴の一枚となっています。
そんなキャラソンCDで楽曲を歌う7名のキャストに、アニメイトタイムズで独占インタビューを行いました! 第2回となる今回の記事ではクーナ役・喜多村英梨さん&メルフォンシーナ役・花澤香菜さんのインタビューをお届けします!
クーナ役・喜多村英梨さん「アサシンのクーナとして歌えるぞ! というワクワク感がありました」
──収録を終えられてのご感想をお願いします。
クーナ役・喜多村英梨さん(以下、喜多村):今まで”アイドル”クーナとしての歌唱の機会はたくさんいただいていまして、『PSO2』でキャラソンというと”アイドル”クーナという気持ちがあったので、今回はアサシンのほうと聞いて最初は「伝達ミスかな?」って思っちゃったくらい(笑)。アサシンのほうでキャラクターソングというのが思いもしなかったので、正直驚いたのと、嬉しかった気持ちもありました。
二面性どちらもクーナなので、私としては歌という『PSO2』での目玉コンテンツのひとつにアサシンとして歌えるぞ! というワクワク感がありました。アイドルクーナにはない哀愁やカッコよさを兼ねているアサシンクーナのキャラソンをみなさんに聴いていただいて、好きになってもらいたいなという一心で歌っていたので、ビショビショに汗をかきました(笑)。
──先程カッコいいというワードが出ましたが、今回の楽曲は、どのような内容になっていますか。
喜多村:喜多村個人的にも、クーナのエピソードを追いかけてくださっているファンの方にもグッと来るような、ハドレッドというすごく大切な存在に対しての思い出を強く持っているクーナの苦悩というか。色褪せない苦い思い出みたいな部分と、アサシンとしての彼女の立ち位置、本人の思う命の尊さみたいなものと、アサシンとしてやらねばならないひとつひとつの命へ対しての「戒めと弔い」にすごくスポットが当たった歌詞になっていて。
エピソードを追いかけている人にとってはハドレッドとの”あのシーン”を彷彿とさせるような、言わばアナザー主題歌のようなイメージが私にはあって。クーナのエピソードが好きっていう人に絶対「あの時も挿入歌でこの曲が流れたらいいのにな」と思ってもらえるような、イメージがしっかりハマる曲になっています。
今回の楽曲は、打ち込みサイバー的なカッコよさと、近未来的な音色はおさえつつ、バラードになりすぎないアサシンのカッコよさ、躍動感があるようなカッコよさがあるなと。アイドルクーナがOPなら、アサシンはEDっていう楽曲に仕上がっていると思います。
レコーディングのときも逸る気持ちを抑えきれずすぐメロディが走っちゃいましたね(笑)。気持ちが曲に引っ張られて、もっと先に先にとなってしまうような、人の気持ちを掴む楽曲だなと思いました。
──お気に入りの歌詞やフレーズはありますか?
喜多村:今日のレコーディングの最初でもスタッフさんと話していたんですけど、すごく素敵な歌詞で、全部が好きだなぁと。歌詞って落ちサビとかサビに印象的なワードが多いと思うのですが、この曲は彼女のストーリーラインというかプロフィールが多岐に渡って刻まれていて、本当に全部好きですね。
その中でどこか選ぶとしたら、メロディラインと相まって好きなところで、Aメロの最後の「鏡越しの偶像 その笑顔は誰」です。彼女の葛藤と戒めみたいな詞がグッと掴まれるフレーズで、「あぁアサシンだなぁ!」って思います。
あと、彼女はあまり気持ちを出さないタイプのキャラクターではあるんですけれど、アニメでもゲーム原作でも彼女の芯の強さや気持ちがガッと出るシーンがあるんです。それがうまくハマっているなと思うのが、サビの「この手にもう何も残らなくても」という歌詞で、クールであまり表情を出さないアサシンモードの中に垣間見える哀愁みたいなところがすごく好きです。一個に絞れてなくてすみません(笑)。
この曲を聴きながら薄い本が書けるような(笑)、想像の幅が広がるような、オリジナルエピソードをまたさらに書けちゃうなと思うくらい、全部のワードが好きなんですよね。
──ありがとうございます。では、最後に『PSO2』ファンのみなさまへメッセージをお願いします。
喜多村:やはりアイドルのほうではなく、アサシンのクーナで歌うということがポイントです。『PSO2』がさらに盛り上がりを見せていく中で忘れちゃいけないアサシンの存在もキャラクターソングでグッと掘り下げていただき、今一度素敵な面を見させていただきました。中の人としてはとてもありがたい『PSO2』のお仕事だったなと思います(笑)。歌っていてもレコーディングでより好きになった曲なので、みなさんこれを聴いていただいて、薄い本を描いていただくことを期待しています(笑)。それくらい愛していただければと思いますので、よろしくお願いいたします!