
かぐやたちともこれでお別れ……と思いきや!? 「何が最後やねん!」──夏吉ゆうこさん、早見沙織さん、山下清悟監督登壇『超かぐや姫!』“最後のファンサだ! ”卒業記念舞台挨拶レポート
2026年1月22日(木)Netflixにて世界独占配信となったアニメ映画『超かぐや姫!』。日本最古の物語『かぐや姫』と豪華ボカロPという異色かつ鮮烈なコラボレーションは、アニメファンとボカロファンの多くを魅了しました。
本作の勢いはとどまることを知らず、同年2月20日からは世界をさらに広げて“一週間限定”の劇場公開がスタート。まだ誰も見たことがない「かぐや姫」の物語を大迫力で楽しむことができる夢のような時間に酔っていた我々でしたが「公開延長」の“ファンサ”に歓喜の涙を流すこととなりました。
4ヶ月にわたる劇場公開の“最後のファンサ”として行われたのが、今回の“最後のファンサだ! ”卒業記念舞台挨拶。かぐや役の夏吉ゆうこさん、月見ヤチヨ役の早見沙織さん、そして山下清悟監督が登壇し、ロングランとなった上映の感謝を述べました。
これでかぐやたちともお別れ……かと思われたそのとき、元気なあの声とともに特大の朗報が! 『超かぐや姫!』らしいファンサービスと楽しさにあふれた舞台挨拶の模様をお届けします!
「長い一週間でしたねぇ」
MCの奥浜レイラさんの呼び込みにより、かぐや役の夏吉ゆうこさん、月見ヤチヨ役の早見沙織さん、そして山下清悟監督がステージに登壇。会場に向けておなじみの挨拶である「かぐやっほー!」「ヤオヨロ〜!」が響き渡ると、客席はすぐさま熱狂の渦に包まれました。
当初は “一週間限定”の予定だった本作の劇場上映。4ヶ月という異例のロングランとなった感想を求められると、夏吉さんは「長い一週間でしたねぇ」と茶目っ気たっぷりに答え、会場の笑いを誘います。
また、作中で八千年という果てしない時間を過ごしたヤチヨを演じた早見さん。奇跡的な劇場公開期間について「一瞬を積み重ねてこの物語の輪廻が作られているのかなと思うと、本当にかけがえのない時間を過ごせたなと思います」と、深い繋がりを描く本作を振り返りました。
山下監督は、今日の舞台挨拶直前の上映終了後に客席から湧き上がった温かい拍手に感謝の言葉をこぼしながら「最初に試写で(映像を)流したときにも拍手が起こったのを覚えています」と振り返ります。
自身が大好きであるだけでは作品は成立しない。「色々な人に観てもらえて初めて作品として成立するんだなと」と作品に向けられる温かな矢印にしみじみとした表情を浮かべた山下監督。「終わっちゃうのは寂しいですが、すごく大事な時間だったので、一度ここで区切りがつくのもいいなと思っています」と、改めてファンへの深い感謝と安堵の表情を浮かべました。
早見さんが目撃した「言葉を失いし者たち」
続いて、配信開始からこれまでに紡ぎ出された作品の歴史を振り返る企画「出張版 NEWS TSUKUYOMI」のコーナーへ。ここでは5つの大きなニュースがピックアップされました。
Netflix「今日の映画TOP10」第1位獲得!
シナリオの開発から数えると制作に3年かかった、と明かした山下監督。しかしいざ配信されると「わずか2時間半で終わる上映時間に呆然としていた」と当時の心境を吐露します。
配信が始まり、凄まじいスピードで作品が浸透していったことに驚きを隠せなかったようで「一日ごとに精神状態が変わっていった」と当時の圧倒的な反響を振り返りました。
一週間限定劇場公開&上映の延長・上映規模拡大
映画界全体としても大きなニュースとなった本作の劇場公開と大ヒット。
劇場公開が決定した際「嬉しい!」と大喜びし、作品の聖地である立川の映画館へ観に行こうとした夏吉さんですが、あまりの人気に予約が取れなかったとのこと。「演じているときから『いつか劇場の音響で楽しみたい』と思っていたので、こんなに早く実現するなんて」と、劇場公開について満面の笑顔で振り返りました。
一方、チケット争奪戦に勝利し、なんとか“ラスト一席”の予約を勝ち取って劇場に足を運んだという早見さん。感動して涙を流すファンや、初見で純粋に楽しむファンと一緒に作品を鑑賞し「言葉を失いし者たち」がたくさんいた、と思い出を語ります。そしてその者たちの「心の奥深くに刺さっているんだな」と、劇場で感じたファンの熱量を紹介しました。
MV「ray 超かぐや姫!Version」2000万回再生突破!
本編制作中からすでに「ray 超かぐや姫!Version」をはじめとする複数のMV制作が決定していたという本作。中でも特に力を入れたという「ray」のMVは、ファンの間で多くの考察を生み出しました。
「(”あの”穴を)掘ったのか埋めたのか……」「パジャマを着たかぐやが彩葉になんて言ったのか……」と名場面を反芻する山下監督。本MVにまつわる裏話を問われた山下監督でしたが「言わないほうがいいかなと思ってきていまして……」と、あえて秘密にすることで魅力を残す監督のこだわりに会場が湧く一幕も。
また、MVの最後には本来「めでたし」という言葉があったものの、一度はカットされたという制作秘話も明かされました。しかし「THE FIRST TAKE」の「ray」にて夏吉さんが「めでたし」と呟いたアドリブによってセリフが補完されたというエピソードに、ファンも深く頷いていました。
「ツクヨミ感謝祭」プロジェクト大好評!
クラウドファンディングの支援率が驚異の5003%に達した「ツクヨミ感謝祭」。ファン待望のお祭りの開催が、2026年12月であることが発表されました!
当日はかぐやたちの圧巻のライブパフォーマンスを楽しむことができるとのことで、期待がさらに膨らみます。
「付いてきていただければと思っております」
5つ目のニュースとしてスクリーンに映し出されたのは、酒寄彩葉役の永瀬アンナさんからのビデオメッセージ。
永瀬さんは「こんなに愛される作品に育ってくれて嬉しく思っています」「ここからも様々な展開があります」「終焉を迎えるのは寂しくはありますが、これからも末永く愛してもらえたら」と、温かいメッセージを寄せました。
感動的なメッセージが終わり、これでお別れか……と思われたその瞬間「そんならかぐや! もう一回!」と声をあげたのはかぐや! するとヤチヨが歌う「ワールドイズマイン CPK! Remix」が流れ、特大の朗報が転がり込んできました。
なんと9月18日(金)より、本作が特別フォーマットでの上映が決定! 別フォーマット上映として、環境効果とモーションシートでアトラクションのような 4D(MX4D®、4DX)と、3面スクリーンで臨場感が高まる「SCREENX」。「SCREENX」と体感型アトラクションシアター4DXが融合した「ULTRA 4DX」。没入感あふれるサウンド体験を提供する 「Dolby Atmos」での上映も発表されると、会場は大きな歓声に包まれます。
さらに通常版の再上映も実施決定! 『超かぐや姫!』はファンをどこまで誘おうとしているのか……止まらないファンサ、止まない拍手。会場を包むアツい空気感も相まって、作品を愛するすべての人間を祝福しているようでした。
この衝撃の発表を受けて、夏吉さんも嬉しそうに「ただいまー!」と堂々の帰還宣言。山下監督は「往生際がワルい作品なんですね」と笑いますが、早見さんの「最高です!」「今年一年、ずっと『超かぐや姫!』と一緒にいられる!」という言葉に客席からも賛同の大歓声が上がります。
笑いあり、感動あり、衝撃発表ありの楽しいイベントも、そろそろお開きの時間に。最後には、登壇陣からファンへ向けてメッセージが贈られました。
かぐや役・夏吉ゆうこさん:「何が最後やねん!」「全然最後じゃないじゃん!」という舞台挨拶になってしまいましたが、みなさまのおかげです。本当にありがとうございます!
9月18日の劇場公開になりますが、その間にも『超かぐや姫!』は色々な楽しいことを挟んで、みなさまを劇場にお連れすることができますので、この一年はぜひ『超かぐや姫!』に心躍らせて、これからも作品についてきてくれたら嬉しいです。この作品を愛してくださるみなさんと、長く長く歩めたらと思っています!
月見ヤチヨ役・早見沙織さん:この作品を愛して、大切に大切に味わってくださるみなさまがいるおかげで、まだまだ『超かぐや姫!』の世界が広がっていくことが確定しました。本当にありがとうございます。
『超かぐや姫!』やキャラクター、音楽との出会いが、あなたの人生の中での大切なひとつとして、ずっとずーっと、八千代に生き続けてくれたらいいなと思っています。……最後のファンサじゃないので、また会いましょう! さらば〜い!
監督・山下清悟さん:もちろん仕事ではあるのですが、結構趣味に近いというか、自分の好きなことをやっている作品です。これからもかなり楽しいことをやり続ける気がしますので、これに限らずまだ何かあるかもと。付いてきていただければと思っております。
降壇のその瞬間まで、客席からは「ありがとう!」の声が響き渡っていた卒業記念舞台挨拶。ハッピーエンドのその先へ。『超かぐや姫!』の快進撃は、まだまだ終わりません!
【取材・撮影:西澤駿太郎】
舞台挨拶の模様を動画でもチェック!
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『超かぐや姫!』作品情報
あらすじ
少女たちの出会い、そして別れのためのステージが、幕を開ける――
今より少しだけ先の未来。
都内の進学校に通う 17 歳の女子高生・酒寄彩葉は、バイトと学業の両立に励む超絶多忙な日々を送っていた。
日々の癒やしは、インターネット上の仮想空間<ツクヨミ>の管理人兼大人気ライバー(配信者)・月見ヤチヨの配信を見ること。
自分の分身を作り誰もが自由に創作活動を行う<ツクヨミ>で、彩葉はヤチヨの推し活をしつつ、バトルゲームで細々とお小遣い稼ぎをしていた。
そんなある日の帰り道、彩葉は七色に光り輝くゲーミング電柱を見つける。
中から出てきたのは、なんとも可愛らしい赤ちゃん。
放っておけず連れ帰ると、赤ちゃんはみるみるうちに大きくなり、彩葉と同い年ぐらいの女の子に。
「あなた、もしやかぐや姫なの?」
大きくなったかぐや姫はわがまま放題。
かぐやのお願い(わがまま)で彩葉は、ツクヨミでのライバー活動を手伝うことに。
彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌うことで、二人は少しずつ打ち解けていく。
かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、すぐそこまで迫っているとも知らずに――
これは、まだ誰も見たことがない「かぐや姫」の物語。
キャスト
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ































