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【今日のおすすめアニソン】アニメ『シティーハンター』TM NETWORK「Get Wild」【塚越淳一のアニソントラベラーvol.18】

アニメ『シティーハンター』TM NETWORK「Get Wild」【毎日1曲おすすめのアニソンをあなたに 塚越淳一のアニソントラベラーvol.19】

毎日1曲ずつ名曲おすすめアニソンを紹介する連載企画「塚越淳一のアニソントラベラー」。毎週金曜日は懐メロ特集! 連載第19回は、アニメ『シティーハンター』より、TM NETWORKの「Get Wild」です。

この曲もアニメ史に残る名曲ですよね。『シティーハンター』は見たことがないけど、「Get Wild」は聴いたことがあるという方も多いかもしれません。

懐メロ回は塚越さんが饒舌になるので今回もお見逃しなく!

 

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ぼくらは傷ついた夢をとりもどすよ

世の中に数多くの名イントロ曲があるけど、自分の中でいつも上位にあるのは「Get Wild」だ。

さて、アニソンは、タイトルを叫ぶような、アニメのために作られた主題歌の時代から、さまざまな広がりを見せていくことになった。1981年の『うる星やつら』には、キティという会社を創った多賀英典さんが関わっているのだが、この方がもともと敏腕音楽プロデューサーなので、アニメでかける音楽もこれまでと少し違う印象があった。たとえば「心細いな」(82年)や「殿方ごめん遊ばせ」(85年)などは、そんなにアニソンという感じがしないと思う。それに、これまで紹介してきた『超時空要塞マクロス』や『魔法の天使クリィミーマミ』といった作品ではアイドルソングを起用していた。

日本にも様々な音楽が溢れてきた時代の流れがある中、いわゆる『週刊少年ジャンプ』原作のアニメの音楽も変わってきた印象があって、83年の『CAT'S EYE』は作品タイトルを連呼しているものの、曲はいわゆるシティポップ調だった。当時、アニメは子供向けという認識が強くあったのだが、あの頃の少年漫画はすごく売れていたし、大人も読んでいたので当然といえば当然なのかもしれない。この年代のジャンプアニメの主題歌はなかなかの名曲揃いなのだが、基本的にはアイドルソングやロックンロールが主流といった感じだった。

そんな中に登場したのが『シティーハンター』(87年)だ。そのエンディングで流れた「Get Wild」は、これまで聴いていた音楽と全然違った。いわゆるデジタルサウンドで、あのシンセの音はとにかく衝撃的だった(洋楽とかも聴いていなかったので)。

この当時TM NETWORKというのは、時代を先取りしすぎていたのかそれほど売れてはなく、ただ、渡辺美里に提供した「My Revolution」が大ヒットをし、自身も「Self Control(方舟に曳かれて)」(87年)でスタイルを確立。勝負の一手となったのが、このアニメタイアップだった。

ちなみに『シティーハンター』のストーリーは、冴羽遼(CV.神谷明)というめちゃめちゃ強いスイーパー(掃除屋)が、もっこりとか言いながら女性に襲いかかったりしながらも、決めるところは決めて女性を助けるというお決まりの展開があるアクションもので、最後は必ずカッコよく締めるのだけど、まだアニメが終わっていない中で、あのシンセの名イントロが流れてくるのだ。この手法はこの作品からだと言われているが、アニメサイドからのオーダーだったそうで、それがなければあのイントロは生まれていないということになる。で、今にして思えば、あれはアニソンに革命が起きた瞬間だったんじゃないかと勝手に思っている。いや、確実に起きていた。

もちろん、その後、J-POPがものすごく売れる時代が到来し、アニメと全然関係がないような主題歌が生まれてきたりするのだけど、個人的にはそれも受け入れてしまうのがアニソンの懐の深さだとも思っているので、いつか紹介したいと思っている。実際に、アニソンで流れて初めて知ったアーティストはかなり多いし、それが人生を豊かにしてくれたのは確かなので。

「Get Wild」の話に戻ると、ボーカルが入ってくるところで、エンディングアニメーションに切り替わるのだが、車のヘッドライトの表現がめちゃくちゃクールでカッコ良くて、冴羽獠もハードボイルドに描かれていて、ものすごくハイセンスな映像だった。

ちなみに『シティーハンター2』のエンディングの「STILL LOVE HER(失われた風景)」も名曲なので、ぜひ一緒に聴いてほしい。この曲はイントロからできていった曲で、『CAROL』という名盤の最後に収録されているのだが、ロンドンレコーディングをしていたのと、小室哲哉が当時ロンドンに住んでいたので、歌詞がロンドンの景色によく合う感じになっている。

ただ、アニメのエンディングでは新宿の公園とかの写真にアニメのキャラを合わせるような形になっていたので、僕はこの歌詞は新宿のことを歌っているんだとずっと誤解していたのだが、新宿に行くようになってみたら全然違うじゃんとなった(笑)。確かに考えてみれば《二階建てのバスが追い越してゆく》とか、日本の日常にはない景色よね…天晴!

 

塚越淳一プロフィール

『ご注文はうさぎですか?』のシリーズ楽曲毎日紹介の執筆やイベントパンフレットの制作、内田真礼さん、三森すずこさんのライブパンフレット、『まちカドまぞく』『ちはやふる』のブックレットほか、雑誌やWebなどで執筆をしているフリーライター。

塚越淳一のアニソントラベラー |バックナンバー

vol.1:RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」
vol.2:LiSA「紅蓮華」
vol.3:オーイシマサヨシ「君じゃなきゃダメみたい」
vol.4:亜咲花「SHINY DAYS」
vol.5:飯島真理「愛・おぼえていますか」
vol.6:UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」
vol.7:紗倉ひびき&街雄鳴造「お願いマッスル」

vol.8:鈴木雅之「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」
vol.9:水瀬いのり「ココロソマリ」
vol.10:ChamJam「Clover wish」
vol.11:フランシュシュ「徒花ネクロマンシー」
vol.12:太田貴子「デリケートに好きして」
vol.13:Rhodanthe*「Jumping!!」
vol.14:MADKID「RISE」

vol.15:早見沙織「夢の果てまで」
vol.16:坂本真綾「クローバー」
vol.17:Run Girls, Run!「Share the light」
vol.18:shami momo「町かどタンジェント」
vol.19:TM NETWORK「Get Wild」
vol.20:the pillows「Happy Go Ducky!」
vol.21:supercell「君の知らない物語」

vol.22:μ’s「Snow halation」
vol.23:レン(楠木ともり)「To see the future」
vol.24:ワルキューレ「一度だけの恋なら」
vol.25:22/7(ナナブンノニジュウニ)「ムズイ」
vol.26:うしろゆびさされ組「うしろゆびさされ組」
vol.27:SEATBELTS「TANK!
vol.28:小倉唯「ハピネス*センセーション」

vol.29:畠中祐「not GAME」
vol.30:i☆Ris「アルティメット☆MAGIC」
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vol.35:伊藤美来「守りたいもののために」

vol.36:宮野真守「光射す方へ」
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vol.38:和氣あず未「Hurry Love」
vol.39:ペコリーヌ、コッコロ、キャル「Lost Princess」
vol.40:森口博子「水の星へ愛をこめて」
vol.41:中島愛「髪飾りの天使」
vol.42:新越谷高校女子野球部「プラスマイナスゼロの法則」

vol.43:ORESAMA「Trip Trip Trip」
vol.44:あいみょん「空の青さを知る人よ」
vol.45:中野家の五つ子「五等分の気持ち」
vol.46:Official髭男dism「FIRE GROUND」
vol.47:坂本真綾「約束はいらない」
vol.48:麻倉もも「ユメシンデレラ」
vol.49:Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」

vol.50:堀江由衣「バニラソルト」
vol.51:チーム "ハナヤマタ”「花ハ踊レヤいろはにほ」
vol.52:大槻ケンヂと絶望少女達「あれから(絶望少女達2020)」
vol.53:鈴木みのり「FEELING AROUND」
vol.54:放課後ティータイム「U&I」
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