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- シモヤマヨウ
- 関西出身のライター。アニメやゲーム、漫画、小説、映画、ドラマ、音楽、VTuber(ホロライブ)などが好き。

2026年4月より連続2クールでの放送を開始したTVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』。
本作は、原作・香月美夜先生、イラスト・椎名優先生による、シリーズ累計1300万部を突破(2026年2月5日時点)した人気ライトノベル『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』(TOブックス)のアニメ化作品です。
TVアニメは2019年10月〜12月放送の第1期を皮切りに、第3期まで制作。第4期にあたる今作は、原作ライトノベルの第三部「領主の養女」をもとにしています。
物語の舞台は、魔力を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が敷かれた異世界。本が貴重でほとんど手に入らないこの世界で、本好きの少女マインの本作りに励む姿が描かれてきました。
第4期では、強大な魔力を持つ彼女が領主の養女・ローゼマインとして、貴族社会に身を置きながら奮闘していくことになります。
本稿では、4月25日に放送された第四章(第4話)「寄付金の集め方」の内容を振り返っていきます。
前回は、神官長・フェルディナンドの魔術により、新たな工房設置に必要な小神殿がハッセの町に完成しました。
今回の第四章(第4話)では、ハッセの工房を稼働させるため、ローゼマインが貴族からの寄付金集めに奔走します。 そんな中、彼女はあるアイデアを思いつくことになるのでした。
※以下、第四章(第4話)のネタバレを含みます。
物語冒頭では、寄付金を集めるべく、貴族女性たちを招いたお茶会が開かれます。
母のエルヴィーラと養母のフロレンツィアの後ろ盾もあり、寄付金集めは大成功。しかしその一方で、ローゼマイン自身の体力と社交力には限界があり、今後も寄付金を集めるためには、新たな手段を模索する必要がありました。
前世の知識をもとに考えを巡らせる中、フェルディナンドが貴族女性のアイドル的存在であることに目を付けたローゼマイン。彼女はフェシュピールの演奏会をひらめき、フェルディナンドに出演を打診します。チケット販売による収益はもちろん、プログラムを印刷して売れば事業の宣伝も見込める一石二鳥のアイデアでした。
しかし、すぐさまフェルディナンドは断ります。新曲提供と新しい料理のレシピを報酬として提示しても難しい中、筆頭側仕えのリヒャルダが登場したことで状況は一変。流石のフェルディナンドも彼女の圧には逆らえず、演奏会の開催が決定します。
順調に進み始めた計画でしたが、その後フェルディナンドからオルドナンツによる音声の伝言が届き、ローゼマインは不安を抱くことになります。その内容は翌日からの魔術訓練開始を告げるもので、冷ややかな声の中には怒りが含まれていました。
今回の物語では、フェルディナンドからの予想外の報復が、ローゼマインに待ち受けていました。
不安を抱えてフェルディナンドのもとを訪れたローゼマインでしたが、机の上に置かれた数冊の本を見つけるやいなや、目の色を変えて喜びます。しかし、今回の魔術訓練は読書ではなく、場所を移しての実技だと判明。ローゼマインは本を前にしながら、お預けを食らう悲しさを味わうことに。
訓練ではフェルディナンドと二人きり。演奏会の件で八つ当たりされるのではと焦りを覚えるローゼマインでしたが、その不安は杞憂に終わります。フェルディナンドは彼女を危険から即座に守る一面も見せつつ、今後の移動に必要となる「騎獣」作成の訓練を実施していきます。
その後も、体調管理や翌日の神殿への呼び出しを理由に読書を制限されるローゼマイン。本が何よりも大好きな彼女にとって、精神的ダメージは計り知れません。落ち込むローゼマインに対し、フェルディナンドが見せたのは勝ち誇ったかのような表情でした。その瞬間、ローゼマインは“本のお預け”こそがフェルディナンドの報復なのだと気づきます。
悔しさで逆に火が付いた彼女は、演奏会で販売するプログラムの表紙イラストを「神官長の顔のドアップにしてやる!」と心に決めるのでした。
こうしてローゼマインは、フェルディナンドに仕返しをすべく、「ガリ版印刷」の実現に向けてまい進します。
そんな中、演奏会の報酬を渡すため神殿を訪れたローゼマイン。彼女は読書を制限されたことへの不満をこぼす中、筆頭側仕えのフランから、集めた寄付金を受け取りにギルベルタ商会が来訪することを知らされます。フェルディナンドが事前に手配していたようで、思いがけずルッツたちと会えることになるのでした。
ギルベルタ商会との会合では、ベンノに対し、商売としての側面からガリ版印刷を実現したいのだと訴えるローゼマイン。フェルディナンドへの仕返しもかかっていることから、その言葉には自然と熱がこもります。 ここで要となるのが「ロウ原紙」作りであり、その完成にはルッツの協力が欠かせませんでした。
ルッツは忙しく、ベンノ自身も資金不足を理由に難色を示しますが、ローゼマインは資金面での協力をすかさず申し出る抜け目のなさを発揮。すぐにベンノが快諾し、ルッツがロウ原紙作りに参加することになります。
話がひと段落した後には、ベンノから書字板が贈られるサプライズも。表紙にはローゼマインの工房の紋章があしらわれており、ベンノの細やかな心遣いも見逃せません。 欲しいと思っていた書字板を手にしたローゼマインの満面の笑みは、見る者の胸を温かくしてくれます。
今回印象的だった場面の一つが、貴族として難しい判断をしたローゼマインの姿です。
ローゼマインが工房へ向かうにあたり、商品の秘密を守る必要性から、護衛騎士のダームエルとブリギッテに待機を命じます。しかし、二人に拒否されたため、ローゼマインは同行者にダームエルを選択。この判断について、ブリギッテは自分に信用がないのかと問いかけます。
ローゼマインはブリギッテに対し、これまでの働きぶりへの感謝を述べる一方、土地を持つ貴族の妹という立場に言及。家に利益をもたらす情報を完全に伏せておけるか、まだ判断がつかないと伝えます。
ローゼマインはブリギッテの家族思いの面を知っていましたが、情に流されることはありませんでした。貴族として物事を見極めたゆえの厳しい判断に、理解を示すブリギッテ。互いにわずかな気まずさを残しつつ、その場は収束を迎えます。
そして、工房でロウ原紙の進捗を確認したローゼマインは、ルッツに鍛冶職人・ヨハンへのお使いを依頼。ガリ版印刷の成功に向けて燃えるローゼマインは、フェルディナンドの魅力あふれるイラストを使って荒稼ぎしようと意気込むのでした。
第四章(第4話)の放送後、Xには多くの感想が寄せられ、今回も大きな盛り上がりを見せました。
まず話題となったのは、ローゼマインの想像の中で描かれたフェルディナンド。髪をかき上げてウインクまで披露する姿には、「キラキラフェルディナンド様に吹いた!」「ウインクに笑っちゃう!」など、普段とのギャップに多くの注目が集まりました。
また、本をお預けにするというフェルディナンドの報復と、それに対してローゼマインが仕返しを決意する流れも注目ポイント。「仕返し合戦が面白い!」といった、この二人ならではの関係性を楽しむ声が多く寄せられています。
さらに、神殿の隠し部屋に入ってすぐルッツに抱きつくローゼマインの姿には、「ルッツに甘えるローゼマインが可愛い!」など、彼女の可愛さに癒される反応が続出。加えて、ベンノからサプライズで贈られた書字板も話題に。彼の気遣いに「ベンノさんカッコいい!」と称賛の声が上がりました。
そして、フェルディナンドの熱狂的ファンぶりを見せたエルヴィーラについても、「エルヴィーラお母様が強火オタクすぎて面白い!」「テンションが最高!」など、その多彩な表情を見て笑顔になった視聴者も多かったようです。
続いて、第四章(第4話)の放送前に、キャストがXに投稿したポストをご紹介します。
本日第4話!!!!
— 狩野翔 (@Sho_karino) April 25, 2026
フェルディナンド様が…!!!?
どうぞお楽しみくださいませ!!!!#本好きの下剋上 https://t.co/8O1nVggz2O
本日は『#本好きの下剋上 領主の養女』第4話です‼️
— 福原かつみ (@AxlFukuhara) April 25, 2026
ぜひご覧くださいませ‼️🙇♂️✨ https://t.co/NApeWDzqVt
第四章(第4話)では、工房稼働に必要な寄付金集めのため、ローゼマインはフェルディナンドが出演する演奏会を発案。その結果、フェルディナンドから読書を制限されるという報復を受ける一方、仕返しのためガリ版印刷の実現に向けた行動を始めることになりました。
ガリ版印刷にとって重要なロウ原紙作りでは、ルッツやベンノたちも巻き込んだ展開へと動いていきます。また、ブリギッテとのやり取りでは、感情だけではなく立場を見て判断する貴族としての厳しさも描かれ、ローゼマインの成長を感じさせました。
第五章(第5話)「演奏会の準備」では、プログラムの出来を左右するロウ原紙作りが、どのような進展を見せるのか注目です。
