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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に残された数々の謎を考察!

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に残された数々の謎を考察!スレッタとエリクトは別人? プロスペラの目的、グエルの行方……第2期の鍵になりそうな要素を紹介!

最悪の勝利を飾ったグエルはどこに行く?

様々な衝撃の展開があった12話でしたが、個人的にもっともショックだったのは、グエル・ジェタークが父であるヴィム・ジェタークを自らの手で殺してしまうという、あまりにも過酷すぎる運命でした。これまでグエルは、スレッタとエラン戦をあわせると決闘で3連敗を喫しており、久しぶりの勝利を納めたことにはなるのですが、「なんでここまでグエルに酷いことをするんだ……」と言葉を失った人も多いのではないでしょうか。

父の命令に自分の意思で背き、憑き物が落ちたかのような表情で真面目に働くグエルは、順調に人間的な成長を遂げていたと言えます。個人的にも、プラントクエタが襲撃され、スレッタを助けるためにMSを奪って出撃するという主人公ムーブを見せ、「そろそろグエルの活躍シーンが見られる」という期待も高まっていた矢先だったため、殊更ショックは大きかったです。

今後グエルは、実の父であるヴィムを殺してしまった罪に苦しめられることになるかと思います。一時期は、株式会社ガンダムに入社してスレッタ達と関係を深めるような展開も考えられたのですが、最終話のラストから考えるとなかなか難しそうです。これまでグエルの立場が悪化し続けた主な要因はヴィムだったので、学園やジェターク寮に戻ることもできるかもしれませんが、精神的なショックから自ら学園を去る選択をする可能性もありえそうです。

 
個人的にグエル関係で気になるのは二人のキャラクターとの関係性。

その一人がグエルの弟であるラウダで、ラウダはこれまでヴィムとグエルの間に板挟みにされており、何かと苦労するポジションでしたが、どんなに立場が悪化してもグエルに対する評価は揺らいでいませんでした。グエルがヴィムを殺してしまった事実はジェターク社にとって都合が悪いため、一般には公にならないように処理されると思いますが、ラウダは何らかの形で真実を知ることになるのではないかと予想します。

また、スレッタとの決闘で勝利を確実にするためにヴィムが不正を働いた時、ラウダもヴィム側であるというグエルの誤解が解消されないまま、現在に至ってしまっています。それでもジェターク寮のことをラウダに任せたり、ギリギリのところで関係は悪化していませんでしたが、ヴィムの死をきっかけに二人の関係に致命的な亀裂が入ることになるかもしれません。

 
もう一人が、事件の元凶とも言えるシャディク・ゼネリ。シャディクはヴィムの暗殺計画に協力するフリしつつ、フォルドの夜明けを利用して、デリングごとヴィムの暗殺を試みています。シャディクの狙いにすぐ様気づいたヴィムは、一転してシャディクの計画を潰すためにMSで出撃し、その際にプラントクエタに向かおうとするグエルと遭遇してしまう……という流れになっていたため、シャディクの暗躍がなければグエルがヴィムを殺してしまうという展開は起こらなかったでしょう。グエルにとってシャディクは、父を殺す原因を作った存在となるわけです(もっとも、ヴィムはデリングの暗殺を2度も試みているので、自業自得ではあるのですが……)。

グエルとシャディクの関係性はなかなか複雑。シャディクはミオリネに恋心を抱いていますが、グエルだけはミオリネを任せられる存在と認めており、グエルがホルダーだった間は決闘を挑まなかったことが明かされています。ジェターク寮を追い出されたグエルを勧誘するほど、その能力を買っていたシャディクでしたが、結果的にそのグエルにとって最悪の結果を迎えさせてしまいました。シャディクが直に手を下したわけではないですが、かなり深い因縁ができたこともあり、両者がMSで戦う展開はぜひとも見てみたいところ。

余談ですが、ヴィムとの戦いでグエルは、頭部を破壊されながらも一撃でコクピットを破壊しています。これまで頭部を破壊されると敗北という決闘ルールの中で戦っていたにも関わらず、いきなり超実戦的な戦い方ができるのは、グエルの戦闘センスがずば抜けていることが改めて証明された形でもあります。ヴィムは自分のMSの操縦技術に相当な自信をもっていたようですが、それを息子に凌駕されたというのは、ある意味では親として幸せな最期を遂げられたのかもしれません(もしグエルが負けていた場合、ヴィムがグエルを殺してしまっていたでしょう)。

 
数多くの謎を残しながら放送を終えた「水星の魔女」。第2期の放送開始が今から待ち遠しいところですが、それまで次にどんな展開が待ち受けているのか、予想してみるのも楽しいと思います。

[文/米澤崇史]

TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』作品情報

機動戦士ガンダム 水星の魔女
作品名 機動戦士ガンダム 水星の魔女
スケジュール 第1クール:2022年10月2日(日)~2023年1月8日(日)
第2クール:2023年4月9日(日)~2023年7月2日(日)
MBS・TBSほか
あらすじ その魔女は、ガンダムを駆る。

A.S.(アド・ステラ)122――
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。

モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。

名は、スレッタ・マーキュリー。
無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
話数 全24話
キャスト スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ヴィム・ジェターク:金尾哲夫
ニューゲン:勝生真沙子
カル:小宮和枝
ネボラ:沢海陽子
ゴルネリ:斉藤貴美子
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ラウダ・ニール:大塚剛央
フェルシー・ロロ:高田憂希
ペトラ・イッタ:広瀬ゆうき
セセリア・ドート:山根綺
ロウジ・チャンテ:佐藤元
プロスペラ:能登麻美子
マルタン・アップモント:榎木淳弥
ヌーノ・カルガン:畠中祐
オジェロ・ギャベル:KENN
ティル・ネイス:天﨑滉平
リリッケ・カドカ・リパティ:稲垣好
アリヤ・マフヴァーシュ:島袋美由利
ノレア・デュノク:悠木碧
ソフィ・プロネ:井澤詩織
オルコット:三上哲
スタッフ 企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇/富野由悠季
監督:小林寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥/鈴木勘太/前田清明
副監督:安藤良
設定考証:白土晴一
SF考証:高島雄哉
メカニカルコーディネーター:関西リョウジ
設定協力:HISADAKE
プロップデザイン:絵を描くPETER/えすてぃお
コンセプトアート:林絢雯
テクニカルディレクター:宮原洋平
美術デザイン:岡田有章/森岡賢一/金平和茂
玉盛順一朗/上津康義
美術監督:佐藤歩
色彩設計:菊地和子
3DCGディレクター:宮風慎一
モニターグラフィックス:関香織
撮影監督:小寺翔太
編集:重村建吾
音響監督:明田川仁
音楽:大間々昂
製作:バンダイナムコフィルムワークス/創通/MBS
主題歌 OP1:「祝福」YOASOBI


ED1:「君よ 気高くあれ」シユイ


OP2:「slash」yama


ED2:「Red:birthmark」アイナ・ジ・エンド

(C)創通・サンライズ・MBS
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