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アニメ『殺し愛』リレーインタビュー│第11回:下野紘&増田俊樹

二人の「リャンハ」…時間されあればかけがえのない友人になれたかも│TVアニメ『殺し愛』リレーインタビュー││11回:リャンハ役・下野 紘さん&リャンハ少年役・増田俊樹さん

リャンハ少年が二人に手を差し伸べたのはドニーの影響?

――リャンハ少年は、リャンハのことをどんなふうに見ていたと思いますか?

増田:特別な存在というよりは、放っておけないタイプだったんでしょうね。二人の間にもう少し時間があれば、なぜ放っておけないのかに気付けたり、こうしてあげたいと思うようになったりと、かけがえのない相手になっていたのかもしれません。でも、その入り口で終わってしまったのがこの二人の関係だった。リャンハ少年からすると、どうして一緒に行動するようになったのか、納得するための時間はなかっただろうなと思います。

下野:そこがリャンハとの違いだよね。

増田:リャンハはリャンハ少年と出会い、別れたあとに、たぶん何年もかけて少しずつ咀嚼していくことで、存在が小さくも大きくも変化していったと思うんですが、リャンハ少年はそうはいきませんでしたからね。

下野:あとは、リャンハよりもドニーのほうが存在として大きかったというのもあると思う。ドニーに助けてもらった自分がいて、そういうドニーへの憧れがあるから、リャンハにもシャトーにも手を差し伸べてしまった。

増田:はっきりと描かれているわけではありませんが、その描き方から推測するにドニーに対しては崇拝に近い感情があるので、リャンハとシャトーに手を差し伸べたのも、ドニーの影響は少なからずあると思います。

――第10話でリャンハを助けるときも、「ドニー先生なら助けるはず」と言っていました。

増田:自分の中で考えをまとめた上で行動しているのではなく、追われたままに行動せざるを得ない状況だったので、経験則というより感じるままに行動しているんです。リャンハを助けるときも、ドニーという存在のイメージに突き動かされたんじゃないかなと思います。

――さて、いよいよ次回は最終話。ぜひ見どころを教えてください。

増田:やはり、なぜリャンハが「ソン・リャンハ」という名を騙るようになったのかというところですね。現代に生きる僕らとしては、人の名前を騙るなんて想像できませんから。それが、リャンハの感情の動きでしっかりと表現されていると思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。それを踏まえた上で、じゃあリャンハはシャトーと、シャトーはリャンハと今後どういうふうに付き合っていくのか。現在の時間軸のほうも楽しみにしていてください。

下野:アニメ化したことで、リャンハのリャンハ少年への気持ち、「ソン・リャンハ」という名前へのこだわりが、よりクリアに、感情的に見えるようになった気がしました。最終話でも「ここはこういう関係性だったのか」と気づかされるところがたくさんあると思うので、最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

――ありがとうございます。さて、増田さんには『殺し愛』のタイトルにかけまして、「最近愛してやまないもの」を伺えたらと思います。

増田:ハチミツです。何かにかけるというよりは、お湯で溶いたり、そのまま食べたりしています。

下野:喉のために?

増田:喉もそうですし、疲労回復もありますが、糖類として優れているので糖質を摂るために食べています。

――そして、前回来ていただいたニッカ役の森田成一さんから、「おでんは何が好きですか」とのご質問が来ております。

下野:牛すじか大根ですね。牛すじは大人になってから好きになりました。大根自体は昔から好きなのですが、とろろ昆布がかかった大根にお出汁をかけるという食べ方を大人になってから知って、さらに大好きになりました。

増田:僕は卵ですね。お出汁にちょっと溶けた黄身を飲むのが好きで。言ってしまえばゆで卵なんですが、おでんじゃないと味わえない楽しみ方ですよね?

下野:確かに。

増田:お出汁が多いとお出汁の味が勝っちゃうので、汁は少なめがベストです。

下野:こだわるね~(笑)。

増田:同じように崩したときにちょっとお出汁に溶けるジャガイモも好きです。

――ありがとうございました。最後に、次回登場していただくシャトー役の大西沙織さん、原作者のFe先生へのご質問を聞かせてください。

増田:シャトーは賞金稼ぎですが、お二人は賞金首を追う側と、追われる側のどちらに憧れますか? という質問でお願いします。

下野:じは、僕からは何鍋が好きか聞いていただきたいです。でも、賞金稼ぎの話と鍋の話って、極端だね(笑)。

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TVアニメ『殺し愛』作品情報

放送・配信情報

2022年1月12日(水)より TOKYO MX、サンテレビ、KBS 京都ほかにて放送開始
dアニメストアにて地上波先行・単独最速配信決定

<放送情報>
TOKYO MX:1月12日より 毎週水曜 24:00~
サンテレビ:1月13日より 毎週木曜 24:00~
KBS 京都:1月13日より 毎週木曜 25:00~
BS 日テレ:1月12日より 毎週水曜 24:00~
AT-X:1月13日より 毎週木曜 22:30~ ※リピート放送:(月)10:30/(水)16:30

<配信情報>
dアニメストア:1月12日より毎週水曜 23:30~

その他サイトも順次配信予定

※放送・配信日時は番組編成の都合等により変更となる場合がございます。

INTRODUCTION

とある「仕事場」で対峙する2人の殺し屋。クールな賞金稼ぎの女・シャトーと謎多き最強の男・リャンハ。

シャトーはこの交戦をきっかけにリャンハと敵対――するはずが、なぜか彼に気に入られ、つきまとわれることに。

彼女はなし崩し的にリャンハと協力関係を結んでしまうが、彼を狙う組織との抗争に巻き込まれていく。さらにその戦いは、彼女の過去とも関係しているのだった。

リャンハはなぜシャトーに接近するのか。シャトーに秘められた過去とは。相性最悪の2人が織りなす、「殺し屋×殺し屋」の歪なサスペンス。奇妙な運命の歯車がいま動き出す。

STAFF

原作:Fe(月刊コミックジーン/KADOKAWA 刊)
監督:大庭秀昭
シリーズ構成・脚本:久尾 歩
キャラクターデザイン:佐藤陽子
サブキャラクターデザイン:小林利充
総作画監督:佐藤陽子・小林利充
アクション作画監督:才木康寛
3D・プロップデザイン:杉村友和
美術監督:黛 昌樹
色彩設計:山上愛子
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:髙桑 一
音響効果:和田俊也
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:吉川 慶
音楽制作:TOY'S FACTORY
音楽制作協力:ミラクル・バス
アニメーション制作:プラチナビジョン
製作:殺し愛製作委員会

オープニングテーマ:増田俊樹「Midnight Dancer」
エンディングテーマ:小林愛香「マコトピリオド」

CAST

シャトー・ダンクワース:大西沙織
ソン・リャンハ:下野紘
エウリペデス・リッツラン:堀内賢雄
ジム:天﨑滉平
ホー:前野智昭
ジノン:村瀬歩
ニッカ:森田成一
ミファ:日笠陽子
ドニー:大塚芳忠

公式サイト
公式ツイッター

原作コミック情報

『殺し愛』1~11巻好評発売中!

著:Fe(月刊コミックジーン/KADOKAWA 刊)

(C)2022 Fe/KADOKAWA/殺し愛製作委員会
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