アニメ
神谷浩史、高橋李依ら出演のアニメ『かくしごと』イベント公式レポート

アニメ『かくしごと』スペシャルイベント「~こんなイベントやって姫にバレたらどーする!~」オフィシャルレポート到着

【夜の部】

夜の部では、女性陣が「作品に関する思い出エピソード」を語っていく。

高橋さんは「オーディション会場に緊張感があり『この作品は相当な力が入っているぞ』と感じていました。ずっとご一緒したかった神谷さんが父親役だったので、よろこびもひとしおで。久米田先生作品ということでプレッシャーもありましたが、『神谷さんがいるから大丈夫』と、遠足に行くような気持ちでアフレコに臨めました」と話すと、神谷さんは「高橋さんはとても真面目なので、色々と考えながら演じているのが伝わってきましたね」とアフレコをしていた当時を思い出していた。

 
安野さんは「羅砂は『すごくいい女』で、『できた女感』を出すのはずっと自分のなかで課題で、アフレコが始まってからも音響監督さんからディレクションを受け続けました。神谷さんから『もうちょっとギャルでいいんじゃない?』と言われたのが印象的でした」、

佐倉さんは「『オーディションを受けられる役は全部受けさせてください』とお願いし、姫を演じたら『闇を隠しきれていない』と言われまして……(苦笑)。筧を演じてみたら『佐倉さん、こっちだね』と言われました(笑)」、

小澤さんは「姫は最初、子役にする可能性があったらしいんです。オーディションを受けたとき、私の前後は子役の方で、私に対しても『子役っぽく演じてください』とオーダーがあったのを覚えています」、

本渡さんは「私はオーディション当時、姫を演じたい気持ちがとても強く、マネージャーさんから『ひな役で受かりました』と言われたときも、『え? 姫? ひな?』と混乱してしまいました(笑)」、

和氣さんは「大人同士の会話劇も面白いですが、子どもたちのやり取りも楽しかったです」とそれぞれ語った。


 
続いて、男性キャスト陣に「好みのタイプの女性キャラクター」をリサーチ。

神谷さんは「羅砂です。僕は関わっている役目線でしかキャラクターのことを見られず、『姫かそれ以外』という選択肢のなかで、事務所にいる女性陣では、一番マシなのが羅砂かな、と(笑)。たくさんの女性から想いを寄せられているのに、全然なびかない後藤可久士をかんがみて、選びました」、

八代さんは「羅砂です。姫ちゃんという選択肢もあったかと思いますが、『姫ちゃんにいったら、後藤先生に殺されるんじゃないか?』と思いまして……(笑)」、

村瀬さんは「羅砂です。経済力が大事なので。見た目は少しチャラそうな感じですが、しっかり仕事ができて、発する言葉も芯をとらえているので」、と、予想通り(?)羅砂が圧倒的な人気。

浪川さんは「姫です。子どもであれだけ気が遣えるのに、大人になったらどうなってしまうのか?」とコメントしたところ、登壇者からは「ロリコン!」というツッコミが(笑)。

なお、花江さんは「姫です。アフレコしているときは羅砂でしたが、姫のことをどうしても『パパ』目線で見てしまうんですよね。大人になったらどうなるんだろう? というワクワク感があります」と、2児のパパになったばかりの自分と重ねてしみじみ語っていた。




 
続いては「思い出に残っているシーン」について語っていく。

安野さんは第9号(話)の「忘年会を楽しみにしているアシスタントたち」のシーンをチョイス。

「芥子君がいい味を出しているんですよね。村瀬さんの『ぼかあ』という言い方が大好きです!」と絶賛すると、村瀬さんは「その一言で、報われた気がします」と笑顔を見せていた。

本渡さんがセレクトしたのは、第7号(話)の成長しためぐろ川たんていじむしょのメンバーたちのシーン。「アニメでは大きくなった彼女たちのストーリーが色々なところで描かれていて演じたとき、不思議な気持ちになったのが印象的でした。大きくなった彼女たちを観られたのはうれしかったですし、姫ちゃんがどうなってしまったのか、明確にされていないところがいいですね。切なくなるような描写が好きでした」、

そんななか、多くのキャストが挙げたのが、最終回の第12号(話)「姫が病院から鎌倉の家に駆け出していくシーン」。

神谷さんが「悪質なギャグ漫画なので、うっかり感動してしまうのですが(笑)、アニメーションの基本は絵を動かすことだと思いますし、姫が走るだけで感動できちゃうんです。アニメーションの醍醐味が詰まっているシーンで、『アニメっていいよな』と思いました」と語ると、高橋さんは「実は家でテストで演じてみたところ、泣いてしまって。『家で一度泣いてしまったら、スタジオではこの気持ちを抱きながら演じることができるのだろうか』 と不安でした。でも本番でも涙が出たんです。それは、姫目線での心情や時の流れをすごく丁寧に描いてくださっていたからだと思いますし、その演出に助けられて最後まで走り切れました。このチームで作れてよかったです」と続けた。


 
「~ギリギリルーレットーク~!隠し事は何ですか?」では、指名された佐倉さんが突然「八代さん、服を脱いでください!」といい放ち、場内は騒然。それを受けた八代さんは、浪川さんにサイン(?)をもらったシャツを見せながら「実は昼の部が終わったあと、神谷さん以外のキャスト全員分のサイン(?)をいただきました」と告白!

それを受けた神谷さんは「実は僕、花江君の服にサイン(?)を書いたんです」と、こちらも衝撃の事実を語りつつ(笑)、八代さんのシャツにその場で「くめたこうじ」と書きこむという、サービス精神が旺盛のなところを見せ付けた。

なお、最終的に一連のやり取りの「仕掛け人」となった佐倉さんがギフト券をゲットした。

 
夜の部の朗読劇のタイトルは「さよなら絶望シーズン」。

姫に自分が漫画家だという「かくしごと」がバレそうになる後藤先生が、ヒヤヒヤしながら「G-PRO」(ゴトープロダクション)のメンバーに顛末を話すと、クリスマスや年末に展開される「かくしごと」について盛り上がる。

一方、姫たちの学校では「クリスマスプレゼントは誰が用意してくれているのか?」という話題で大盛り上がり。家に帰った姫が可久士に「お父さんにクリスマスプレゼントをもらえるのは、私だけならうれしいな」とおねだりし、和やかなムードに包まれた。





 
昼の部に続き、朗読を終えて改めてステージに登場した神谷さん。イベントの直前で出演ができなくなってしまった六條一子役・内田真礼さんの代わりに浪川さん(マリオ)が物語をフォローしたことを挙げ「困ったときの浪川さんですね。みんなの力をフルに使い、苦肉の策ではありますが、無事お届けすることができました」と、チームワークの強さを感じさせるコメントをした。

 
夜の部最後も、大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょによるライブステージ。

めぐろ川たんていじむしょの4人がアニメのエンディングテーマ「君は天然色~めぐろ川たんていじむしょver.~」をイベントスペシャルバージョンで歌唱。会場に4人のハーモニーが響き渡った。

続いて登場した大槻さんは、もりどくんのアフレコについて「思ったよりも早く収録が終わったので、そのあとスーパー銭湯に行きました」と裏話を語りつつ(笑)、優しい光に照らされて「愛がゆえゆえ」を披露した。




 
長かったイベントもいよいよエンディング。ここで原作者の久米田康治先生がサプライズゲストとして登場。

「これだけの豪華なキャスト陣がそろっていて、何のイベントか分からないかもしれませんが、一応『かくしごと』という作品のイベントですので、忘れないでください」と会場を笑わせ、「もうそんなに先がないので『どうでもいいや!』という思いで、来てしまいました。あと一本ぐらい作品を書けたらいいな」と遠慮がちに今後の構想を語った。



 
さらに、ここで「劇場編集版の制作決定」という、うれしいおしらせが! 会場からは祝福の拍手が上がった。

久米田先生はその内容について「姫たちの『18歳編』をメインに編集していく予定です。僕の39年のギャグマンガ人生を全否定した内容になりそうですが(笑)、楽しみにしてください」とコメント。

神谷さんは「本来は漫画と、アニメが同時に終わる予定だったのに、そのスケジュールが変わってしまったので、アニメと原作で少しだけ違ったエンディングをお届けすることになりました。なのでやはり『原作通りのエンディングがどうしても作りたくなってしまった』と思うんですね。

なので原作に準拠したより美しい作品になるのでは、と思っています。可久士の奥さんとの絡みも増えると予想しますので、気合いを入れてアフレコに臨みたいです!」とアフレコへ向けての想いを語り、さらに「久米田先生がもう一作品生み出してくださるなら、そのときは僕もまたぜひ出演したいです!久米田先生の次回作にご期待ください!」と意気込んでいた。

 
<Text/佐伯敦史>
<Photo/石垣星児>
 

TVアニメ『かくしごと』作品情報

 

イントロダクション

ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。
一人娘の小学4年生の姫。

可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。

親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。
それは……自分の仕事が『漫画家』であること。

自分の“かくしごと”が知られたら娘に嫌われるのでは!?

“愛と笑い、ちょっと感動のファミリー劇場がはじまる――”

 

スタッフ

原作:久米田康治(講談社「月刊少年マガジン」連載)
監督:村野佑太
シリーズ構成・脚本:あおしまたかし
キャラクターデザイン:山本周平
総作画監督:西岡夕樹/遠藤江美子/山本周平
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術監督:本田光平
美術設定:岩澤美翠
美術:草薙
色彩設計:のぼりはるこ
撮影監督:佐藤哲平
撮影:旭プロダクション白石スタジオ
編集:白石あかね
音楽:橋本由香利
音響監督:納谷僚介
音響制作:スタジオマウス
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:亜細亜堂
製作:かくしごと製作委員会

 

キャスト

後藤可久士:神谷浩史
後藤姫:高橋李依
十丸院五月:花江夏樹
志治仰:八代拓
墨田羅砂:安野希世乃
筧亜美:佐倉綾音
芥子駆:村瀬歩
六條一子:内田真礼
ナディラ:加藤英美里

マリオ:浪川大輔
古武シルビア:小澤亜李
東御ひな:本渡楓
橘地莉子:和氣あず未
千田奈留:逢田梨香子
汐越羊:古城門志帆
城路久美:原由実
大和力郎:小山力也
内木理佐:沼倉愛美

 
公式サイト
公式ツイッター(@kakushigoto_pr)

(C)久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会
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