入村済みの方必見!! 長田幻治&龍賀乙米の関係や水木の記憶についてなど、SNSで特に多く寄せられている『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の考察を解説します!
番外編
番外編では「ゲタ」という言葉について、そして本作が発祥でネットミーム化されつつある言葉を紹介します!
番外編1:FAでよく目にする「ゲタ」とは?
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』といえば、SNSにてファンアート(FA)もたくさん寄せられていますよね!
そんなFAを見ていると、稀に「ゲタ」という言葉を目にすることはありませんか?
実はこの「ゲタ」というのは水木先生の漫画『続ゲゲゲの鬼太郎』に登場する「田中ゲタ吉(たなか・げたきち)」というキャラなんです。ゲタ吉は鬼太郎の別名なので同一人物なのですが、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズとは異なり本作では鬼太郎の青春時代が描かれているためアダルトな内容が含まれています。
番外編2:ネットミーム化しつつある『ゲ謎』言葉
視聴者の間でネットミーム化しつつある『ゲ謎』言葉もたくさんありますよね。キャッチーでインパクトが強いワードが本作には散りばめられており、思わず使いたくなってしまうのも頷けます。
入村
本作で水木たちが哭倉村に訪れ、物語が始まっていくことに由来してか、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を鑑賞する(またはしたこと)を「入村」と表現するファンがSNSを中心に広がっています。 例)「入村してきた!!!」
喫する(きっする)
作中で水木が沙代にクリームソーダを喫しましたと言ったことからか、「喫する」という言葉を多用する視聴者が続出中です。また、ゲゲ郎が奥さんとクリームソーダを飲んでいたことも相まって、(聖地巡礼的な意味で)クリームソーダを飲む方も増えています。 例)「クリームソーダを喫しました!」
狂骨
「狂骨」とは、井戸に捨てられた死者の怨念によって生まれた怨霊のこと。作中では暴れ回り人々を襲う姿が見受けられました。自分の中の気持ちが爆発しそうな際などに「狂骨になりそう」と言われたりもしています。
唵(おん)
石田彰さん演じる長田幻治といえば、まず「唵ッ!!」というセリフを思い浮かべる方も多いはず。「唵」という言葉はインドで神秘的な意味を持つ言葉です。ただあまりにも幻治がこの言葉を発したシーン(狂骨を召喚したりなど)の印象が強かったからか、SNSでは色々な用途で「唵」を使う方が多い印象です。(※「バルス!」に近い感覚で使用されているように思います)
おわりに
以上、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の考察まとめでした! 今回ご紹介した考察はあくまで多くある考察のほんの一部です。
キャラひとりに注目しても時代背景からみた考察、容姿や言動からみた考察など、多くの観点からキャラクターを見つめることができるところも本作の魅力だと思います。近くにありそうな真実だったり、陰があるものってなんだか気になってしまいますよね!
[文/笹本千尋]
1998年生まれのフリーライター。アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きです。物語だと西洋ファンタジーやバトル系が好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』作品情報
あらすじ
目玉おやじは、70 年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について…
昭和31年―日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。
龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の本当の始まりだった。鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはー
キャスト
(C)映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」製作委員会