
『メダリスト』スランプに苦しみながらも努力を積み重ねてきた少女・大和絵馬の情報をまとめてご紹介!プロフィールやフィギュアスケートの実力、彼女を支えるコーチ・蛇崩遊大との関係などについて解説します!
2020年にマンガ誌「月刊アフタヌーン」(講談社)で、つるまいかだ先生による原作漫画の連載が始まり、2025年には満を持してアニメ化された『メダリスト』。
同作では、フィギュアスケートでオリンピック金メダルを目指す少女とコーチの青年が二人三脚で奮闘する様が描かれており、その熱くて泣ける物語は多くのファンの心を掴んで離しません。
本稿では、そんな『メダリスト』でスランプに苦しみながらも努力を積み重ねてきた少女・大和絵馬(やまとえま)の情報をまとめてご紹介。彼女のプロフィールやフィギュアスケートの実力、コーチ・蛇崩遊大との関係などについて解説していきます。
※以下には作品のネタバレを含みますので、ご注意ください。
大和絵馬のプロフィール
・年齢:10歳(小学4年生)
・誕生日:6月24日
・血液型:AB型
・身長:148cm
・所属クラブ:蓮華茶FSC
5歳の頃、同じクラブに所属する幼なじみ・鹿本すず(かもとすず)に連れられてきたのを機にスケートを始める。
人より早い身体的成長の影響で、同世代の選手と比べて身長が高い一方、成長痛によるスランプに苦しむ。そんな中、長年タッグを組んできたコーチ・蛇崩遊大(じゃくずれゆうだい)の指導のもと、自分に合った正しい努力を日々続けている。
1級バッジテストを受けに来た際、迷子となり大量の鳩に懐かれて困っていたところ、偶然その場に居合わせたルクス東山FSC所属の少女・結束いのり(ゆいつかいのり)に助けられて仲良くなった。二人は同じ級を受験して、共に1級合格を果たしている。
性格・人柄
絵馬は自然と人を優先してしまうところがあり、優しく穏やかな性格の持ち主。誰とでも仲良くでき、人を傷つけるようなこともしません。一見大人しく控えめに見える絵馬ですが、自分の気持ちをしっかりと伝えられる芯の強さも持ち合わせています。
また、結果が出なくてもコツコツと努力をすることができ、そんな真面目なところも彼女の良さです。その一方、頑張りすぎて無理をしてしまうことも。
フィギュアスケートの実力
絵馬のスケートでは、高い身長と長い手足を活かした力強い演技が目を奪います。絵馬を教えるコーチの蛇崩は、絵馬のセンスの高さに太鼓判を押しており、その堂々たる滑りはバッジテスト1級ということを忘れてしまうほど。
絵馬のジャンプには余裕があり、天才少女として名高い狼嵜光(かみさきひかる)のそれを思わせます。
出場した西日本小中学生大会の1級枠では2回転(ダブル)ルッツを軽々と跳び、他にも難度の高いジャンプやスピンといった要素を次々と披露して見せました。
成長痛により直面した長いスランプ
絵馬が所属する京都の名門・蓮華茶FSCは優れた実力を持つ生徒を数多く抱える日本屈指の強豪クラブ。誰もが初級や1級をすぐに通過して上位の級へと進んでいく中、絵馬は何年も初級にとどまっていました。その原因は、彼女の急激な身体の成長にあります。
持ち前のセンスで初級はすぐに合格していた絵馬でしたが、人よりも早く背が伸び始めたことで成長痛が起こり、ジャンプ練習ができない状態に。それに加えて、周りに追いつこうと練習し過ぎたことが災いし、身体の至るところを痛めて思うように滑れなくなってしまいます。
人より多く練習するのであれば、その分休んで治す必要がある。コーチの蛇崩から何度も注意を受けていましたが、当初はそれでも練習をやり過ぎてしまい、身体を壊しては休む悪循環に陥っていました。
絵馬自身、周囲と比べて自分だけ出遅れていることに焦りもあったのでしょう。長らく芽が出ない辛い時間を過ごしていた絵馬でしたが、そんな時でも諦めてスケートを辞めることだけはしませんでした。
コーチ・蛇崩遊大の支えと積み重ねた努力
絵馬のことを誰よりも信じ、コーチとして彼女が初級になる以前から支えている蛇崩。彼はどんな時も絵馬に寄り添い続け、夢を諦めないで済むよう全力でサポートしてきました。焦りを抱く絵馬に無理をさせず、練習量を意識して着実に力をつけていくよう指導します。
絵馬は上手くいかない日々が続いても、それでもスケートを嫌いになることは決してありませんでした。長い間スランプに苦しんだ彼女でしたが、足の痛みが少なくなって本格的に練習を再開してからは、今まで苦労した経験がプラスに働いて次々と色々なことができるようになっていきます。
そうして、毎日コツコツと積み重ねてきた努力が実を結んだのが、力のある選手が集結した西日本小中学生大会の1級枠です。絵馬の自信に満ちた振り付けやジャンプは、どれも他を圧倒するほどの完成度の高さを見せ、そのスケートに大勢の観客が魅了されます。
細部まで行き届いた滑りは決して運や偶然の産物ではなく、蛇崩という信頼できるコーチのもと、人一倍スケートに向き合ってきた絵馬だからこそたどり着いたものでした。
その結果、同じ大会に出場し、完璧な演技で好成績を残したいのりを上回る圧巻の滑りで1位を獲得。誰もが納得する優勝を成し遂げ、絵馬は今まで苦しみ続けてきたスランプに別れを告げます。
他の登場人物との関係
鹿本すず(かもとすず)
蓮華茶FSCに所属する小学5年生で、自身の可愛さをアピールするのにいつも全力な少女。努力と才能で磨き上げたスケートの実力は本物で、狼嵜光が優勝した全日本ノービスBでは2位を獲得しています。幼なじみの絵馬がスケートを始めるきっかけを作ったと同時に、絵馬にとって目標とするスケーターです。
結束いのり(ゆいつかいのり)
ルクス東山FSCに所属する小学5年生の少女。絵馬がバッジテスト1級を受験しに来た際に出会い、意気投合して仲良くなりました。いのりにとって絵馬は友人でありライバル。西日本小中学生大会での絵馬の熱を帯びたスケートに大きな刺激を受け、いのりは決意を新たにしています。
担当声優は小岩井ことりさん
大和絵馬役を担当するのは小岩井ことりさん。2月15日生まれ、京都府出身。これまでに『のんのんびより』の宮内れんげ役や『じょしらく』の波浪浮亭木胡桃役など、多くの役を演じています。
















































