冬アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』カインズ役 松岡禎丞さん×ライチ役 芹澤優さん×モンプイ役 本多力さんインタビュー|お互いのお芝居の印象は? 松岡さんのちょっとホラーな体験談など意外なお話も飛び出す!【連載第5回】
もし3人でYouTube企画をするとしたら?
――勇者一行は「勇Tube」という配信企画をやっていますが、お三方で挑戦してみたいYouTube企画は?
本多:コストコに行って、みんなで爆買いですね。それぞれの人間性も分かりますし。
芹澤:それ、やりた~い!
松岡:何を欲しているのか、分かりますからね。でもモンプイに炎上させられそう(笑)。
芹澤:カインズとライチが同じものを買って匂わせたりとか(笑)。
松岡:僕は以前から言っているんですが、スカイダイビングをやりたいです。バンジーは苦手だけれど、スカイダイビングは高すぎて恐怖心が沸かないんじゃないかと思っていて。バンジーの高さはリアルだから怖い。でもスカイダイビングなら、地面が近づいてくると怖いと思うけれど、上空で飛び立つ瞬間は「スカイ!」という感じになると思うので。
芹澤:「スカイ!」(笑)。
本多:確かにスカイダイビングの高さは現実味がないけれど、バンジーは怖さを感じる高さですよね。
松岡:東京タワーの床の、透明で下が見えるやつでも怖いんです。スカイダイビングぐらい高ければ分からないし、ガイドさんに任せて、「スカイ!」気分を味わうだけなはずですから(笑)。
芹澤:寝起きドッキリとかやってみたいです。もちろん仕掛け人のほうで。ダメですか?
――多分、皆さんが期待するのは芹澤さんが掛けられるほうだと思います。
本多:僕、CPAP(持続陽圧呼吸療法)して寝てますけど、いいですか?
松岡:僕も寝ている間に服を脱ぐクセがあるんですけど、大丈夫ですか?
芹澤:そこは事務所さんに要確認ということで(笑)。お二方ともSNSで積極的に発信している感じではないので……。
本多:僕はツイッターやっていますけど……。
芹澤:ごめんなさい! でもパーソナルな部分がまだ見えないので、こじ開けてみたくて。寝起きドッキリが無理なら、何かしらのドッキリ企画をお二人にかけてみたいです。
――もしお三方でパーティを組むとしたらご自身の職業や役割は?
松岡:僕は魔法使いがいいです。
本多:僕らとしては勇者をやっていてほしいんですけど。
芹澤:魔法使いがいいのはどうしてですか?
松岡:だって、痛そうじゃないですか! 魔法使いは「ファイアー!」と詠唱しているだけでいいから(笑)。攻撃のサポートも回復もできるから万能ですし。
芹澤:私、某ロボットアニメに出てくる歌姫みたいなのがいいな。私の歌で、仲間の力を上げて。
本多:僕も魔法使いですね。
松岡:みんなで逃げ回って、誰も前線で戦う人がいない(笑)。そんなパーティがあってもいいのかもしれません。
見どころはピンチのサイトウたちの今後と、カインズの純粋さ。芹澤さんが宣伝担当へあるお願いを!?
――今後の見どころのご紹介をお願いします。
芹澤:第4話は、モンプイを探しにカインズがやってきて、いい話だなと思ったら、終盤でサイトウたちがキスルギと遭遇して苦戦する中で、モーロックの弟子のギブングルが助けに来たところで終わりました。ここから戦いはまだまだ続いています。
本多:「ピンチのサイトウたちがどうなるのか、そして僕ら一行の出番はいつあるのか?」でしょうか(笑)。
松岡:カインズ的には、「ド」がつくくらい純粋なところを見ていただければと思います。第一声から「胡散臭い」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、カインズは真っすぐで、だまされてしまうくらい、いい子なので頑張っている姿を見ていていただけたらと思います。もしかしたら一周回ってライチとくっついたりして(笑)。
本多:カインズとライチはどうなるんでしょうか?
芹澤:原作でもまだ描かれていないんですよね。
松岡:へたしたら、モンプイとくっつくかもしれないし。
――ライチはビッチ呼ばわりされていましたからね。
芹澤:モーロックさんも「あいつはヤバい」みたいに言っていたし。
松岡:あの女好きな老人でさえも。
芹澤:ライチは掘れば掘るほど、何かがあるんでしょうね。ヤバい部分が(笑)。それがこの後のお話で見えてくるのか、ぜひお楽しみに!
本多:モンプイとしては、カインズが助けにきてくれてから、バディ感みたいなものが見えてきたので、友情や絆がどう形になって表れていくのかも気になります。「ピンチになった時には助けてくれるけど、日常ではどうなのか」といった部分も描かれたらいいなと思います。
芹澤:他のパーティとどんな絡みがあるのか、敵として戦うのか、味方として共闘するのかにも注目ですね。
松岡:仮に僕らの出番が今後なかったとしても、勇Tubeがあるのできっとお会いできるはずでしょう。何ならアイキャッチに登場する形でも(笑)。あとはライチさんに歌っていただいて。
本多:聴きたい!
芹澤:(あるポーズをしながら)「キラッ☆」って(笑)。ぜひやりたいです。キャラソンでもいいですよ。
宣伝担当:ご要望は上に伝えておきます(笑)。
――最後に皆さんへメッセージをお願いします。
本多:出演することになってから初めて原作を読ませていただきましたが、すごくおもしろくて、今発売されている分はすべて読んで、続きがとても気になっています。アニメになって、素晴らしい絵と声優の皆さんの素敵な声とお芝居で、更にこんなにも表情や表現が豊かになるんだと驚きながら毎回収録に臨んでいます。
原作ファンの方はもちろん、初めてご覧になっていただく方にもきっと楽しんでいただけるはずです。普段あまりこういった作品を読んだり、見ていない僕が言うのですから間違いありません。登場人物もたくさんいるので、お気に入りや自分と重なるキャラが見つかると思うし、感情移入しやすいアニメなので気軽に見ていただきたいです。
芹澤:キャラクターがたくさんいるし、1話の中にいろいろなエピソードがぎゅっと詰め込まれているので、どこから見ても楽しめるし、分かりやすい作品になっていると思います。もしまだご覧になっていない方もここから入ってみてください。
ライチはアイドル魔術師なので、アイドルとして歌ったり、踊ったりするシーンを演じたいですし、原作ではまったく歌っていなかったキャラがアニメ化の流れで大いなる力を持つこともよくあることですから、キャラソンのオファーもぜひぜひお待ちしています(笑)。
このアニメは絶対、感動的なラストになると思っています。まだ台本を全話読んでいないし、演じていないから分かりませんが(笑)。個人的にもどこでアニメが終わるのか、楽しみにしています。
松岡:サイトウに加えて、ラエルザやモーロック、ラファンパンが主軸になっていく作品ですが、この4人の関係性とバランスがいいなと思っています。個人的にはサイトウとラエルザを見ているとムズムズします。そこにあのエロじじい、モーロックがどう絡むのかも気になります(笑)。ラファンパンも結構いいサポートをしてくれます。
そしてサイトウは現世に戻れるのか? その前にキスルギとの戦いをどう乗り越えていくのか、ぜひ見守ってください。よかったら僕ら勇者一行のことも少しでいいので気にしてください(笑)。
これまでの異世界転生ものとは毛色が違うものになっているので、まだご覧になっていない方は配信等で第1話を、できれば第3話までぜひ見てみてください。
『便利屋斎藤さん、異世界に行く』作品情報
あらすじ
運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。
職業“便利屋”の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。
そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。
呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいの モーロック。
姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。
斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。
鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。
元の世界で身につけた“便利屋”の経験を異世界で活かす。
異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。
しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。
斎藤さんは充実していた。
キャスト
(C)一智和智・KADOKAWA刊/「便利屋斎藤さん、異世界に行く」製作委員会