音楽
6年目に突入のReoNa 原点が導く、新たな挑戦の物語/ロングインタビュー

ReoNaスペシャルインタビュー|全国18都市20の映画館にてライヴ・フィルム上映が決定した筆舌に尽くし難い、2日間のとくべつなステージを振り返りながら『ガンゲイル・オンラインⅡ』OPテーマ「GG」収録10thシングルを語る

 

人は一人きりじゃ生きてはいけない。でも今、あえて“孤独”に立ち返る

──「今だからできること」「今想っていること」「今伝えたいこと」、それは次の「By myself」からも感じました。とは言え、「私たちの讃歌」と「By myself」はその言葉ももちろん、サウンドもある種正反対ですね。作曲はruiさんで、作詞・編曲がReoNaさんという新しい挑戦とも言える曲。

ReoNa:作曲以外全てを自分一人でお歌を完成させる。まさに挑戦でした。5周年という節目を越え、再びひとりで立つというテーマと向き合いながら、この楽曲に挑むことで新たな自分を見つけることができたように感じています。改めて立ち返って、自分と向かい合って。時には、10代の時の日記を引っ張り出してみて。

 

 

──まさにこえ日記のような歌詞だなと感じていました。

ReoNa:こえ日記にしたいけど、当時はまだ声にはできなかった想いの矛先が日記だったんです。

──〈ひとりぽっち〉〈ひとりぼっち〉、表記に揺れがあるのはなぜなのでしょう?

ReoNa:当時書いた言葉をそのまま置いていってるんです。〈ひとりぽっち〉〈ひとりぼっち〉、その時々でそれぞれ使っていたんですよね。あえてそのまま、直さずに使っています。

──〈誰かの人生の登場⼈物になりたい それって、わがままな願いですか?〉というのは、日本武道館の「Human」の導入でもお話していましたよね。

ReoNa:それは今、私がすごく伝えたい想いのひとつでもあって、改めてここに入れさせていただきました。

 

楽曲と共に人生を過ごしている

──ハヤシさんが手掛けた「Mosquito」はすごく身近な絶望を描いていますよね。〈それでも⽣きているのに〉という、小さな生き物の叫び。私自身も言語化はできませんでしたが、蚊をパチンとするたびに罪悪感を覚えていました。

ReoNa:わかります。私も痒くさえなければ、いくらでも血をあげるのにって。

 

 

──「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の歌詞にもありますよね。

ReoNa:影響もあるかも知れませんね。これまでケイさんが作詞・作曲をしてくださったReoNaの楽曲の中に、虫について書いていることが結構あるんですが。例えば「SWEET HURT」の〈羽虫〉や、「ミミック」や「Lotus」も。

私たち人間の心の内側を植物や、小さな生き物に重ねて綴ってくれるケイさんの詩的な部分がすごく出ているなと感じました。確かに「Mosquito」のことを歌っているのに、どうしてこんなにも人間の心の弱い部分と重なるんだろうって思わされました。

〈誰かの血を啜って 何から逃げ回って どこにも居場所は無くて それでも生き延びた〉――歌い出しからすでに、その言葉に心を重ねることができてしまうんです。ケイさんだからこそ描ける、文学的で深い歌詞だと感じています。

──「Mosquito」の歌声は今回の他の曲と少し違うように感じたんです。ものすごく切なく歌うこともできたとは思うんですが、あえて人の体温を感じるような声で……。

ReoNa:この曲では、努めて温かみを意識して歌いました。ケイさんが手掛けてくださった「SWEET HURT」、温かいメロディーの中に、痛い言葉、毒々しい言葉が入っていて。それをあえて柔らかく歌うことで、コントラストを作りたかったんです。その表現方法は私の絶望系アニソンシンガーとしての原点なんじゃないかなと思っています。

それで今回、ケイさんからこの曲をいただいた時に、これだけ切実な言葉で、儚く、脆く、崩れ落ちそうな心の内側だからこそ、温かく歌いたいなと思いました。
温かい声だからこそ、優しい声だからこそ、感じうる絶望があるなと。

──今だからこその挑戦と、原点と。

 

 
ReoNa:ReoNaの楽曲は、その時その時の「今」を色濃く映しているんです。だからこそ、変化していくのは自然なことだと思いますし、これからもきっと変わっていくんだろうなと感じています。でも、その時点では、その「今」が私にとってのリアル。そう考えると、楽曲は私の人生を映しているものだし、楽曲と共に人生を過ごしているんだなと感じます。

──10年後、どういう立ち位置になっているんですかね?

ReoNa:どうでしょう。「Mosquito」を歌う時に、もしかしたらものすごく変わっているかもしれないし、同じままかもしれないし。でもその時に、その時抱えている想いのまま歌えていたらいいなって思っています。

──その時のReoNaさんのお歌も楽しみにしています。

 
[インタビュー・逆井マリ]

この記事をかいた人

逆井マリ
神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。

 
 
 

劇場公開情報

6月4日(水)に発売の映像商品、『AVATAR 2024』『Birth 2024』の発売を記念して、ライヴ・フィルム『神崎エルザ starring ReoNa ✕ ReoNa Special Live “AVATAR 2024”』、『ReoNa ONE-MAN Concert “Birth 2024”』が、6月1日(日)、全国18都市20の映画館にて上映される事が決定。新宿ピカデリーではReoNa本人が登壇、両作品を一挙見するプレミアム上映の開催も同じく発表。

『AVATAR 2024』は、全18曲109分収録、『Birth 2024』は、全19曲135分を収録。また本作は、劇場空間をライヴ会場に変えるライヴ・フィルムとして、劇場版5.1chマスタリングを施している。

ご家庭では体感することができない映画館の大スクリーンと、“静寂さ”と“ダイナミックさ”を兼ね備えた劇場版5.1chサラウンドは、圧倒的な没入感で、観る人を東京ガーデンシアターへと誘う。拍手も歓声もOK。

また、ReoNaが登壇する新宿ピカデリーでのプレミアム上映は、会員限定で、2025年4月16日 (水) 23:59まで先行受付中。その他2作品一挙見上映は、イープラスにて、2025年4月27日 (日) 23:59までチケット先行受付中。

『神崎エルザ starring ReoNa ✕ ReoNa Special Live "AVATAR 2024"』+『ReoNa ONE-MAN Concert "Birth 2024"』ライヴ・フィルム(劇場版5.1chマスター)上映劇場

東京|新宿ピカデリー
北海道|札幌シネマフロンティア
宮城|MOVIX仙台
栃木|MOVIX宇都宮
茨城|ユナイテッド・シネマ水戸
群馬|ローソン・ユナイテッドシネマ前橋
埼玉|MOVIXさいたま
東京|ユナイテッド・シネマ アクアシティ台場
東京|MOVIX亀有
千葉|ユナイテッド・シネマ幕張
神奈川|横浜ブルク13
静岡|静岡東宝会館
新潟|T・ジョイ長岡
愛知|ミッドランドスクエアシネマ
京都|T・ジョイ京都
大阪|T・ジョイ梅田
兵庫|OSシネマズ神戸ハーバーランド
広島|MOVIX広島駅
福岡|T・ジョイ博多
鹿児島|鹿児島ミッテ

ReoNa 上映特設サイト

 
  

商品概要

Blu-rya&DVD「ReoNa Birth / AVATAR 2024」

【発売日】2025年6月4日

▼完全生産限定盤
『Birth / AVATAR 2024 Complete Box』
【2BD+CD】¥15,400(税込) VVXL-240~243
※Birth2024のライブCD、フォトブック、豪華Box仕様、抽選プレゼント応募はがき封入
【2DVD+CD】¥15,400(税込) VVBL-214~217
※Birth2024のライブCD、フォトブック、豪華Box仕様、抽選プレゼント応募はがき封入

▼通常盤 ※初回仕様:三方背Box、抽選プレゼント応募はがき封入
『ReoNa ONE-MAN Concert "Birth 2024"』
【BD】 ¥5,500(税込) VVXL-244
【DVD】 ¥5,500(税込) VVBL-218


 
『神崎エルザ starring ReoNa ✕ ReoNa Special Live "AVATAR 2024"』
【BD】 ¥5,500(税込) VVXL-245
【DVD】 ¥5,500(税込) VVBL-219

 

「GG」/ReoNa

【発売日】2024年11月20日
【価格】
初回生産限定盤:1,980円(税込)
通常盤:1,320円(税込)
期間生産限定盤:1,980円(税込)

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