
AJ2016『クオリディア・コード』ステージで、原作の先生方が斉藤壮馬さん、内田雄馬さんらに演技プランを伝授!
斉藤壮馬さんや内田雄馬さんら話題の声優陣がキャラクターボイスを担当し、東京をさがら総先生(『変態王子と笑わない猫。』MF文庫J)、神奈川を橘公司先生(『デート・ア・ライブ』富士見ファンタジア文庫)、千葉を渡 航先生(『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』ガガガ文庫)先生が手掛ける『クオリディア・コード』。本作は、その3つの陣営ごとに登場するキャラクターたちが織り成す物語を3人の先生方が“シェアワールド”で描き出します。
2016年3月26日(土)に行われた「AnimeJapan2016」(AJ2016)では、人類の敵“アンノウン”と戦う世界観の下送り出される、本作に施された仕掛けの一端が公開されました。
イベントでは、すでに発表されていた3陣営の出演声優のみなさんだけでなく、原作者の先生方も登場! いまだ謎の多い本作について、ときに真面目に、ときに大爆笑にトークしていきました。
【出演者】
・東京陣営
朱雀壱弥役:斉藤壮馬さん
宇多良カナリア役:石川由依さん、
・神奈川陣営
天河舞姫役:悠木碧さん
凛堂ほたる役:福原綾香さん
・千葉陣営
千種霞役:内田雄馬さん
千種明日葉役:安済知佳さん
・原作
さがら総さん
橘公司さん
渡 航さん
■演技のポイントは“プリズムショーのキング”“人類の敵を駆逐する芯の強さ”!?
キャストのみなさんが司会者の方の呼び込みでステージ上に現れると、まずは本作『クオリディア・コード』がどのような物語なのか、追いかけていくことになりました。
第1弾PVが流されたところで本作と世界観を同じくする小説の話に簡単に触れ、斉藤さんが物語のあらすじを代表して読み上げます。また、キャストのみなさんもまだPVのセリフを録ったくらいだそうで、ここからは、誰よりもこの『クオリディア・コード』を知っている原作者の先生方をお呼びし、一緒にステージを進行していくことに!
続いては各陣営のキャラクター紹介。東京陣営から順番に、この日公開されたばかりの陣営別番宣CMを流し、キャラクターについてのトークを繰り広げました。
東京陣営のトークで気になるポイントは、斉藤さん演じる朱雀壱弥は無能を見下しているところで、その壱弥がPVで「俺は妹の七光りでここにいるだけだからな」と、自らを無能と言って憚らない内田さん演じる千種霞を嫌っているという点。無能を見下すという壱弥が、見下すのではなく嫌うということは、壱弥は霞を特別に意識しているということではないでしょうか。実は壱弥が嫌わざるを得ないなにかを、霞は持っているのかもしれませんね。
また、カナリアについてはその“固有世界”(※1)が歌唱による能力活性化ということで、歌う場面がある……かも!? とのことで、キャラクターソングにも期待したいところ。
(※1)キャラクターたちが持っている特殊能力的なもの。
最後に東京陣営担当のさがら先生が、壱弥とカナリアを斉藤さんと石川さんにどのように演じてほしいかというコメントがスクリーン上で公開。このイベントの時期に公開中だった、斉藤さんと内田さんが出演されているキングでプリズムなあの作品など、他作品ネタが飛び出し、会場が笑いに包まれる一幕がありました。そんな壱弥とカナリアが気になった人は、MF文庫Jより発売中の、『そんな世界は壊してしまえ‐クオリディア・コード‐』をチェックです!
続いては、この日がお互いに初顔合わせだった神奈川陣営!
悠木さん演じる天河舞姫と、福原さん演じる凛堂ほたるの紹介へ移りました。そんな神奈川陣営の話題は、やっぱりヒメとほたるの関係性です。神奈川だけ女の子ふたりのコンビであることに触れると、神奈川陣営担当の橘先生は「女の子だけいればいいよね!」と発言。この橘先生の発言の真意は、ぜひヒメとほたるが登場するライトノベル『いつか世界を救うために-クオリディア・コード-』の第1巻と2巻をお買い求めください! ふたりの距離がなぜここまで近いのかもわかると思いますよ!
そんな原作の話題を絡めつつ、福原さんが橘先生に小説版でほたるがヒメに対して行っていた“ヒメの部屋のゴミ袋を収集”“ヒメのいろいろな写真を収集する”などの行為について質問しました。もはやストーキング行為にしか見えませんが、橘先生は「観察であり調査なので、ストーキングなどではない」「ほたるのヒメに対する感情は、すべて友情です。友情ならいいよね」と回答。これに悠木さんは、ヒメの貞操の危機を感じられていました。
先ほどの東京陣営と同じく、神奈川陣営を橘先生がどう演じてほしいのかが公開になると、ヒメのキャラクター性についてのトークになりました。橘先生は、「原作者原作読んだほうがいいんじゃない?」とほかの先生方に煽られつつも、「ヒメはバカではない!」とコメント。騙されやすいのかもしれませんが、どんな状況においても何かを、そして誰かを信じて困難に立ち向かえるということなのでしょうか。また、ほたるについては「男性キャラ以上にイケメンに」とのことで、そんなヒメと彼女を守るほたるの信頼関係に注目です!
■ 明日葉のイメージは“22時頃に渋谷駅の新南口のマックにいる女子高生”!
最後に橘先生は『いつか世界を救うために-クオリディア・コード-』の販売情報をお知らせする際に、「僕は二冊書きました!」と発言。そしてお待ちかね、世界観を同じくする前日譚小説がまだ発売されておらず、未だ謎に包まれたままの千葉陣営のコーナー! ここで、千種霞と千種明日葉の兄妹がどのようなキャラクターなのかが、ついに明かされました。
まずは兄の霞がスナイパーライフルを武器とし、エコロケーションなどを駆使したサーチ能力を持つことが、妹の明日葉がひとたび銃を握るとトリガーハッピーになることが判明しました。常にそわそわしていた千葉陣営ですが、どうやら今回のPVの収録で、唯一掛け合いで収録したそうで、他の陣営より先に、少し打ち解けられている様子でした。
渡先生がどんなふうにこの兄妹を演じてほしいかについてのトークに移ると、霞は「勘違い根暗コミュ障にしか映っていない痛々しい感じ」だそうで、霞役の内田さんに視線が集中すると、内田さんは自分自身を「痛々しいって言わないでくれよぉ、頑張ってるんだよ!」と猛烈に弁護! それに対して「ちょっと痛々しいですけどね」と突っ込みを入れられたところ「これだ!」と思わず呟いていたので、霞を演じるうえで必要な何かを感じ取ったのでしょうか。
妹の明日葉は、「22時頃に渋谷駅の新南口のマックにいる女子高生のような、けだるさと可愛さが同居している感じ」とのこと。妙に細かく、生々しいこの指定に、渡先生は千葉人がはじめて渋谷に訪れた際の、心境的なあるあるを熱く語ってくれました。ここまで指定が細かいと、明日葉がどのようなキャラクターなのか想像がつきやすい……かも!?
また、内田さんがPV収録時に霞をクズとして演じてほしいと言われ、最初がクズなら後々いいところも見えてくるんだろうと思って渡先生に尋ねたところ、「クズです!」ときっぱり断言されてしまったエピソードを明かしました。渡先生によると、劣等生だけどすごく強いみたいなことはないとのことで、ここで、二科生で雑草(ウィード)と蔑まれていた、中村悠一さん演じる流石すぎるお兄様のネタで盛り上がる場面などもありました!
明日葉について安済さんが渡先生に尋ねると、「大人になるとウソばっかりついて生きてるじゃないですか」とし、「マジ怠い」みたいなことを遠慮なく言い合えるような、そういうリアルにありそうでなさそうな兄妹間の気楽な会話みたいなものを、物語のなかで見せていきたいとコメントを残しました。
キャラクターについてのトークが終了したところで先生方が退場し、ここで重大発表! 本作の主題歌を、LiSA、ClariS、GARNiDELiAという超豪華3アーティストが、本作の世界観のように“シェア”して歌うことが発表されました。
これにはキャストのみなさんも驚きを隠せない様子で、早く聞きたいと呟いている方もおられました。ぜひ、ライブイベントなどで実際に聞いてみたいですね!
そして、最後はキャストあいさつで、『クオリディア・コード』の顔見世となった本イベントは幕を閉じました。このとき特に印象的だったのは、キャストのみなさんによる「これから」という言葉です。この言葉からもわかる通り、本作はまだ明かされていない謎も多く、これからが楽しみな作品です。ぜひとも放送が始まるまでに、原作の先生方による前日譚となる小説で世界観を予習し、7月に備えましょう!
>>TVアニメ『クオリディア・コード』公式サイト
>>TVアニメ『クオリディア・コード』公式ツイッター(@QUALIDEACODE)
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