
『メダリスト』狼嵜光を指導する元オリンピック金メダリスト・夜鷹純の情報をまとめてご紹介!プロフィールやフィギュアスケートの実力、コーチとしてのあり方などについて解説します!
2020年にマンガ誌「月刊アフタヌーン」(講談社)で、つるまいかだ先生による原作漫画の連載が始まり、2025年には満を持してアニメ化された『メダリスト』。
同作では、フィギュアスケートでオリンピック金メダルを目指す少女とコーチの青年が二人三脚で奮闘する様が描かれており、その熱くて泣ける物語は多くのファンの心を掴んで離しません。
本稿では、そんな『メダリスト』で天才少女・狼嵜光を指導する元オリンピック金メダリスト・夜鷹純(よだかじゅん)の情報をまとめてご紹介。彼のプロフィールやフィギュアスケートの実力、コーチとしてのあり方などについて解説していきます。
※以下には作品のネタバレを含みますので、ご注意ください。
夜鷹純のプロフィール
・年齢:不明
・誕生日:12月30日
・血液型:A型
・身長: 176cm
・所属クラブ:なし
出場した大会全てで優勝する偉業を成し遂げ、その名を世界に轟かせるも、20歳という若さで現役を引退。その後、ある人物から届いた手紙の内容に興味を持ち、顔を合わせた孤児の少女・狼嵜光(かみさきひかる)の指導を引き受けた。
生活面のサポートや表面上のコーチとしての役割は、かつて表彰台を争った友人・鴗鳥慎一郎(そにどりしんいちろう)に託す。一方、自身は表舞台に一切登場せず、マンツーマンで光に厳しい指導を行っている。
特訓を積み重ねた結果、光はスケーターとしての類稀なる才能を開花。初めて出場した大会で金メダルを獲得し、見る者に鮮烈な印象を焼き付けることとなった。誰もがその実力を賞賛するが、本当のコーチの存在は世間に秘匿され続けている。
性格・人柄
ヘビースモーカーの夜鷹は、直情的で気が短く、イライラするとすぐ物に当たってしまう性格。普段から感情表現に乏しく、人とのコミュニケーションが苦手です。
ずっと氷の上で生きていたこともあってか、スケートの実力や実績を何よりも重視し、他者をはかる尺度にしています。そのため、自身の価値観と相容れない相手には容赦なく攻撃的な態度を見せることもしばしば。
性格に難がある夜鷹ですが、階段から転落しそうになった主人公の少女・結束いのり(ゆいつかいのり)をとっさに助けるような面も見せます。
フィギュアスケートの実力とコーチとしてのあり方
全身の動き、体力、演技といった全てにおいて妥協なく積み重ねた技術で、見る者に言葉を失うほどの感動を与える夜鷹。彼には非常に高い空間把握能力が備わっており、コーチがいなくても足りないものを自分で見つけ、一人で全てを正しく決断することが可能です。
ノービスB時代に3回転ルッツ+3回転ループ、3A(トリプルアクセル)を習得し、「トップ選手の登竜門」とされる長野の合宿では毎回シードに選出、さらにはノービス4連覇を達成。これだけの経歴を持つのは現在も夜鷹のみ。実は引退してからもスケートを続け、現役時代よりもさらにその実力には磨きがかかっています。
そんな彼の指導ですが、そこに生徒への親身な態度はなく、いのりのコーチを務める明浦路司(あけうらじつかさ)とは対照的です。
指導する光の目の前で自分の演技やジャンプを見せ、そのまま再現させるというやり方で培ってきたものを伝授。これは突出したセンスと理解力のある光でなければ成立し得ないものでしょう。
しかしながら、世界一になるために必要なものが何かを理解し、光をトップ選手へと育て上げるその手腕は本物です。
同じ才能を持つ少女・狼嵜光との出会い
現役引退後は氷の外の世界で生きようとした夜鷹ですが、氷に乗れない生活に馴染むことができずにいました。そんなところに届いたある人物からの手紙は、夜鷹が1人で滑れる貸切枠の確保を条件に、同じ才能を持つ少女・狼嵜光に一度会ってほしいというものでした。
運を掴む力が何より必要と考え、当初は光のコーチを引き受けることに乗り気ではなかった夜鷹。しかし、そのキラキラと輝く眼を見た彼は光に自分と同じ才能を見出し、コーチを引き受けることを決めました。
夜鷹は光を厳しいルールで縛り、日々の特訓でも子供として扱うことはありません。光に自分と同じ道を辿らせようと考えており、出場する全ての大会で優勝し続けることを求めます。
そのためなら周囲の人々を巻き込むこともためらいません。事実、光の生活面でのサポートは友人の鴗鳥慎一郎に任せ、自身はスケートの指導にのみ徹しています。
勝利への並々ならぬこだわり
圧倒的な才能を持ち、それを限られた現役時代の中で証明して見せた夜鷹。常に勝利のみを追い続けた彼は、天才スケーターとして華々しい実績を残してきました。その勝利への並々ならぬこだわりには目を見張るものがあります。
バッジテスト初級のいのりが「勝つ」という言葉を口にした際には、夜鷹は強い言葉を投げかけ辛辣に対応。それだけ夜鷹にとって「勝つ」ということは重い意味を持ち、簡単に使っていい言葉ではないのです。
そんな夜鷹にとって氷の上こそが自分の強さを証明できる唯一の場所であり、光には自分と同じように「氷の上にしか生きられない人間になれ」と伝えてきました。
また、夜鷹は勝利に最も必要なものは犠牲だという考えを持ち、光もそれに従っています。練習時間確保のため、学校で過ごす時間を削り、夜中には夜鷹からの特訓を受ける日々。スケート以外の多くを犠牲にする光ですが、彼女はそれでもまだ全然足りないと言います。
こうして現役時代の夜鷹と同様、光もスケートに多くの時間を捧げ、結果として勝利を掴み取っているのです。
他の登場人物との関係
明浦路司(あけうらじつかさ)
ルクス東山FSCでアシスタントコーチを担う26歳の男性。狼嵜光と同い年の少女・結束いのりを金メダリストへと導くため日々熱心に指導を続けています。スケートの世界へと足を踏み入れたのは夜鷹への憧れから。共にスケート選手を指導するコーチとして邂逅して以来、互いに影響を与え合う存在となります。
鴗鳥慎一郎(そにどりしんいちろう)
名港ウィンドFSCでヘッドコーチを務める、元オリンピック銀メダリストの男性。現役時代に競い合った夜鷹とは友人関係にあり、お互いを下の名前で呼び合います。夜鷹からの頼みで、彼が指導者であることを秘密にしたうえ、光の保護者および表向きのコーチとしての役割を担うことを引き受けました。
担当声優は内田雄馬さん
夜鷹純役を担当するのは内田雄馬さん。9月21日生まれ、東京都出身。これまでに『呪術廻戦』の伏黒恵役や『WIND BREAKER』の桜遥役など、多くの役を演じています。
















































